2015年3月17日

山村留学生の卒業旅行と就職報告

Filed under: 山村留学生 — 管理人 @ 8:09 AM

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約9年前に我家にホームステイしていた山村留学生二人が、就職報告がてら5日程滞在している。

二人共鹿追高校を卒業後、実家のあるS県に戻り大学に通っていた。4年ぶりの再会ですっかり『いい男?』に変身したように感ずる。

9年前の山村留学生受入式の時は、青白く元気のなかった顔をしていた事を思い出す。それが1か月後には普通の顔に戻り、元気な中学生になってどんぶり飯を2杯食べていた。瓜幕での生活に慣れ楽しそうに語らう姿はついこないだのようである。慣れない野球部に所属していて、ホームステイのたびに僅かな時間だったが指導もしたような記憶がよみがえる。

勉強は間違ってもしなかった彼らも、東証1部上場企業(社員3万名)と有名大学附属病院に就職が決まり報告に来てくれた。

もちろん?筆記試験はダメだったようだが、面接では瓜幕中学校で山村留学、鹿追高校でのカナダ短期留学、**大学でのアメリカ留学など豊富な留学の体験を演説したそうで、面接試験ではほとんどの会社から内定をもらったそうだ。山村留学の体験が彼らの就職に大いに役立ったことを皆さんに報告したい。内定取得は本人よりも家族のかたが驚かれているようだ。

山村留学制度の意義や留学生をサポートする行政、農協、学校、地域住民らの連携無くしては彼らの将来はなかった。課題は山積みだがこのような事例も鑑みて、20数年継続している鹿追町自然体験留学センターの発展を願いたい。

また、先日公演があった『倉本聰』脚本のノクターンの主演の一人、山村留学生だったMさんはオーディションの時、瓜幕での2年間の山村留学の体験を話して採用されたようです。『あの子はやっと瓜幕が第二の故郷としての位置づけを認めてくれた』とお母さんが電話で話してくれた。キャスト紹介には雪に包まれた瓜幕での体験が懐かしく、白い雪を見ると暖かな気持ちなると表現していた。他の人に瓜幕に住んでいたことを初めて発表したそうである。

Mさんは新人としては異例の主演の一人に選ばれ、鹿追からもたくさんのファンが来ていて、『第二の故郷へ凱旋公演』となった。Mさんの愛犬『クマ』は我農場のアイドルとなって可愛がられていますよ!

 

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