加工用キャベツの定植が始まる。7月下旬まで定期的に作業を行う。十勝の大地には10日以上雨が降っていないので、圃場は乾燥していて土埃が舞ってまるで花粉症にかかったような症状である。
いつもより苗の位置を深めにして定植している。
加工用キャベツの定植が始まる。7月下旬まで定期的に作業を行う。十勝の大地には10日以上雨が降っていないので、圃場は乾燥していて土埃が舞ってまるで花粉症にかかったような症状である。
いつもより苗の位置を深めにして定植している。
490リッターの軽油タンクを3個連結しているが、誰かがトラクターの給油時に作業機を接触してスタンドを曲げてしまった。
製造年を調べると何とS47年製で44年も使用している。従業員曰く『私達生まれていません!』そりゃそうだ。下手すりゃ私自身生まれていない・・・。ん・・?そりゃないかあ。
スタンドの根本が錆びて取れかかっていたため軽く溶接して元に戻す。しかしスタンドのアームが曲がっているため収まりがが悪くタイヤショベルで曲がりを直そうと押し付けたところ軽油タンクが倒壊してバラバラになってしまった。幸い軽油がほとんどタンク内に残っておらず再使用は断念した。
朝からほぼ一日作業していたが無駄になってしまった。新品の1000リッター軽油タンクを緊急注文する事になった。この球形のタンクは吊って運ぼうにも具合の悪い形をしていて呆れ返ってしまった。
S47年頃といえば、30〜40馬力クラスのトラクターか農耕馬の時代であった。国の補助事業で70馬力クラスの大型トラクターが普及し、どこの農家もマッセイファーガソンやFORDのトラクターを購入している。それに伴いこの燃料タンクも普及したのでしょう。長い期間お役目ご苦労様でした。
今年からビートの直播を始めた。播種機は30年前の旧式しか所有していないので、30年ぶりに新品を購入する。
30年前の機械と見比べてもそれほど変更された箇所もなく、ツインローラー、ローラーゴムカバーぐらいだろうか。昔のままといったところである。完成された機械なので変更する必要性もないというところかな。
株間はきちんとセットされたとおりに播種でき安心した。これなら真空播種機は必要ないように思うがどうだろうか。
ホクトウの鎮圧輪は完売されて購入不可のため、全自動移植機の鎮圧輪2個を転用する。今年は直播を始める農家が多いそうでホクトウでは2度鎮圧輪を追加生産したがすぐに完売したそうである。私が注文した頃には来年生産になりますと言われた。そこで試験も兼ねて2個だけで播種してみることにした。
写真のゴボウ堀取り機を1万円で購入する。おそらく10年以上ほど外で雨さらしにあっていたようでサビだらけであった。シリンダーのホイストも錆びて使用できるか心配だったが、紙やすりで磨いて無事に動く。売主の方、使用不可かもしれないのでクレーム無しでお願いされたが、こちらから感謝の言葉を返したい。シェアー、スリック等を交換して修理が完了。
掘りとり作業は機械に慣れていないが、何とかスムーズに収穫できることが判明する。いずれにしても1万円なので使えなくてもあまり影響はないと考えた。
難易度の高い作業機だが、アルーダで掘り出し物を発見できラッキーだった。昨日より近所ではビートの移植作業がスタートしている。ビートの直播も急がなければならないが、ライムケーキ(スウィーツではありません)石灰の散布と心土破砕(補助事業)の施工を待っている状態である。
3年目になる東大雪アウトドアフェスタin札幌ファクトリーに参加してきた。2日間に渡り好天に恵まれ客足も好調に推移した。
『雪室熟成キタアカリ』の越冬じゃがいもが定着してきたのか、お客さんが途切れることもなく用意した**トンのじゃがいもは完売できた。今年より販売開始した『山わさび』を試験販売したが早くに完売する。
『昨年じゃがいもを購入して美味しかったので、今年楽しみにしていました。』
『本当に甘くて美味しいですね!』
『昨日買ったじゃがいも美味しいのでまた買いに来ましたよ!』
このようにお客さんの声を身近に聞いて励みになった。一年に一度、札幌ファクトリーでお会いする方々にも激励の言葉をいただき、うれしい限りでした。
1日目の販売会終了後はファクトリー内にある札幌ビール園にて慰労会を開催。札幌ファクトリーは札幌ビール発祥の地でクラシックを飲み放題、ジンギスカン食べ放題で楽しく騒ぐ。売上の金庫を持参で夜もふけた。若者たちはこれに満足せず『ススキノの繁華街』に繰り出して行った。
今日の作業は20年ほど使用している、小橋ウルトラハロー270cmの爪を100本近く交換する。作業しやすいように作業機を反対にひっくり返す。ミッションオイルが垂れてしまうので空気穴を塞がないと、ほとんどなくなってしまうので注意する。あとでオイル交換すればいいことですが。
今まで爪の交換は一度もしていなかったかもしれない。補助的に使用していたため爪の減り方が少なかったようだ。なかにはナイフのように鋭利な刃物に変身した爪もある。純正品は高価なので安価なO農機製を使用している。価格は純正品の半額に近いのではないかな。
今年も14000本のイチゴ苗の設置に向けてプランターを洗浄して消毒する。128個のプランターをJA野菜センターに持込み養土を入れ、一つのプランターに3本の苗を定植する。キャベツやビートなどの苗がなくなり次第、農家が引取ってビニールハウスに設置する。その間、約1ヶ月間JAで預かってもらうことになる。
写真の2棟のコテージではベッドの組み立てなど、6月に一般開放するコテージに向けて準備が進行する。新品の木製Wベッドがドン〜と置かれていた。
今日は山わさびの集荷日でビニールハウスのなかで作業をする。吾輩はキャベツに灌水して水タンクに水を貯めていた。他の作業をしていたらすっかり水道の蛇口を開けていることを忘れてしまった。30分後くらいにビニールハウスへ戻ったところ水浸しになっているではないですか。なかで作業をしていた3人は全くこの事に気づかず無言で作業をしていた。あたりは水田のようにぬかるみ『唖然』としてしまった。
従業員は『一生懸命仕事に集中していたので誰も気づきませんでした。』と言った。
吾輩曰く『信じられません・・・。』と会話は途切れたのだった。我家に緊急事態が起こった時このひとがた気づいてくれるか心配になってきた。
今年もインターンシップ協定を締結している台湾国立屏東大学と国立政治大学からも数名の学生が来る。マレーシアから初めての応募がありワーキングホリデーで参加してくれる予定。
今日の作業は雪もすっかり溶けたので、残茎を取り除いたアスパラガス畑に有機肥料とバーク堆肥、化学肥料を散布する。また芝生には有機肥料と化学肥料を播く。昨年6月参加の台湾の屏東市出身のJたちに、半日かけて芝生に散布をしてもらう。Jも結局ワーキングホリデーの1年を我が農場で過ごすことになり、帰国まであと2ヶ月となった。
毎年多くの若者がワーキングホリデーを利用して、農場にやってくる。特に東アジアの台湾、香港を中心に応募がある。今年は少々コンパクトになったが、それでも10人前後にはなりそうだ。
彼らには能力に差があっても同じ条件で報酬を払う。意欲があれば何でも経験させる。今回はアスパラガスの枯れた茎葉を刈払い機で刈り取る作業をさせてみる。もちろん刈払い機の作業は初めてだが、エンジン始動などの操作方法を簡単に説明して実際に作業をする。後は本人に任せて作業は進行する。
機械操作の扱い方を間違えると怪我をしたりするが、基本をしっかり教えると大事故には繋がりづらい。鎌や包丁で手を切ることは時々あるが、それを乗り越えないと刃物などの扱いには到底慣れないことになる。安全と危険は常に背中合わせで機械操作や刃物の扱いはしなければならない。それがワーキングホリデーにおいて農業体験を意義あるものにするには大切なことである。そして何回も言っているが、リピーターで来てくれる農場でなければならないように、日々親方は心がけている。
『お父さん!なぜ枯れた茎を取り除いて燃やすのでか?』と従業員より質問が。『どうしてだと思う?』と逆に質問する。『燃やせるからなのかなあ・・?』 『ん・・・・ん?答えに夢がないなあ!』 『そうですかあ?』
『ある種の焼畑農業だよ、病害虫を防ぐために残茎を除去しているんだ。』と言ったが、夢はあまり関係なかったかなあ・・・。
昨年6月に定植して一冬越した山わさびを掘ってみた。諸先輩方のご意見だと、2年目になるとコルク化したり辛味成分がなくなるとの意見だった。さっそく試食してみることにした。
一冬越すことによって甘みが増し辛味成分が抑えられると聞いていたが・・・。しかし、辛味は成分は充分残り、ひと冬越したことによって甘みがありとても美味しい山わさびであった。低温倉庫を持たない農家でも、冬期間畑で貯蔵することができ経済的かつ旨味成分が増加するという、一石二鳥の効果となる。
こちらは昨年9月に定植した秋植えの山わさび。ひと冬越したことによって一回り成長している。これだと11月の収穫までにかなり太く大きく成長しそうだ。北海道では5月定植、11月収穫が主流のようだが、秋植えは間違いない栽培法になると考える。これも継続して試験栽培して行かなければならない。
今月から道の駅しかおいにて村瀬ファーム産西洋わさびの販売を始めた。さっそく陳列棚にタイトルを貼り付け、お母さんとともに出品者、商品名、価格などのラベルの印刷機の操作方法などを教習する。山わさびなどを通年販売の計画で進めている。
行者にんにくが芽吹いてきた。この圃場はH24年に定植した3〜5年ものの苗で、今年11月に収穫を予定している。およそ5〜6万本を出荷する。厚さ5cmにまぶしているバーク堆肥が暖かい布団の役割となって厳しい冬の寒さから行者にんにくを守ってくれる。夏季間はバーク堆肥の栄養素をもらいながら太く生育してゆく。
この圃場はH25年に種子を播種したもので3年目になる。まだ茎も細く密集しているため(箸の太さ程度)、来年あたり株分けして約12~15cmの間隔で定植する。
6月にスタートするファームインに向けて、従業員住宅を改装している。押入れを撤去してWベッドが設置できるスペースを確保している。宿泊するお客さんは7割が家族だそうですし詰めだが4人家族が宿泊できるベッドを置く。
今まで一人用の住宅だったが短期間なら狭い空間だが我慢してもらい、料金を下げて利用する予定。3棟ともキッチン、バス、トイレ付きなので プライベートは問題ない。
もちろん私が改装しています。