2016年11月29日

山ワサビの収穫終了する

Filed under: 小麦について,山わさびについて — 管理人 @ 12:35 PM

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日本海側や旭川などでは30㎝を超える降雪があるなか、十勝は雪が全くなくなった。もう一度小麦の冬枯れ防除作業ができます。圃場は9月29日播種の品種きたほなみであまり元気がありません。

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畑の表土が3〜5㎝凍結しているがほとんど問題なく収穫作業が可能であると思ったが・・・。凍結した部分を足などで叩いて割る作業が大変で1トン近く収穫した時点、『もう1本掘りたいがどうする?』とみんなに質問した。『もうヤメましょう!』『もういいじゃないですか・・?』と賛同を得られず、早々と店じまいとなった。

最低気温が−4度、最高気温プラスの4度のなか寒さに耐えながら最後の山ワサビの収穫が終了する。来年雪解けがすんだ4月に春堀りが待っている。この作業でH28年度の収穫作業が全て終了した。

 

2016年11月27日

行者にんにく収穫終了する

Filed under: 行者にんにくについて — 管理人 @ 7:53 PM

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露地栽培している幻の山菜『行者にんにく』は冬眠状態にある。生育旺盛な根はスタミナ源になる栄養素を蓄積するのに充分である。圃場から掘り出した行者にんにくは根をカットして、写真の黄色のミニコンテナに並べ屋外で凍結させ、短い冬を過ごす。その後、12月中旬にビニールハウスに移設して加温を始め春化させる。3週間後には春が来たと勘違いした『行者にんにく』は元気よく芽吹いてくる。

おそらく日本国内では黒にんにく、すっぽんなどより手軽に少量で莫大なスタミナを補強できる植物だと確信している。スポーツ選手、特に日本ハムの中田選手に試合開始4時間前に摂取して試していただきたいと考えている。効能に驚かれると思うが・・・。大谷選手なら夢の170キロの豪速球が達成できるかもしれない。他にはオリンピック選手にも試してもらいたいですね。

img_5770dsc02320来年1月から札幌中央市場を中心に出荷が始まる。

2016年11月24日

農協改革&最終のビート(史上最悪)が集荷される

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今朝は今年一番(-11度C)の寒さとなった。寒さに震えながら早朝7時に畑に集合して最後の出荷準備をする。堆積していた約200トンのビートを被覆していたシート5枚をたたむ。ここの圃場は直播としてはまずまずの10当たり4.3〜4.5トンの収量がありそうである。

写真の傭車として他町村から応援に来ている運送会社は知り合いだったので少しの間談笑する。昨年ビートが大豊作で今年は新車を導入してビート運搬に対応したところ、大凶作となってしまった。もう会社は大変ですよ・・・。とポツリ。地元の運送会社、鹿追**運輸は100%農協出資の会社なので業績が悪化しても銀行には頭を下げなくても済みそうだが、他の会社は銀行に管理されて大変だろうなと思う。我々農民は農産物を生産するだけでかなりの労力と時間を必要として販売、資材調達、金融については農協に委託するのがベターである。

大凶作となった農家も大変だが農家経済に関係する業者さんも多大な影響を受ける。そんなおり自民党からの農協改革。タイミングが悪すぎるし北海道農業の惨状を把握していない証拠である。自民党を選挙で勝たせすぎるとこんな事になる。自民党議員さんに-11度Cのなか職業体験をしてもらいたいものである。

 

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NHK大河ドラマ『真田丸』がいよいよ最後の大詰めであるが。さながら自民党が推し進める農協改革で真田丸に相当するのが『農協の金融事業』ではなかろうか。

豊臣家にとって大阪城(農協)に突出した真田丸(金融事業)は無くてはならない牙城である。天下を握る徳川家康(自民党)は有利な和議に持ち込んで牙城を崩そうとする計画であろうが、真田幸村に頑張って頂いて徹底抗戦を貫かなければならない。歴史上の教訓を生かすべきである。

40年前にNZで酪農実習をした事がある。そこの牧場主が乳業メーカーの社長をしていた。世界最大の農協『フォンテラ』が結成される20年以上も前の話である。彼は『日本の農協は農民自らの組織で素晴らしい。NZにも農協を作らなければ我々農民のためにならない!』と常に話していたことを思い出す。半年の実習期間を終えて彼は日本の農協を直接見たいとホクレン、よつ葉乳業、農協などを意欲的に私と一緒に回った。当時よつ葉乳業の紙製牛乳パック『テトラパック』を初めて見て深く感心していた。NZへ持ち帰りを熱望して機密文書を入手したこともあった。海外に進出している乳業メーカー『フォンテラ』の根幹には日本の農協が手本になっていることは事実である。NZの牧場主はフォンテラ結成に尽力して執行役員を長らく務めていたと聞いている。

当時のNZでは全国的に網羅する農協が存在していなかった。農業経営を規模拡大する時などは当然ながら銀行との取引を行っていた。当時の貸出金利は30%を超えていたと思う(貯金金利も高額である)。離農跡地が発生すると銀行から高金利で資金調達をしなければならず簡単には規模拡大ができなかったようである。日本でそんなことが起こると思うとぞっとする。銀*マンに農場の畑のなかで頭を下げなければならないと思うとやるせない気持ちになる。

数年前にこんなことが現実に起こったのである。あまり詳しく書くと迷惑がかかるのでまわりくどく書くが・・・。現在は農協が一手に金融事業を農家のために展開しているので銀行に行くことなど考えたこともなかった。ある投資事業で数百万を農協に借りに行ったことがあった。農協では貸出実績がなく対応できなかったが、検討してもらえることになる。農機具、乗用車、などではクレジット会社とローンを組むことがあるが金利が高いので一番安い金利を探すと、ある銀*が安いことが判明する。

気が進まなかったが仕方がないのでお願いに銀*へ出向く。管理職の方が対応してくれる。『取引が初めてなので過去5年間の財務状況を知る必要があるので関係書類を提供していただきます。それから審査をして決定させていただきます。』このようなやりとりがあったと記憶している。かなり威圧的(こちらも引け目を感じていた)な態度で椅子にのけぞって座りこちらを見おろしていた。農協から見放されて仕方なく銀行に来ているのだろうと言わんばかりであった。とりあえず3年間の確定申告書などを提出するかどうか熟考してから結論を出すようにして帰ってきた。もう二度と行きたくないと感じた。農協に金融事業がなかったらと思うとまたまた『ぞっと』する。今も**銀*の管理職の方の顔が浮かぶ。

再度農協に相談すると、この投資事業に対して農協が低金利で対応してくれることが理事会で決定された。おそらくJA*追町が管内農協として初めてこの事業を認定したと思います。同時期にJA*室町も認定する。

海外の農家がモデルとした日本の農協。地域に密着した農協があればこそ安心して農業を営農していける環境が整う。利権が絡む国会議員に農協が弱体化されては日本農業の将来は見えてこないような気がする。農協の金融事業は真田丸にあるように大阪城のアキレス腱なのだ。

先祖が苦労して開拓した農地を銀*に奪われないように農民は一致団結して『真田丸』を守らなければならない。あなたは銀*マンに頭を下げたことがありますか? もう二度と銀*で頭を下げるのは御免被りたい。農協改革の第一歩は『組合勘定』であるが、真の目的は金庫に眠る莫大な貯金とともに『金融事業』の取り上げとお家取り潰しである。

2016年11月20日

やっと畑の耕起始まる&営農計画

Filed under: キャベツについて,畑の様子 — 管理人 @ 10:05 PM

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今日からやっと畑起こしを始めれた。来年耕作予定の馬鈴薯(じゃがいも)とビートの畑を起こす。明後日は雪の予報なので夜業で作業をしていたが、突然トラクターがエラーの赤色灯の点滅がついて三点リンクがフリーズする。これは初めての現象で営業にTELをして明日一番で点検に来てもらうことにした。

(原因は、3点リンクを最大の上げ幅に調整ノブをしている状態で、プラウを揚げた時に低みなどで車体がバウンドした。その時!マークが点灯してフリーズしたようだ。エンジンを切ったり、3点リンクを上下したりしてみたが復帰せず諦めていた。)が調整ノブを下げたところ動くようになる。今考えると簡単なことでした。

耕起中はネキリムシ&ミミズを食するカラス軍団20羽ほどが代わる代わる飛び交う。それだけ土壌が肥えていることだと判断して良いのでしょう。

畑起こしが終了するといよいよ年末の冬ごもりの生活が始まる。近い将来もう一度普通の経営に戻ろうか悩んでいる。キャベツ、行者にんにく、山ワサビ等の栽培(面積減だけにするか)を中止して畑作4品(小麦、馬鈴薯、甜菜、大豆)で普通の農家になろうか・・・。それも面白く無い話なので悩んでいる・・・。

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我家にてJA鹿追農産課のキャベツ担当職員2名が、今年の反省と来年のキャベツ栽培についての懇談をする。キャベツ栽培を始めてから3年目にして、若手職員と懇談が出来る場が設けられたことに感謝する。ちょっと遅いような気もするが、まだ許される範囲ではないだろうか。キャベツ産地として揺るぎない位置づけのために、JA職員と共に頑張っていこうとする意欲が湧いてきた。

意外と職員がキャベツの販売単価、概算払単価などを把握しておらず教えてあげることもあった。収穫機のリース料は年間200万円近くJAに収めていますよと言うと、目を丸くして驚いていたように感じた。『そんなに・・・。』 ある時『JA管理職にリース料が高いのでは?』要請すると、『村瀬さんは面積が多いからですよ!』と返答が。面積が少なければ問題無いという考えだが・・・。

今年の栽培面積を1割程度削減して、来年挑戦することに計画を立てる。あとは家族、従業員と調整をしながら計画を実行していくことになるだろう。

他では小麦は昨年の大豊作から大凶作に転落して製品流通麦は品種きたほなみで、町平均10a当たり4俵強(前年は12俵)、品種ゆめちからで3俵強(前年は11俵)でいずれも著しく不作となってしまった。また生食用じゃがいも(主に男爵)は10a当たり45俵(前年57俵)、加工用じゃがいもは44俵(前年58俵)と生食用はある程度の収量があったものの、加工用は不作であった。加工用は生産単価が安いので収量が高く無いと収益が少ない。

この結果を鑑みても来年も同じ割合で作物を栽培するしかなく変化に乏しい計画になる。ただ山ワサビの問い合わせが多く、来年は近畿方面への出荷をするかどうか悩んでいる。隣の芽室町でも産地化に向けて取り組んでおり、当農場は小ぢんまりと村瀬ファームのブランドで挑戦するつもりである。十勝の方はスーパーや回転寿司などで辛味十分の山ワサビがあると村瀬ファーム産の可能性が大きのでご賞味のほどよろしくお願いします。札幌でも『行者にんにく』と肩を並べてスーパーやデパート(max***、try**、イオ*系など)を中心に販売されおります。

2016年11月19日

小麦雪腐れ防除『やっとできました!』

Filed under: 小麦について — 管理人 @ 7:22 PM

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最高気温11度C、無風のなか満を持して小麦の雪腐れ防除をする。3日前に融雪剤を散布してすっかり雪がなくなった。町内ではラジコンヘリに委託して作業をする農家も多い。10a当たり2000円強の散布料金がかかるので、20haあれば40万円ほどが経費節減になる。大きな金額である。貯金したことにしましょう。ラジコンヘリを使用しなかった代償は自走防除機がぬかりそうになり部分的に輪ダチができたことである。

大雪が降った時11月6日には、町内では4割しか防除が済んでいなかったそうで、今日はあちこちで防除作業に励む農家が見られた。これでゆっくりベッドで眠りにつけそうだ。

先日、農機具販売の関係者に販売状況を聞いた。酪農家は例年通りであるが、畑作農家は全く問い合わせがないそうである。例年、『税金対策』として年末に駆け込み需要があることを耳にするがそんなことは皆無なのであろう。帯広市の繁華街は農家の方々が引き篭もりのため大不況に陥っているらしい。(私は帯広市の繁華街に出かけないので分かりません・・・)

 

2016年11月18日

雪の下ビートの収穫終了する

Filed under: 畑の様子,農産物の収獲作業 — 管理人 @ 7:27 AM

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積雪もゼロ、最低気温-3度Cと適度の凍結なので最高の堀取り条件になる。眩しい朝6時頃の日の出とともに作業を始める。日の出の反対側の西の空にはスーパームーンが見える。少し欠けてきましたね。

多少凍結した圃場の土が一緒に堀りあげられるが、5キロ前後の走行作業スピードで順調に進行する。昼休みを惜しんで息子と交代でハーベスターを運転して頑張る。日中は最高気温2〜3度Cまでしか上がらず願ってもない条件になった。

めったに経験のできない雪の下キャベツならぬ、雪の下ビート堀は終了する運びとなった。あとは行者にんにく、山ワサビの収穫が今月いっぱい続く。明日か明後日は最高気温11度Cと暖かい予報なので『小麦の冬枯れ防除』を決行する予定である。融雪剤を散布した効果が現れるまで待つことにしましょう。

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一昨日は前日の降雨の影響で軟弱地に動けなくなることが数度あった。圃場の表面数センチが凍結していてもその下部は軟弱状態である。じゃがいもと同様人手で付近を手掘りする。

H16年製の日農機ビートハーベスターは消耗部品を交換済みなので終了するまでノンストップで作業が可能であった。やれやれ~。摩耗部品を日農機のI営業さんに届けてもらった時、そろそろ新型に買い換えてはどうですかと勧められる。お隣さんは今年新型になっている。H16年製の時は380万円くらいだった価格は480万円にまで値上がりしているそうである。こんな年ですからと丁寧に断りを入れる。あと数年我慢すれば新型が発表されそうなのでそれまで待つことにしましょう。

img_5503大雪山の反対側は毎日雪が降っているようで十勝地方はしばらく十勝晴れが続きそうである。今年の農場のビートは10a当たり3トン〜3.5トン前後の収量で糖分が17%前後が予想されて、史上最悪の結果になりそうである。がっくり・・・。

2016年11月14日

『続』人生初の雪に埋もれたビート堀

Filed under: 畑の様子,農産物の収獲作業 — 管理人 @ 7:41 PM

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皆さんの期待に答えて『続編』です。

最近は降った雪がかなり溶けてきた。タッパー(ビートの葉を切る)作業の前にチョッパーをかけると良いのではとのことで、雪を飛ばしたり、ビートの葉を粉砕してみました。効果はまずまずといったところでしょうか。午前中だけ素手で運転していても暖かい日でした。

最低気温が氷点下の場合はすこぶる掘り取りが順調だが、9時頃になると気温が上昇してプラスになるとトラクターのタイヤが空回りしだし不調に陥る。昨日の雨が重くのしかかり、10時頃には畑はズルズルで掘り取り不可能になる。

明後日は最低気温が-7度Cの予定なので作業を一旦待つことにした。残りは13haとなった。ゆっくり待つことにしましょう。

2016年11月11日

人生初の雪に埋もれたビート堀

Filed under: 畑の様子 — 管理人 @ 12:41 PM

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人生初の雪の中からビート堀作業をしている。今朝はー10度近くまで下り冷え込んだ畑で作業をしていると、手足が冷たく震え上がってくる。

今年は最後の最後まで何が起きるか予想の出来なかったことばかり。懐も寂しく、TPPは国会承認を強行採決され、北海道の農業は踏んだり蹴ったりの状態である。北海道選出の自民党議員さんは誰一人反対する方はおらず、自民党除名を覚悟して反対していただきたかった。

 

2016年11月6日

大雪です。

Filed under: 未来へ向かうこれからの農業,畑の様子 — 管理人 @ 2:00 PM

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降りましたねえ〜。2日間で20㎝ぐらい積雪したでしょうか。昨夜は雨になり雷が轟、5分ほど停電にもなる。今朝は氷点下になり雨水が氷結してスケートリンク状態になった。畑には収穫を待っているビートが4haほど雪の下になっている。

町内では120〜140haが雪の下になっているそうで、無理して収穫作業をしている農家もあるそうである。無理して掘るしかないのであるが・・・・。

明後日は雨。その後は雪の予報。小麦の冬枯れ防除もしていないので雪が融けてくれないと、来年の秋播き小麦まで影響が出てきそうである。融雪剤が届いたので散布をしましょうか。

2016年11月5日

ワーホリの皆元気でな〜!

Filed under: 従業員の話,農場生活について — 管理人 @ 8:39 AM

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昨日降り積もった44年ぶりの大雪に驚きながらワーキングホリデーの面々が農場を去った。

すっかり寂しくなる。ある人は香港へ、台湾へ、次の職場へと旅立つ。

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昨夜は送別会を地元鹿追町にある『大阪屋』で開催する。煮込みジンギスカン、ホルモン、豚タンで舌鼓。これに村瀬ファーム産の行者にんにくをのせて山ワサビと頂くと『これぞ北海道、十勝、鹿追』の味になり元気が出ます。行者にんにくはスタミナが出る幻の山菜で匂いが強烈なため持ち込み禁止です。

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今日は帯広地方卸売市場にある『ふじ膳』でネギトロ丼(500円と安い)ミニうに丼(700円)生ちらし(790円〜)、にぎり寿司などに舌鼓。ここが北海道で一番安くて美味しいと太鼓判を押された。市場の新鮮な食材を使用しているので美味しいはずです。

彼らはワーホリで認定されている労働で得た給料を資金に旅行やご当地グルメを堪能する。観光ビザは就労が不認可で3ヶ月の期間しか認められていない。今や体験型の旅行が注目されているなか観光ビザの期間延長や就労については早急に国として認可していただきたい。

農場を離れてからはレンタカーで道内を周り、各自次の目的地に行く。冬道の道内1周をするメンバーもおり、最近のワーホリも大胆かつ多様化してきている。交通事故には気おつけてもらいたい。

台湾も比較的新しい北海道と似ている歴史変遷をたどってきている。北海道は日本に組み込まれているが、台湾は50年の日本統治時代を経て第二次世界大戦後の国民党統治が今も継続している。日本人、台湾人お互いに海外旅行先ランキングでは一番人気のある台湾である。食べ物も日本人向けで美味しく、治安もよく安全で人間的にも日本人に優しく接してくれる。

以前、台北の大衆居酒屋で宴会をしていた時、農場に来ていた台湾メンバー10人位の輪に遅れて座った。途端、日本人はVIPルームではないとダメだと言われ移動したことがあった。よほど金持ちと間違われたのかと思ったが、悪気はしないので気持ちよく飲ましてもらった。『お父さんはどうして日本人とわかったかな?』と皆に質問すると、『お父さんはバリバリの日本人ですよ!』と質問が言い終わらないうちに返事が一斉に返ってきた・・・。あっそうか私は日本人なのだ。忘れていた。

文化や慣習の違いといえば。我農場で宴会や簡単な食事会をするが。感心するというか首を傾げたくなることがある。基本的に料理を担当するのが男性で、女性は座って料理が完成するのをおしゃべりをしながら待っている。ご飯のおかわりは男性に器を差し出して『い〜でんでん〜』少しという意味を告げる。男性はさっと器を持ってご飯を盛り彼女に渡す。飲み物も同様である。彼らたちの居間では台湾式の慣習でもあまり指摘しないようにしている。台湾の男性は優しくおとなしい性格の持ち主が多い。反対に女性は・・・・。

しかし、母屋で宴会する時は全員で料理したり食器類を並べたり準備するように指導している。特に前記した女性陣の動作が鈍いので『ここは日本です。ここのルールに従ってもらいます!』と伝える。日本人の男性と台湾の女性との国際結婚があまり勧められないところがここにある。その反対は大丈夫である。彼らは両親や祖父母の生活を見て育ってきている。日本より厳格な両親からの生活指導に従順して普段から励行している。純粋な生活態度や真摯な勤労意欲など見習うべきことが多い。開放的、自由すぎる日本とのギャップが激しい。

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男子従業員宿舎で香港のHo(帽子姿)が焼きビーフンを作って招待してくれる。例のごとく男性3人はせっせと動きまわる。以前に米粉麺(ビーフン麺)も作ってくれたが台湾の夜市や朝食の食堂で食べるより美味しかったかもしれない。

2016年11月2日

西洋ワサビ&行者にんにくの収穫始まる

Filed under: 山わさびについて,行者にんにくについて — 管理人 @ 5:23 AM

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今年度の収穫作業は山ワサビと行者にんにく,ビート4haを残すまでになった。今月は寒い日はビニールハウスで、暖かい日中などは圃場で作業をすすめる。

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