2024年3月9日

加工キャベツの播種はじまる。休憩には地産地消のフライド長芋

Filed under: キャベツについて,長芋について — 管理人 @ 7:19 PM

最低気温がー12〜13度Cと冷え込んでいるが、昼間の最高気温が0度Cを超えて暖かくなってきたので加工用キャベツの播種が始まる。今年度も10ha以上を計画しており、6月末まで10日おきに順次播種作業が続く。まず最初に播種する品種は極早生の『YR天空』。主力品種の『おきなSP』よりも1週間程度早く収穫できるので重宝しているが、1回のみの播種にする。

なぜ重宝するのか? 7月に収穫期を迎えるが、小麦の収穫前に1週間早く作業できる。小麦収穫は4戸共同で夜間遅くまでコンバイン、トラック等を運転するため。

JAではキャベツ等の育苗を受託していますが、10a当たり約4万円の委託料金が発生する。10haで約400万円を浮かすためビート育苗ハウスを利用して自家育苗している。播種機、収穫期を所有しているので、作業が自由に組めることが大きなポイントである。しかし、育苗管理が大切な3月と4月は、晴天の日中は最低一人温度管理しなければならない。ハウス内が30℃以上になると苗が焼けて枯死してしまう。

作業の合間の休憩には一冬越して甘味を増した激ウマ『フライド長芋』の提供がある。もしくは男爵芋の『フライドポテト』。ねっとり、しっとりした感触がたまりません。あっという間に皆の胃袋に収まる。好評ですが毎日は飽きてしまいます。

2023年9月13日

半月以上早くキャベツ収穫が終る。

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 8:39 AM

8月の猛烈な残暑の影響で、半月以上の速さでキャベツの収穫がおわってしまった。35℃前後の猛暑日のヒートショックで、ダメージを受けた加工用キャベツは病害のオンパレード状態。放置するには非常に危険なので収穫適期の前に作業を終えた。

掘り取り期限が迫っていた馬鈴薯『男爵』の収穫を1週間ほど待って、2台のキャベツ収穫機で作業を急いだ。本年も約10haの面積を栽培し、約800トンの加工用キャベツを全量JAに出荷した。

収穫作業の過程で体調を崩した1名以外は事故もなく無事に出荷を終えたことで安堵する。頻繁に発生した収穫機の不具合は自前で処理できたが、排気フイルターの強制制御には参ってしまった。R3年に導入した収穫機はこの装置があり、今までは作業しながら再生していた。使用時間が約700時間を迎えた時点で突然、強制制御によって作業不可になり駐車再生モードに突入。販売店のIに相談するが点検修理の経験がないのでわからないとの返答。Y社に相談したところ』『私どもが販売したのではないので、、、』との返答。Iの営業さんにあちこちに聞いていただいたが問題が解決しない。

私がやむなくY社のサービスに聞いたところ、I本社(岩見沢)からY本社(江別)に整備依頼をすればY社で来てくれることが判明する。その後は敏速にY社のサービスさんに来てもらい、約1時間程度で駐車再生モードが作動してエンジンが復活した。こんな事もありました。

排気フィルターはPM(スス)の除去装置で交換すると約60万円の高額の費用が必要だと言われ驚く。今回は交換しないのでホッとする。こんな装置は誰しも必要としないし、外したいところだが・・・。装置に詳しい方は作動できないようにすることが可能と聞いている。

2023年8月5日

今回は下部搬送ベルトのテンションローラーを修理

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 12:49 PM

最初の写真、キャベツを挟み搬送するベルトとそれを支えるテンションローラーの不具合が発生する。

ベルト、ローラーが摩耗してくると、挟んでいるキャベツの根がローラーに当りアームごと反対に持っていかれる。3キロほどのキャベツの根は大きく、その度に運転を中止して直していた。

改善策としてローラーの直径を小さくするため、サンダーで削る。新品(約2万円)は最初から直径が小さく対策されている。削ったあとは不具合はあまり発生しなくなる。


2023年8月2日

今回は作業コンベアーの交換をする

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 8:16 AM

7月12日から週5日に渡り加工用キャベツの収穫を13人前後のスタッフ(平均年齢20代)で頑張っています。カットキャベツの需要増にともなって原料の不足にならないよう、連日の猛暑のなか早め収穫を心がけている。JA野菜出荷センターでは出荷するトラックトレーラーが、収穫したキャベツを待っている状態だそうです。今までこのような状況は初めてではないでしょうか。今日で381トンを出荷する。面積にして約4ha、あと6.5haになった。

11年使用のH25年車(JAで二番目に導入した創成期の収穫期である。全町で新旧10数台が稼働している)、作業用コンベヤー(約13万円)がついにベルトの繋ぎが剥がれ交換しなければならなくなった。販売店に修理を依頼したが2・3日必要(部品在庫がない)と言われた。派遣、1日バイトを5・6人決定しているので、断ることは失礼になるため最善の方法を探る。

自分たちで交換するのが早道で、JA野菜センター機械担当者に修理方法を教えていただく。野菜センターでの仕事が終わる7時近くにこちらから出向いて収穫機の説明を受ける。在庫している交換部品を借用して自分で修理交換することにした。もう残された道はひとつしかなかった。慣れれば2時間で交換可能と言われたので、素人の我々なら最低でも4時間は必要になると予想した。ピッタリでした。

当初、ゴリラ修繕テープを貼り、凧糸で縫うのがひらめいた。縫うことが得意な93歳の父親に相談したところ『朝4時に起きて縫ってやる!』と力強いお言葉をもらった。しかし、テンションでコンベアーを張るので長持ちしないのは明らかで断念する。

早朝、機械を眺めながら腕組みして作業工程を模索する。ボルト・ナット・ベアリングなど錆びていて難儀する。7時ごろになると職員が来てくれ作業スピードが一気にアップする。派遣、デイワークの皆さんには機械修理が終わるまで包丁持って手作業で収穫してもらう。『社長もうそろそろ治りますか?』と炎天下の手取り作業の大変さを実感して、収穫機の『ありがたさ』を痛感する。たまには手作業で収穫すると機械収穫での不満が収まるかもしれない・・・。

修理後は皆『ニコニコ顔』で作業が再開された。機械ってもう離せません。今振り返ると、JAでコンベアーの在庫が無かったら3日は収穫機が使用不可能であったことを考えると『ゾッとしている・・・』 圃場には破裂しそうなキャベツの球体が収穫を待っている。何せ今年は生育が良く早く仕上がる。

2023年7月29日

危険⚠な暑さ36℃のなかキャベツの収穫を頑張っています。

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 12:24 PM

🥵熱中症警戒アラートが発表された十勝地方です。仕事を休みたいところですが・・・。

キャベツが収穫適期を過ぎているため、これ以上放置すると出荷できなくなる危険性がある。休憩は1時間おきに水分補給、おやつに自家製トマト、スイカと雷電スイカ🍉、苫前、新十津川メロン🍈、夕食には生ビール🍺と馬刺し、唐揚げザンギ。本日は煮込みジンギスカン。

やっと収穫作業が追い付き明日からはゆっくり出来そうである。気温も32度くらいと涼しくなり?夏バテも回復しそうである。

収穫時、強風の影響で土が飛散してキャベツが泥だらけになる。仕方なく見た目は悪いが、肥料袋を張り巡らしているが効果があまりない。また、雨天時の駆動プーリー(58000円)と搬送ベルトの滑り解消に既存のねじ山を利用してボルトを差し込む。かなり効果はあり滑らなくなる。H25年車は6mmのドリル穴にしてロールピンを入れる。これも効果抜群であった。スクライパーは外したがあまり土やゴミはつまらない。

また、高温の日が続くと石灰不足、微量要素不足などで内部障害(葉枯れ等)が発生する恐れがある。葉面散布においてはJA推奨のカルシウム剤の他、今年から商社2社からカルシウムを10%程度含有の葉面散布剤を同時散布している。経費はかかるが病害が発生するよりはマシである。今の所、効果は絶大だと信じている・・・・。

JA野菜センター等から質問が・・?『村瀬さんのキャベツは大きくて病気がないのですが、教えてください!』今年からコーティング肥料と同時に苦土生石灰を施肥、成形培土で仕上げ後に硫酸カルシウム等を散布する。結球が始まると微量要素を含有しているカルシウム剤を毎回散布しているが、効果は今のところ絶大である。『腹が減っては戦はできぬ』最善を追求すべきであろう。

2023年7月19日

キャベツ収穫機の部品調達に製造元へ、

Filed under: キャベツについて,趣味、旅行、アウトドア — 管理人 @ 5:59 AM

 前日の大雨の影響で作業が困難となる。キャベツ収穫機の部品調達、研修、観光も兼ねて富良野へ職員とともに出かける。オサダ農機さんでは急な申し出にも関わらず視察を受けていただきありがとうございました。

オサダ農機ではヤンマー、クボタ、ヰセキ3社に収穫機を提供している。受注生産で発注してから約4ヶ月で出荷しているそうです。部品供給はY経由で供給される。また、ほとんどYでは部品在庫をしていない。これがネックで部品発注してから2週間も日数が必要となることもある。

最新技術の倒伏用デバイダー、葉もぎ取り装置?などの説明を受ける。回転するデバイダーは外国産で存在するが、写真の簡単な丸棒でするのが効果があるとのこと。生産者側の対策としてセル苗を深植えすることである程度倒伏は防止できるのでお試しを。

生産者からの要望として雨天時における駆動プーリーと下部搬送ベルトの滑り対策を、交換部品の敏速な配達、在庫をお願いした。昨年は部品発注してからY経由で10日ほどで到着したら、寸法が合わず再発注して20日目でようやく交換できた。農家である程度在庫はしているが、部品が高額なのでベルト類は最低限しかしていない。また不具合は年度途中でいきなり発生する。今回もYで在庫(購入先はヰセキなので売ってもらえません)していないということで直接製造元にお願いした。

クボタ、ヰセキ両社から直接(Y経由)部品供給してもらえないので、多くの日数を必要とする。なんとか改善をお願いしたい。

 

2023年7月13日

加工用キャベツの収穫がはじまる。11月まで長い期間収穫します。

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 6:33 AM

 4月18日に定植した加工用キャベツ(YR天空)の収穫がはじまる。昨年と同じ7月12日にスタートする。品種「おきな」は1週間から10日ほど遅れて収穫が始まる。

品種『YR天空』は鬼葉が固く取り除くのに大変で、ゆっくりしたスピードで機械収穫している。1個平均2キロ弱、10a 当たり7トン前後の収量がありそうである。日に日に出荷伝票を見ると収量がわずかだが増えていく。品種『おきな』になれば鬼葉も柔らかくて収穫作業も楽になる。と予想していたが・・・。

小雨の中だと2本の搬送ベルトが上手く挟めずキャベツが滞留してしまう。昨年駆動プーリーは交換しているが泥と水分でベルトが滑って回らない。ほとほと参ってしまった。毎年新品に交換していると数十万円を要するので、駆動プーリーに対策をしなければならない。JAではプーリーの溝の底辺部分にボルト3本を入れているそうだが。それほどベルトは痛まず効果はあるそうです。

JA担当者のアイデアを活用して、弊社の発案でVベルトの底辺部分が活用できるように、3カ所に6ミリのドリル穴を開け、6ミリのロールピンを打ち込む。効果抜群でベルトが滑らなくなる。これで1年くらいは寿命が伸びたのでは。

雨の時も作業をするために対策が必要です。派遣さんやアルバイトの方が来ているので簡単に仕事を中止するわけにもいかない。また、内部障害、微量要素、カルシウム不足対策として商社2社からカルシウム入り葉面散布剤を取り寄せ、防除毎に散布している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年7月9日

7月4日、畑の様子

Filed under: キャベツについて,畑の様子 — 管理人 @ 9:54 AM

5月20日播種の小豆『品種キタロマン』です。除草剤がまだ効いていて付近の農家の作柄より遅れている。生育はすぐ追いつくので心配はしていない。来年から普通コンバインに対応する新品種に転換する。コンバインでダイレクト収穫が可能なので、今までは収穫ロスが大きかったH7年製の古いコンバインも活躍が期待される。小麦の径間栽培もいいかな?(畑の長さ540m、株間6cmの1粒、畝幅66cm、面積7ha)

隣の圃場では最後の加工用キャベツの定植作業がされている。今回の定植分は10月中旬に収穫が予定いている。また4月19日に定植した『品種YR天空』は順調に結球して1週間後に収穫期を迎える。H25年式、R3年式の2台のキャベツ収穫機の整備を終えて準備は整った。今のところ栄養素が盛りだくさんの美味しいキャベツが全国の消費者に届けられる。北海道産のキャベツをどうぞよろしくお願いします。(畑の長さ270m。株間36cm、畝幅66cm,面積10ha )

長芋はツルが2m50cmのネット頂上に到達して順調に生育している。昨年は7月の長雨で不作の原因となったが、今年は期待を込めて11月の収穫を待つことになる。すべての作物を期待はしていますが・・・。(畑の長さ540m、株間21cm、畝幅132cm、面積7ha)

馬鈴薯は開花期になりあたり一面紫や白い花が咲いている。(畑の長さ540m、株間30cm、畝幅72cm、全面積18 ha  )

2023年7月2日

キャベツの収穫が迫り収穫機の整備を急ぐ

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 9:16 PM

依然、旱魃傾向で☔️雨が欲しい。直径20cmほどになった加工用キャベツは、あと10日程度で出荷を迎える。

H25年、R3年製ヤンマーキャベツ収穫機2台を半年かけて分解点検していた。やっと本気モードになり急ピッチで整備をする。収穫機の心臓部、かき込みホイールから上下搬送ベルトを支えるテンションプーリー、ブラケット、駆動プーリーシャフトなどあらゆるベアリング,ナット類が動かなくなっている。雨の日も作業するので仕方がない。収穫終了後に分解清掃してオイルを添付いておくのがベターである。また錆ないステンレス製の部品に交換している。

下部の搬送ベルトプーリーは10個全部がオイルシール内に土が入り込んでいる。清掃して隙間にグリスをぬる。土を呼び込むと言われているがどちらにしても土が入り込む。グリスが入っていれば錆びずらいと判断している。ナットも錆びて回せないのでステンレス製ナットに交換している。

R3年製の芯を切る合わせ刃は、一年もしくはシーズン途中で錆びてシャフトが上下しなくなる。ステンレス製にするか分解して清掃する必要がある。またオイルシール部からオイルを注入しなければならない。

私は全くの素人でやる気を持ってしているだけで、できる限り自分で修理交換している。。製造、販売店にも協力していただきパーツ表などとともに技術指導を仰いでいる。機械の構造を理解でき、作業時不具合が発生しても対応できる能力を有したい。また少しでも経費削減に繋げられるよう努力せねばならない。

                     

2023年6月7日

キャベツ🥬の草取り始まる

Filed under: キャベツについて,長芋について — 管理人 @ 8:03 PM

長芋のネット張りが終わり、4月18日から始まった春期の播種作業が落ち着く。7haの長芋面積は手応えありました。萌芽との競争でネット張りが追いかけられた。

キャベツの葉が生育旺盛になり畝が塞がりかけたので、慌てて草取りを始める。まずは草取りに使用する『ホー』の研ぎ方から指導する。1年間使用していないので錆を除去するところから始まる。

2023年4月19日

加工用キャベツの定植がはじまる

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 9:57 PM
  1. 今年も加工用キャベツ(極早生品種YR天空,1ha。残り9haは寒玉品種おきな)の定植がはじまった。今年はマイナス気温にならず、定植した苗は順調に活着した。初めての従業員が多いので、ゆっくり1日40aほどを定植する。7月下旬まで仕上がった苗を順次定植していく。倒伏と風の対策で深めにセル苗を定植する。
  2. ビートの播種も同時に始まり馬鈴薯、長芋、小豆へと5月下旬まで忙しい農作業となる。
  3. 最初に定植した苗は順調に生育すると7月13日ごろに出荷できる予定で10月25日ごろまで続く。

2023年4月14日

加工用キャベツ畑の整地作業はじまる

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 12:54 PM

この圃場は昨年ビートを栽培した。収穫後にプラソイラーをかけて冬を越した。14日に土壌は湿っているが地温を高めるためにスタブルカルチを入れる。5年前にポーランド、マンダム社製の3mスタブルカルチを170万円で購入している。当時は安価だったのに驚きである。

今年購入のクボタM7で快適に作業ができるようになったものの、操作が複雑で理解するのに四苦八苦の状態。従業員に任せるしかない。今年は全圃場不耕起栽培を実施して、心土破砕補助事業(深さ約40cm)  +スタブルカルチ(深さ約30〜40cm)で仕上げ、最後に深耕アッパーロータリーで仕上げる。

春作業開始は18日頃に加工用キャベツの定植を予定している・・・。

2023年4月12日

いよいよ春作業の準備に忙しい日々となった

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 2:09 PM

18日の加工用キャベツの定植から春作業が始まる予定だ。それに向けて15台あるトラクターのうち、重作業を担当するクボタトラクター4台、井関トラクター3台のエンジンオイルを交換する。さらにジョンディア2台の芝刈り機、クボタ全自動野菜移植機のエンジンオイルも交換する。エンジンオイルはホクレンハイグレードDを200Lドラム缶で購入する。オイルエレメントは純正だと1個1万円ほどしますが、社外品だと2000円弱と8000円以上節約できる。

2棟のビニールハウスで育苗している加工用キャベツの苗は、発芽していないもの、奇形苗などと健全な苗との交換する作業も行う。年間46万本を定植するためなかなかの作業となる。弊社以外の農家はJAに苗作りを委託して引取りに行く。委託すると10haで約400万円になる。

またJAから野菜移植機(約90万円)、キャベツ収穫機(約250万円)全て借りて10ha使用した場合、約340万円をJAに負担する。弊社では苗作りから収穫まですべてを自分たちで賄っているため、上記の金額が節約できる。その金額は6人の正職員の報酬や福利厚生費などに置き換わることになる。

2023年3月19日

加工用キャベツの発芽が揃う。土壌凍結がほぼなくなる

Filed under: キャベツについて,畑の様子 — 管理人 @ 7:29 PM

3月9日播種の加工用キャベツの発芽が揃う。おおよそ96〜98%の発芽率だが遅れて発芽したものは発育不良になるものが多くあるので、実際の健全な苗は90%前後になる見込み。

最近の陽気で雪はほとんど残っておらず、土壌凍結を調査する。今年の冬は最大凍結震度は36cmと平年並みであったが、例年より早く凍結がなくなっていいる。明日からは最高気温14℃と4月並みの陽気になる予定。

2023年3月10日

行者にんにくの出荷が終了。加工キャベツの播種が始まる

Filed under: キャベツについて,行者にんにくについて — 管理人 @ 5:58 PM

1月20日から出荷が始まった幻の山菜『行者にんにく』が3月10日終了した。約6000パック(50g)を札幌を中心に皆様に味わっていただきました。 5人の職員と共に一生懸命作業をした。なるべく灯油ボイラーを使用せず、廃油ストーブで暖をとった。約2ヶ月で200リッターの消費に抑えた。 同じく廃油も200リッター前後の消費になった。

晴れた日は10:00から16:00ごろまではハウス内は暖かくストーブ類は必要ない。ハウス内気温は30℃を超えるのでマイナスの外気を取り入れる必要があるほど暖かい。

加工用キャベツは毎年3月4日に種蒔きしていたが、今年度は5日もずれ込み3月9日に播種作業をする。約2ha分をまとめてした。順調に推移すると4月18日に畑に定植、7月13日頃に収穫期を迎える。

今年も10ha栽培を予定している。      

2023年1月24日

加工用キャベツ畑🎥でロケされた『デリサラダ冬』篇 CM放送中

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 9:09 AM

当農場『加工用キャベツ』(動画)の圃場にて撮影されたCMが放送しております。

 

本日のランチは農場産のキャベツ、行者にんにくを使用したお好み焼き、口のなかに行者にんにくの香り(ニラとニンニクがコラボした味)が充満する。お好み焼きと餃子を一度に楽しめる感覚で後からキャベツの甘みが食欲をそそる。もちろんキューピーマヨネーズもたっぷりとかけます。職員はギョウジャニンニクを醤油漬けして、そのタレで卵ご飯を食べるとやめられないそうです。聞いただけで元気が出ますね。

2022年9月19日

キャベツ収穫機の搬送ベルト&ガイド駆動プーリー交換

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 3:20 PM

昨年取得のキャベツ収穫機の重要部分、キャベツを挟んで回転刃に運ぶ下部の搬送ベルト、それを動かすガイドドライブプーリーが摩耗して交換しなければならなくなった。今年は雨の日が多く、小雨の中収穫をしなければならない。湿気があるとベルト類が滑りやすく不具合が生じる。

ベルトのテンションはこれ以上張れずに交換が必要になり、約1日を要して自分で交換する。今回は部品は余らなかった・・・。下部の搬送ベルトは一年もしくは10ha程度が交換の目安となる。プーリーは1年〜2年、10〜20ha程度が目安となる。当社は10ha以上栽培しているのでシーズン途中での交換は勘弁してほしい。摩耗が早すぎます。

摩耗したプーリーは上側のテーパーが摩耗している。ベルトはヒビが入るまで使用したいがその前に磨耗の方が早い。最後の写真はクボタ汎用コンバインの割プーリーで、内径の幅を摩耗に合わせてボルトで調整できるようにしている。この装置にしてくれれば4〜5年は使用可能ではないか。広域の農協(農協連)で製作していただきたいとJAが要望しているが、実現できないそうである。資材等、生産費が高騰している中で修理代や機械の構造の理解等のために自ら修理することが必要不可欠ではないでしょうか。

2022年8月14日

キャベツ収穫機をセルフで整備(挑戦です)

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 6:35 PM

昨年導入したキャベツ収穫機のキャベツと根を切断する合わせ回転刃があるが、上下調整ができなくなる。自分で修理しようと挑戰する。パーツリストをもらっていなかったので、オサダ農機に連絡してFAXで送ってもらう。写真の合わせ回転刃が土やサビで固着して上下しなくなる。キャベツの芯が残ったり深く切り過ぎたりとクレームの原因となる。ハンマーで叩いて上下していた。

日曜日なので意気揚々と挑戦と思い分解作業に入る。まず回転刃を固定しているトラスビスのネジロックが強力で焼いても外れない。ビスの上に重ねてナットを溶接して外す。駆動チェーン、スプロケット、4個のスナップリングを取り、搬送ベルト、ドライブプーリーを外して中心にあるガイドシャフトを抜いてみる。

土やサビなどで固着しているのを発見する。紙ヤスリでサビを取り油を塗ってスムーズに動くようにする。ガイドシャフトの上部とベアリングにはグリスを「これでもか」と塗りたくる。専門家は土、ゴミを呼ぶと言うが、こうしないと一年スムーズに動いてくれない。

一年作業すると新品でも錆びるので分解整備が必要になる。ディーラーに依頼すると高額になるので自らすることが、機械を理解することと共に安価にできる。一石二鳥である。

整備後はスムーズに動くようになり問題は解決された。なんと一日を要したが、整備代無料と心地良い気分になった。

2022年7月21日

日本にとって農業は大切な産業なのに働きますか?

おとなり韓国の学生を対象に行なわれたアンケート調査の結果。「農業は大切(重要)か?」との問いに9割の学生が「重要だ」との返答があったそうだ。しかし、実際に農業関係の職に携わる学生は数%に過ぎない。重要だと回答した学生が実際に農業に就職するのは0.6%とわずかである。

日本もそれほど数値は変わらないと思う。農業は大切な職業であるが、農業では働きたくない!というのが本音であろう。あえて触れたくない、興味が無いのが現実的かもしれない。おいしい食材があれば危機感は希薄だと思う。

昨年、インターンシップの東大生として当農場で研修をした「農水省職員」のこうせいが連休を利用してキャベツの収穫を体験していった。前日の夜に歓迎を込めてBBQで楽しく懇談する。堅い話は抜きにして楽しい話題で盛り上がった。

次の日の朝。昨夜は20代の普通の若者だった女性陣(従業員)が仕事モードに切り替わる。テキパキと動き回る姿を見て、昨夜の20代の女性の容姿とのギャップに驚いたそうだ。こうせい曰く「格好いい!」農業に汗する女性に感動したと言うことだ。農場の自家野菜の昼食を食べながら「しみじみ」と話していた。頬に土をつけて逞しく働く姿は「格好良く」都会には皆無に近い「魅力がある姿かもしれない」

霞ヶ関での仕事と、一日一人約1000個のキャベツを収穫する仕事。どちらも大切(重要)な農業もしくは関連の仕事。

土にまみれ、たくましく農業で働く彼女たちを見て「かっこいい!」と感じるのはこうせいだけではないのは確かなことである。はたしてこの事に、彼女たちは気がついているだろか・・・。

2022年7月12日

加工用キャベツの収穫作業が始まる

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 8:33 PM

  満を持して加工用キャベツの収穫が小雨の中始まる。キャベツの外形は大きいが、まだまだしまりが不十分なので個体重は軽い。品種「天空」は芯やオニバが硬く、手強いのが特徴である。収量は8~9トン10a当たりありそうで、豊作のサインがでています。これから30度以上の夏日が続かなければ期待大の実りとなる。さあ、10月末まで順次仕上がったキャベツの収穫がある、頑張りましょう。

 

2022年7月9日

まもなく加工用キャベツの収穫がはじまる

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 4:38 PM

7月に入り最高気温30℃を超える夏日と20℃を繰り返し適度な降雨があり、キャベツの生育にとっては好条件が続いていた。

一日100から200g重量が増加する。内部障害の危険性がないので安心して収穫適期を迎えることができる。極早生寒玉品種は一般的な寒玉品種と比較して1週間位早く収穫が可能。面積にして1haほどを早く収穫を済ませることができる。

忙しい小麦収穫前に1haできることの意義は大きい。これを農協に理解を求めても、病気に弱い、関東が豊作のときは売れないなどの理由で当農場しか栽培していない。関東が不作のときだけ売れるシステムは変えてほしいですね。

さて、今年も主力作物の収穫作業がはじまる。2台の新旧収穫機で全国各地の消費者に加工用キャベツを届けよう!

2022年6月5日

6月5日畑の様子、前回から1週間後

Filed under: キャベツについて,畑の様子 — 管理人 @ 3:25 PM

4月16日に定植した加工用キャベツです。畝も塞がり約40日後には収穫期を迎える。平均2キロ前後の重量になる。定植した翌朝は-4度にまで下がり、干ばつと強風のなか生死をさまようかに見えたが、見事に回復してたくましく育った。

来月中旬には全国の消費者に「ど根性カットキャベツ」として届けられます。生産地が北海道産であれば「村瀬ファーム産」だと思われても結構です。

畝の長さ540m、面積4ha 

2022年5月19日

三班で小豆播種、長芋播種、キャベツ定植作業を行う。「忙しい!」

  • 長芋播種も6日目を迎え約3haを終えた。あと3日ほどで20トンの種芋がなくなる予定。その後はマルチがけ、ポール立て、ネット張りと作業が目白押し。
  •  
  • 6haを予定している小豆は、補助事業でイセキ豆用コンバイン(約1000万円)を購入する。来年度は増反して面積を増やす。
  •  
  • 加工用キャベツの定植は4回目を迎え、約4haを終える。干ばつにもかかわらず、わずかな降水量を得て順調に生育している。

2022年4月23日

風速11mの強風で砂塵が舞う、臨時休業となる

Filed under: キャベツについて,畑の様子 — 管理人 @ 4:03 PM

4月23日、北の大地に強風が吹き荒れる。午後2時頃に風速11mのピークを迎えて砂塵が舞って視界が遮られる。

今日の仕事は臨時休業となる。ビニールハウスが強風で飛ばされそうなので、外出禁止で監視をする。数日前に定植したキャベツは地面にたたきつけられて痛々しい状態。この時期のキャベツはマイナス気温と強風にと、厳しい気象条件に耐えてたくましく成長していく。

根性のある!千切りキャベツとなって全国の食卓にあがります。健康増進のため北海道産キャベツ食べてください!

2022年4月17日

加工用キャベツの定植が始まりました

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 9:14 PM

4月16日、平年より6日も早くキャベツの定植が始まる。圃場には凍結の影響が残るが、気温の高い日々が続きキャベツの苗がすくすく育ってしまった。17日の早朝は-4度まで気温が下がったが定植した苗は根の張りが良好なので無事であった。

畝の長さが540mあるので職員3人が交代で運転と歩行を繰り返す。一日4キロ前後歩きながら作業をするので、ダイエットにはなったのでは・・・。今回の定植分は極早生品種なので7月13日頃に収穫期を迎える予定。

写真の畝立て施肥機は培土の高さ15cm,幅66cm、作業全幅266cm、施肥タンク最大積載量600kg(300間540mを往復可能)、適応トラクターは100馬力以上が望ましい。中古ロータリー(260cm)をホクレンアルーダで購入してJA鹿追町で製作していただいた。畝幅60cmの場合はロータリー幅240cmを使用する。

基準施肥量は140kg/10a(1反)で、20kg/2100円として約15000円を支払います。製作した畝立て機を使用すると5000円を節約でき、10haでは50万円も肥料代が得!をする。一年で機械制作費を還元できる。いいじゃないですか!

畝立て機は国産で存在しているが、本州向けで施肥タンクも小型、畝が3本など北海道では適応力が無い。JA鹿追町製は使用してみて素晴らしいエコで作業効率が高い機械である。技術力が高く感心している。

 

 

 

 

 

 

2022年4月12日

キャベツ苗の定植が間近にせまる

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 9:12 PM

4月12日、本日の最高気温23度Cと初夏の陽気になる。ビニールハウス内で育苗している加工用キャベツが準備万端となった。例年22日過ぎに始まる定植作業が早まることになりそうである。

明日は最高気温が12度の予報なので10度以上さがるため、身体の管理が難しい。

写真は施肥、整地、培土が一度に可能な機械をJA鹿追で制作していただいた。Youtubeに投稿されたものを製作依頼した。JAでは2台目の製作となる。4本の畝に部分施肥が可能で肥料を3割ほど節約できエコで環境に優しい。3回の工程を一度にでき燃料節約や収量増も期待できる。

使用してみて大成功でした。キャベツの成育が楽しみである。

2022年3月23日

キャベツ収穫機のメンテナンス自主整備中

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 4:40 PM

H25年製ヤンマー、R3年製イセキ(ヤンマー製)収穫機の整備中。1台1000万円します。

特に10年使用の25年車はキャベツを挟んでいく搬送部のテンションプーリーのベアリングが錆びて動かなくなる。毎年、上下1個づつあるベアリングのうち、下部の交換が必要になる。1万円するベアリングプーラーを使用して、内径15ミリであれば15ミリ用のアンカーを差し込み外すことができる。

プラスチック製のテンションプーリーは2年ほどでつばの部分がスリ減ってしまう。価格は22000円で16個あるので35万円なり。ガイド駆動プーリーは1個6万円。搬送するベルトは1本29万円で4本あるので116万円なり。数年で100~200万円の修理費、維持費(消耗部品)などが必要となる。金食い虫である。

そこで仕方なく、搬送ベルト、プーリー等は上下反対にしてベアリング交換の時に付け替えている。そうすればベアリング(1個500円前後)だけの交換で安価である。メーカーでは反対にして使用できないように設計している。旋盤があれば簡単に自作が可能なのだが・・・。広域で農協が協力して部品を調達してほしいと地元農協には要望しているが・・・。

農協が所有している収穫機の使用料は10a当たり25000円で10ha使用すると250万円の使用料となる。4年で収穫機械が買えます。あまりにも部品代等が高価で常軌が逸していると思う。いずれも支払いは組合員の我々農家である。

2022年3月10日

加工用キャベツが発芽する。63年前の温度計

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 2:37 PM

3月4日に加工用キャベツを播種して7日目になり発芽が始まる。順調に生育すると4月24日頃に定植できる。7月13日頃には収穫可能となる。

「YR天空」は一般的寒玉品種「おきなSP」よりも10日ほど早く収穫でき、極早生で生育旺盛である。収量はおきなよりも劣るがチップバーンの症状になるよりはましである。昨年は好成績であった。「おきな」は干ばつ、高温の影響で、内部障害が多発して大量に圃場廃棄した。(金額にして1500万円相当)

本日は最高気温7度(最低気温は-5度前後)と暖かくなり、付近の雪は融けてきている。ビニールハウス内は20度~25度くらいになるように外気を取り入れ、かみさんと交代で協力して管理する。加工用キャベツを栽培するようになってから10年が経過して最近は余裕も持てるようになった。そんな時は危険なので、ふんどしの紐を締めなければ。

使用している温度計はデジタル1台と昔ながらの安価な温度計3台で管理する。写真右の温度計は昭和34年、鹿追町農協が貯金1億円突破を記念して製作した品である。今から63年前の骨董品だが・・・どうも年代が合わないような気がする。10億円かもしれない。10億円だと昭和44年なので現実的かもしれない。ちなみに100億円を超えたのは昭和61年、200億円は平成7年に。

いずれにしても正確に現代の温度計とともに活躍している。赤い液体は灯油だそうだがガラスに閉じ込められているので60年過ぎても大丈夫なのでしょう。

2022年3月4日

加工用キャベツの播種が始まる。新兵器が現る

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 7:20 PM

恒例の3月4日に加工用キャベツの播種が始まる。今年は新兵器、全自動野菜播種機を購入して「るんるん」の気分で「取扱説明書」を片手に作業を始めた。あ~~~わからんを繰り返しながら各部を調整する。やっと2時間後には完璧に仕事をこなせるようになる。「ふう~~~疲れた・・・。」

1時間に128穴のトレイ300枚(100a/380枚使用)できる能力がある。従来の手動で行う播種作業では二・三日ほどかかるところ、数倍の早さで終えることができる。「100万円」の価値はありますね。

正月を挟んで2ヶ月前後の冬休みで五キロも太った職員がいるなか、いよいよ始まりました。夏場は一生懸命作業してダイエットしてもらいましょう。これから7月中旬まで10ha分を10回にわけて順次播種する。

4月からは新しい従業員や研修生が3カ国から働きに来てくれることになっている。全員が日本で働いていますのでOOOは大丈夫です。

2021年9月26日

干ばつ、高温の影響を受け廃棄された加工用キャベツの残骸

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 7:43 PM

7月中旬頃にかけて続いた干ばつ、高温によってキャベツの内部に葉枯れの障害(わずかなのだが)が発生した。キャベツの内部障害によって加工業者には出荷できず畑に廃棄となった。7月末から8月15日頃まで収穫のキャベツが影響を受ける。

極早生品種は影響がなく無事に出荷済み。新品種は干ばつによって生育が停滞し、収穫を待っている間に病状が悪化した。出荷サイズが1.2kg以上が製品扱いのため、やむを得ず10日ほど収穫時期を遅らせていた。北海道でも盆前は耐暑性と極早生の品種を栽培しないとならないでしょう。一品種、1社のみの種子使用は危険である。

キャベツ栽培においての一大事と、90歳になる会長がいても立ってもいられず収穫に参加して、戦力となっていただいた。当農場では1000万円単位の損失になりそうである。追い打ちをかけるように干ばつのあとは雨の影響で生育旺盛になりすぎ、締まりの悪い内部がスカスカの軽量キャベツとなってしまった。泣きっ面に蜂・・・・。

JAからはクレームの電話、圃場に来てクレームの連絡とキャベツのすき込みの指示。出荷済みの鉄コンテナ160基(50トン)を引取りして圃場に廃棄するなど、10月までクレームの電話が私たちを苦しめた。10月にはさらに追い打ちをかけるように、キャベツにミミズが侵入したとクレームで数トンの廃棄。

収入保険に加入していない農家がほとんどなので収入は皆無となる。当社は加入済み。今後は収入保険の加入とホクレン、十勝農協連などによる農家のための加工工場を早急に建設していただきたい。いつも末端の栽培農家が被害を甘受しなければならい.https://www.youtube.com/watch?v=AbtDlNDjrJ動画.

https://www.youtube.com/watch?v=1M5-oyDhHQ4

2021年7月21日

真夏日、猛暑日が7月7月!暑~~い!

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 3:52 PM

もうここは北海道ではありません。あまりの暑さに農作物は瀕死の状態。人間も同じ境遇。昼休みを1時間から1時間半に増やして少しでも涼しくなる夕方に作業時間をずらす。

現在収穫している加工用キャベツ(品種YR天空)は何とか肥大をして収穫することが可能となったが、新品種TCA-542は猛暑、干ばつによって肥大が進まず1週間ほど収穫時期を延期する。

収穫機は日除けテントが装備されているので直射日光はある程度避けることができる。作業員を増やして収穫するキャベツの扱い量を減らし体力の消耗を軽減している。

2021年7月17日

加工用キャベツの収穫が始まる

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 11:00 PM

連日、30度を超える真夏日のなか加工用キャベツの収穫が始まる。干ばつで小玉傾向だが、早めに作業を開始する。内部障害もなく良質の個体が生産されている。収量は10a当たり6トンと少ないがこれから徐々に収量がアップしていく予定。

今年度は2台目のイセキキャベツ収穫機(約1000万円)を補助事業の資金で購入、昨年故障のため度々収穫不能に陥ったのを解消する。収穫適期を逃すとキャベツが破裂して出荷できなくなる。収穫された加工用キャベツは関西、関東に向けてトラックで出荷されるそうである。https://youtu.be/lcNYs1n5BgI  動画

2021年7月12日

雑草が次々と生えてくる

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 6:30 AM

13haのキャベツ畑では勢いよく雑草が生えてきている。従業員は慣れない手つきでホーを使用して雑草を切っていきます。写真で確認してもあまり雑草がなさそうですが。不耕起栽培なのでびっちり雑草が青々としている。放置しておくと人間の背丈くらいに成長するので、後々大変なことになる。

キャベツが結球を始める頃には葉が畝を塞ぎ、草取りもできなくなるのでキャベツの生長とともに競争で作業を進める。今年は派遣会社から述べ100人ほど力を貸してもらった。伝票を見たらビックリする報酬となる。が仕方ありません。畑は綺麗になりました。

2021年5月22日

クボタ全自動野菜移植機について

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 10:15 AM

新鮮なカットキャベツを全国に届けるため、新人女子職員3名に定植を担当してもらっています。

ビニールハウスで40日前後育成したキャベツ苗を使用している。今まで全自動野菜移植機は鹿追(全国でも)で使用されていたのは1社のみで独占されていた。独占の弊害のため機械の改良や整備等が遅延され、使用年数がかさむと一日満足に稼働することがすくなかった。

今回、国の補助事業で思い切って新発売(昔々に販売されていた)されたクボタ全自動野菜移植機を導入する。ベースは田植え機に野菜定植機を後付したものであろう・・・。

この機械の特徴は?

①操作が簡明なので女性でも充分作業が可能。彼女たち非常に楽しいらしい。

②不具合がほとんど皆無で着実に苗を定植できる。よって収量アップが期待できる。

③価格は高めだがそれだけの価値が存在する。補助がなければ買えなかった。

④根張りの良好な苗であれば1日、約1haの面積を定植する能力がある。作業が早いため他の仕事ができる。

⑤褒めすぎかもしれないが、問題があるとすれば燃料の補充を忘れるくらい調子が良い。たびたび燃料切れする。

2021年4月25日

暑いのか?寒いのか?と感じつつ。これが北海道なのだ!

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 2:35 PM

毎朝、氷点下2~3度。昨日は最高気温は20度、本日は雨のちみぞれのち雪。一日の温度差は20度以上。よく考えるとこれが北海道の気象条件なのだ。

新商品「クボタ全自動野菜移植機」を前にクボタのサービスマンの方々に使用注意、説明を丁寧に受ける。従業員はわかったかわからないかは別に置いといて、年間10ha以上(今年は小豆を減反してキャベツを増反したので13ha)使用する機械なので頼りにしなければならない。

順調に1haキャベツの定植が終了するころから「セル苗を引き抜いてピンから苗がうまく抜けません!」と職員が言うので、定植機の心臓部「植え付け部」をじっと見つめ点検する。スプリングの「へたり」が原因であることが判明。スプリングの効果を強にして少し改善するが完璧ではないので、プライヤーで伸びたワイヤーを曲げてみる。えっ簡単に曲がるんかい。これでは耐久面積はせいぜい1haであった。従業員は半日くらい悩んだそうである。

Fix upした定植機はまた絶好調の状態に復帰して、作業を再開した。

2021年4月22日

今年度の加工用キャベツの定植、ビートの直播が始まる

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 8:52 PM

毎朝のように冷え込む十勝(山麓地帯)の大地。今朝は氷点下2度まで下がり、バケツの水がカチカチに凍る。最高気温は10度~15度程度。やっと畑が乾いてきたので加工用キャベツの定植を始める。マイナス2~3度くらいまでは定植したキャベツは葉が黄色く変色するが凍害の影響は少ない。強風が吹き荒れると枯死する場合があるが、霜が降りると風は弱いのが普通である。

石灰欠乏症の対策として融雪苦土炭カル、カルシウムの粒剤を全面散布、施肥時にカルシウムの粒剤もさく状に投入して石灰飽和度を基準値に引き上げる。さらにカルシウム液体を1週間おきに葉面散布する。それでも石灰欠乏症が発生する圃場は作付けは回避しけなければならない

補助事業で導入したクボタ全自動野菜移植機(約300万円)を、職員とともに取説を片手に作業をこなす。半日の試運転で50aほどの面積を定植した。すこぶる調子が良いので驚いている。作業員一同感心する。

加工用キャベツは農場収入の主力作物なので、真剣に取り組まなければならない。3月4日に播種し、47日間育成した自家苗を使用する。おおよそ7月中旬までキャベツ苗の定植作業がつづく。2台目のキャベツ収穫機(約1000万円)をIsekiより補助事業の資金で購入予定で、7月中旬から始まる収穫には間に合いそうである。

2021年3月12日

加工用キャベツが発芽する

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 5:51 PM

3月4日に播種した加工用キャベツが発芽を始める。暑くなる日中は20度前後の気温を保持して、ゆっくりと発芽を促す。JA野菜センターでは発芽室にて気温26~28度の設定で実施している。その気温だと4日前後で発芽する。当農場ではおおよそ1週間をかけて7割ほどが発芽する。最終的には95%前後の発芽率を誇る。

YR天空は国産で京都産、新品種「KCA542」はイタリア産のコート種子を使用。

日中の外気温はプラスになり今月の大雪は徐々に融け始める。

2021年3月6日

大雪と加工用キャベツの播種作業の開始

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 10:06 AM

3月2日~3日にかけて約40cmの積雪があった。H28年以来の久々の大雪である。一晩中ビニールハウスの屋根に雪が溜まると、温風ボイラーやジェットヒーターを点火して雪を溶かしていた。

H28年は6月の長雨、9月に四個の台風に見舞われ農作物は大きな被害を受けた。こんな時こそ収入保険があったら手厚い保証が得られたと思う。

さて、3月4日に例年通り加工用キャベツの播種作業が始まる。まず極早生品種の「YR天空」を8反、その後は従来品種「おきな」に変わる新品種「TCA542」を10haほど6月20日頃まで順次播種する。JA鹿追町では昨年の新品種での結果として、内部障害等の病害は皆無だったそうである。素晴らしい品種のようだ。

毎日かみさんと交代でビニールハウスでの管理をしなければならない。赤子を育てるのと一緒なのである。農業収入の半分を補う一大事業なので、「今年も頑張らなければ!」と自分を鼓舞するのだった。

「天空」は新品種より1週間程度収穫期が早まり、仕事が枯渇する7月上旬過ぎに仕事が確保できるので重宝している。従業員確保の次に問題となるのは仕事の確保である。JAとともに加工用キャベツの供給を長い期間維持できるよう努力したい。

2020年10月13日

4か月に渡った加工用キャベツの収穫が 終了「史上最高の成績」

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 11:01 PM

7月13日に加工用キャベツの収穫が始まり、10月13日に終了する。ちょうど4ヶ月にわたり全国のスーパー、コンビニのカットキャベツ、お好み焼き、餃子などで食べていただきました。来年も変わらず良質なキャベツを出荷できるように努力いたしますのでどうぞよろしくお願いいたします。

ワーキングホリデーの若者たちやインターンシップの学生に収穫作業を担っていただきました。彼らの真剣に取り組む姿勢には感謝しかありません。これからは本州の生産地にバトンタッチします。

鹿追町では史上最高の収穫量になり10a当たり約9トン(昨年は8.5トン)を記録する。これだけ高収量となると・・・優秀な作物となる 。要因を考察すると、新しく開発された品種にほぼ転換して1年目となるが、粒ぞろい、歩留まり、耐病性どれをとっても在来品種の「おきな」よりも数段優れている。当農場はJAから苗を買い取っていないので、新品種は1割程度しか種苗会社から売ってもらえず、病気も発生して多大な減収になった。T種苗会社からJA鹿追以外はこれしか出せないと断られたそうである・・・。私もJA鹿追の組合員なのだが・・・

実は息子がホクレン園芸種苗課でT種苗と取引をしており、私は民間の種苗販売会社から新品種を取得しようとしたが無理であった。力関係が影響でもしたのか仕方が無いことであった。T種苗の方は親子関係であることを知らなかったと思う。これが現実である。

研究開発された優良な品種は旧品種と同じ栽培方法でも大きな差違が生じる。優良な種は農業を支配できる典型的な事例なのだ。

2020年9月27日

馬鈴薯と加工用キャベツの収穫は終盤を迎える





馬鈴薯の収穫が始まっておおよそ1ヶ月。順調に作業が進行してあと一日となった。

4年前に1週間に3回の台風に見舞われたここの圃場は、少々手こずったが無事に終わる。雨水が停滞している箇所は手掘りで収穫する。今年はインターンシップの学生にお世話になった。一生懸命頑張ってくれた。

9月23日には秋まき小麦の播種も始まり、忙しい9月の収穫作業を迎えている。加工用キャベツは9ha以上を収穫して残り1ha弱となる。

2020年7月15日

R2年度加工用キャベツの収穫始まる

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 5:56 AM

7月13日、夕立の雨が降るなか加工用のキャベツ収穫が始まる。内部障害も発生せず良質のキャベツが生産されているが、長雨の影響で湿った土が付着するので注意が必要である。おおよそ10a当たり8トン前後の収量がありそうである。一日8時間で約14~16トンを収穫して、関東、関西方面を中心に出荷される。

収穫しているのは極早生品種「YR天空」で品種「おきな」より約1週間から10日早く収穫可能である。仕事が無い時期に仕事を確保できるため重宝する。粒ぞろい、色合いが良好で、収量もある。内部障害の抵抗性は「おきな」より劣るようなので、収穫時期を早めにする必要があり、管理も難しい。

10月末まで約4ヶ月間、10haのキャベツを収穫する。いよいよ始まりました。頑張りましょう!

2020年6月16日

久しぶりに恵みの雨☂☂

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 9:00 PM

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1週間前に定植したキャベツは所々枯れてしまっている。昨日は降雨の予報なので1週間ぶりに定植を再開する。香港、台湾、豪州、日本の4カ国4人で淡々と作業を進行する。キャベツの苗はこれ以上徒長してしまっては定植機のサイズをオーバーして作業しづらいので、雨を待つのも限界であった。

4月19日に定植した加工用キャベツは待望の雨をもらって、順調に結球している。7月10日頃には収穫を始めたいが・・・。干ばつで足踏みしたのでどうだろうか・・・。

ビニールハウス内では今シーズン最後のキャベツの播種を終了した。予備苗も含んでいるので定植する畑が埋まれば終了する。6月16日現在、8haの畑に定植を済んでいる。手取り除草と雑草&キャベツの成育が拮抗している状態である。

在籍しているワーキングホリデーの皆さんは、出入国在留管理局で半年間のビザ延長が認可され、後顧の憂いも無く滞在が可能になる。8名ほどが仕事が冬休みになる11月末まで働いてもらうことになった。

 

2020年5月27日

キャベツの草取り、長芋の播種が始まる

Filed under: キャベツについて,長芋について — 管理人 @ 6:01 PM

今年の長芋の芽だしはビニールハウス内から貯蔵庫に変える。温度を20~26度、湿度90%前後に保持して10日目、写真のように今まで見たことの無い?芽が出てきた。早速、職員のコウダイと青森県より導入した定植機の試運転をする。

同時に、4月19日定植した加工用キャベツの手取り除草が例年より10日ほど早く始まる。干ばつと低温で生育は停滞気味だったが、雨をもらうと活力がわき葉を大きく展開する。

慌てて通称「ホー」と呼ばれる除草鍬をもちだして指導を始める。何せ全員「ホー」を見るのも使用するのも初めてなので、1時間ほどみっちり一人一人丁寧に教える。キャベツの周囲を「口」の字を書きながら、土を切るように伝える。

毎年、たくさんの新人がワーキングホリデーで海外から来るが、1時間ほどで大体使用法をマスターする。これから10haのキャベツの周囲に発生している雑草を退治してもらいましょう。


2020年5月13日

5月12日畑の様子、馬鈴薯の培土作業始める

Filed under: キャベツについて,ジャガイモについて — 管理人 @ 7:01 AM

5月12日早朝より十勝晴れとなる。前日の雨の影響で土壌の湿気が多いが、馬鈴薯の重要な作業となる培土が始まる。鹿追で初めて2002年に導入したオランダ製倍土機は、当初批判のやり玉に挙がる。見慣れない機械が登場すると皆さん興味津々となって批評する。ジャガイモ栽培の長い歴史があるヨーロッパの技術が、北海道に受け入れるためには5年10年の歳月が必要かもしれない。

18年使用しているがタイン(ロータリーの爪)は未交換で耐久性抜群である。国産培土機と比較すると培土する土の(ベッド)が大きい。種芋1株に10個前後のジャガイモが着らいする。ベッドに余裕があるので粒が揃ったジャガイモが生産できる。また緑化防止にもなる。よって収量、収入もアップする。

播種と同時に仮培土が施していため、カメラ式自動操舵で畦をカメラで認識して自動運転が可能となる。起伏が激しい場所になると一時認識できないこともあったが、改良されて再度自動で認識できるようになった。毎回、アップルのパソコンと同様に無料でバージョンアップが可能である。昼寝?をする必要がなくなりキャビン内で休息がとれるようになった。畦の端に来るとセンサーが切れてピピーとお知らせ機能も充実。このシステムは価格が安価なのと維持費が無料なのがうれしい。

一番下の写真は4月19日に定植した加工用キャベツ。度重なるマイナス気温で葉も白く変色したものの、雨が大好きなキャベツはたくましく成長を続けている。現在約4haの圃場に定植が済んでいる。あと6haとなる。定植作業は7月まで続く。

2020年5月2日

5月2日、十勝の大地に雷雨が襲う。明日の最高気温は29度C

Filed under: キャベツについて,ジャガイモについて — 管理人 @ 1:40 PM

4月28日、直播ビートの播種が終了して、すぐに馬鈴薯「品種男爵」の播種が始まる。キャベツの定植班5人、トラクター2台の整地班2人、馬鈴薯の播種班5人でフル稼働している。北海道十勝の農家はゴールデンウィークには大忙しである。

毎年猫の手も借りたいくらいの仕事の忙しさだが、今年はワーキングホリデーの皆さんをはじめ日本人の求人問い合わせが多い。職員住宅も満杯の状態で残念ながらお断りしているのがつらいが、7月以降に来ていただくようにお願いしている。7月以降はまだ大丈夫である。

キャベツ定植も定植機が修復して順調に稼働している。約2ha定植が済んでいる。

5月2日朝、すべての準備が整いいざ出陣となったとき豪雨に見舞われる。やっと乾いた大地が再び湿って休息となる。ダチョウの卵をいただいたので皆でだし巻き卵をご馳走する。おおよそ鶏卵25個分ほどあるのでちょうど良いおやつの量である。

2020年4月27日

野菜定植機がついに壊れた。が部品が来ないの巻 

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 10:19 AM

台湾、香港、日本の3カ国混成部隊で加工用キャベツを定植している。8年ほど使用している乗用型キャベツ移植機が断末魔の叫び声を上げてエンジンが急停止する。

たまたま現場に居合わせたので「これはただ事では無い・・・」と感じてJA整備工場の専門整備士を呼ぶ。予想通りエンジンカバーを開けると排気バルブのナット(ロッカーアームというらしい)が折れていた。年間10ha近く使用しているので金属疲労か、オイル交換をしたので少なかったのが原因だろうと推測された。吸気、排気バルブ室には少量のオイルが循環している。知らなかった。

すぐさま、販売元に部品を発注するが、東京本社からの発送とコロナの影響ですぐには到着できそうそうも無いと。せめて北海道支社に部品ぐらい保管できないものかと思ったが・・・。仕方なくJA整備工場で折れたボルトを溶接してもらった。

JAの整備士の方大変忙しく、気の毒なので自分で組みたてることにした。ところが、ネジがが1本余る、部品が一個余る。専用の工具を手作りするなど四苦八苦して組み立てる。不安な気持ちでエンジンスターターの紐を引くと、見事エンジンが復活して作業できることとなった。我が農協整備工場の技術は素晴らしく未だに健在で動いている。神は見捨てなかった。

そうこうしているうちに、今度は排気バルブ自体が摩耗してスプリングがすっぽ抜ける。さすがにこれには参ってしまった。首を長くして部品を待ち続けることとなった。

キャベツ苗はすくすくと育ち定植した苗より頑丈になったかもしれない。ビートの直播が24日より始まり30日にようやく終了する。

2020年4月20日

加工用キャベツの定植が始まる

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 7:35 PM

4月19日、45日間農場内で育苗された加工用キャベツ苗を定植する。540mの畦を一日6往復する。面積にして40a前後の作業能力である。苗の本数にして18000本、10a当たり4600本、株間35cm、畦幅66cmで行っている。

圃場には牛堆肥散布、心土破砕を施工、石レキを除去、整地、施肥をして定植を行う。

20日の朝、最低気温は-2度ほど。定植済みのキャベツの葉は変色気味だが元気にしている。成育は停滞するかもしれないがたくましく育ってもらいたい。まるで我が子のようです。。今週もー気温で雪や雨の予報がされていて、例年になく寒い4月の気温である。

 

2020年4月19日

春作業の準備が忙しい。「サブソイラー」「肥料散布」「堆肥散布」「石拾い」「農場の看板修復」

Filed under: キャベツについて,農産物の播種、移植作業 — 管理人 @ 7:46 AM

19日、最低気温がやっとプラスになり、いよいよ加工用キャベツの定植が始まる。ビニールハウス内で45日間育苗された自家苗を使用する。圃場は所々凍結が残っており、サブソイラーを入れると土がめくり上がる。

今年の冬は凍結が厳しかったので圃場の石が多く浮かび上がる。上がることばかりで相乗効果で農場の収入も上がることを願う。

約20年前に設置した農場サインの支柱が腐って折れていた。鉄骨の廃材を利用してギブスのように修復する。何かすっきりしたような気分になる。今年も「頑張ろう!」とする意欲がわいてきた。

2020年3月25日

3月25日、畑とキャベツ苗の様子

Filed under: キャベツについて,畑の様子 — 管理人 @ 12:05 PM

3月11日に融雪剤を散布した圃場は4~5日程度で白い雪は消えて無くなった。今年の凍結深度は45cm、地表面から15cmほどが溶けて「グチャグチャ」の状態。昨年より凍結が厳しかったが、平年より気温が高めで推移しているので凍結の緩みは早めに進行している。

通常、このような年は強風、霜などが猛威を振るうことがあるので、直播ビートや早蒔きのキャベツなどはある程度覚悟しないとならないかな・・・?予定?してキャベツ苗の播種は1~2割増反している。

20日を経過したキャベツ苗は子葉が綺麗な♥ハート型になる。今が一番かわいい時期だろうか。ず~と眺めても飽きがこない。これから本葉が展開してきてキャベツらしさがでてくる。夜間は-2~3度ほどに冷え込むので、ビニールでトンネルをして保温に努める。温風ボイラーは5度に設定して、トンネル内の気温は10度くらいに設定している。

 

2020年3月12日

融雪剤散布とキャベツの発芽

Filed under: キャベツについて,ビニールハウスの仕事 — 管理人 @ 6:09 PM

春の陽気に、急激に畑の雪が溶けている。JA鹿追町のコントラ課による融雪剤散布をお願いした。炭酸カルシウムを10a当たり30キロ程を土壌改良を兼ねて22haに散布をした。効果抜群ですぐに黒い土が顔を出し始める。写真の圃場は加工用キャベツを4月25日頃に定植する予定。

3月4日に播種した加工用キャベツが発芽を始める。早生品種「YR天空」新品種「524?」の発芽率は良好で推移している。毎日温度、水分管理作業を徹底して実施している。まだまだ夜間はマイナス気温で冷え込む。そのため温風ボイラーを設定温度10度にして、灯油を1日40~45L消費している。

 

2020年3月5日

加工用キャベツの播種始まる。 

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 8:51 PM

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3月4日、例年より早く加工用キャベツの播種作業が始まった。概ね10回に分けて6月25日頃まで10haを播種する。

4月25日過ぎに定植を実施すると、7月中旬には収穫できるサイズ(1.2kg以上)になる予定。昨年は7月末に始まり10月末まで出荷をした。従業員の仕事確保のため、できる限り早期に収穫可能になるよう作業をすすめ、端境期にも出荷してギリギリまで収穫をする。

端境期の対策として種苗会社に要望です。極早生と10月にも多収となる寒玉品種の育成をお願いしたい。昨年から栽培している新品種は従来品種「おきな」と比較して粒ぞろいが良く、多収である。更なる改良をお願いしたい。

キャベツの輸入(表)はほとんどが中国という現状を、国産キャベツに置き換えてもらうためには、生産者も最大限の努力をすべきでしょう。国は中国依存から国内回帰をうたい併せて緊急の補助事業を発動した。

2020年2月13日

営農計画書の提出

2月12日(水)は最高気温プラスの8度と4月の陽気となった。道路、畑の雪が溶けて流れだし畑の低地に池のように停滞している。先週はマイナス30度を下回っていたとは考えられない気温の変化である。

さて、2月になると今年の畑作物の作付けを計画しなければならない。種子、肥料などの申込みが終了しているので、書類で営農計画書を農協に提出すだけなのですが・・・。なかなか計画書に手をつける気にならないのは困ったものだ。と自分で嘆いている。

ただ今年は作付け割合が大きく変動する。主力のジャガイモは平年と比較して30%減。小麦も30%減。いずれも価格低迷が要因している。ビート(甜菜)は20%増、小豆は200%増、加工キャベツと長芋は同じ面積となった。

加工キャベツは契約栽培のため価格が安定している。さらに村瀬ファーム産を指定してくれるカット業者が複数あるそうで、うれしくて10ha栽培します。そんなこと言われると「生産する意欲がわいてきます。」

加工用キャベツは甘みが命。牛糞を中心に有機物が豊富に投入された圃場はあまり化学肥料を必要とせず、甘みを増した個体が生産される。化学肥料を大量に施肥すると窒素過多などにより、成育が旺盛になり個体は肥大するが「苦み成分」等が形成される。

お好み焼きを口に含んだときキャベツの甘みを感じることは重要であると思う。

3月8日頃には1回目の加工用キャベツの播種作業が始まる。11月まで長~~い勝負の戦いがつづく。皆で頑張りましょう。

2019年12月9日

⚾️夏季限定、シニアソフトボールが終了

Filed under: キャベツについて,趣味、旅行、アウトドア — 管理人 @ 2:58 PM

村瀬ファームのブログであまり紹介したことがないソフトボールについて紹介する。

中学生から始めた野球を40歳になってソフトボールに切り換え23年になった。私が所属している帯広ソフトボールクラブは、20代から70代までの年代別にチームが存在し、全国大会 を目指して奮闘している。

40代で初めて国体に出場して全国のレベルの高さを実感した。練習をしなければ簡単には全国に行けないことを知った。今年は久しぶりに全道シニア大会を制して自身10年ぶりに全国シニア徳島県大会(59歳以上)に出場した。国体に勝って以来久しぶりに1回戦を突破したが、元日本リーグで投げていた投手が顔を揃える実力チームには歯が立たない。ほとんど直球ではなく大きく曲がる変化球やチェンジアップを出し入れされて、軽く料理される。そんな投手は北海道には皆無なので感心している間に試合は終了する。

そんなことで鳴門の渦潮を見て、焼肉屋で村瀬ファーム産の「癖になるキャベツ」を感激しながら食べて帰ってきた。まさか農場産のキャベツを四国で食べれるとは”涙、涙の徳島の夜だった。

2019年11月14日

長芋の収穫真っ最中です

Filed under: キャベツについて,長芋について — 管理人 @ 10:33 AM

10月24日に12haの加工キャベツの収穫が終了する。長芋の堀取り準備を急ぎ、11月2日より作業を開始した。11月13日現在3haを収穫済み。昨年よりは収量、品質が優れておりまずは安心しながら期待が膨らむ収穫作業となる。

収穫機の後部に配置される作業員は日本男児を押しのけて、香港、台湾女子が奮闘しています。外気温マイナスにもかかわらずTシャツで作業する姿、意欲には感服します。香港、台湾ではマイナス気温や雪を見たことがない若者が多く、雪が降ると大喜びで犬と戯れている姿が印象的である。

また鹿追町の加工用キャベツは史上最高の収量を記録したそうで、10a当たり8500キロ(廃耕の圃場を含まず)を見込んでいる。また、ビートは平年作となる移植で10a当たり6300キロ、直播で5200キロぐらいの予想収量だそうです。大豊作の北見、網走地区には遠く及ばないですが・・・。

小豆は10a 当たり4,8俵、大豆も同じくらいを予想している。豊作のうちに入ります。今年は何とか年越しができそうですね。





2019年9月23日

秋蒔き小麦の播種、🍓イチゴ苗の出荷がはじまる

9月19日、秋まき小麦の播種と愛知県、静岡県、埼玉県のいちご農園向けに🍓イチゴ苗の出荷が始まる。それと同時にじゃがいもの収穫作業、キャベツの収穫作業も各班に分かれて同時に作業が進行する。

一年で一番忙しい収穫と播種の時期を迎える。総勢15名が各担当の部署に散らばり活躍してもらう。一日(8時間)の水揚げは130〜150万円前後ほどになる。

毎年のことだが、9月は何かと忙しい季節だ。仕事以外にも修学旅行生の農家民泊の受け入れ、農場視察の受け入れ、社員旅行(日本一早い紅葉の見物)や農作業で体力が消耗するので回転寿司、居酒屋、ラーメン、豚丼、焼き肉、トスカチーナなど美味処の探索。ワーキングホリデーで来ている香港、台湾の若者は自動車のライセンスを持たない面々が多い。

それもそのはず、国立大等を卒業したばかりなので勉強から開放されて間がないのである。香港などは交通網が整備されている大都会なので必要性も少ない。台湾では安価(数万円)に自動車免許を取得できるそうで、30数万の取得費用を要する日本とは大違いである。

 





2019年9月8日

台湾、日本の大学生のインターンシップ始まる

Filed under: インターンシップ,キャベツについて — 管理人 @ 6:16 AM

例年のごとく東京農業大学(厚木市)、台湾国立の台湾大、嘉義大学、屛東大学などの現役、卒業したばかりの学生が来ている。全国の皆さんに千切りキャベツをお届けするために、国内外の学生にキャベツ収穫作業を担っていただいている。今や大学生は貴重な戦力となっている。鹿追町では酪農学園大学、北海道大学、東京農業大学など70名ほどの学生が夏季休暇を利用して農業体験をしている。なかには大学卒業後に農家へ就職を希望する学生も現れ、徐々に効果が見せ始めている。

海外の学生も体験ではなく農場に就職してもらいたいので、国、道が積極的になって就労を認可していただきたい。ワーキングホリデー制度の年数制限の延長を願いたい。(現行は最大1年間)優秀な人材が就労を希望しているにも関わらず、失われていく現状は何ともし難い事態である。我々では地団駄踏んで国に働きかけても認可が下りないのが現況である。

まあ話は変わって、+仕事ばかりではつまらないインターンシップとなるのは避けなければならないので、プロ野球パ・リーグ公式戦帯広大会を観戦した。台湾出身のワンボーロンが在籍する日本ハムを手作りのプラカードで応援する。帯広の森野球場は超満員の12600人の観衆で埋まった。ワンボーロンが守備するレフトに陣取り台湾語で声援を送る。ワンボーロン加油!!と叫ぶと、軽く帽子のつばを触れて会釈してくれた。残念ながらワンボーロンは無安打に終わり、チームも連敗が続くこととなってしまった。

帯広出身の杉浦投手が先発して応援も最高潮に達した感があったが、守備の破綻がゲームを左右した。守備が大切なのは痛感する。今の日本ハムは走攻守三拍子揃った内野の野球選手が少ないのが現状か・・・・。

試合観戦後、帯広大会の試合が台湾でもテレビ放送されており、プラカードを掲げた場面を見た学生たちの親族、友達から〔見たよ!〕とメールや写真が来たそうである。



2019年8月11日

7月29日、小麦、加工用キャベツの収穫が始まる

Filed under: キャベツについて,小麦について — 管理人 @ 6:50 AM

7月29日に小麦の収穫と加工用キャベツの収穫が同時に始まる。暑い日差しが続くなか、実が太く良質な小麦がコンバインによってトラックに排出される。水分は16〜19%が殆どで申し分のない収穫作業となる。我々の集団は10a当たり10〜13俵の収量を見込めそうである。つまり豊作です。

一方のコンビニやお好み焼き、餃子、とんかつ屋さんなどのカットキャベツとなる加工用キャベツは、春先の霜、干ばつ、7月の長雨、高温などの自然災害に見舞われたが、良質のキャベツが生産されている。鹿追町で生産される4100トンのキャベツは関東、関西、中国方面に90%が出荷される。殆どが関東以西である。我々の地区は10a当たり8〜10トンの収量があり10月末まで順次仕上がったキャベツの個体を収穫していく。毎日のように15〜18トンのキャベツを350キロ前後の鉄コンテナで農協に出荷している。つまり今の所豊作です。

加工キャベツの収穫動画

2019年7月26日

7月25日畑の様子、まもなく小麦、加工キャベツの収穫始まる

Filed under: キャベツについて,小麦について — 管理人 @ 11:41 PM

4月23日に定植した加工用キャベツ〔品種おきな〕は2〜3キロ前後になり収穫の時期を迎える。7月29日より10月末までの長〜い期間、全国に集荷を続け、コンビニのカットキャベツや餃子、お好み焼き、とんかつなどに利用される。今年は霜や干ばつの影響を受けたが、まずまずの出来栄えで、消費者の皆様に美味しい、新鮮なキャベツが届けられそうです。

小麦は「まさかの倒伏」に見舞われたが、豊作といって良いでしょう。期待が持てます。十勝の中央地帯ではすでに刈り取りが始まっていますが、山麓地帯ではこれからの収穫となる。7月28日頃から最高気温も33度Cに達するので収穫が始まる予定。キャベツと小麦収穫が重なり、一年で一番忙しい時期を迎える。従業員10名とともに頑張りましょう。

2019年5月26日

長芋の定植、キャベツの手取り除草始まる

Filed under: キャベツについて,農業機械の話,長芋について — 管理人 @ 6:29 AM

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5月23日より始まった川西長芋の定植は28日に終了する。青森T社製定植機2台を使用、2名乗車して作業をする。540m(畝幅132cm、株間18〜20cm)の畝を1日5本(35〜40 a)ほど定植する。干ばつで土埃と石灰が舞うなか6日間で4.2haの面積をこなした。

例年、植え付け前の芽出しが上手くできず苦労する。ビニールハウス内でのキュアリングが終わって倉庫(雪室)に戻すと芽が出てくることを発見する。ビニールハウス内ではいつまで経っても芽が出ない。来年は雪室に雪を入れずに長いも優先で考えなくてはならなくなった。通気が悪いので入れっぱなしと言うわけにもいかないなあ。

4月23日から加工キャベツの定植が進行しているが、乾燥しすぎてるにもかかわらず雑草は元気に育つ。長芋の定食作業の合間を縫って手取り除草も始まる。長芋のポール立て、ネット張りなど仕事がたくさんあり猫の手も借りたいくらい・・・。そんな時従業員の友達が2人応募してきてくれた。良かったー。

 

2019年5月22日

強霜、強風、干ばつにみまわれ頑張るキャベツ

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 1:33 PM

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5月12日に最低気温−3〜4度C、と強烈な霜に襲われキャベツが被害を受ける。バケツの水は2〜3cmの厚さが凍る。前日に定植した苗は枯死して再び定植しなければならい農家があったそうである。4月23日に定植したキャベツは根も活着していて影響は免れた。

一方、アスパラガスは地上に出てきたのは全滅する。これから伸びてくる物にも霜の影響が大きいそうで、収穫量が大幅に減るそうです。

 

2019年4月24日

ビートの直播、加工用キャベツの定植の春作業が始まる

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 5:56 AM

JA野菜育苗センターで苗を引き取り、今年初めてのキャベツ定植が始まる。土壌凍結が残るなか従業員の仕事確保のため作業日を急いで決行する。

3日間で134a の定植を終える。台灣から参加の彼らにキャベツ定植の感想を聞くと、「楽しい仕事です」「面白いです」との答えが。定植機の整備も万全で順調に作業が進行した。機械操作を彼らに伝授すると、すぐに理解してくれるため、あとは作業を任せる事ができる。一日540mの畝の長さを3〜3.5往復ほどする。これから約9haの圃場に順次定植し、収穫は7月末〜10月中旬までの期間行い、JA、ホクレン、カット業者等を経て、関東、関西方面を中心に出荷される。

コンビニ、惣菜、お好み焼き、とんかつ、餃子などのカット野菜となって消費される。今年もたくさん食べていただきましょう。

2018年8月15日

加工用キャベツ、小麦収穫同時に始まる

Filed under: キャベツについて,小麦について — 管理人 @ 9:29 AM

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月1日に小麦収穫、3日に加工用キャベツの収穫が始まる。あまり期待が持てなかった小麦はまずまずの収量と品質が保持できた。7月上旬からの開花時期に長雨と低温に見舞われた。その後、7月中旬から開花後期に晴天に恵まれ小麦の受粉が順調になったのかもしれない。

鹿追町では乾燥小麦収量は、品種「キタホナミ」で8.6俵/10a当たり、「ゆめちから」で8.0俵/10当たりであった。まずまずですね。昨年の播種時期が遅れていた圃場は7月の開花も遅れて好結果のようでした。

加工用キャベツも6月の長雨、低温、7月の干ばつの影響で小玉傾向で推移している。収穫時期を遅らして雨を待った。23日も晴れ間が続き大地は乾燥していたが8月9日に待望の降雨がり、水分補給ができたキャベツは急速に肥大を始めた。その後は順調に生育が進行して平年並みの収量を確保している。

 

2018年7月15日

生食用キャベツ収穫が始まる。『孫の美玲、農家を継ぐの巻』

Filed under: キャベツについて,家族の話題 — 管理人 @ 8:21 AM

4月28日に定植した生食用キャベツ『藍春ゴールド』が小雨が降るなか7月12日に始まる。病害虫に侵されず良質な製品が収穫されている。1〜2割が7玉入り、残りは8玉入り(一番値が高い)と理想の収穫のタイミングとなる。収穫が遅れると箱に6玉しか入らないことやキャベツが破裂などするため収穫時期を誤ると大変なことになる。

一個一個、手取りされ、個体を逆さまにして水分を振り落としながら箱詰めする。この一連の作業が大変なので栽培農家が減少している。ベテランになると一日10キロ箱200ケースほど集荷できるそうであるが、ワーキングホリデーの方ははじめての作業で100箱近くもできれば優秀である。しかし無理をすると体力を消耗するのでそこそこにしなければならない。

消費者の方にも収穫体験を推奨したい。1個100円のキャベツの収穫がいかに困難なことを認識してもらいたいですね。

今年より農協で制作していただいた10キロダンボール箱が生産農家で応援を込めて制作することになる。価格30万円以上する封かん機を購入して一日500〜800箱を制作している。この作業も農協に委託していたので大変なことが理解できた。あまりの忙しさに孫の美玲、カオリも手伝いをしてくれている。まだ一年生だが汗をかきながら大人顔負けに作業をしていて、『将来の職業はパパのお手伝いだね?』と質問すると、『うん!もちろんよ!』と頼もしい返事が・・・。流石に農家の娘です。

2018年6月9日

長芋の定植、ポール立て、ネット張りが終了

Filed under: キャベツについて,長芋について — 管理人 @ 11:12 AM

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5月17日から長芋の定植が始まり、5月26日からネットを張るための3.5mのポール立てとネット張りが6月7日に終了する。昨年の1haの面積から3haへ増反したので作業日数を要した。畑の長さが530mあるのでワイヤー、ネット類を伸ばすのにも一苦労する。畑の両端にいるとLineで無料電話して、作業の指示をするが、電波が悪くて途切れ途切れになる。また言葉が通じなく軽トラックで移動しながら、何度も失敗して作業のやり直しが頻繁に発生する。

ワーキングホリデーの外国人は全員、農作業が初めてなので事件が起こるたびに私が駆けつけることになる。「自分の仕事ができない・・・!」何度も泣きたくなることがある。ふ〜〜とため息を付いて「怒らないように・・・」と自分に言い聞かせながら毎日の仕事が進行した。辛抱しましょう。

今の時期は各作物の除草剤の集中散布が忙しく、防除を休んでは指導することを繰り返す。『風がなくて防除したい・・・』と嘆きながら約20日間に渡った長芋の春作業が終了した。良かったあ!。

6月8日よりキャベツの手取り除草が始まる。キャベツの生育が順調で葉の展開が例年より早いかな? ホーと呼ばれる除草鍬を用いて外国の従業員が草を切っていきます。決してキャベツを切らないようにと伝える。後で点検すると萎れたキャベツが少々あるが想定内のこと。5日ほど経過すると立派な従業員に育つ予定。

2018年5月13日

昔からあるが新兵器を発見する

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 5:56 PM

キャベツを定植するための作業工程として。

1,畑を起こし、整地をする。

2,肥料を施肥する。写真前側のタンクの部分で化学肥料など100〜140キロ/10a当たり散布する。

3,培土器で高畝を作る。場合によってはその後鎮圧ローラをかけて植付部分を平坦にする。

4,これだけの作業をこなしてから野菜移植機でキャベツのセル苗を定植していた。(一日10a~30a)

5,定植後1ヶ月目頃より手取り除草、殺虫剤、殺菌剤などを散布して品質維持につとめる。そうしないとJA、加工業者、消費者等に受けいれてもらえない。

6、定植して75日後くらいから収穫機(約1000万円もします)を使用して5人から7人の人員で収穫が始まる。なぜこんなに沢山作業者が必要なのか? 収穫したキャベツのコンテナ(1基約360キロ)をJAの予冷庫に運搬する運転手が1人。収穫機の運転手が1人、キャベツをコンテナに収納するのに3〜5人、コンテナを運搬トラックに積み込むショベル運転手が1人を必要とする。

キャベツ栽培には多くの手間、労働力を費やして大手コンビニのカット野菜などとなって店頭に並ぶ。4年前から新型収穫機がJAで導入され大幅に収穫労力が軽減されたが・・・。まだまだ農家の皆さんに敬遠され面積が増えない要因がある。我が農場では主力作物のひとつとして捉え推進している。でJAでは・・・?

最近SNS,で2と3を同時に作業可能なアタッチメントがあることが判明して、すぐに機械メーカーに注文する。すこぶる調子が良くあっという間に高畝が形成できた。聞くところによると昔から機械は存在していたそうで、カタログにもひっそりと明記しているそうである。キャベツ栽培が盛んかつ推進しているJA鹿**町でも普及しておらず、省力化できる安価な機械があれば少しはキャベツ面積が増えるかもしれない。少しですが・・・。

何かウキウキした気分で畑に向かうこの頃です。今までの失った時間13年を返してほし〜〜〜い!まあそんなことを考えながら作業をしている。

2018年4月30日

馬鈴薯播種&キャベツ定植始まる

Filed under: キャベツについて,ジャガイモについて — 管理人 @ 8:06 PM

今年の春作業はオール台湾7人でスタートする。4月21日に直播のビートが終了した。4月28日は馬鈴薯播種班4人、キャベツ定植班3人に分かれて同時に作業をする。写真は三人共初めての農作業となるキャベツ定植班。2時間ほどの指導でほぼ作業方法を習得する。7人とも農業に従事するのは初めて日本語もほとんど理解出来ないが、飲み込みが早いので(教え方が良いのか?両方かな!)あとは3人に任せて安心です。

生産された生食用キャベツは地元スーパー、加工用キャベツはローソンのカット野菜などに加工されて7月から10月末ごろまで出荷される。

農場に着いたばかりだが、いきなり3日間仕事に集中してもらい、疲れたようなので休暇をプレゼントする。さっそくラフティングの体験に全員出かけていった。『楽しかった〜〜!』と、ウキウキの気分で帰ってきたので、また明日からの仕事に励んでもらいますか。

2018年3月20日

行者にんにくの出荷終了。キャベツの播種始まる

Filed under: キャベツについて,行者にんにくについて — 管理人 @ 11:42 AM

1月19日より出荷が始まった行者にんにくは、3月19日に終了する。営業日41日で約13000パック(50g)を札幌中央市場を中心に出荷した。

来年度は1月下旬から3月末まで1万5000パック前後の出荷計画を立てた。

行者にんにくが設置されたスペースが空くと、加工キャベツの播種が始まる。1スパン6〜8反分移植できる面積を確保して、8〜14日おきに13回ほどの播種間隔を置く。そうすると収穫時期も順番にスライドでき、作業もスムーズに確保できる。しかし、天候によっては生育が重なり大忙しとなることがしばしばある。最近の天候には泣かされ、うまくいきません。

2017年10月22日

長かったキャベツ収穫が終わる

7月下旬から始まった約9haの加工用キャベツの収穫が、10月20日に終了した。生食用を含めて約10haの栽培面積は限界に近い数値である。収穫適期を迎えると週に6日連続の作業を強いられる。皆さんに栽培し過ぎと指摘されているので、来年度からは4〜5割程度削減することにした。収量は10a当たり7トン前後あり、目標を達成することができた。

 

投資事業はある程度貸付金返済が一段落を迎え、来年からは余裕のある経営に戻れそうである。10人の従業員には色々苦労をかけたが感謝の言葉を申し上げたい。

今年の営業成績も近年になく良好で、皆で台灣の観光農場へ視察に行くことに決定した。今から楽しみであるが、まだビート、長芋、山ワサビの収穫作業が11月中旬まであるので気が抜けない。あと一息です。

*衆議院選挙は与党の大勝で終わったが、当選された議員さんは一様に第一次産業を元気にして雇用を増やし地元を活気づけようと訴えている。ここ十勝は『農業』が元気になれば十勝全体にお金が回り後継者や従業員が増加して地域が活性化する。若者が増えれば若者を呼び込める。移住者や観光客も増える。地域にお金が落ちる。町が活発になる。などなど。

 

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2017年9月18日

9月18日、畑の様子、台風18号

Filed under: キャベツについて,ジャガイモについて — 管理人 @ 7:37 AM

非常に強い大型の台風18号が北海道に上陸しそうである。函館地方は短時間に100mmを超える猛烈な雨となっている。今後函館から札幌方面を通過する予定だが、こちら十勝地方も80mm前後の雨の予報である。風も30m/sと強く農作物が倒伏の被害が避けられそうにない。今年初めての台風上陸となる。昨年は1週間で3度も来たが・・・・。

そんなんか、キャベツは7haの収穫が終わりのこり3haとなる。成育が順調で9月末〜10月上旬に収穫が終了しそうである。(本来10月中旬まで予定していたが1週間程度成育が早まっている)

ジャガイモ収穫は天候に恵まれ順調に作業が進行していた。約8ha終了して残り12ha となる。作柄は豊作と好天のため早くも収穫作業が終了した農場も出現している。運搬を担当する業者さんもてんてこ舞いだったようで、なかなか運搬してもらえず、畑に60トンを超える収穫したジャガイモのコンテナが堆積したままになっていた。ジャガイモは4〜5日畑に放置していると青く変色して商品価値がなくなるため数日作業を休んだ。こんなことは生まれて初めての経験である。栽培面積の多い農場は配車台数を増やすなどの配慮で運搬してもらいたいと感じていたが・・・。収穫期限が緩和されればゆっくり作業をしたいのだが・・・・

圃場では土壌が乾燥しすぎて、機械収穫時に傷が多く作業が難儀していた。ここにきて一転、雨が多くなり湿気った土がジャガイモに付着したり、地面がぬかるんでいる。そこへ追い打ちのように大型台風が上陸しそうで、昨年の悪夢は勘弁してもらいたい。

今日は吹き荒れる暴風雨を静かに見守りながら、身体を休めるこにしましょう。

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2017年8月2日

加工用キャベツの収穫が始まる。それと羆の話

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 6:44 AM

7月26日加工用キャベツの収穫が始まる。面積は約9haあり10月末まで作業が続く。

今年の作柄ですか? 石がない普通畑は平年並みの6〜7㌧の収量がありそうだが・・・。石が多い圃場は高温が続いた影響で成長がストップしている。キャベツの球体が小さいので収量に影響している。

次の圃場は石礫が多く、黒ボク土の湿地であるためキャベツが小玉傾向となっている。我が農場では初めての作況で、収穫作業にも影響しそうである。追い打ちを掛けるように羆の目撃情報が・・・! 数年前に熊が寝ていた跡があったことがある。

数年に一度、熊が出没する圃場なので台湾大学生は熊との遭遇は楽しみ半分、恐怖心半分である。ちなみにカミさんの出身地『苫前町三渓』は日本で最大の熊の獣害があった地域で、女・子供が狙われて熊に襲われ食べられた。獣害事件が再現された場所があり、今にも熊が出没しそうなスポットである。そんな恐ろしい場所にかみさんが生まれ育った・・・。本当に熊が出そうですよ!!

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2017年7月7日

生食用キャベツの収穫始まる

Filed under: インターンシップ,キャベツについて — 管理人 @ 5:17 AM

約10ha栽培しているキャベツのうち、早期に収穫できる生食用キャベツの収穫が始まった。最高気温30度Cと暑いなか町内のトップを切って810ケース(10k)をJAの予冷庫へ集荷した。

4月末定植後は少々気温が低く経過していたが、適度の雨と日中の気温が高めに推移、平年より良好な作柄となった。自家苗の育苗も4年目を迎えほぼ完璧な状態で定植が順調に進行した。

台湾からインターンシップで参加の大学生も30度Cの気温は『ちょうどいい!』と喜んでいる。休憩時はキャベツにかじりつき『甘い!』と感激する。

午後の休憩には、甥が商品開発した北海道で展開中のコンビニ『セイコーマート』の北海道メロンソフトを提供した。台湾にもメロンソフトが浸透していて、リクエストが届いていた。今日は予想最高気温35度Cと暑いので、北海道のミルクをタップリ使用した『北海道牛乳モナカ』をおやつに提供する予定です。

また熱中症対策で午後からは作業を中止にして、気温が下がる3時半頃から作業を再開する予定。でしたが・・・ご当地鹿追町は午前中から36度Cにもなり午後からは作業を休みにした。暑さに強い台湾人でもだめでした。

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2017年6月22日

キャベツその後は?

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 9:04 AM

3月播種、4月末定植の生食用キャベツが結球を始めている。7月上旬出荷に向けて勢い良く成育を続けている。昨年は収穫期を逃して7月15日に収穫を始めたため、割れるキャベツが続出して大量に破棄をした。その反省から今年は早めに、10キロ入り箱8玉から始めることに留意する。良好な成育から判断すると7月5〜10日頃に収穫が始めれそうだが・・・。今後の天候次第です。

現在は、7.5haに加工用&生食用キャベツを定植済みである。外葉が大きく展開してくると手取り除草が困難になるため、元気に生育する葉と競争(追いかけられ)しながら作業がすすむ。すでに追い越されている状態ですが・・・。今の時期に雑草を野放しにすると1mを超える草丈になってしまうので、手取り除草は大切な作業となる。

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2017年6月2日

畑の様子 キャベツの草取り

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 5:49 PM

5月26日よりキャベツの手取り除草が始まった。ホーと呼ばれる除草鍬を使って畝の頂上付近の雑草を取り除く。漢字の『口』という字の書き順の通りに葉の裏に隠れた雑草を『ひっかく』。と表現したほうがわかりやすいかな。

新人の従業員はもちろん初めての草取りで30分ほど作業の手順を指導する。そうするとおっかなびっくりキャベツの側にホーの刃を入れる。最初はおぼつかない手つきだが、半日もすれば心地よい肩こりとともに慣れて作業ははかどるようになる。

ホーとは、米国から伝わった農具『Hoe』から由来しているそうである。米国にもホーのような農具があったとは興味深い。

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2017年4月25日

キャベツの定植とビートの直播が始まる

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 10:06 PM

いよいよ春の播種作業が始まった。まずは3月16日に播種したキャベツの苗を定植する。生食用キャベツ『藍春ゴールド』は7月上旬に帯広市内のスーパーなどで販売される。

今年は新人5人で作業を進める。それぞれの持場をローテーションで回しながら自分の役割をこなす。持ち場が変わることによって作業チームの役割などを把握する。

キャベツの播種作業は苗の準備が順次出来次第、7月末まで続く。今年度は生食用が70a,加工用を900a栽培する計画となっている。またキャベツ収穫後には秋播き小麦を600a、9月末まで播種をする。

同時にビートの直播も始まった。

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2017年4月13日

あと10日でキャベツの定植です

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 5:09 PM


3月16日播種の生食用キャベツ『品種藍春ゴールド』が生育日数30日を迎えようとしている。

しかし。昨日と今日は横殴りの猛吹雪となり、冬に逆戻りとなった。最低気温は−3度位になり夜間は温風ボイラーを再び点火している状態。

今年は例年より寒いですね。春作業は早そうで遅れるかもしれません。
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2017年3月23日

生食用、加工用キャベツ発芽する

Filed under: キャベツについて,ビニールハウスの仕事 — 管理人 @ 4:29 PM

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3月16日、キャベツの播種が始まった。播種後5日目頃から発芽を始め、今日23日には発芽がほぼ揃う。これより10日〜12日おきに6月末頃まで播種が継続して行われる。

2016年12月7日

ひろおサンタランド  サンタさんに願い事!

Filed under: キャベツについて,山わさびについて — 管理人 @ 12:04 AM


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初めて広尾町サンタランドに出かける。大きなクリスマスツリーに『台風は二度と来ないように!』とお願いをした絵馬を書く。カップルは永遠の愛を誓い、恋人の聖地とうたわれたドームの階段を登り、鍵をかけていくそうである。サンタさん来年はよろしく!ところで願いを叶えてくれるのは誰なのかな・・・・?まあ深く追求しないようにしましょう。

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お昼は中札内のファームレストラン『野島さんち』にてポークジンジャーステーキで舌鼓。ポークステーキの下には甘いホイコーロー風のキャベツがたっぷり。当然野菜は自家生産品である。

鹿追に置き換えるならば、草原のポークステーキに山ワサビソース、キャベツはホイコーロー、じゃがいも、人参、ブロッコリーすべて鹿追産でまかなえる。更に玉子&オニオンスープなどもある。これいいんじゃないですか?

2016年11月20日

やっと畑の耕起始まる&営農計画

Filed under: キャベツについて,畑の様子 — 管理人 @ 10:05 PM

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今日からやっと畑起こしを始めれた。来年耕作予定の馬鈴薯(じゃがいも)とビートの畑を起こす。明後日は雪の予報なので夜業で作業をしていたが、突然トラクターがエラーの赤色灯の点滅がついて三点リンクがフリーズする。これは初めての現象で営業にTELをして明日一番で点検に来てもらうことにした。

(原因は、3点リンクを最大の上げ幅に調整ノブをしている状態で、プラウを揚げた時に低みなどで車体がバウンドした。その時!マークが点灯してフリーズしたようだ。エンジンを切ったり、3点リンクを上下したりしてみたが復帰せず諦めていた。)が調整ノブを下げたところ動くようになる。今考えると簡単なことでした。

耕起中はネキリムシ&ミミズを食するカラス軍団20羽ほどが代わる代わる飛び交う。それだけ土壌が肥えていることだと判断して良いのでしょう。

畑起こしが終了するといよいよ年末の冬ごもりの生活が始まる。近い将来もう一度普通の経営に戻ろうか悩んでいる。キャベツ、行者にんにく、山ワサビ等の栽培(面積減だけにするか)を中止して畑作4品(小麦、馬鈴薯、甜菜、大豆)で普通の農家になろうか・・・。それも面白く無い話なので悩んでいる・・・。

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我家にてJA鹿追農産課のキャベツ担当職員2名が、今年の反省と来年のキャベツ栽培についての懇談をする。キャベツ栽培を始めてから3年目にして、若手職員と懇談が出来る場が設けられたことに感謝する。ちょっと遅いような気もするが、まだ許される範囲ではないだろうか。キャベツ産地として揺るぎない位置づけのために、JA職員と共に頑張っていこうとする意欲が湧いてきた。

意外と職員がキャベツの販売単価、概算払単価などを把握しておらず教えてあげることもあった。収穫機のリース料は年間200万円近くJAに収めていますよと言うと、目を丸くして驚いていたように感じた。『そんなに・・・。』 ある時『JA管理職にリース料が高いのでは?』要請すると、『村瀬さんは面積が多いからですよ!』と返答が。面積が少なければ問題無いという考えだが・・・。

今年の栽培面積を1割程度削減して、来年挑戦することに計画を立てる。あとは家族、従業員と調整をしながら計画を実行していくことになるだろう。

他では小麦は昨年の大豊作から大凶作に転落して製品流通麦は品種きたほなみで、町平均10a当たり4俵強(前年は12俵)、品種ゆめちからで3俵強(前年は11俵)でいずれも著しく不作となってしまった。また生食用じゃがいも(主に男爵)は10a当たり45俵(前年57俵)、加工用じゃがいもは44俵(前年58俵)と生食用はある程度の収量があったものの、加工用は不作であった。加工用は生産単価が安いので収量が高く無いと収益が少ない。

この結果を鑑みても来年も同じ割合で作物を栽培するしかなく変化に乏しい計画になる。ただ山ワサビの問い合わせが多く、来年は近畿方面への出荷をするかどうか悩んでいる。隣の芽室町でも産地化に向けて取り組んでおり、当農場は小ぢんまりと村瀬ファームのブランドで挑戦するつもりである。十勝の方はスーパーや回転寿司などで辛味十分の山ワサビがあると村瀬ファーム産の可能性が大きのでご賞味のほどよろしくお願いします。札幌でも『行者にんにく』と肩を並べてスーパーやデパート(max***、try**、イオ*系など)を中心に販売されおります。

2016年10月10日

キャベツ収穫終了する

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 12:46 PM

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7月上旬からスタートしたキャベツ(生食、加工用)約10ha弱の収穫が終了する。台風の多大な影響のなか、概ね収量、品質とも当農場は豊作(反収は約6トン/10a)の年だったと思います。収穫遅れでキャベツが割れたことがにあったが(これがなければ平均収量は7トン/10aぐらいでしたでしょう)、褐色の乾燥土壌はキャベツに最適である。今年は湿性の黒ボク土は生育障害があったようで平年の半分ほどの収量しかないようである。

写真の最後に収穫(10月上旬)した圃場は品質的に最高の状態で、8〜9トン/10aの収量があった。町平均収量は5.2トン/10aであった(昨年は7.5トン/10a)。町全体としては台風が上陸するまでは空前の大豊作でしたが、台風が吹き荒れた8月下旬からは収穫遅れや生育不良になり不作となった。

2016年10月2日

キャベツ収穫が難儀しています

Filed under: キャベツについて,畑の様子 — 管理人 @ 10:09 PM

この動画は平常の収穫風景。3キロ前後の加工用キャベツがドンドン回転刃で根をカットされ、選別コンベヤーに上がってくる。今年は病気も少なく、実がしまった美味しい甘みのあるキャベツが生産されいる。ローソンを中心にコンビニの千切りキャベツとして全国に出荷されているそうである。小売価格が150gで100円だから、1000gだと667円かあ・・・。

生産者価格は10分の1ぐらいに抑えられているので、栽培農家が増加しない最大の要因である。利益が少ないと農家は栽培を回避するのは当たり前で赤字なら尚更のことである。ここの地域の集落は12戸の畑作農家のうち3戸がキャベツを栽培している。キャベツ栽培には最適な土地柄なのだが・・・。200ha を目指していたJA**おいの指標面積は程遠い数値となる。今年は約50haにすぎない。50haのうち約9haは我が農場で生産されている。(運転しながらスマホで撮影する。ある程度手放しできる)

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難儀しているじゃがいも収穫を見捨てるわけにもいかず、キャベツ収穫を1週間ほど休んでジャガイモ収穫に専念していた。

まだ余裕があると見ていたキャベツが写真のように破裂しだした。慌てて収穫を始めたが、台風の影響がなくなり2ha の面積が一斉に収穫適期を迎えた。キャベツが巨大化して倒伏、破裂と収穫機の作業の複雑化を招く。手で触れるだけで『バリッ!』と割れる状態。4〜5日後にはかなりの量が廃棄せざるをえなかった。

ここにも目に見えない台風の影響があるのでしょう。今日で11日間連続で収穫作業に励んでいるが、じゃがいもはあと10ha、キャベツは1ha を残している。身体を休めたいが晴天に休むわけにもいかず・・・。従業員は体調崩す人も出てきたので交代で休暇を与えてきたが・・・。ついに風でダウンする方も発生する。家族は休んでいませんがもう少し頑張ります。

2016年9月14日

農業は素人では無理なのか。いやできるはず。

Filed under: キャベツについて,従業員の話 — 管理人 @ 12:05 AM

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7月11日から始まったキャベツ収穫が2ヶ月を過ぎた。9月13日現在、6.8ha のキャベツを収穫済みである。残り2.8haとなった。

7月に帯広市のとある場所でキャベツ部会の役員さんに偶然会った。彼曰く、『村瀬さん今年はキャベツ9ha も栽培して収穫できるんですか・・?』と呆れたような顔つきで質問された。

『収穫機を貸してくれれば、まあ何とかやれる自信はあるけどね・・・。』と言って彼の表情を観察する。その表情は『無理でしょう』と言っているようであった。JAキャベツ部会での会話の一端が彼の表情に表現されていた。

一番の心配事は作業人員の確保である。ワーキングホリデーやインターンシップ生など農業未経験でも人数が揃えば何とか成る自信はあった。春先の農場ホームページでのスタッフ募集で10名近くを確保できていたので、後はいかに指導力が発揮できるかにかかっていた。

ほぼ都会出身の香港、台湾、NZなどの農業未経験の若者たちである。まず女性の爪を見ると伸ばし放題。虫を見ては奇声をあげる。夜遅くまで起きているなど、最初の数日は彼らたちの行動に目をつぶるしかない。それが4〜5日もすれば仕事を覚え、爪は短く切り、先輩から仕事や生活の指導を受け一人前となって行動できるようになる。個人差はあるがそれはしょうがない・・・。

鮎漁をする鵜は鵜匠から怒られると、一生鵜匠の言うことを聞かなくなるそうである。だから親方は怒らず我慢との戦いで、根気比べの指導を強いられるそうだ。人間を鵜に例えるのは失礼かもしれないが、鵜匠の指導方法をマスターしなければならないと感じている・・・・。

私達がキャベツ収穫機、じゃがいもハーベスターを運転して、作業は8人ほどの外国人の若者達。2班〜3班に分かれて同時に収穫作業をする。楽しく仕事ができるように心がけなくてはならない。休憩は一日2回多くしたり、貸し出した車を破損しても怒らず『うわ〜こんなに壊している!』とココロのなかだけで叫ぶ。休日や食事会のプランなどを話し合うのも重要である。

このチームプレーは野球に似ていると思っている。素人集団でも鍛え方で夢また夢の『甲子園』に出場できる可能性もある。1ヶ月もすれば彼らの仕事をする容姿は農業人として立派に大成する風格を備えることになる。農作業の厳しさは認識しているのでアドレナリンの活躍する場面を構築せねば。毎朝、筋肉痛を鎮静する薬品臭が辺り一面に漂う。9月初旬にインターンシップ生が帰国して5人ほどが入れ替わる。最初の2週間ぐらいは農作業になれるのに必死で、鈍っている肉体の改造に時間を要する。その後は何もなかったように鎮静剤の匂いは収まってゆく。こんな繰り返しを4〜5年経験していると理解できるようになる。

ある新聞社の取材で、農業を一言で表現すると質問された。『挑戦と失敗の連続!』そのなかに僅かな成功があればいいではないか。失敗を恐れずに来年も頑張りますか!(今年はまだまだ収穫する作物が一杯残っていました。)

2016年9月2日

キャベツ収穫に援農隊が来る

Filed under: キャベツについて,畑の様子 — 管理人 @ 5:13 AM

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昨日は酪農学園の学生さん9名の援農隊が来てくれた。町と農協が協力して街の宿泊施設を無料開放して利用し、町内の農家に援農隊として活躍している。ありがたや~ありがたや~。

台風の影響でメインの『じゃがいも収穫』作業が不可能のため、当農場のキャベツ収穫に汗を流してもらった。収穫機が近寄れない軟弱な場所を中心に作業をする。長靴がすっぽり埋まる水溜りが辺り一面に散在して、収穫したキャベツの鉄コンテナ(400キロ)を運搬するタイヤローダーもはまる。

集荷しているJA野菜センターのパートのおばさんには、キャベツが泥まみれだと指摘を受けるが、極力注意して作業するしかない状態。昨日は約20トンのキャベツを収穫した。

今日も援農隊が来てくれるので、30度Cの予想最高気温のなか頑張りますか。JAの課長さん方が個人的に送迎をしてくれています。ご苦労様です。

2016年8月26日

畑の様子『台風の爪痕』

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じゃがいも畑から水が引かず、畑のなかで小川が発生している。冠水している場所はじゃがいもが腐敗を始めている。雨水は高い場所から低い場所へと流れてゆく。

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こちらはキャベツの圃場。凹地になると雨水が停滞して池になっている。収穫したキャベツの鉄コンテナ(400キロ)を運搬できず遠回りしている。また収穫機まで軟弱な土壌に身動きがとれなくなる。このままではキャベツが腐敗してしまうので人間自体も身動きがとれない場所も無理して手作業で収穫することにした。

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台風被害のウップンを晴らすべくカラオケを堪能する。彼らは日本のカラオケの挿入曲の多さに驚く。台湾語、広東語、中国語、英語、ドイツ語、もちろん日本語に対応できるカラオケ装置に感心しながら次から次と歌う。私は台湾大学生の語学力に感心する。すでに4カ国語を話せる大学生もおり、就職には苦労しないだろうと感じていた。 

ローカルな台湾語のテロップが出ると大歓声が湧き上がる。なぜ日本に台湾語のカラオケが・・・。

2016年8月13日

大豊作のキャベツ収穫

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 1:08 PM

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7月29日より始まった加工用キャベツ『おきな』は週5~6日のペースで収穫が順調に進行している。

豊作だった昨年を上回る勢いで良質なキャベツが生産されている。3日間の盆休暇を前に本日最後の作業をしている。今日まで約2haを終了してキャベツ約180〜200トンを出荷できそうである。大豊作と言っていいでしょう。

70回もJAと圃場を往復していると、少しかなかったタイヤ溝もあっという間になくなって、運搬するトラックのタイヤ2本がパンクする。道路にキャベツを少々まき散らしてしまい失礼しました。S56年製のトラックが悲鳴を上げているようである。もうそろそろ現役引退でしょうか・・・。経費節減のためエンジンが動く限り頑張ってもらいます。日産UDトラックさん・・・。

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2016年7月31日

加工用キャベツの収穫始まる

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 7:27 AM

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いよいよ9ha近く栽培している加工用キャベツの収穫が雨のなか始まった。

約50〜60m進むと400キロ(正味350キロほど)の鉄コンテナが一杯になり、収量は8〜9トン台(10a当たり)はありそうで今のところ豊作です。しかし雨が多いので、湿地は腐敗などの危険性があり注意して作業を進めている。

キャベツ収穫機は一日8時間で、270mの畝約10〜11本、キャベツの収穫量は約16トン、面積にして17〜19aを収穫可能である。今日は日曜日ですが収穫が遅れているので、日曜日返上で仕事頑張ります。今回の大雨で運搬するホイールローダーも泥沼のなか身動きが自由になりません。

2016年7月15日

生食用キャベツの収穫始まる

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 10:25 PM

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いよいよ生食用キャベツ(品種、藍春ゴールド)の収穫が始まった。6月の低温、日照不足、半月続いた梅雨で、昨年より5日程遅れて始まる。意外と玉揃いもよく1.2キロ以上の製品が10キロ箱に7玉&8玉入りで集荷している。

加工用キャベツは玉の大きさが20㎝前後に生育しているので、昨年と同じ25日頃からぼちぼち収穫が始めれそうである。栽培面積が9ha 近くあるので早めに収穫をスタートする。

2016年7月13日

キャベツ定植が終了する

Filed under: インターンシップ,キャベツについて — 管理人 @ 7:03 AM

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4月23日から始まったキャベツの定植が7月12日に終了する。2日前に到着した台湾の東呉大学生二人に最初で最後の定植をしてもらう。

昨年参加していたお兄さん(京都大学に留学中)の紹介で今年は妹が参加をしている。同じく昨年参加していたお姉さん(京都で就職中)の紹介で、台湾の大学生の妹が参加している。というように、農場をある程度把握して参加しているので、初めての農作業にも強い意欲を前面に出して頑張ってくれている。

2016年6月26日

6月26日畑の様子

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 9:40 AM

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4月28日定植の加工用キャベツ『品種おきな』です。14日連続の雨天でも外葉が10枚以上になり中心が巻き始める。後1ヶ月で収穫期を迎えることができるでしょうか。

現在懸念される事がある。低温多雨の気候から急激に高温化すると、一気に成長が促進されて巻不足(玉は大きくなるが中心部がきちんと巻いていない状態)になる可能性が出てくる。大量に圃場廃棄だけは避けたい。

 

2016年6月11日

キャベツ播種も終盤

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 6:34 AM

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3月から10日おきにキャベツの播種の作業を続けてきた。まもなく次回で最終となる。

今年は強風で定植した苗が少々枯れたが順調に生育している。苗の育成は余分に播種しているので面積は増反して9 ha近くになる予定。今年度の収穫作業はかなり忙しい出来秋を迎えることになりそうである。覚悟しましょう。

2016年5月30日

キャベツの草取りはじまる

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 6:39 AM

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生食用キャベツの雑草が目立つようになり、手取り除草が始まる。ワーキングホリデーで参加の外国人はもちろん初めての作業である。除草機で軽く培土をしてから株間付近を除草する。除草鍬(通称ホー)を使用してキャベツの下葉の下に隠れている雑草を取り除く。畝の高い部分を削り取るような作業が8月まで続く。

2016年5月11日

畑の様子3『その後のキャベツ』

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 10:27 AM

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強風が吹き荒れた翌日は静かな朝を迎えた。しおれかかった葉は痛々しいが何とか生き残ってくれた。成育の悪い苗は枯れたが、淘汰されたのでそれほど問題はない。

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5月11日、乾いた大地に大粒の雨が降っている。強風に叩かれた葉は白く変色している。しかし、茎と根がしっかりしているので徐々に元気を取り戻してきた。もう心配はいらないでしょう。じゃがいもの播種は後9ha位残っているが、種芋のサイズが大きいので予定の面積に到達できそうにない。大豆でも増反しますか。

2016年5月7日

金属探知機の威力を思い知った瞬間

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 4:18 AM

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キャベツの定植前の培土に活躍しているのが小橋ロータリーカルチ。このままでは培土が高いのでたる木を引いて表面を均しながら低くしていた。

鉄工場に依頼し200mmのエスロンパイプで鎮圧機を制作した。程良い鎮圧で表面も平らになりすこぶる調子が良い。ただ土が湿気っていると意外とパイプに土が付着するので、スクレイパーを装着しなければならないことがわかった。暇を見て自作することにしましょう。

さて、本題です。20年以上使用しているロータリーカルチなのであちこちガタがきている。ロータリーのフランジのナットが緩んで圃場に落ちることもある。培土をしてしまうのでどこに落としたか探すのに苦労する。そこで7〜8年前くらいだろうか金属探知機があれば発見することができるだろうと思い輸入品だが購入した(価格16000円位)。専属の電池式だが未だにバッテリーが優れていて動いてくれる。深さ30cmくらいに埋まっていても感知する能力がある。農薬の袋にも反応するので優れ物だ。

今回はお母さんに使用方法を教えて探してもらった。すると物体を落とした畝は判るので集中的に検知すると、あっという間にフランジは発見すことができた。また諦めていたボルトまで発見でき、金属探知機の威力をまざまざと見せつけられた。今までキャベツ用包丁、ボルトナット類、作業機の部品などの回収に活躍して感謝です。

2016年5月2日

霜にも雪にも風ニモマケズ踏ん張るキャベツ

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 6:51 AM

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4月26日定植した加工用キャベツは、27日朝の強い霜、29日の15㎝の積雪にもめげず元気です。

2016年4月27日

がっちり霜が降りました

Filed under: キャベツについて,畑の様子 — 管理人 @ 5:22 AM

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今朝、4月27日5時の気温ー3度cと霜が降りました。昨日定植したキャベツは生死をさまよう日になる。今日強風で叩かれるとほぼご臨終でしょうか。それでもなく気温だけで重傷でしょう。(後日談、強風が吹かず意外と無事でした。温度計がおかしいかな?ー5度以上になると被害が顕著になるかもしれません)

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こちらはビート畑ですが播種したばかりで発芽はしていないので安心です。発芽していたらかなり被害があったでしょう。こんな日の日中は高温になり風も強いことが多い。予想最高気温は15度cにまで上がる。写真のように窪地は霜の降りかたが弱いのが理解できる。

28日の『お*よう北*道と』いう番組で7時50分頃からちょっと放送されます。

 

2016年4月25日

生食用キャベツ定植始まる

Filed under: キャベツについて,農産物の播種、移植作業 — 管理人 @ 10:19 PM

IMG_3654_2IMG_3670IMG_3668https://youtu.be/XbAb8N2bC3w

試運転を兼ねて生食用キャベツ(品種、藍春ゴールド)の定植が始まる。昨年とほぼ同時期の4月25日にスタートする。お隣さんではクーンの真空播種機でビートの播種が行われていた。

キャベツの定植は7月末まで順次苗が準備出来次第、永遠とつづく作業になる。午前中には直播ビートの播種が終了して、キャベツ班とジャガイモ準備班、石拾い班の3班に分かれて作業を進行する。

2016年4月22日

キャベツはそろそろ定植ができます

Filed under: キャベツについて,ジャガイモについて — 管理人 @ 6:44 AM

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町内ではキャベツの定植や直播ビートの播種が始まった。

3月10日播種の生食用キャベツの苗の準備ができている。しかし、畑の準備が間に合わず少々ハウスのなかで待機してもらう。

畑起こしが終了して3台のロータリーハロー、パワーハローで整地作業を急ぐ。直播ビート16ha,じゃがいも24ha ,キャベツ7.5haなどを栽培する。

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ワーキングホリデーできている外国人は、約1200俵の種芋をミニコンテナ(25キロ入り)に移動する作業をしている。さあ、今日も頑張りましょう。

 

2016年3月27日

キャベツの苗その後は?

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 3:05 PM

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3月10日に播種した生食用キャベツ『藍春ゴールド』は順調に生育をしている。JA鹿追町ではこの品種一本に統一している。

3月27日現在、2.5haほど定植可能なセル苗が播種されている。4月25日頃からの定植は、低温や強風で苗が枯れることがよくあるので余分に育苗して対応する。

2016年3月23日

キャベツに灌水

Filed under: キャベツについて,ビニールハウスの仕事 — 管理人 @ 9:12 AM

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朝7時半ハウス内気温15度C、屋外は-2度C。一日1回〜2回順調に育ったキャベツの苗に灌水する。種子の発芽率も良好な成績である。

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25年(多分)以上使用している散水機。さほど大きな修理もなくあちこち風化して配線やゴム類があぶなかしいがきちんと動く。ビニールホースなどは数回交換しているが電気の配線はそのまま使用している。

何処の農家も『らくらく散水くん』にお世話になっていると思います。夏場は作動部が天井に近いため、晴天時は40度Cを超えて過酷な条件のなか25年を耐えている。たいしたもんです。後何年モーターなどの心臓部が頑張ってくれるかな・・・?

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3月23日現在、ハウス内には1.4ha定植可能な苗が播種されている。約100坪のハウスで約7ha分の苗を7月末まで順次播種作業をして育苗する。

 

 

2016年3月16日

生食用キャベツ『藍春ゴールド』発芽する

Filed under: キャベツについて,ビニールハウスの仕事 — 管理人 @ 8:25 AM

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播種してから5日目の夕方になってぼちぼち発芽を始める。いよいよキャベツの育苗が始まる。今年は責任者を変更して私達老夫婦はサポート役に回る。3重のビニールの開閉、灌水、適正温度の管理など今月は気を使うことが多い。

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18日の朝はこんなに成長している。発芽率は良好で今日現在で90%を超えている。ビニールハウス内を30度C以上にしないよう注意しなければなりません。

2016年3月14日

キャベツの播種始まる 2

Filed under: キャベツについて,ビニールハウスの仕事 — 管理人 @ 7:52 AM

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キャベツの種子を播くことのできる播種板です。128穴のセルに1粒づつプラスチックの2枚の板をずらして播種することができる。

3月10日に播種した生食用キャベツは5日目になるので、今日からぼちぼち発芽する予定。明日は加工用キャベツ『おきな』の播種を始める。

2016年3月10日

生食用キャベツの播種始まる

Filed under: キャベツについて,ビニールハウスの仕事 — 管理人 @ 10:55 PM

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先日2ヶ月間続いた行者にんにくの出荷が終了した。すぐにビニールハウス内を片付けて生食用キャベツ『藍春ゴールド』を30a播種する。

作業台を急きょ制作する。在庫している2×4材(3・6mx3本2400円)と針葉樹合板(1枚1100円)でほぼ一日かけて3台が完成した。1台3,500円前後の資材代で安価にできる。木材の接合部分はダボ、接着剤、コーススレッドを使用してきっちりと組み立てた。ガタもなくバッチリです。

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播種された128穴のセルは3重のビニールで覆われる。午後10時半で屋外の気温はー9度C、ハウス内はー3度C、3重のトンネル内は6度Cである。まもなく小さなジェットヒーターをタイマーで点火してハウス内を暖める。明日の最低気温はー13〜15度C位に冷え込む予報が出ている。ジェットヒーターの燃料消費量は1時間当たりで約1L程度である。

 

2015年11月29日

愛知県のイチゴ苗を視察 Vol.2

Filed under: その他農産物について,キャベツについて — 管理人 @ 5:25 PM

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愛知県といえば味噌煮込みうどん、名古屋コーチン、きしめんなど数々あるが、何と言っても『ひつまぶし』の美味しさには衝撃を受けた。5〜6年前初めて愛知県の視察で食した『ひつまぶし』のお茶漬けは『この世にこんな美味しいものがあったのか!』と感じたぐらいだ。最後の締めにだし汁を使用したお茶漬けは、十勝名物『豚丼』にも応用できるのではないかと思った。柔らかくした豚肉であれば昆布だしを使用しただし汁で、美味しさも倍増するのでないかな。3種の薬味ではわさびの代用に、やはり村瀬ファーム産『山わさび』が活躍する場面がありそうである。豚丼はどんぶりにまぶしてあるので『豚のまぶしどん』で商標登録がいいのではないかなあ・・・。

以前、一色町のブランドで有名だった愛知県産うなぎは、一色町が平成の大合併で西尾市に編入されて消滅した。現在は豊橋産うなぎとしてもブランド名を売り出しているそうである。割烹のお姉さん?が食べ方、うなぎについて詳しく伝授してくれた。

また、愛知県といえばキャベツ、トマトの生産量が全国トップクラスである。北海道と競合する品目だが生産時期をずらして北海道産が枯渇する10月頃から出荷が行われるようである。11月16日に豊橋市を訪れたがキャベツの出荷最盛期を迎えているそうだ。

豊橋市だけでキャベツの出荷量はおよそ6万トンあり(愛知県全体では23万トン)、北海道全体の生産量に匹敵する。鹿追町はわずか4000㌧にも満たない数字である。スケールが違いすぎる。これでは市場での評価は低い位置に甘受するしかないであろう。北海道でキャベツ栽培が定着しない原因がここにある。挑戦しては跳ね返され、農家・農協が潰されていく。

村瀬ファームでは11月16日に最後のキャベツ収穫をしているが『ささやかな抵抗』に過ぎないのである。日本での農業生産は北海道だけでは成り立っていないことを痛感したのであった。

儲からない作物は栽培が衰退する。 農協も内部留保をしないで野菜農家にきちんとした収入を確保して欲しい。

2015年10月30日

最後の加工用キャベツの収穫が続く「2」

Filed under: キャベツについて,農場生活について — 管理人 @ 10:32 PM

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キャベツ収穫班は毎日頑張っています。7月15日にスタートした収穫作業は、6.7haの総面積からあと0.2haまでになった。のこった0,2haは8月上旬の定植で出荷できるサイズまでになるか微妙な線となる。1週間ほど収穫を待つことにした。

 

キャベツ収穫が5日程連続したので、回転寿司を食べに出かける。マレーシアと台湾の彼女たちは生物が食べれないのでザンギ、玉子など火の通っているものに限定される。それでも『もうお腹いっぱい!食べれない』と言うほど食材は豊富である。

 

帰り際、1時間だけカラオケを楽しむ。バラエティーに富んだ言語による懐メロから現代の曲を一人3曲前後を歌う。徹は家族でよくカラオケに行くそうである。私は人前で歌うのは苦痛なのか恥ずかしいのか、どうも好きになれない。カラオケを聞くだけや雰囲気は好きなので同席したいが、無理に歌わされるのがどうも気にかかる。

今回は珍しく2曲も歌い、ものすごくスッキリしたような気分になって帰宅した。カラオケもいいもんだなあ・・・と思ってきた。キャベツ収穫機を運転しながら『最後の雨』、『青春時代』『嵐』などを口ずさみ脱線する事がしばしば・・・・。仕事頑張りましょうか!

2015年10月28日

最後の加工キャベツ収穫が続く

Filed under: キャベツについて,従業員の話 — 管理人 @ 9:53 PM

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一昨日の朝は-3度cになり、例年より早く初雪も観測する。水溜りは約10mmほどの厚さが凍結する。日中は10度近くになり暖かいので作業には支障をきたさない。夕方はさすがに寒いので、早めに4時過ぎに終了するようにしている。4時半過ぎになると辺りは薄暗くなる。

連日、加工用キャベツの収穫が続き、あと40a程を残すまでになった。現在収穫している圃場は6月末播種、7月末定植で約3ヶ月近く管理している。8月上旬に定植した20aはあと10日ほど様子を見て収穫できるか判断しようと考えている。

収穫機は最後の追い込みに人間以上に疲れを見せてきている。油圧ポンプ駆動ベルト切断、駆動チェーン破損及びテンション調整などで少々時間を浪費する。40番のチェーンが摩耗してテンションがついてる箇所は調整できるが、テンションがついていない箇所は山越えをして空回りのたびに振動が激しい。そのためネジ類がゆるんで故障の原因となる。チェーンを詰めればよいのだが面倒なので、木製のテンションを応急で組み込む。後2〜3日頑張ってもらわねばならない。

84歳になる父親(写真左端)が烏骨鶏の餌になる、出荷できないキャベツの収集を手伝ってくれている。いまだに現役です。タイヤショベルの作業を心配そうに見守る。

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海外からのワーキングホリデーで参加している若者たちが、一人づつ次の職場へ去ってゆく。寂しさを感じる季節を迎えた。

残った3人もキャベツ収穫が終了してから、11月上旬にそれぞれ卒業式や日本語学校などのため旅立ってゆく。

2015年10月22日

大豆の収穫も始まる

Filed under: キャベツについて,農産物の収獲作業 — 管理人 @ 10:54 PM

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最近は晴天続きで圃場は乾燥気味である。1回目のビートの出荷が終了したので、息子が整備をしていたクボタAX85で大豆の収穫を始めた。写真のように白く綺麗な大豆がトランスバックに収められる。

ジャガイモ用のバッグに間違って収容してしまい強度不足で、畑に撒き散らしてしまうハプニングも発生した。今月中はビート収穫(またはキャベツ収穫)と2班に分かれて最後の収穫作業を進める。

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明日からは最後のキャベツ収穫が始まり10月中に終了する予定。400キロ入りコンテナで、1車に8基積んで農協の予冷庫に運搬する。多い人では1日70基ほど収穫すそうである。我が農場は8時間でせいぜい40〜50基ほどである。それ以上スピードを早めるとブーイングが気になるので、程々にしている。

2015年9月23日

キャベツ収穫機を考える(ヤンマーHC-141、イセキ-VHK-141)

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 6:12 AM

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 昨年、農協から貸し出されているキャベツ収穫機である。一番最初にキャベツと接触するゴム製ディスク部。昨年は星形のディスクの上部に半円形のキャップがかぶさっていたが、傷を付けたり土が付着するため勝手に外して使用した。そのうち5台ある収穫機のキャップは使用されなくなる。ディスクを駆動するチェーンケースが下部に張り出し、雨天時は土を押し出しキャベツの汚れの原因となる。もう少しスリム化しないといけない。

このディスクで倒伏している3キロ以上のキャベツを起こしながら根と結球部の中間に当たる茎を挟んで搬送ベルトに送る。運転者の技量もあるが至難の作業になるのは必死だ。結球が大型化すればするほど収穫ロスは大きくなる。一日運転すると作業に集中するため肩こりや疲労感に襲われる。対策として倒伏しているキャベツを手で起こすとスムーズにディスクでキャッチして搬送ベルトで姿勢を正して送ることができる。なかなか手で起こす作業は腰も痛くなり大変であるが、現在は仕方がないのである。

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雨天時に作業ができることが利点の作業機だが。搬送されてきたキャベツが固定刃もしくは回転刃で根が切断されて機上に送られる。結球がが3キロ以上になると上段の搬送ベルトがうまく挟むことができず、根を切断時に結球部も斜めにカットしまい廃棄しなければならない。また機上に搬送中にベルトから外れることもある。土が湿気っていると写真のように搬送ベルト駆動部に茎葉、根、雑草等が詰まり障害となる。現在は改良されているが雨天時の作業はなるべく遠慮したい。400キロ入り鉄コンテナを交換するたびに清掃する必要がある。

製造元のO社の社長さんと現場で懇談したことがあるが、この周辺の残渣物の滞留を改善してもらいたい趣旨を伝えた。しかし良く良く考えてみると『もう手作業の収穫体型』には戻れないくらい『頼りになるキャベツ収穫機』なのは間違いないことである。完成まで後もう一息!この収穫機を開発したO社に感謝したい。なので『価格を500万円ぐらいにしてもらえないかな!』

9月24日現在、キャベツ反収は9㌧〜10㌧あり、3キロ以上のキャベツがたくさん収穫されている。収穫機が約50m進むと400キロ入り鉄コンテナが一杯になり、従業員も忙しさと個体の重量に悲鳴を上げかけている。腕全体が腱鞘炎になりかけるぐらい豊作である。

2015年9月5日

畑の様子、じゃがいも&加工キャベツの収穫

Filed under: キャベツについて,ジャガイモについて — 管理人 @ 6:35 AM

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ポテトハーベスターに5人の従業員が乗り込み堀取り作業を行う。昨年は3台で作業していたが、今年からは東洋農機TOP-1,2台で稼働している。写真の5人は台湾、マレーシア、ドイツ、日本の4カ国出身者でオール英語で会話をする。時々面倒になって日本語で話すが『注意事項』を的確に通達せねばならない。

今年のじゃがいもの作は腐れ、そうか病等の病害の影響が少なく推移している。全町的には前記の症状が顕著だそうだが。

外国人部隊は農場長の『うるさい指摘』にもめげず一生懸命作業に没頭してくれている。じゃがいもも豊作と言って良い作柄でドンドン掘りあげていく様子は気分がイイものだ。農協にじゃがいもを運搬している業者に『村瀬さん、今年はガンガン掘っていますね!』と言われ『今年は青汁のケールがないのと、キャベツが低温と乾燥で成長しないので・・・。』と伝えた。あと11haを残すまでになった。順調すぎます。

大型の作業機を扱う場合、事故が一番気になる事柄である。外国の学生は機械の恐ろしさを知らない面があり、事故が起きてからでは遅すぎる。動いているトラクターや作業機には近づかないよう指導しているが、細部にわたって監視するわけにもいかず心配事の一つだ。うるさがられても根気よく指導するしかない。将来ある学生を預かっているので無事に台湾へ帰すのが大切なことである。

好かれる教師よりも嫌われる教師が好きだ。好かれる教師は何事にも指導の甘さが露呈する。嫌われる社長であってもいいではないか。

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加工用キャベツは低温と2週間近く降雨がなく成育が鈍化して収穫を一時中止していた。昨年であれば今頃は順調に収穫作業が継続していたと思うが・・・。とにかく朝晩が冷え込むので寒冷作物(ビート、じゃがいも等)には適した気候だが、キャベツにとっては影響が大きく、なかなかデリケートな作物で栽培も難しい。

6haの加工用キャベツのうち半分の3ha強を収穫した。今のところ個人差があると思うが当農場は大豊作?である。小麦に続いて明るいニュースとなった。

今年のキャベツ収穫は想像ができないほど明るいニュースが飛び込む。昨年あれほど不人気であったキャベツの機械収穫が『楽しい、面白い』と作業希望者が続出。一番人気のある仕事となった。

要因を考査すると、

1)キャベツ個体が昨年より小さく(結球部が扁球ではなく丸型に近い)扱いやすい。

2)キャベツ収穫機もロスが少なく(根を回転刃で切断時に斜めになり廃棄しなければならない)ほとんどそのままコンテナに収納することができる。

3)収穫時、ベルトで挟んで個体を地面から抜いていくが、挟みやすく安定しているため、根の切断も結球部分を切断することなく感心するほど鮮やかに行える。

よって収穫作業はスムーズに進行して、全てにおいて好結果につながっている。じゃがいも収穫作業よりキャベツ収穫作業のほうが人気がでることなど予想だにしなかった。

種苗会社には扁球ではなく丸型に近い品種改良を早急に開発をお願いしたい。このことでほとんどのキャベツの機械収穫の問題点が改善されるのである。

キャベツ収穫機の価格があまりにも適正価格ではないと思う。1台900万円以上する現状では、キャベツ価格が落ち込んだ時を想定すると、資金を回収できないリスクが発生する。個人向けに安価な価格を設定してもらいたい。現実は1社独占体制なので競争原理が働かないため無理なようである。他の国産農機具屋(クボタ、イセキ)さんに頑張ってもらわないと・・・。

イセキが販売するようです。

2015年8月6日

加工用キャベツの収穫風景(You tube動画)

Filed under: インターンシップ,キャベツについて — 管理人 @ 5:25 PM

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加工用キャベツの収穫風景(動画)です。

加工用キャベツの収穫風景 NO2も御覧ください。

H27年8月4日加工用キャベツの収穫風景。台湾国立屏東大学、政治大学生が中心とな­って作業をしている。一日8時間で16㌧前後のキャベツを収穫する。餃子やお好み焼き­に利用され、本州から沖縄まで400キロ入り鉄コンテナで出荷をします。

昨日は最高気温35度のなか作業を進めた。暑い割には強い風が吹き荒れ、収穫機には日除けテントあるため快適に仕事ができる。我ファームでは忙しく身体を動かせなくてはならないが、一番人気の仕事である。8月21日よりジャガイモの収穫が始まるが2班に分かれて作業をする予定。いよいよ猫の手も借りたくなる収穫の秋を迎える。

食欲がなくなる季節になった。あっさり系になるのかどうかわからないが、下の写真のおにぎりがお勧めです。簡単、美味しい、満腹になる。サランラップにご飯をのせて焼きタラコのおむすび山をふりかけ、辛子明太子に山わさびをのせると強烈な食感となる。一度おた飯あれ!

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2015年7月26日

加工用キャベツの収穫始まる

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 8:54 AM

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群馬県館林市などでは最高気温38度Cを超える猛烈な暑さ。とても北海道の人間はそこには住めそうにない。ここ鹿追町は18度C前後と肌寒く小雨が降るなか加工用キャベツ(品種おきな)の収穫が始まった。今年は干ばつ、6月の低温の影響でゆっくり生育した経過があったが、最近の雨で急に生育が旺盛になる。

10時頃よりJAから収穫機が到着して、さっそく午後5時頃まで思い出しながら作業を進めた。今年の作柄は粒が揃い、個体が小さくてもきちんと巻いて重量もある。虫等の被害がほとんどなく出足は好調なスタートとなった。

少し早めの収穫スタートだが収量は7000〜8000キロ/10a当たりの収量がありそうである。台湾の大学生は『機械収穫は面白い!』と言っていたが、あと5.5haのキャベツが待っていることなど予想できないのであろう・・・。

先日、茨城県K市議会の視察を受ける。その中の議員さんの一人が『キャベツ収穫機』に興味津々で突っ込んだ会話となる。70ha規模の経営をしているそうで『K市で専業農家は私ぐらいしかいない』そうである。ほぼ完成に近い収穫機であることを説明すると、すぐ息子さんに電話をして『すぐ収穫機を購入するように』伝えていた。外国人実習生を雇っているが手での収穫は大変で平行しているそうで『羨ましそうに収穫機を眺めていた』

2015年7月11日

生食&加工兼用種のキャベツ収穫始まる

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 5:37 PM

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最高気温34度のなかキャベツの収穫が始まる。2日目は朝から30度近くになったが、収穫が遅れ気味なので休日返上して頑張ってもらう。二日後は雨の予報で雨がキャベツに当たると割れてしまうため。

昨夜到着した屏東大学生3人が加わって10名ほどで作業するが、何せ初めての生食用(加工兼用種)キャベツの作業で手探り状態ですすむ。猛暑のなか慣れない仕事は疲れる。

しかし、農協の係長さんがびっちり指導してくれたおかげで、作業マニュアルはほぼであるがマスターできたようだ。初めての作物栽培、収穫作業は言葉や文章で説明されてもなかなか把握できなく、実際現場で経験して覚えていくのが早い習得法である。反省点としては準備不足と当初より予想していた作業頻度がかけ離れていることに愕然とする。思ったより大変な作業である。10キロ箱500円前後の手取り収入では栽培意欲が減退することが理解できた。7月上旬のみの出荷が限界のような気がする・・・。

2015年7月10日

キャベツ定植が最終段階

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 5:48 AM

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6月27日に少し遅目だが苗作りを終了した。現在まで約4・5haの面積を定植済みで残り1・5ha分の苗がビニールハウスに播種してある。

まもなく生食用,加工用兼用種のキャベツの収穫が始まり、小麦も25日過ぎに始まる予定だが、あすから気温30度超えの予報で一気に収穫が早まる可能性もある。

IMG_1095しかし。加工用品種『おきな』は昨年の今頃2キロ近い物もあったが、かなり成長が遅れているようだ。やっと巻き始めた程度で今月中に収穫できるか怪しくなってきた。

 

2015年6月24日

キャベツが結球を始める

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 6:16 AM

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6月18日撮影。加工用キャベツが結球を始める。干ばつながら適度な水分(朝露、夕立等)を天から供給され順調な生育をしている。

生食用キャベツは7月上旬に収穫可能のようです。他の農作物も平年より1週間以上早く生育が良好である。

2015年6月3日

今年も農村ホームステイ始まる

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春季の修学旅行生の農村ホームステイが始まった。

今回は東京の東大進学数(学年400名のうち120〜150名ほど)全国一の開成高校。お昼は十勝名物『豚丼』とソフトクリームを食べて、午後よりメーンイベントの農作業体験(キャベツの定植)を行う。移植機のエンジンスタートから始まり深さ調整など、ひと通り短時間でマスターさせる。昨日の気温は30度を超え、今日も27度ほどと暑いが風が強く汗ばむほどのことはない。

3人に任せてもきちんと作業ができ、従業員が定植するよりも技術習得の速度は上手なような気がする。こんな子たちが従業員として欲しいと思った。彼らの学園生活は部活、勉強共にハードなスケジュールをこなしており、全く違った分野の農作業に適応する能力は並外れたものがある。いずれ彼らは官僚などの国家公務員になり『日本国を動かす人となる』。長い人生のなか。わずか1日ではあるが農村を体験して得るものは多大であると思う。

スーパーやデパートで売られているキャベツを見た時、1個100円の国産キャベツがどれほど苦労して生産されているかを思い出して欲しい。値段に視線が集中しがちだと思うが、キャベツを育てるためには、資材の調達、出荷を担当する農協、栽培生産する農家、それを扱う市場、運搬するトラック、販売する店舗等を考慮しながら消費者が食べることになる。1個100円のキャベツでたくさんの人々が生計を立てていることを認識して欲しい。

鹿追町には年間80万人の観光客が入り込み、うち修学旅行生は3万5千人だそうである。そのうち農村ホームステイを体験できる高校生は年間わずか60〜80人(鹿追町内)ほどの数字である。ほとんどの高校生はホテルに滞在し、観光地巡りをするごく一般の修学旅行をしなければならない。不幸なことである。十勝全体では約3000人が体験している。

農村ホームステイはまだまだ始まったばかり。これから受け入れ農家にどう浸透させるか課題はいっぱいである。地元の**協にも農村ホームステイ事業の大切さがいつ理解してくれる日が来るか、それまで受入農家や役場事務局が耐えるしかないであろう。またこの事業に批判的な***観光協会にも苦言を呈したい。

いずれ彼らは鹿追の応援隊士(大使)となり、ふるさと納税や農業の良き理解者となって協力してくれる時が来ることを信じたい。ふるさと納税9億円(鹿追町は1億円)を超えている上士幌町は農協が主体となって受け入れをしている。

彼らの流した汗と感激の涙は決して無駄にはさせたくない。

 

2015年5月24日

キャベツ手取り除草始まる

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 5:19 AM

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定植してから20日を経過してボチボチ雑草が見え始めた。まず1回目の草カルチマロットクリーナーで除草機を入れる。ある程度、株間以外は除草効果があるので、残った株間付近を手取り除草を行う。昨年は失敗ばかりで草畑にならないよう最新の注意を払うことにしている。

最近は除草剤の時期になって毎朝5時頃からの散布作業のため早起きしている。今年は風が強く難儀している。これほど毎日朝4時頃から風が吹き荒れることは珍しいことである。今日はビートの2回目の除草剤散布はあきらめ山登りでもすることにしよう。

2015年5月16日

5月14日 畑の様子2

Filed under: キャベツについて,畑の様子 — 管理人 @ 9:51 AM

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4月24日に播種したビートはほぼ出揃う。写真左はオーツ農機製鎮圧輪(一輪車)、右側はタバタ製純正鎮圧輪。二つを比較すると発芽率、生育共に一輪車タイプが良い結果である。

そろそろ除草剤を散布する適期となる。霜、風に耐えて何とか無事にここまで来た。干ばつの影響で生育ムラが気になるが再播種するような事にはならないので一安心。

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4月28日定植の加工用キャベツ。干ばつ、強風、霜の天災3悪に見まわれながらも、それに耐え、葉も折れても元気に生育している。7月中旬に収穫予定は厳しい状況にある。

2015年5月6日

5月6日、畑の様子

Filed under: キャベツについて,小麦について,畑の様子 — 管理人 @ 4:30 AM

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強風になびく小麦(麺用小麦の品種きたほなみ)。草丈は20cm以上になり株立て本数も調度良い加減ではないでしょうか。数えるのが面倒くさいので見た目で判断である。

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こちらはパン用小麦(品種ゆめちから)冬枯れもなく、草丈、株立て本数共に順調である。このまま生育すると豊作の兆しが見える。

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4月29日に定植した加工用キャベツ(品種おきな)、雨不足にもかかわらず生育は順調で、枯れている苗はほとんどない状態である。表土を数センチ掘ってみると十分な水分があり、根が活着できる要素が存在する。セル苗の根が4〜5cmあるので意外と干ばつでも心配ないものである。

 

2015年4月29日

キャベツ定植始まる

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 9:47 PM

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加工用キャベツの定植が始まる。7月下旬まで定期的に作業を行う。十勝の大地には10日以上雨が降っていないので、圃場は乾燥していて土埃が舞ってまるで花粉症にかかったような症状である。

いつもより苗の位置を深めにして定植している。

2015年3月27日

キャベツ苗その後は?

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 12:46 PM

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加工用キャベツ『おきな』が発芽した。JAより発芽率が悪い情報でしたが計算すると98%以上あり良好な結果になった。S社の種子より発芽率ではT社の方が好結果となった。

2015年3月22日

加工用キャベツ発芽する

Filed under: キャベツについて,ビニールハウスの仕事 — 管理人 @ 11:40 AM

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3月15日に播種した加工用キャベツが発芽した。

発芽率を計算したところ95%以上あり良好な結果になった。定植予定は4月23〜25日を予定しているが、昨年のように霜害で全滅すことも想定してたくさん播種している。

常に水分を切らせないよう心がけ、晴天の日中のハウス内は気温30度を超えるので、必ず留守番役を一人置いている。栽培初年度(ケールだが)に30度以上にして苗が全滅したことがあった。赤子を育てるようなものである。また、夜間はー5度前後に外気温が下がるため苗床は3重にビニールを囲い、発芽するまでは電気ストーブや廃油ストーブを利用して苗床は10度前後に温度を保持する。

昨年は液肥を試験したところ濃度を勘違いして散布して苗を枯らしてしまったので、余計な事はしないほうが良いという結論に達した。この時期にキャベツ苗を育苗することは手間隙かかる。また昨年のことだが、前日まで圃場に定植済みの苗が4月28日の低温(ー5度前後)で全滅。再定植して育てた加工用キャベツが収穫時に『巻不足、病害等』により圃場で廃棄処分。人手で収穫した加工用キャベツが半分ほど出荷できず返品されて廃棄処分。散々な年であった。

2015年3月16日

キャベツの育苗始まる

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 12:53 PM

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いよいよ今年度の播種作業がスタートする。計画では6haのキャベツを栽培する。試験栽培でサカタの極早生の交配種と従来種より巻が早い6月末収穫できるかもしれない新品種を播種した。色々品種試験をしてみないと、昨年の悲劇が教訓で生かせない。

 

2014年9月27日

秋季農村ホームステイ始まる

Filed under: キャベツについて,農場生活について — 管理人 @ 6:29 AM

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秋の修学旅行生の受入が始まった。今回は大阪の府立高、女子学生3人がやってきた。

1泊2日の日程で農家に宿泊して農作業や夕食の準備、家族と従業員全員で食卓を囲む。夕食は定番の農場で生産されたジャガイモ、人参、鹿追産の豚肉、玉ねぎを使用したカレーライスを家族とともに料理する。従業員14人と家族6人、N牧場と合同で夕食を囲んだため、総勢25名ほどの大人数となった。台湾、香港へ帰国するワーホリの送別会も兼ねたので15坪の居間は熱気でムンムンとする。

農作業体験は倉庫内でジャガイモの箱詰めとゆうパックに発送するためのラベル貼りなどをする。

町内施設の視察は町の協力を得て、無料で神田日勝記念美術館、環境保全センターなどを見学させてもらっている。

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瓜幕ライディングパークで馬を見学した後の帰り道、キャベツ収穫を見かけたので体験をさせてもらう。K農場の親方に収穫について軽く説明をしてもらい、包丁を持って一人1個を収穫した。1ケース10キロ、8玉入りを、夫婦二人で500個ほどを収穫して地元Dスーパーへ出荷します。その場で生のキャベツの試食をする。「甘〜い!」「美味しい!」と感激の言葉を発する。

 

2014年9月14日

キャベツ収穫も終盤を迎える

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今週は機械取りと手取りの併用で収穫が進行する。540mの畝を半分に分割して、面積にして50aを3日間で挑戦している。これを10日程おきに繰り返して収穫作業を行う。本日の収穫量は約15トンに達した。この加工用キャベツは大手コンビニチェーン(ロー**)や餃子の王*などの加工キャベツの原料として利用されている。

ヤンマー製の収穫機の操作はほぼマスター仕掛けているが、なかなか難易度の高いマシーンだ。4キロほどのキャベツになるとほぼ真横に倒伏していて、機械の先端部分で傷をつけてしまい製品にはならなくなってしまう。よって拾い上げる前に人力で起こす作業が重要である。また、隣の畦のキャベツにも傷をつけてしまい、66cmの畝幅で良いものか再考しなければならない。

聞くところによると倒伏に耐えうる新品種が登場したそうで、2年後に実用化できそうとのこと。倒伏がないと機械収穫の弊害が解除される日も近いかもしれない。今のところ機械収穫と人手による収穫のスピードはほぼ拮抗している状況である。

ここにきてやっと何とか来年の目処が立ってきたが。6haの面積のうち、5ha強の収穫が終了した。一年を通して栽培を経験した結果、来年に向けての課題は把握できたかもしれない(課題だらけだが)。鹿追のキャベツ栽培は初年度から大きな壁が立ちはだかり、来年の面積は1〜2割は減りそうな気配だ。

石の上にも三年。畑の上にも三年。散々な年だったが、三年は頑張ろうと決意を新たにしている・・・。

2014年8月14日

キャベツ収穫真最中

Filed under: インターンシップ,キャベツについて — 管理人 @ 7:44 AM

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1個2〜4キロほどの重さがあるキャベツを一つ一つ手で収穫します。根から切り離して、手で抱えて切り口を揃え、鬼葉を2枚残して外葉を手でむしります。虫食いや黒い斑点などないか目視して鉄のコンテナに移します。

台湾の国立大生では片手で抱えるのがやっとで、これを一日すると腕が張って大変な作業になることが判明する。一人で700〜800キロ/日、前後を収穫できることがわかった。慣れてくれば1トン以上収穫することも可能でしょう。ジャガイモ収穫が始まるまでは頑張ります。加油!

現在は作業が遅れて中学生、高校生までアルバイトを依頼して15人ほどで作業をしている。JAには機械収穫を切望しているが・・・。今後ジャガイモの収穫が23日すぎに予定が入るのでお手上げ状態になります。

生食キャベツは包丁で芯を切り離すとほぼそのまま箱詰めできるが、加工用の場合は、切り口をもう一度揃え、外葉を手でむしる作業があることは周知していなかった。

2014年8月11日

My料理を持ち寄りParty time

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台湾、香港、日本のワーホリの若者が手作りした、創作料理?を持ち寄り試食会を開いた。自家産の野菜(トマト、茄子、胡瓜、芋、キャベツ、ネギ等)をベースに10種類前後のごちそうが並んだ。毎日キャベツ、ケールのアブラナ科の収穫作業ばかりで、ご馳走までキャベツ料理が並ぶ。

はじめて大量に癖になる塩キャベツを作ってみた。N~~ん我が家で食べるとそれほどでもと感じる。居酒屋で食べるから美味しくなるのかなあ。

香港から来ていた、香港の売上1位の旅雑誌「飲食男女」の元リポーター「つぼみ」が帰るので送別も兼ねた。昨年村瀬ファームも紹介された雑誌です。「飲食男女」の雑誌を見てワーホリに応募してくる香港人が多い。宣伝効果の威力は凄まじい。レポーターまで体験に来てくれた。

2014年8月5日

加工用キャベツ廃棄処分

Filed under: キャベツについて,農産物の収獲作業 — 管理人 @ 7:02 AM

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4月と5月上旬に定植の加工用キャベツ約1.5ha(重量にして100トン以上、金額にして*百万円)を廃棄処分しました。収穫すれば巻が不十分でクレーム。収穫を待てば内部障害等でクレーム。収穫遅れで仕方なくすき込みました。

キャベツは共済制度が適用されないので収入は皆無となる。収入どころかJAに収める肥料、農薬、コンテナ、予冷庫等の使用料を支払うと赤字になります。今夜はやけくそでキャベツたっぷりのお好み焼きにしますか・・・。自家消費に至っては何も問題がないキャベツです。

キャベツなどの流通形態に適合されなければ商品価値の無い農作物となる。日本人は贅沢な民族です。

今年は栽培が初めてのことでわからないことだらけ。栽培マニュアルが完成されてないことが拍車をかける。クレームが2回目になると出荷停止になることは圃場で言われて初めて知った。どこまでがクレームの範囲なのか明確な資料がないので判断が困難だ。

初めて栽培に挑戦した加工キャベツは、春先の低温で定植した苗の全滅から始まり、保温資材被覆、草取り、防除等の管理作業を経て最後は廃棄処分(4月〜5月上旬の定植分)となった。残された4.5haに期待するしかない・・・。

40年間に渡り農業に携わってこれほどショッキングな出来事の経験はなかった。すきこんだキャベツを眺めると心が痛む。夢の中でキャベツの葉が札束に見えうなされる毎日である。

親戚の農産物移出会社の社長が漏らしていた、葉物には手を出すな!を実感している・・・。

2014年7月26日

小麦、キャベツの収穫が同日に始まる

Filed under: キャベツについて,農産物の収獲作業 — 管理人 @ 6:02 AM

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7月25日、気温30度前後のなか今年の小麦刈が始まった。収量的には不満があるものの品質的にはまずまずといった感触でしょうか。品種「きたほなみ」うどん、そうめんなどの原料になる小麦から収穫が始まる。

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加工用キャベツ「品種おきな」の収穫も同じ日に始まる。私は小麦刈に出向していたので詳しいことはわかりませんが、キャベツ担当の次男に聞いたところ生育も良くある程度キャベツの表面もしっかりしているのだが・・・内部がガラガラできちんと巻いてない。

我がファーム産で2割位しか製品にならなく、全町的にその傾向で残りは廃棄処分・・・になりそうだとのこと。原因は究明中のようだが5月の旱魃、6月の長雨などの気象条件が影響しているようだ。これでは全く収入と収穫作業が見込めなくなってしまった。加工業者が買ってくれないのでは仕方がありません。加工する段階でキャベツの芯を取り機械でカッテイングするようだが、きちんと巻いていないためバラバラになって綺麗にカッテイングできないそうだ。現在のところ収穫を先送りして待機するしかないのが現状です。8月頃には改善される見通しだが。

じゃがいもの収穫までケールの収穫だけが頼りになる。キャベツの面積が6haもあるのにどうしましょう。途方に暮れています・・・がそこをなんとか・・・。

2014年7月12日

7月10日農作物の作況

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4月末に定植した加工用キャベツ「品種おきな」です。大きい物で2キロ近くまでになりそろそろ収穫の時期を迎えました。一個一個手で収穫する予定ですが、初めての作業になるためどうなることやら。

価格はケールと同等でまずまずの収入になります。町平均で6500〜7000キロ/10a当たりの収量を見込んでいます。今のところ病害虫も少なく豊作傾向です。

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こちらも初めて栽培する「山わさび」です。草だらけになったので手取り除草をしています。11月の収穫に向けてせっせと成長をしているのかな?あと4ヶ月の期間があるので大丈夫なのでしょう。

今日は少々暑かったので3時のおやつにアイスクリームのサービスをする。気温30度近くになると西瓜や舐瓜のサービスも致します。喜んでくれる顔を見るのが楽しみなのです。ハイ!

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秋播き小麦「品種きたほなみ」。不稔粒が平年より多く感じ、見るたびに期待が持てなくなる。穂長も短く・・・・がっくり・・・・。隣の芝生が良く見えます。

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葉の枚数が5〜6枚程度になった大納言小豆。順調に行けば今月末か遅くても8月上旬に開花期を迎える。大納言はこれから一気に成長を始めあっという間に畝がふさがり倒伏する可能性がある。せめて小豆くらい豊作を願いたいが・・・豊作だと相場の値段が下がる可能性もあり、どちらに転んでも期待はしなければ。

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さつまいもは枯れることもなく元気に生育を始めた。例年だと定植してから一度枯れて根本から再生してくるが、今年はなぜかすぐ根付いている。15日間続いた長雨の影響で定植が遅れたが、枯れなかったので生育日数は確保できたようだ。

さつまいも栽培は基本的に無肥料、無農薬栽培が可能である。痩せた土壌に適しているので施肥をすると「つるぼけ」の症状になりさつまいもに栄養が届かなくなってしまう。牛堆肥が投入されているので特に注意しなければならない。

 

2014年6月23日

修学旅行生キャベツを植える

Filed under: キャベツについて,農場生活について — 管理人 @ 6:21 PM

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今回の修学旅行生は大阪府立S高校の女子3人です。農場に到着するなりキャベツの定植の作業をしてもらう。丁度、堺出身の鹿追高校生Rikuが遊びに来たので一緒に作業を体験する。Rは昨年まで我がファームにステイをしていた。

境とS高校とは隣だそうで色々話をしているうちに、Rのお姉さんの知り合いだとわかり驚いたのであった。さらにお姉さんの彼氏が同じクラスで修学旅行に来ていることに驚いたのであった。その後Rはお姉さんの彼氏と初対面するがそれも北海道で。どこに知り合いがいるかわかりません。(注)写真掲載の了解を得ています。

2014年6月12日

素朴な 質問

Filed under: キャベツについて,従業員の話 — 管理人 @ 10:13 AM

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お父さん、キャベツの間に生えている小さなキャベツどうします? と言うので振り向くと一瞬キャベツかと思いきや「オオバコ」と言う名の雑草じゃないですか。

「似てるけどキャベツじゃないね。捨てていいよ!」と言った。「あっそうか!と彼女の口癖がでたのであった。

彼女は岡山で保育士をしていましたが、今年度の募集前に熱烈ラブコールにより最初に採用が決定した。何事もやる気満々の彼女です。見ていて清々しい。

2014年6月9日

パオパオを巻き取るの巻

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 8:45 AM

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キャベツに被覆していたパオパオ(保温資材名)を巻き取る。長さが200m、幅3mでエスロンパイプを利用した芯で横ずれに注意しながら人力で巻きます。6人で午前8時から午後3時頃までかかって終了。風が強いと手強いが微風のなか作業が順調に進む。

今年は風が強く何回もパオパオ抑えが飛んで剥がれ、修復するのに時間を費やした。

約25日間被覆したその結果は? 苦労したので頼みますよパオパオ君。

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パオパオを被覆したところは一回り大きく成長している。葉長で10cm前後の差があり間違いなくパオパオの成果は発揮できている。しかし欠点も多い。欠株に補植ができない。除草ができない。ある程度生育日数が経過すると、被覆を剥いでから被覆していないところとの生育がほとんど変わらくなってしまう。初期生育は良いのですが苦労して作業しても効果が今ひとつなのは・・・。今年はどうなるか楽しみにしましょう。

 

2014年5月29日

再度、霜が降りる

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 12:38 PM

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5月22日に定植したキャベツが23日の早朝にー1度c程度の霜に襲われた。朝4時半に畑に行ったところ真っ白になって霜が降りていた。

畑の縁に生えているイタドリ、フキも瀕死の状態だった。霜の前日に定植した20a程が被害を受け、枯死まではいかなくとも大幅に生育が遅れると思う。

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6月5日現在。ほとんど生き残ってやっとここまで生育が回復しました。

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4月28日定植のキャベツは隣の方と葉が重なるまでになっています。そろそろ結球を始めているそうです。初めての栽培なので私にはあまりわかりません。

 

2014年5月22日

キャベツの手取り除草始まる

Filed under: キャベツについて,畑の様子 — 管理人 @ 9:35 PM

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通称ホーと呼ばれている除草鍬を研いでいます。見るのも触るのも初体験の従業員がほとんどでまず研ぎ方から指導します。はじめはもちろんぎこちないですが1日も経てば指導が必要無くなります。

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さっそく畑に出て作業をしてみました。皆の眼差しは真剣で、ホの持ち方から始まる。

決して草を切っても良いが極力「キャベツは切らないようにと」と伝達したが・・・。大したもんですほとんど元気にキャベツが生きていました。

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JAからの大苗はすくすくと成長して立派に育っています。新人さんに切られることもなく。

 

2014年5月11日

キャベツにパオパオ材を被覆する

Filed under: キャベツについて,農場生活について — 管理人 @ 2:12 PM

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少ししか見えていませんが左から自家製200穴の苗、JAの大苗、JAの128穴の苗。

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4月中に定植したキャベツの苗が4月29日の低温で全滅した。JA鹿追から大苗による7月上旬収穫の現地試験に向けて約12000株を手植えした。540mの畦約9本に定植する。

また国からの補助金受給条件にもある保温資材パオパオを横11m、長さ530mを一日がかりで被覆した。隣合わせで大苗と自家製の200穴苗を試験する。

9cmポットに入った大苗は従業員と2日がかりで地面を手で掘り埋める作業をしたため、あちこち痛みが出てきて非常に苦痛を伴った。皆頑張りました。

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その夜は花見を兼ねて鮭のちゃんちゃん焼き、厚岸の牡蠣、タラバカニ、牛サガリのBBQ,生のサッポロビールで疲れを癒やした。大阪大から参加の学生も一日作業を体験して北海道ならではのBBQを楽しむ。

写真は国際的に知られているババ抜き、ジジ抜きを楽しんでいます。国が違っても若者はすぐに打ち解けて会話が弾む。罰ゲームは勝者特製のカクテルを飲むことができ〜る。

 

2014年5月8日

スプリンクラーの代わりに散水

Filed under: キャベツについて,畑の様子 — 管理人 @ 8:20 PM

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JAから譲り受けた大苗を手で植えています。あまりに風が強くなってきたため自走式スプレイヤーで散水してみました。しかし焼け石に水、5分も経過すると元の状態になってしまう。

4300リッターのタンク3回散布してみましたが効果がはっきりしません。生育の悪い苗は枯れてきていますがJAの大苗はさすがに丈夫です。明日は雨の予報ですがたくさん降ってくれるといいのに・・・。

2014年5月4日

乾ききった大地で枯れては育つキャベツ

Filed under: キャベツについて,畑の様子 — 管理人 @ 1:13 PM

乾ききった畑の土壌でも整地作業をすると湿った土が現れる。しかし1時間もすれば乾いて白くなる。

JA鹿追町から譲り受けた苗は元気に育っている。活着しているのでもう安心です。苗を取り出して見てみると白い根が何本も出て乾いた大地から水分を吸い出そうとしている。よっぽど大風が吹いて地吹雪にならない限りは大丈夫でしょう。と思ったがそうなるかもしれない。予断をゆるさない状況である。昨夜はさらっと雨が降ったが雀の涙ほどか・・・。雑草も生えてこない。

異常な早さで桜が満開になっている。平年5月中旬頃開花するのに今年は早い。そろそろ花見の準備です。ここの地域(今年は班長)の花見は雨が降ったら連絡をとって実施する予定だが、雨が降らないのでどうしたら良いものか・・・。

2014年5月1日

やっと雨が降るが・・・足りません

JA鹿追町野菜センターで育苗していたキャベツの苗110冊を譲り受ける。夜に雨の予報だったので新人さん3人を連れて軽トラに積み込む。

青いツナギの彼はJA新人研修制度で農場で研修をしている。新潟方面の国立大農学部を卒業して就職した。何もかも初めての仕事を日替わりでどんどんこなしていきます。真っ黒に日焼けして農業の厳しさ、現場の厳しさを体験している。今は仕事ばかりで大変だろうけど、必ず研修をして良かったと感じさせてあげるからと教示している。

今日は同じ年代の3人でさっそくキャベツの定植をした。2台の野菜移植機を使って3時間で25aほど定植をする。全自動移植機は3年ぶりに使用したが順調に作業が進み、21歳の彼女一人で操作できる使いやすいイセキ製である。初めてなのに飲み込みが早く、逆に指導されています。540mの畦を往復するのに3時間前後かかるので根気が入ります。

干ばつ、低温、大風で枯れたキャベツの苗の畦に再定植しています。約半月ぶりに雨が降ったがお湿り程度で依然として水分不足です。かなりビートの苗が枯れている方もあるようです。余剰のビートの苗70冊ほど予約を受けた。

本日の作業は? じゃがいも播種4人、キャベツ定植3人、ビート苗補植3人。

2014年4月27日

加工用キャベツの定植はじまる

Filed under: キャベツについて,農産物の播種、移植作業 — 管理人 @ 10:35 AM

JA鹿追町では加工用キャベツの販売の強化を実施して、全町で約55haの契約栽培を計画している。昨年度は15haなので一気に3〜4倍の面積が増え収穫機も2台増えて4台体制となる。JAでは委託収穫を行い1台900万円するヤンマーのキャベツ収穫機を増車する。

先週のー6〜7度Cの冷え込み時にキャベツの苗が凍結して半分ほどなくなってしまったが、JA野菜センターで育苗しているので不足分はJAにお願いして販売してもらうことにした。半自動移植機では良い苗だけ選別して定植するため忙しく3人でカップの中に苗を1本づつ入れます。なかなかトレイから抜けないため下準備が必要とする。

年間16ha使用している半自動移植機のためあちこちがたがきている。2時間の試運転で7a、540mの畝を2本定植した。

苗が順次大きくなり次第定植を7月まで行う。

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