馬鈴薯の収穫が始まっておおよそ1ヶ月。順調に作業が進行してあと一日となった。
4年前に1週間に3回の台風に見舞われたここの圃場は、少々手こずったが無事に終わる。雨水が停滞している箇所は手掘りで収穫する。今年はインターンシップの学生にお世話になった。一生懸命頑張ってくれた。
9月23日には秋まき小麦の播種も始まり、忙しい9月の収穫作業を迎えている。加工用キャベツは9ha以上を収穫して残り1ha弱となる。
馬鈴薯の収穫が始まっておおよそ1ヶ月。順調に作業が進行してあと一日となった。
4年前に1週間に3回の台風に見舞われたここの圃場は、少々手こずったが無事に終わる。雨水が停滞している箇所は手掘りで収穫する。今年はインターンシップの学生にお世話になった。一生懸命頑張ってくれた。
9月23日には秋まき小麦の播種も始まり、忙しい9月の収穫作業を迎えている。加工用キャベツは9ha以上を収穫して残り1ha弱となる。
7月29日、小麦の刈り取り始まる。4戸共同で所有しているベルギー製のコンバイン2台で作業をすすめる。
順調に行けば3日ほどで60ヘクタールを刈り取る。
鹿追町の平均乾燥麦の推定収量は品種『北保奈美』で9.9俵/10a当たり。「夢力」「で9.8俵/10a当たりを見込んでいる。
毎年、作物の植え付けが始まる前に排水対策として心土破砕をJAにお願いしている。20haの圃場に深さ40cm前後の爪を刺して堅くなった硬盤層などを破砕する。よって土壌が軟化して空気が入ったり、雨水が浸透しやすくなり農作物の成育に好影響を与える。農業機械が大型化して土が硬くなっているので必要不可欠の作業となる。部分的に凍結がある場所は土がめくり上がっている。特に秋に耕起した畑が顕著である。
小麦は冬枯れも無く青々としてきた。圃場が乾燥すれば肥料の追肥を行い鎮圧ローラーをかける。
行者ニンニクは豚糞、鶏糞を目一杯与えられて元気よく芽吹いてきた。写真は栽培7~8年目を迎え、今年収穫予定している。親指くらいの太さになってもらいたい。
7月29日に小麦の収穫と加工用キャベツの収穫が同時に始まる。暑い日差しが続くなか、実が太く良質な小麦がコンバインによってトラックに排出される。水分は16〜19%が殆どで申し分のない収穫作業となる。我々の集団は10a当たり10〜13俵の収量を見込めそうである。つまり豊作です。
一方のコンビニやお好み焼き、餃子、とんかつ屋さんなどのカットキャベツとなる加工用キャベツは、春先の霜、干ばつ、7月の長雨、高温などの自然災害に見舞われたが、良質のキャベツが生産されている。鹿追町で生産される4100トンのキャベツは関東、関西、中国方面に90%が出荷される。殆どが関東以西である。我々の地区は10a当たり8〜10トンの収量があり10月末まで順次仕上がったキャベツの個体を収穫していく。毎日のように15〜18トンのキャベツを350キロ前後の鉄コンテナで農協に出荷している。つまり今の所豊作です。
4月23日に定植した加工用キャベツ〔品種おきな〕は2〜3キロ前後になり収穫の時期を迎える。7月29日より10月末までの長〜い期間、全国に集荷を続け、コンビニのカットキャベツや餃子、お好み焼き、とんかつなどに利用される。今年は霜や干ばつの影響を受けたが、まずまずの出来栄えで、消費者の皆様に美味しい、新鮮なキャベツが届けられそうです。
小麦は「まさかの倒伏」に見舞われたが、豊作といって良いでしょう。期待が持てます。十勝の中央地帯ではすでに刈り取りが始まっていますが、山麓地帯ではこれからの収穫となる。7月28日頃から最高気温も33度Cに達するので収穫が始まる予定。キャベツと小麦収穫が重なり、一年で一番忙しい時期を迎える。従業員10名とともに頑張りましょう。
8月1日に小麦収穫、3日に加工用キャベツの収穫が始まる。あまり期待が持てなかった小麦はまずまずの収量と品質が保持できた。7月上旬からの開花時期に長雨と低温に見舞われた。その後、7月中旬から開花後期に晴天に恵まれ小麦の受粉が順調になったのかもしれない。
鹿追町では乾燥小麦収量は、品種「キタホナミ」で8.6俵/10a当たり、「ゆめちから」で8.0俵/10当たりであった。まずまずですね。昨年の播種時期が遅れていた圃場は7月の開花も遅れて好結果のようでした。
加工用キャベツも6月の長雨、低温、7月の干ばつの影響で小玉傾向で推移している。収穫時期を遅らして雨を待った。23日も晴れ間が続き大地は乾燥していたが8月9日に待望の降雨がり、水分補給ができたキャベツは急速に肥大を始めた。その後は順調に生育が進行して平年並みの収量を確保している。
最高気温が7〜8度Cになり融雪が進む。5月中旬の植え付け目指して長芋の種切りが始まった。今年から新品種『十勝太郎』の種子も増殖して来年度は
全量新品種に転換する。十勝太郎は病気に強く収量も2割程度アップする。まだまだ新米長芋栽培は栽培法をマスターするまで数年かかりそうである。長芋を入れるコンテナのクッション材は外側だと判明する。黒いビニールと反対であったらしい。今回は勘弁してもらい、来年から頑張りましょう。
今日9月28日は冷たい雨が降っている。気温10度Cと少し肌寒く感じる。昨日は2台のポテトハーベスターで急ピッチに馬鈴薯を掘りあげ『品種、男爵』が終了した。
『お父さん!スピードが早いです!』と作業をする皆さんに言われながら雨前に終了することができてホッとしている。JAからも掘りとり期限が過ぎているので頑張ってくださいと励ましのお言葉をいただき、感激に浸りながらの作業となる。写真は前方を進む1号機を後進の機械が煽っている場面である。モニターで作業員の手の動作を確認して機械のスピードを調整する。それを怠ると前述の『鉄拳的なお言葉』が辺り一面に響くことになる。
明日からは80aのキャベツ収穫と約8haのポテトチップス用馬鈴薯『キタヒメ』の収穫が始まる。
また、25日から秋播き小麦の播種も始まり昨夜は午後8時まで頑張った。GPS装置を装着していないのでマーカーが解らず中途断念する。約20ha播種予定であるが、あと5ha ほどになった。
2年前従業員だった台湾出身のyukiが美瑛に勤務しているので会いに出かける。アポ無しであったが、丁度休日で会うことができた。2年ぶりの再会に会話は絶えることはなかった。農場に来てもらうことを約束して美瑛を後にして、富良野に向かう。
7月27日小麦と加工用キャベツの収穫が同日に始まる。
帯広近郊の小麦収穫が終盤に差し掛かったころ、山麓地帯に属する鹿追町の小麦収穫が始まる。
今年は粒形も良好で10aあたり11俵~12俵前後の収量がありそうで豊作として表現してよいでしょう。我が集団は4戸の農家で構成されていて、半分の2戸が終了した。
日本海側や旭川などでは30㎝を超える降雪があるなか、十勝は雪が全くなくなった。もう一度小麦の冬枯れ防除作業ができます。圃場は9月29日播種の品種きたほなみであまり元気がありません。
畑の表土が3〜5㎝凍結しているがほとんど問題なく収穫作業が可能であると思ったが・・・。凍結した部分を足などで叩いて割る作業が大変で1トン近く収穫した時点、『もう1本掘りたいがどうする?』とみんなに質問した。『もうヤメましょう!』『もういいじゃないですか・・?』と賛同を得られず、早々と店じまいとなった。
最低気温が−4度、最高気温プラスの4度のなか寒さに耐えながら最後の山ワサビの収穫が終了する。来年雪解けがすんだ4月に春堀りが待っている。この作業でH28年度の収穫作業が全て終了した。
最高気温11度C、無風のなか満を持して小麦の雪腐れ防除をする。3日前に融雪剤を散布してすっかり雪がなくなった。町内ではラジコンヘリに委託して作業をする農家も多い。10a当たり2000円強の散布料金がかかるので、20haあれば40万円ほどが経費節減になる。大きな金額である。貯金したことにしましょう。ラジコンヘリを使用しなかった代償は自走防除機がぬかりそうになり部分的に輪ダチができたことである。
大雪が降った時11月6日には、町内では4割しか防除が済んでいなかったそうで、今日はあちこちで防除作業に励む農家が見られた。これでゆっくりベッドで眠りにつけそうだ。
先日、農機具販売の関係者に販売状況を聞いた。酪農家は例年通りであるが、畑作農家は全く問い合わせがないそうである。例年、『税金対策』として年末に駆け込み需要があることを耳にするがそんなことは皆無なのであろう。帯広市の繁華街は農家の方々が引き篭もりのため大不況に陥っているらしい。(私は帯広市の繁華街に出かけないので分かりません・・・)
8月5日に始まった小麦の収穫が8日に終了する。
私たちの集団は縦に長く5キロ圏内にある。気温が高い南の地区から始まり、北へと向かう。北へ向かうに従って小麦の収量が多くなる傾向。最初に収穫終了したパン用小麦『ゆめちから』はノーコメントです・・・・。
麺用小麦『きたほなみは』まずまずの収量と品質で安心した。平年作以上ありそうです。その要因の紐をとくことにしましょう。
小麦は播種適期があり、概ね9月20日から25日頃とされている。天候その他のために10月に播種がズレこむことが度々ある。以前であれば10月播種は生育日数や株立本数の確保、冬枯れの危険度が増すためおすすめではなかった。播種が遅いと当然開花期も遅れる。適期播種から4〜5日は遅い。今年は開花期に2週間ほどの雨期があり日照不足が顕著となり、小麦の受粉が進まなかった。しかし、開花がずれ込んだ遅蒔きの小麦はギリギリ晴天に恵まれ受粉が進行したと考えられる。
では遅い播種のほうが良いかというと・・・来年は適期播種のほうが良いことがあり予測がつかない。中間を採用して播種することにしましょう。今年は9月27日頃が当地区の播種適期にしますか。
8月4日試運転を兼ねて小麦刈が始まった。子実水分は20%台だが、青い子実が散見されて仕上がりが不十分なので2時間程度で終了した。仕方なく2日ほど様子見することにする。
ところが5日の夕方に圃場を見たところ青い子実どころか、ほとんどすべての圃場が一気に刈り取り可能の状態になっていた。慌てて夕方から小麦刈を始める。最高気温31度cのなか強風が吹き、自然な乾燥機が大きく働いた。
が、パン用小麦『ゆめちから』は夜間湿気が多くなると野毛が障害となって刈り取り不可能となるため、夜9時頃断念して明朝から再開することにした。
穂が出揃ったパン用小麦『ゆめちから』まもなく開花期を迎える。十勝の中央地帯では開花最盛期のようですが、最近の天候は4日間連続の雨または曇で、後2日ほど続く予報。
天気が回復しないと小麦の開花においてうまく受粉が進まず、収量に大きく影響を及ぼす。以前は1時間でも晴れると受粉すると言われてきたが、その1時間も晴れる気配がない。
こちらは『ゆめちから』から比較して3日ほど出穂が遅れている麺用小麦『きたほなみ』。出穂揃いを待ちきれず殺菌剤を散布する。雨が止む3日後頃から開花しそうである。まずは一安心。
3月末にはほとんど雪が解け、吹き溜まりに少々残雪があるのみとなった。この秋播き小麦の(品種きたほなみ)は元気に生育している。
こちらの秋播きパン用小麦(品種ゆめちから)は播種時期が遅かったので少々元気がありません。葉が茶色に変化していますが、ギリギリのラインで枯死は免れるかな・・・。
9月に播種した秋播き小麦の冬枯れ対策として薬剤を散布した。この作業をしなければ健全な小麦の状態で春を迎えることはできない。以前、薬剤が散布されていない箇所は病原菌が発生して枯れてなくなったことがあり、必要不可欠な作業となる。この作業が終わると根雪前の畑起こしが始まる。
おっと、あと2〜3日ほど山わさびの収穫がありました。今年の辛味成分はどのようなものか楽しみである。収穫してみないと全体像は見えてこない。
今年の冬の到来は早そうな気配だったが・・・今日の予想最高気温は16度Cと暖かくなる。根雪前に冬眠に耐えうる成育を確保できそうである。
9月23日播種のパン用小麦『ゆめちから』が青々としている。今週中には積雪の前に冬枯れ対策の薬剤を散布する予定。
9月30日播種の『きたほなみ』。酪農家と交換耕作(酪農家の所有地にじゃがいも等を作付し、畑作の所有地に飼料用コーンを作付すること)をしていて、飼料用コーンの収穫が終了してから播種した。播種が1週間遅いとこれだけの成育の差が出る。
9月22日に今年の秋播き小麦の播種が始まった。
パン用小麦『ゆめちから』を6ha、麺用小麦『きたほなみ』を14haの合計20haを播種した。9月31日に終了して、営農指導要綱どおり9月中に蒔き終えた。
えっ『9月は30日までしかない?』まあいいじゃないですか・・・。今年の大豊作をそのまま来年も祈念しつつフィンランド製ドリルを倉庫の片隅に収納した。
無事に小麦の収穫が終了する。キャベツ収穫と重なり従業員を3班に分けて作業を進めた。集団長をしているのでそれなりの活躍をしなければならないので、頭脳のほとんどは小麦収穫に重点を置く。
しかし、色んなトラブルが待ち受ける。キャベツ収穫に使用する収穫機が故障して一日使用不能となる。自分で故障箇所を分解して調査したところ、駆動チェーンがハズレかかり、駆動プーリーのスナップリングがとれて取りつけ本体に接触してうまく作動できなかったようだ。普通に使用していれば故障などしないと思う箇所なのだが・・・。原因が解らず修理することになった。農場に来る直前にJAの委託収穫(派遣会社)で使用されていることが判明していたので、どのような使用方法をしているか視察をする。するととんでもない光景を見ることになる。とてもここには書けないので想像にお任せします。
そんな忙しい5日間でしたが良質の小麦を生産することができ、国内の製粉業者に喜ばれる小麦粉になってくれるでしょう。海外よりも値段の高い小麦ですが国産小麦の消費に向けて追い風になることを願いたい。
構成されている4戸の農家で従業員を含めて慰労会を開催した。
ある日の収穫された『品種きたほなみ』です。水分は30%前後であったと思う。歩留まりは高水準を維持できるのではないでしょうか。
27日に収穫がスタートして雨の予報がことごとくハズレ、5日連続で晴天に恵まれ作業が5日連続で進行した。こんなことも珍しいことだ。
28日からJAの小麦乾燥工場へ長蛇のトラックの列が並ぶ。このぐらいの数になると2時間から4時間待ちの状態になる。20年前頃頻繁に朝まで小麦の運搬をした記憶がよみがえる。
31日は午前10時頃には道路まで並ぶような状態で農産課の担当職員2人が右往左往しながら対応する。農産*長(*長はもっと他の仕事をしなければならないと思うが。これは私の勝手な感想である。)が忙しく交通整理をしている姿を見ていると、100名以上いる農協の職員が総出で小麦を収穫するという意識が欠如しているのではないでしょうか。現場の状況を把握できないのは、第2次世界大戦時のガダルカナル島奪回作戦やインパール作戦に共通する「日本特有の組織」の歪かも知れない。