2021年4月25日

暑いのか?寒いのか?と感じつつ。これが北海道なのだ!

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 2:35 PM

毎朝、氷点下2~3度。昨日は最高気温は20度、本日は雨のちみぞれのち雪。一日の温度差は20度以上。よく考えるとこれが北海道の気象条件なのだ。

新商品「クボタ全自動野菜移植機」を前にクボタのサービスマンの方々に使用注意、説明を丁寧に受ける。従業員はわかったかわからないかは別に置いといて、年間10ha以上(今年は小豆を減反してキャベツを増反したので13ha)使用する機械なので頼りにしなければならない。

順調に1haキャベツの定植が終了するころから「セル苗を引き抜いてピンから苗がうまく抜けません!」と職員が言うので、定植機の心臓部「植え付け部」をじっと見つめ点検する。スプリングの「へたり」が原因であることが判明。スプリングの効果を強にして少し改善するが完璧ではないので、プライヤーで伸びたワイヤーを曲げてみる。えっ簡単に曲がるんかい。これでは耐久面積はせいぜい1haであった。従業員は半日くらい悩んだそうである。

Fix upした定植機はまた絶好調の状態に復帰して、作業を再開した。

2021年4月22日

今年度の加工用キャベツの定植、ビートの直播が始まる

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 8:52 PM

毎朝のように冷え込む十勝(山麓地帯)の大地。今朝は氷点下2度まで下がり、バケツの水がカチカチに凍る。最高気温は10度~15度程度。やっと畑が乾いてきたので加工用キャベツの定植を始める。マイナス2~3度くらいまでは定植したキャベツは葉が黄色く変色するが凍害の影響は少ない。強風が吹き荒れると枯死する場合があるが、霜が降りると風は弱いのが普通である。

石灰欠乏症の対策として融雪苦土炭カル、カルシウムの粒剤を全面散布、施肥時にカルシウムの粒剤もさく状に投入して石灰飽和度を基準値に引き上げる。さらにカルシウム液体を1週間おきに葉面散布する。それでも石灰欠乏症が発生する圃場は作付けは回避しけなければならない

補助事業で導入したクボタ全自動野菜移植機(約300万円)を、職員とともに取説を片手に作業をこなす。半日の試運転で50aほどの面積を定植した。すこぶる調子が良いので驚いている。作業員一同感心する。

加工用キャベツは農場収入の主力作物なので、真剣に取り組まなければならない。3月4日に播種し、47日間育成した自家苗を使用する。おおよそ7月中旬までキャベツ苗の定植作業がつづく。2台目のキャベツ収穫機(約1000万円)をIsekiより補助事業の資金で購入予定で、7月中旬から始まる収穫には間に合いそうである。

2021年4月18日

行者にんにくの株分け定植

Filed under: 行者にんにくについて — 管理人 @ 8:56 AM

昨年、行者にんにく栽培の師匠であったIさんが亡くなった。ちょうど10年前に「俺が生きている間に行者にんにく栽培の技術を教えるから、挑戦しなさい!」と言ってくれたことを励みに意欲がわいたのを覚えている。苦節10年、自前の行者にんにくが出荷できるようになったことが最大の成果である。

仕事が枯渇する1月から3月にかけて農作業が確保できるのが魅力である。付随して数百万円の収入を得られのも、貴重な山菜となりうる。11月中旬から1月中旬までは有給の冬期休暇。職員は旅行、アルバイ等自由に生活して良い。休暇後は元気に会社に戻ってくれれば問題はない。

異常気象に多少左右されながら、現状約60aの栽培面積を1haに増反することを目指し、職員とともに頑張っている。今年も芽吹いてきた株になった苗を、2~3本に株分けして、10~15cmおきに定植する作業が始まった。

年々、商談や問い合わせが増加して、増産しているものの栽培期間が7~8年も必要とするため需要に追いつかない現状となっている。春、秋に大量の豚糞、鶏糞、有機肥料を投入して栽培する環境も整えている。

2021年4月11日

長芋播種機を試作

Filed under: 農業機械の話,長芋について — 管理人 @ 1:30 PM

アルーダにて検索していると探していた掘り出し物を発見した。直ちに写真だけで判断して購入希望のメールを送信する。相手方は骨董品みたいな古い機械を高めの価格設定で心配したのか、見に来てください!すぐ引き取りに来てください!と熱烈に商談成立を済ませようとした。

そんなことで希望通り元年式の中古種芋プランターを11万円(適正価格は2万円程度)で購入する。配達されたこの機械を前にして、腕を組みながら何時間も脳内で設計図を書く。新品の長芋プランターは400万円の価格なのでとても買えません。買えないなら安価に自作してしまえと何でも挑戦してしまうのです。

肥料タンク、駆動輪などはそのまま使用、株間は替えギアで18~21cmに設定する。作業員は座ってできるため喜ばれること間違いなし。芽は多少取れてしまうのは仕方ないか。試作機なので各種トラブルは覚悟しなければならない。

あとは種芋の荷台などを製作して完成するが・・・どうなることやら。

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