2025年8月30日

山菜の王様、行者ニンニクの播種、最低気温16℃

Filed under: 行者にんにくについて — 管理人 @ 1:43 PM

最高気温21℃、最低気温16℃と涼しいを通り越して寒〜い北海道十勝の鹿追町です。本州では40℃を超える危険な暑さの中、危険な涼しさ・・・?です。

幻の山菜と呼ばれるようになった、山菜の王様『行者にんにく』の播種作業をインターンの大学生に作業してもらった。ネギの仲間なので、葱坊主と呼ばれる黒い種子を蒔く。

今年はほとんど発芽せず、来年は爪楊枝サイズに育ち3年目から生育旺盛になる。そのためには鶏糞、豚糞などを投入して養分補給に努める。スタミナ山菜となる特徴を得るため、出荷可能なサイズになるのは7〜10年後と気の遠くなる話で。彼ら大学生が30歳になる頃である。

ショッピングサイトを開設すると、いろいろな勧誘がある・・・。

Filed under: 未来へ向かうこれからの農業 — 管理人 @ 6:03 AM

数年前からショッピングサイトで自家農産物を販売している。毎年、いろいろな勧誘の電話がかかってくるが・・・。

詐欺1️⃣ 10年前くらいの話だが、取込詐欺に遭い商品を送ったが代金が回収できずに諦めたことがあった。最初はサンプルを有料で送るように指示され送る。詐欺会社曰く『大変評判が良いので100キロほど送ってください!』と言われ、着払いもしくは前払いならよろしいですと伝えると、当社のシステムでは支払いは翌月になります。のようなやり取りでそれっきりになり、会社にも電話が繋がらなくなった。

詐欺2️⃣ 今年の話だが。大分の広告会社からスポーツ新聞に掲載しませんか? キャンセルで来週の・日が空いたので8万円のところ半分の4万円でよろしいです。急いでいるので契約書送りますのでサインしてください。掲載したらすぐに振り込みお願いします。関西、九州限定の新聞や雑誌なので掲載されているか確かめるのが大変である。

オタク気に入ったので大分のミカン🍊送ります。とここまでは普通?のやりとりである。さらに関西中心のスポーツ新聞にも掲載しませんか?12万円のところ7万円で結構ですと。この辺から待てよとなった。何回かやりとりしているうちに、担当者の電話が既存の違う会社名がスマホに表示され、『この会社名はなんですか?』と尋ねると、以前使用していた電話を買い取ったので表示されていると思います。『そんなわけないだろう!』と思ったが・・・。

🍊ミカンも送ってこないし(これは重大だ?)この勧誘方法は10年位前から同じ手法をしているようだ。掲載される法人や個人の方が減ってきているのでしょう。詐欺罪として立証するのは難しいので、みなさん注意しましょう。

モノ***の着払いは全くを持って信用できない。ベアリングなどはシールが付いていない、電化製品は壊れているなど酷いものばかり。3度送り返しても似たよう(使用不可)なものを送り返してくる。この会社注意しましょう。

2025年8月27日

干ばつ、猛暑でキャベツに内部障害が発生して廃棄する

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 7:20 AM

6月の苗の定植時の旱魃、7月の結球始め時の猛暑によって、葉が枯れる内部障害が発生する。僅かであるが茶色に変色している。僅かな障害だが業者は買ってくれないので、JAと相談して約60トンほど廃棄処分する。金額にして*百万円になる。本州の加工業者がキャベツを送り返してくるそうだ。このままでは7月、8月出荷のキャベツ栽培は困難になってきている。

北海道産のキャベツは甘みがあり美味しいそうだが・・・。本州産が豊作のため輸送費など手間や経費がかかる『北海道産』は敬遠される。北海道の夏は本州の高原地帯よりも高温になっている。耐暑品種の開発、導入を種苗会社だけではなく国の機関でも積極推進してもらいたい。

当農場では7年ほど前から自主的にJA推奨外の品種(YR天空など)を栽培している。収量は『寒玉品種おきな』には及ばないが比較的高温に強く、早め収穫を励行すれば良い。また、本州で栽培されている品種をいろいろ栽培したが、病気で全滅したり生育不良など結果は思わしくない。7月、8月栽培をやめる(もしくは全部)農家の声が聞こえるなか、関係機関で緊急に対策をお願いしたい。

2025年8月26日

じゃがいも🥔収穫が始まる。公立大生のインターンも開始する。

Filed under: ジャガイモについて — 管理人 @ 5:49 AM

8月25日、馬鈴薯(品種男爵)の収穫が始まる。広島の公立大学生3人が参加してインターンシップも始まった。澤田先生のゼミからは昨年から続いて参加していただいた。ワーキングホリデー7人の外国人とともに農作業に勤しんでもらい、内容の濃い忘れられない経験をしてもらう。

早速、農場に到着早々BBQで歓迎会を実施する。Sapporo classic 20リッターのサーバーが人気を独占す。道外の方はサーバーを見てどなたも『北海道だなあ・・』と感嘆する。

初日は観るも触るも初めての農作業経験で、あっという間に1日が過ぎたのではないかな? 近くの温泉に行きたいとのことで職員の運転で出掛けて行った。

今年導入した東洋農機のポテトハーベスターはひと回り大型になり、色々な機能が追加されて便利?になった。2008年、2012年に2台導入しているが、2台合わせた金額よりも高額なのには『ため息』が・・・。最大3台のTOP-1で収穫作業する。

 

2025年8月15日

二毛作のキャベツ栽培を実施する。

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 8:39 AM
  • 7月14日に収穫を始め23日に終了した1haの圃場に、再び加工用キャベツを二毛作で定植をする。約1haをちょっと失敗して廃耕にしたためと面積維持のために栽培した。
  • 予定していた25日頃から雨が続きなかなか畑の準備ができなかったが、8月2日にやっと定植することができた。適期を過ぎていたため、育苗段階でベト病が発生して心配したが定植後に病状は回復して一安心する。
  •  
  • 1haの苗(予備の苗)が余り捨てずに有効に使えたのが大きい成果。満度に収量は期待できないが、10aあたり6トンぐらいは収穫を見込めるので充分に成果は期待できる。サブソイラーなどを施工して排水対策、土を柔らかくして根の成長を促した。

2025年8月5日

エゾ鹿の餌となった🥬加工用キャベツと🥔馬鈴薯の不作と象皮

今まで、エゾ鹿に多少イタズラ程度に食べられていたが。今年は羆の出没に追われているのか、ストレスが溜まっているのかキャベツ畑のふちは見事に食われている。畑のふちのキャベツは大きくて(2.5〜4キロもある)立派な球体が多く、販売すれば手取り価格は300円近くにもなる。

今年繁殖した蝦夷鹿の家族が5〜6頭並んで、堂々と食い逃げをする。蝦夷鹿の大好物はじゃがいもで、足で上手に掘り起こして食べいく。60年前ごろに似たような機械(農耕馬でひく)が存在した。ひょっとしたら蝦夷鹿の仕草から機械開発のヒントを得たかもしれない。と思いつつ毎年のことなので、バンビが健康に育ってくれればと諦めている。

キャベツ🥬の収穫作業は暑さにもめげず2台の収穫機で1日、8時間で約30〜40トンを全量JAに出荷している。収量や品質も徐々に改善されて平年並みになってきた。不作には違いありませんが・・・。諦めないで頑張ります。

13年使用している1台の収穫機は満身創痍で、毎日のメンテナンスで追われている。消耗部品であれば農場に在庫しているので対応可能である。その他はJAに在庫しているので安心である。常にキャベツの水分と収穫期間は圃場に野晒し保管しているので雨にもあたり錆だらけになる。機械も生き物です。優しく大切に使用しなければ寿命が早まってしまう。

今年は機械の更新は何がいい?と協議したところ、『TOP-1』『アマゾーネ直装防除機』などの意見が出てきたので、2台合わせて約4000万円を購入することにした。馬鈴薯収穫機『TOP-1』は17年使用していたのでちょうど良い時期である。自走式防除機『黒田農機製』も15年が経過して不具合の発生が頻発、2台体制で防除作業を進めていく。

私も来年は70歳を迎え引退を決意、あとは職員に後事を託すことにする。失敗は必ずあるので、最小限に抑えて頑張ってほしいと思う。少しは離農も視野に入れているが新規就農者がいれば社員も含めて応援したいと考えている。長芋の耕作可能面積が40haほどあるのと新規作物『長芋』のために約6000万円を投資しているので、長芋耕作は必須条件になる。営農している限りは農地を拡大する方針でなければ営農意欲が失われる。

17年ほど農地取得は農業委員会で認可されていない。法人で後継者となる正社員は5人存在しているが、後継者不在と判断されている。職員の増員を要請されているので、来年の採用を3人ほど決定した。私らの役員報酬を大幅減額して職員給与に充てる。年金もあるので報酬は必要としないか・・・。

今年の🥔じゃがいもは旱魃、高温の影響で個数が少なく、肌が悪くなる『象皮』という個体が多い。特にPhが高い土壌、輪作が近い圃場などは顕著に発生している。製品率も厳しく、収量も落ち込むのではないかな。ガックリです。品種『男爵』の時代は終わりが近づいていると思うが・・・。耐病性(農薬削減のため)、耐暑性(酷暑のため)への品種を交代してもらいたい。

2025年8月3日

キャベツ現地研修会でお宝を発見

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 1:38 PM

10年ほど前まで、小豆収穫に使用されていたビーンカッターが除草機に変身している。どこの農家もコンバイン収穫が主流になって倉庫の片隅に使用されなく置かれているのではないかな。我が家もそうである・・・。目に鱗。興味深く見入ってしまった。キュウホー社製の除草タインを装着して完璧である。真似させて下さい鹿追の発明家Hさん。

2025年8月1日

ドローンで長芋の追肥をする

Filed under: 農業機械の話,長芋について — 管理人 @ 8:31 PM

初めて長芋にドローンで追肥作業を委託する。約7haを4時間ほどかけて、1ha当たり170kgを散布してもらう。今までは被覆窒素肥料で代用していた。

1回に肥料を25キロ散布可能だが、面積にして15aしかできずただひたすら肥料の補給、散布を繰り返す。来年は50キロタンクを装備した大型のドローンを導入計画だそうだ。戦争が終われば平和に利用ができるのに・・・。

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