2013年12月19日

食と絆を育む会代表者会議

Filed under: 体験付き修学旅行,農場生活について — 管理人 @ 11:39 AM

NPO法人「食と絆を育む会」の地域代表者会議に役場の事務局二人とともに出席した。この会はH21年度より関西の高校生を農村地域に限定してホームスティを行っている。毎年1000名以上の高校生が十勝管内全域の農家でホームスティをして農業の生産現場を実習、生産された農産物を利用して一緒に調理をして食卓を囲む。一般の観光地巡りの修学旅行とは一線を画す。

農業に実際に触れ国産農産物を理解し、生産者と消費者との食育を通じて相互理解深める。農業に対してファンを増やす大切な事業です。自分たちで収穫した農産物を利用して料理をする。ホストファミリーと一緒に食卓を囲む。家族で食卓を囲めない都会の高校生には計り知れない感動がそこには生まれる。「おにぎり」すら作ったことのない高校生がたくさんいる中で「おにぎり」を握らしただけで感激している。ましてや自分で収穫した農産物をすぐ家族で楽しく食することができるのだから尚更である。彼らの脳裏には一生忘れることのできない修学旅行がおみやげとして持って帰れるのだ。

この会に登録している11団体、15市町村の団体は身にしみてこの事業の大切さを認識している。鹿追では今年「鹿追」ジオパークが十勝エリアで初めて認定されて観光、教育、それに農業を加えて住民一体となった活動が必要不可欠となった。その活動につながる農村ホームスティをこの会を通じて農村活性化をしなければならないと思う。やがてそれは鹿追の発展、地域の発展に寄与できると確信している。われわれは鹿追生まれで鹿追育ちでは視野が狭く、新しい発想を発見して生み出すには外部の意見や人材が必要になってくる。(例として然別湖コタン。氷上の露天風呂、氷の教会などの発想は本州出身者によるものが多数)

そのなかで関西の高校生の会話の中から経営のヒントになりうることが度々ある。また新規就農に関して門をがっしり閉ざしている某農*委*会にもこの事柄を当てはめてみたい。ジオパーク認定にともなって今一度農業について意欲ある若者の意見を尊重できる行政になっていただきたい。観光、教育、農業の3本の矢は一体となって推進しなければならない重要項目である。

「食と絆を育む会」に自治体としては初めて鹿追町が協賛団体として加盟を決定し、この会を応援することになりました。会議ではこの会の活動を協賛したいという意見が続出して理事長も嬉しい悲鳴をあげておりました。

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