2011年1月15日

野良芋の対策

Filed under: 未来へ向かうこれからの農業 — 管理人 @ 3:29 PM

 昨年ここの畑はジャガイモ畑でした。大型機械で収穫するため小粒のジャガイモは掘り残されます。そうすると次年度に他の作物を栽培した時に雑草として猛威をふるいます。さらに放置しておくとたくさんのジャガイモが実ってしまいます。これが野良芋なのです。この対策として寒い時期に畑を除雪して土壌の凍結を促し、ジャガイモを凍結させて枯死させる対策なのです。JA鹿追コントラ課で作業を委託して安価に行っています。  除雪が終わるとこのような状態になり凍結が十分入ったひと月後くらいに残っている部分を除雪します。最近は暖冬でこれでも野良芋が生えてきます。 今日1月31日コントラ課からTELがあり防風林の近くが凍結不十分で3回目を行いたいとの連絡。3回目なら安くならないのかいと尋ねると、価格は同じです。 と返答あり。 それではお願いしますと言うと職員は喜んで電話を切った。

13 Comments

  1. ポテカルの者です。 その節はお世話になりました。 この話題に関しまして、芽室の方よりこんな情報をいただいております。 ご意見をいただけましたら幸いです。 雪踏み、最近は大型トラックのタイヤ10~14本で作ったローラーをトラクターで引っ張る方法が多いです。 降ったままの雪は空気層が多くて断熱効果が高いです。 雪を踏むことによって、この空気層がなくなり寒さが土まで及びます。 雪が降る度に踏んでいるので、今回は2~3回目です(昨年末12月25日の段階)。 豆やスイートコーンのように春の遅い作物の場合は土壌凍結が深くてもかまいませんが、甜菜やじゃがいものように春の早い作物は、凍結が入りすぎると春の仕事に影響するので、凍結が入りすぎるのは善し悪しです。 気温と雪の状況を見ながら程々にしなければなりません。

    コメント by チェレステ — 2011年1月17日 @ 12:40 PM

  2. ご無沙汰しております。昨日、ポテカル2月号が届きました。 さて、雪割りの件ですが大型トラックのタイヤを利用した方法は抵抗も少なくトラクターでするならば良い方法だと思います。 農閑期にするのでコストは安くでき土壌凍結も深く入ると思います。 ジャガイモの後作は豆類が中心となるはずで春仕事にはそれほど影響はないでしょう。  雪割りの方法は降雪との兼ね合いもあり降雪がなければかなり土壌凍結も見込めます。 今年は正月以降ほとんど降雪がなく土壌凍結も深く入っているようです。雪踏みは良い方法ですね。 どうしても冬は仕事をするのがおっくうで冬眠するくせがついてしまいだめですね。 駒大苫小牧が冬のグランドで練習するために雪踏みしていたのと似ています。

    コメント by 管理人 — 2011年1月23日 @ 9:18 PM

  3. 追伸、今日行われた農協懇談会で出席者全員(畑作農家)にポテカル2月号が無料配布されていました。ありがとうございます。

    コメント by 管理人 — 2011年1月24日 @ 8:44 PM

  4. 100名を超える方々の何軒から定期購読及びバックナンバーのご注文をいただけるか。 私としてはそのことに非常に関心がございます。 何か反応がございましたら教えてください。 よろしくお願いいたします。

    コメント by チェレステ — 2011年1月26日 @ 4:58 PM

  5.  鹿追の馬鈴薯生産者は100戸前後だと思います。 ポテカルは知ってはいるが①購読してない方、②以前購読していた方、③知らなかった方と三通りだと思いますが私は③でした。農協職員も含めると5%から10%の注文が予想されます。  この予想が当たらない好結果になるかもしれません。毎回、驚きの内容があって新鮮です。グリーンダイセンだけの防除は鹿追でも可能だと思います。水量、間隔を厳守するのと、安価な銅剤の混用と一月に1~2回程度の他剤の併用で実現可能だと感じました。以前20年位前に若い普及員と挑戦したことがありましたが怖くて途中から中止したことがあります。軟ぷ病の薬剤はそれからほとんど散布したことがありません。また発生したことがありません。殺虫剤は一回程度の散布でよいのでその分他の薬剤を使えます。

    コメント by 管理人 — 2011年1月28日 @ 10:22 AM

  6. コスト削減の疫病防除として、安価なダイセンやペンコゼブで回数をこなして、前回の散布から1週間前後の時期に降雨があった(疫病の発生が見込まれる)際に治療のシモキサニルかベンチアバリカルブイソプロピルが含まれた薬剤を散布してまん延を食い止める。 現場的にこの考え方はいかがでしょうか? 私の家庭菜園での疫病防除では基本的にこの考えに則っており(使用薬剤はリライアブル、ホライズン、ライメイですが……、回数をこなすのが面倒なので効果の高いものを少ない回数でというのが基本)、雨が降った翌日とかにホライズンで阻止する方法を採用しています。 家庭菜園ではトラクターも使いませんし、出社前の朝方に作業を済ませることができます。 つまり、いつでも作業できることからそんな考え方ができるわけです。

    コメント by チェレステ — 2011年1月28日 @ 1:10 PM

  7.  私の防除理論は降雨前日に薬剤散布を励行する。 降雨によって茎や葉が地面と接触するこによって病原菌が感染する。 よって予防の見地から先手を打ちながら守りも固める。 基本的に降雨後では圃場がぬかるんで作業機が入ると通路をいためてしまいます。 安価の銅剤、ポテガード(3~4回使用)、コサイド、Zボルドー等を混用することで軟ぷ病は防げると思います。塩化銅と硫化銅の違いはよくわかりません。高価な軟ぷ病用薬剤は使用せず、その代わり治療効果のある高価な疫病用薬剤を使用できる。 7月末ごろからはダイセンでは自信がありませんね。それとデシカン剤散布と疫病防除を同時散布していない点が気になりました。 鹿追では明らかに散布しないと疫病が感染している確率が高くなりますが。

    コメント by 管理人 — 2011年1月29日 @ 12:57 PM

  8. たびたび失礼します。 こちらでやりとりさせていただいた内容の一部を加工して雑誌の読者欄に掲載させていただくのはいかがでしょうか? ここ最近は読者の方からの投稿も少なく、困っております。 ちなみに、掲載可能の場合は、お名前の表記について、実名、ペンネーム、イニシャルからお選びいただけますが、そちらをどうされるかも併せてお答えください。 よろしくお願いします。

    コメント by チェレステ — 2011年2月1日 @ 9:18 AM

  9. こんな内容でもよろしければ訂正してお使いください。まったくかまいません。 名前も実名で結構ですし、ホームページを紹介してください。 人生の中で雑誌に投稿した記憶がないのでどんなことになるか興味津々です。

    コメント by 管理人 — 2011年2月1日 @ 10:02 AM

  10. ありがとうございます。 今後とも何かあればコメントさせていただきます。 ちなみに、私が普段からチェックしている農家様のサイトは以下のとおりです。 http://fromchika.blog104.fc2.com/ 上士幌か士幌、ジャガイモを中心に通販をしている、いつか取材させていただく予定でお話済み、奥様がサイトを運営 http://park11.wakwak.com/~potato/ 芽室を代表するカルビーの契約生産者、サイトも充実 http://blog.livedoor.jp/farm_umemura/ ジャガイモの育種家を父に持つ千歳の生産者 http://www.itohfarm.com/ 農家ではないが、50品種のジャガイモを生産、次回の弊誌で登場 http://take4949hp2.blog.so-net.ne.jp/ ジャガイモに関する通な話題が満載 http://blog.goo.ne.jp/atcchin 長崎の栽培状況を知りたいならココというようなサイト

    コメント by チェレステ — 2011年2月1日 @ 1:19 PM

  11. ホームページの紹介ありがとうございます。 興味深く拝見させてもらいました。自宅に居ながらPCから情報を得る楽しみをあじわうとなかなか外には出なくなってしまいます。消費者に農業を簡単に理解してもらう手段には最適ではないでしょうか。動画やツイッターも新しい手段ですがまだまだこれからだと思います。

    コメント by 管理人 — 2011年2月2日 @ 11:50 AM

  12. こんばんは。 目下、3月15日発行号の編集作業の大詰めを迎えています。 4日が締切なだけにここは踏ん張りどころです。 さて、今回コメントさせていただくのは試し読みキャンペーンの件です。 村瀬さんのように元々読者だった方もわずかではありますがおります。 新規に申し込まれた方はおられましたが、村瀬さんがおっしゃる5%には届きそうで届かないそんなところです。 そこで疑問なのですが、北海道の農家のみなさんにとって個別の作物に対する思いというのはさほどないものなのでしょうか? 深く追究するというようなことです。 畑作4品では小麦、てん菜、豆類、ジャガイモとありますが、どれも大事ではあるけど、どれかに特化して興味を持つということはないものでしょうか? 別段、ジャガイモに限ってのことではありません。 そのあたりが雑誌の販促をしていて「やっぱそこまで個別の作物に興味はないのかな」と思ってしまうところです。 長々と失礼しました。 仕事に戻ります。

    コメント by チェレステ — 2011年3月2日 @ 7:41 PM

  13. どこに主眼を置くかだと思いますが。 私の場合、ジャガイモとケールを主力作物として位置付けています。特にジャガイモなどは他の農場でどのような栽培方法をとっているか興味があります。 ネットでは一歩踏み込んだ詳しい内容はわかりません。 グローバルな情報化時代に一歩進んだ知識を身につけることは大切だと思います。 そのためにはポテカルは有力な情報源になります。まだまだ十勝はジャガイモが主力作物ですからグローバルな情報を発信してもらいたです。

    コメント by 管理人 — 2011年3月3日 @ 12:12 PM

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