台湾南部の屏東大学での懇談会を終え、次の訪問地新竹市に向かう。まず新幹線に乗車する前に『突然お宅訪問!』を強行する。
昨年インターンシップで農場に来ていたエンレイの両親に会うことになった。同行しているJ/Jに通訳と電話連絡をお願いしてアポ無し訪問が実現した。日本語、片言の英語、台湾語の3ヶ国語ごちゃ混ぜで会話する。理解できない時は笑顔だけで済ますこともある。がしかし、理解できるまできちんと聞き直しなどして理解しなければならない。お父さんは近くの大学の非常勤講師をしている。台湾の大学では専門分野になると一般市民が講師となって先生とともに講義をしている。今回の旅行で複数の人に会ったのでかなり頻繁に行われているようである。
屏東駅から電車で台南市を過ぎ、昨年台湾映画『KANO』の舞台となった嘉義市の近くまで足を伸ばす。エンレイのご両親が駅まで迎えに来ていただき、わずか1時間半だけだったが昼食をご馳走になる。美味しかった〜ありがとうございました。牛肉の鍋を頂く。
お父さんから娘の交際について日本語で質問された。「二人は若すぎる!」私は食べてるものを噴き出しそうになった。「お父さんは知っている・・・」その慌てた様子に、日本語を話せないお母さんが英語で「何を話しているの?」興味津々で腕をつかんで聞いてくる。お母さんは知らない様子なので何とかごまかすことに成功する。日本人の彼とは遠距離交際が続いているようだが・・・。塞がりかかっている毛根から脂汗が吹き出た瞬間であった。
KANOクランクインMOVIE KANO予告編 *映画挿入歌『風になって〜勇者浪漫』
その後は新幹線で台湾北部の新竹市に向かう。晩御飯は夏休みを利用して農場に来ていた(注1)国立政治大学生ruriのお母さんにご馳走になる。4泊5日の最後の夜を楽しく過ごす。
新竹市は米粉(ビーフン)が有名で、最後の締めに鴨肉が入った米粉麺を食べる。細麺で飲んだあとはラーメンよりあっさり系で美味しい。すっかり米粉麺のファンになった。
1,国立政治大学は台湾次期総統、蔡英文氏が教授をしていた。台湾では偏差値がトップの台湾大についで文系では高い大学である。ちなみに理系は清華大、師範大などある。