2016年2月28日

若者たちの定住と新規就農を考える

Filed under: 従業員の話,未来へ向かうこれからの農業 — 管理人 @ 5:13 PM

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鹿追町農村青年会の会報『農青だより』が町内全戸に配布された。町民に対して若者たちの活動を理解していただき、励ましの言葉をかけてもらうには必要不可欠な広報誌となる。

我々が活動していたS53年頃(青函トンネルが開通)は110名を超える会員を誇った。110名のうち女性会員は10名前後であった。女性会員一人にトラック1台分の男性会員が群がると言われた時代に生きた。トラック1台とは、例えると軍用車の荷台に乗っている面々を想像してもらいたい。Getしそこなった約100名の男性会員は都会から見つけるしか結婚する方法はなかった。正直言って悲惨な状態だった。

仕方なく友人、先輩たちは本州での婚活パーティや町外出身者と出会い次々と結婚していった。仕方なくと言っては語弊があるが、農家の息子(後継者)たちにとっては不遇の時期であったことは確かである。

現在は主だった活動している男性会員は結婚してしまい、女性会員が多く活動しているそうである・・・。立場が逆転していることに、時代が変われば状況も変わるものだと感心する。

青年会では町との共同でマンゴー栽培のプロジェクトチームを立ち上げ活動している。活動する女性会員は本州出身者で占められ、地元の男性会員は少ないそうである。彼女たちは本州から飛び出し『志』を持っており、農場に従業員として数年にわたり『夢』に向かって厳しい作業に励んでいる。(もちろん体験重視で来ている方も多いと思う。)

町の活性化は若者にかかっていると言っても過言ではない。元気があって意欲ある役場職員、農協職員、農家後継者、農業関係従業員が鹿追町の活性化のため頑張ってもらいたい。我々年配者はそれをサポートする義務がある。

町内には約170名にものぼる多くの若者が農業関係の仕事に従事しているそうである。3月末になると何人かの若者たちが鹿追町を去り、新たな若者がやってくる。そんな季節になった。

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