台湾の大学生三人がたくさんの思い出とともに帰国した。
夏季休暇を利用して行われている海外でのインターンシップは今年で4年目を迎える。まず感心することが彼らのモチベーションの高さである。気温35度を超えるなかキャベツの収穫や畑の雑草抜きなど、経験したことのない仕事に一生懸命挑戦していた。
自分の人生を振り返ると、やはり20代の頃は海外ばかり見て聞いて体験したことを思い出す。勉強が嫌いで大学を中退してNZへ飛び立ったが苦いことがすぐ思い浮かぶ。下剤を胃腸薬と思い込んで飲み続け死にかかったこと。半年の酪農実習でホームシックにかかったこと。英語会話力のレベルの低さに嘆いたこと。生活するなら日本(北海道)が一番自分に合っていることを悟ることできた。故郷は遠きにありて思うもの・・・・・地元を離れなければ地元の良さは発見できない。
大学生が帰る前夜、送別会で農場での率直な感想などを話してもらった。少し紹介させてもらう。
*食べ物が美味しく2ヶ月間で4キロも太りました。チャンスが有ればスタッフとしてここの農場に戻りたいです。本当に楽しかった。
*先輩のスタッフの皆さんたちに優しくしてもらいありがとうございました。大学入ってから村瀬ファームに来るのが夢でした。最後の4年生でこれたので大変嬉しかった。
賑やかな3人が帰国すると同時に新たに4人が農場スタッフとして加入する。9月10日現在は台湾4人、香港4人、日本4人の合計12人となった。賑やかさは大学生がいる時と同じレベルに達している。