2013年2月19日

行者にんにく出荷終了

Filed under: 行者にんにくについて — 管理人 @ 11:25 AM

約1ヶ月続いた行者にんにくの出荷が終了した。写真のようにまだ少し出荷分が残っていますが市場価格も底値になってしまい出荷しても赤字になるため取りやめた。

あとは自家消費と知り合いにプレゼントすることにした。

来年の販売に向けて対策を講じなければなりません。まずネット販売に向けてネットショップを開設する撮影等の準備をしています。初期はなかなか売れないだろうが地道に頑張らねばならない。また初競り(1月5日頃)に間に合うように加温を早めていかなければなりません。さらに価格が底値になる前に早めに集荷を終える必要があります。今年は遅れに遅れて1月23日が初出荷になってしまったためずれ込んでしまった。また契約栽培に向けて本州や香港、台湾へ販路を拡大する必要があります。

7〜8年かけて栽培して利益率が悪ければ栽培意欲がなくなるのが必然だ。栽培技術を改善することも生産者で行わなければならないがー30度Cの厳しい環境での栽培では限界がある。冬期間南半球や台湾での栽培も考慮すべきだろうか。

今回は消費者が身じかに感じたことと、流通のシステムを理解できたことが今年最大の収穫である。生産者組合や農協の存在が大きいことを再認識することができた。個人の生産者では流通のなかに飲み込まれてしまうリスクがあり、生産から販売まで一環して行わないとだめなことも判った。

一年の行者にんにくの栽培工程を終えて自信を持って取り組もうと意欲が沸いてきた。高級食材ではなくたくさんの方に村瀬ファーム産の行者にんにくを食卓に届けたい。またホームページを見た方で今年から行者にんにくの栽培を始めたいと相談を受け、是非一緒にやりましょうと栽培実現にむけて複数の方が取り組む予定です。

パック詰めは時間に追われ大変だったが農閑期に親子の会話が増えたのだった。TPPなんかに負けるもんか!

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