2013年3月6日

雪室へ雪の補充と洞爺湖サミット

雪がほとんどなくなっていた雪室へ50トンほど補充を完了する。雪室内は1〜2度Cに保たれています。貯蔵しているジャガイモはきたあかり、男爵、メークイン、はるか、シャドークイーンなど10トン前後あります。

4月より『雪室熟成じゃがいも』として市場と村瀬ファームネットショップで販売する計画です。

今年は豊富に雪があるため奇麗な雪を搬入することができた。この白い雪も溶けてくるとゴミだらけの黒い汚れた雪に変化します。

今年の正月に元営林署に勤めていた叔父が真顔で話し始めた。この雪室をはじめたのは私なんだよ!えっと返事をしてしまった。ロシアの生物学者イヴァン・ヴラジーミロヴィッチ・ミチューリンによるヤロビ農法からヒントを得たそうだ。初めて聞く人物だったので興味深く聞き入った。

最初は苗畑で樹木の苗を生産していた関係から残雪を利用して山中の雪の中に苗を貯蔵したそうである。成育を促したり開花時期を自由に調整(春化)できるようになった。2008年北海道洞爺湖で行なわれた第34回主要国首脳会議(通称洞爺湖サミットG8)でこの技術が利用され7月なのに桜の花を咲かせて各国の代表を迎えたそうである。まったく知らなかったので感嘆するばかりだった。

日本での雪室の創始者が叔父だとは驚きだった。この技術に対して林野庁長官賞か農林水産大臣賞?を頂いたそうです。現在は農産物貯蔵に利用されていることに喜びを感じているようでした。ルーツはロシアですか・・・。

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