2010年12月21日

共存共栄できるのか

Filed under: 未来へ向かうこれからの農業 — 管理人 @ 7:15 PM

今朝の新聞を見ていたら TPP環太平洋連携協定と FTA自由貿易協定の特集が載っていたが・・・。34年前、ホクレン畜産酪農海外派遣研修事業によりNewzealandで半年間酪農研修をした経験がある。 北海道と大きく違うのは積雪がないため搾乳施設以外畜舎を必要としない環境。 放牧が主流なため購入飼料や糞尿処理もいらない。 コストがかからないのである。

TPPは違う環境にありながら同じ土俵に立ち相撲を取ろうといっているのようなもので、八百長でもない限り横綱に幕下力士が挑むような無理なはなしなのだ。 当時NZ は農協組織がなく資金調達は高金利の銀行に牛耳られていた。 しかし、乳業メーカーの社長をしていた雇い主は、日本の農協組織を見習うべきとNZ に農協が必要だと常に口にしていた。 今では世界最大級の農協 と言える (フォンテラ社)がある。 農協不要論を唱える方はNZの現状を見てほしい。 TPP がもし締結されたならば(締結されないと思うが)お互いの農協が手を結び共存する道を模索できないのか検討してもらいたものだ。 こうなったらNZへ日本の農産物を売り込むしかないのだが、400万人台の人口では・・・・・・。

フォンテラは明らかに中国と日本、韓国などををターゲットにしていると思うが、中国で最大のシェアーをもつ三鹿集団との合弁会社は汚染粉ミルク事件を起こし餃子毒物混入事件とともに問題を世界中に提起した。 消費者に国産農産物の大切さを再認識させた功労?もあった。

今でも元気な雇い主からクリスマスカードが届く。3回目のNZ訪問はいつになるかと。         http://www.epochtimes.jp/jp/2008/09/html/d50707.html

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