2011年1月14日

野菜の売れ筋ランキング、甘さが重要

Filed under: サツマイモについて — 管理人 @ 4:02 PM

 2011年日本農業新聞で野菜売れ筋ランキングが発表された。1位高糖度トマト(4年連続)、2位サツマイモ(安納芋)、3位スナップエンドウと甘さが特徴的な野菜が上位を占めた。4位ブロッコリー、5位茶豆系エダマメ、6位アスパラガス、7位中玉トマト・黒豆系エダマメ、9位キタアカリ・ホウレンソウ・ミニトマト・ショウガ等と続く。 エダマメは中札内農協が長年の苦労の末産地化に成功している。 サツマイモは大正農協が推進しているがこれからだ。十勝で産地化するのには協力体制を構築し、10年~20年の長いスパンで考えていかなければならないと思う。

低価格志向が続くなか、鮮度、調理の簡単さ、安全性も前年並みだった。前年の天候不順をうけ「食味」が前年より17%売れる条件が伸びた。つまり食べて甘いと感ずるものが人気なのだ。北海道特産のじゃが芋のトップは「キタアカリ」、後は「男爵」、「メークィン」と続くが、やはり甘みのあるキタアカリが一番だ。 インカのめざめは知名度が低いのかな。

 NHKでグッチ裕三が料理がおいしく感じるときは甘さを感じる時だと言っていた。 料理には砂糖を使わなくては駄目だ。もしくは食品そのものの自然な甘さだ。プロの料理人も感心するというグッチ裕三の料理哲学だ。 砂糖を使用するときは北海道特産のてん菜糖(グラニュ糖)をよろしくお願いします。

 九州で栽培が盛んな野菜が今は北海道でも栽培できるようになった。 青汁の原料ケールも九州が盛んに栽培されているのが厳寒の地十勝でも栽培できるようになった経緯がある。 青汁も甘く(飲みやすく)なくては売れなくなった。 北海道は温暖化によってビジネスチャンスが広がったととらえた方が良い。  安納芋は種子島特産だが鹿追でも栽培できることがわかった。キタ安納とでも言っておきましょう。

鹿追町ではサツマイモの試験栽培をしていますが今年は日本最大級の鹿追町バイオガスプラントにて余熱を利用して苗の育成を試験することになり、試験栽培に取り組む農家が増えたそうです。より一層の研究が進むと思います。

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