鹿追町環境保全センター(バイオガスプラント)にて研修が行われた。北海道農研センターのI氏の講演に続いて鹿追産のさつまいもで作られた「ほしいも」の試食会があった。
試験栽培を始めて4年が経過している。スイートポテトなどの試作品から感じていたことは、甘みは十分ながら水っぽさが商品化のネックとなっていた。それを逆手に取ってしっとり感ある「ほしいも」が今回出来上がった。
糖度は14〜15度あるそうで十分すぎるくらいの甘さを保持しながら、食感が柔らかく口の中で甘さが広がる。カロリーが少なく栄養のバランスが良いので女性のおやつに最適だと思う。乾燥した硬いものより柔らかくしっとりしたこの「ほしいも」はかなり注目をされそうな予感がする。
我ファームで貯蔵しているさつまいもは芽が出てきてそろそろ終わりに近づいてきた。専用の貯蔵庫がないので暖かい地下室に貯蔵していた。
町では10トン貯蔵能力のあるさつまいも専用の貯蔵庫を2基建設して本格的に鹿追産さつまいもの商品化に向けて準備が整った。これだと通年出荷に向けて対応もできそうだ。
まもなくほしいも乾燥機も稼働できるとのことで近い将来町民に向けて鹿追産の干し芋がデビューできそうです。過度な期待はしないようにしたい。