T社主催によるマレーシアからのツアー客9人を受け入れる。11月の農業体験は酪農家なら一年中メニューに苦労しないが、畑作はビートの収穫一本で計画してみた。
テーマは『ビート(甜菜)から砂糖ができるまで』と題してビート畑で行う。晴天を祈りつつ当日の朝を迎えた。11月の上旬なので相当の寒さを覚悟したが・・・・。
タッパーと呼ばれている収穫用の包丁でビートを抜き、葉を切り離しをしてみる。『危険』と言っては何もできないので、包丁の扱い方を説明して子供たちでも体験してもらう。収穫したビートをその場で輪切りにして試食もしていただく。直播のビートは甘くて柔らかく口の中に繊維などが残らいことに驚いた。『ビートチップス』でも商品化してみますか。
トラクター試乗を親子3人のグループに提供する。左の長男さんは冷静にツアーを眺めているように無口で静かであったが、俄然、トラクターを運転するとテンションが最高の状態になり、この世にこんな面白いものはないような感覚で運転を堪能する。トラクターを降りる瞬間『You are berrygood driver!』と言うと『満面の笑顔でありがとう!』と答えてくれる。『sama sama!』とマレーシア語で『どういたしまして』をこちらから言ったのだった。
彼の笑顔が今回のモニターツアーを物語っているようであった。