2022年12月28日

昨年比85%値上がりした肥料が届きました

Filed under: 未来へ向かうこれからの農業 — 管理人 @ 9:04 PM

12月22日に湿った雪が30〜40cm降る。3棟あるビニールハウスのジェットヒーター、温風暖房機を点火して屋根に積もった雪を溶かす。点検を怠っていたため、2台の温風暖房機が故障していて夜業で修理する。修復するまでジェットヒーターで代用する。

ビニールハウスの天井部分に乗っていた厚さ20cmほどの湿った危険な雪は滑り落ちた。午前1時ごろ温度センサーを設定して眠りにつく。翌日朝、防犯カメラのケーブルが取り付け金具から抜けて全部ダメになっていた。ケーブルは垂れ下がり、わずか三日ほどしか稼働できなかった。。。

来年使用する肥料の配達が始まる。平均価格は昨年比85%の値上がり。1年間の肥料費は約1000万円なので1850万円に膨れ上がる。その他農業資材費、農業機械、農薬、燃料、電気代など全てにおいて値上がりの項目ばかり。農産物価格が横ばいであれば所得がその分減額するということ。大変な時代になった。食料自給率(カロリーベース)は年々下がり野菜、肉類が顕著である。近くの農家の離農も増えて寂しい話が増えてきた。

例えばビート肥料は昨年2200円ほどが3900円に、キャベツ用肥料は1900円が3700円になった。系統肥料は4200円〜4600円ほどになる。高くなりましたね〜〜。町内にある二つのバイオガスプラントの消化液(液体肥料)を利用したいがいまだに実現していません・・・。聞いたところ3000円(散布代込み)トン当たりと安価な価格設定なので、対象地域外だが要請したい。これだけ肥料価格が高騰していると重宝されてくると思う。化学肥料と比較すると力不足だが、将来に向けての土づくりの貯蓄となるだろう。冷害時などに威力を発揮します。

また、耕畜連携を推進して畑作農家がデントコーン、牧草を作付け、酪農家の畑にじゃがいも、野菜などを作付けする。交換耕作(コーン栽培)することによって土壌中の菌根菌が増え、更に大豆等を栽培することによって菌根菌が活性化する。活性化した菌根菌が土壌中に固着したリン酸を引き出す役目をする。価格の高いリン酸肥料の減肥に繋げられる。十勝の土壌には二百年分のリン酸が眠っているそうです。それでも農家はリン酸を投入(作物が土中からリン酸を吸収できない)しなければならない。(帯畜大、谷教授が我が家の畑で説明してくれました)

中国習近平主席が主張しています。「自分のお椀には自国で生産した食料を入れる!」輸入の食料に頼る日本は「有事の際、頭を下げて物乞いをしようとでも・・・・。」

2022年12月17日

行者にんにくをビニールハウスに搬入💦

Filed under: 行者にんにくについて — 管理人 @ 10:22 PM

10月に収穫して凍結させた行者ニンニクを屋外よりビニールハウスに搬入する。明日よりトンネルをして電気ストーブなどで加温を始める。

出荷は約1ヶ月後の1月20日過ぎに予定している。11月は暖かい日が続いていたが12月に入ると冬らしく寒い日が続き凍結が進んでいた。行者ニンニクはカチンカチンに凍っており1ヶ月以上をかけてゆっくり春化させる。

例年11月末ごろから農場は長い冬休み(11月末から1月末までの間も有給)で誰もいないので、カミさんと二人で作業する。社員にはその代わり夏場には仕事を頑張ってもらうが、基本的には週休2日程度休むことができる。

2022年12月12日

−16℃と今朝は冷えました。土壌の凍結は何cm?

Filed under: 畑の様子 — 管理人 @ 11:37 AM

12月12日、今朝は最低気温ー16℃と冷え込んだ。

ホクレン農業協同組合連合会が設置している凍土測定器を覗いてみた。23cmにも達しているが、高い位置なのでー5cm程度差し引いても例年より凍結が進行している。このまま積雪がないと一気に凍結が進みそうである。

2022年12月1日

今日から師走。今年も暖かく雪が降りません

Filed under: 未来へ向かうこれからの農業 — 管理人 @ 1:51 PM

JA川西に長芋種子を引き取りに行く

Filed under: 長芋について — 管理人 @ 1:44 PM

JA川西へ長芋の種子(原種)を引き取りに行く。10a当り70キロ、それに栽培面積をかけた種子量を買い取る。来年は約10倍に収穫出来て我が農場の種子となる。種子用はM,L,2Lクラスの中間のサイズが多い。種芋は通常10a当り500キロを使用します。他の産地では全量種芋を買い取りしなければならず、10a当りの種芋価格は20万円弱になるそうです。その点JA 川西では自家種子を使用するのでかなり節約できます。

買い取る種子は当農場のような褐色の火山灰ではなく、黒色の黒ボク土で生産されたものである。持参した自家所有のコンテナにJAの職員さんが積み替えてくれます。(JA川西さんは優しい)

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