2014年12月31日

2014’ 写真で激動の一年を振り返る

Filed under: 農場生活について — 管理人 @ 9:09 PM

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1月、大阪出身の中学生Rのホームステイがら始まり、行者ニンニクの出荷が始まる。香港のK,東京のMが再び農場に戻ってくれて働いてくれた。

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2月、然別湖コタンにボランティアとして参加した。コタン開村式に参加して楽しいひと時を過ごす。然別湖コタン、アイスBAR にて、当従業員ナベさんの彼女陳さんが台湾から来日する。十勝川温泉のイベント「彩凛華」にて。

 

3月、7ヶ月働いてくれた台湾のTinがまた遊びに来てくれた。4月から参加予定のキノピーたちと今は閉店した「帯広の吟寿司』で海鮮生ちらしを食べる。その後、二人は仲良くなって帰国する台湾に共に飛び立つ。

 

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4月、毎年恒例の札幌ファクトリーにてジャガイモの販売会を2日間にわたり実施する。定着してきたせいもあり早くに完売して追加したが、それも早くに完売した。

新規作物として加工用キャベツの栽培始める。長〜い540mの畝を、一日約2往復します。

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5月、恒例の然別湖を一望できる白雲山に登山する。珍しく全員参加する。最高のコンディションで暖かい陽気の中山頂で、手作りしたおにぎりなどで昼食をとる。4月末に定植したキャベツの苗が霜によって全滅する。

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6月、6月に初めて修学旅行生(国立奈良女子大付属高校)を受け入れる。女子大だが高校まで男女共学で、野球部の所属する二人の男子を受け入れした。暑い日が続きソフトクリームを食べまくりました。芽室町にて。

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7月、国際農機展 in 帯広にて、インターンシップの台湾国立屏東大学と大阪大の現役大学生とともに8年ぶりの開催に心躍る。となり町にある十勝川温泉にてホタルを見学する。さらに美瑛町の青い池に行く。IMG_4028IMG_4257

8月、鹿追7000人踊りに参加する。加工用キャベツ出荷できず大量に廃棄する。我農場だけでも500万円前後の収入が皆無となる。共済金の対象にならないのが辛い。

 

9月、台湾国立政治大学のKも初参加して十勝川にてラフティングを体験する。秋の修学旅行生(大阪府立北千里高校)の受入で然別湖にて。

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10月、社員旅行で知床にて。全員強制参加です。初めて裏摩周湖展望台、神の子池、網走刑務所などを訪れる。

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11月、楽しかった、辛かった思い出をバッグに詰めて従業員が次の職場へ去ってゆく。一人去り、二人去り減ってゆく。そして12月には誰もいなくなり寂しくなった。

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12月、再び台湾へ。国立大で講演をするため台北市に寄りながら南部の高雄市の隣、屏東市に向かう。

2014年12月29日

IN Tiwan 台湾のトイレ事情

Filed under: 趣味、旅行、アウトドア — 管理人 @ 5:18 PM

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台湾の公衆トイレに入ると、男子用便器の位置が高くて使用しづらい時がある。写真の高さだと私でギリギリ(便器には接触は避けたいので)だが。子供だと明らかに上に向かって放出するか、一物を便器に乗せてしないとできそうにない。私より足の短い方はたくさんいる台湾の方々は不便に感じないだろうか?写真の便器はまだ低い方の位置なのだ。背伸びをする方も居るようですが・・・。

便器が高い位置にある理由がひとつ聞けた。取り付けの位置が低いと離れて用をたす方が多いそうである。よってトイレが汚れ臭くなるため位置が高いそうだ。なるほどと関心した。

2014年12月24日

メリー・クリスマス!

Filed under: 家族の話題 — 管理人 @ 8:47 PM

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今年のクリスマスは普通にステーキとクリームシチューのパイ包み、手作りオードブルでした。

美怜のクリスマスプレゼントはカラオケセット。さっそく『アナと雪の女王』を歌いまくっていました。明日の枕元にはどんなプレゼントがサンタさんから送られるか楽しみにしているようです。

 

2014年12月23日

Winter Concert

Filed under: 家族の話題,山村留学生 — 管理人 @ 8:46 PM

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第11回、鹿追町小中高・釧路教育大吹奏楽部合同演奏会が開催された。わが家にホームステイしている山村留学生2人が参加したので、家族で聞きに行った。

ここ鹿追町は文科省指定の小中高一貫教育で有名である。部活も小中高と続ける生徒が多い。特に吹奏楽部は毎年全道大会に出場する常連校である。

総勢100名近くの演奏は醍醐味があり、毎年楽しみにしているイベントである。

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初孫「みれい」は『アナと雪の女王』シンフォニックハイライトが始まると保育所で覚えた歌を、椅子に立って披露する。それまで眠たそうだったが、俄然元気が出てウキウキの気分に変化した。ようかい体操第一が始まるとテンションは上がりっぱなしになる。

10曲の演奏が終了して、アンコールは教育大がいつも最後に演奏する『木陰の散歩道』であった。

2014年12月22日

行者にんにく伏せこみ始まる

Filed under: 行者にんにくについて — 管理人 @ 4:45 PM

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来年1月からの出荷に向けて『幻の山菜行者にんにく』の伏せこみが始まった。一度、外気にさらして凍結したものをビニールハウス内で加温して溶かし、地面に設置している。

電熱線は20度Cに設定して3重にトンネルをする。トンネル内に電気ストーブを設置して、夜間で最低気温5度前後に保温する。昼間は30度前後になるため、真夏の気温弱い行者ニンニクなので20〜25度C位になるように調整する。

地面に設置した行者ニンニクは白い部分が長くなるように、見えなくなるように土をかぶせます。バーク堆肥だと発酵する危険性があるため使用するときは古いものを選ぶ。行者ニンニクの白い部分は香りも良く、甘みがあり商品としては生命線になる部分である。太くて長ければ競り値も高く取引される。

 

2014年12月20日

In Taiwan スーパーでJA本別町組合長に会う

Filed under: 趣味、旅行、アウトドア — 管理人 @ 5:45 PM

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台中のスーパーにティンとともに入店する。玄関先でJA本別町が台湾に向けて10㌧の大豆を初めて輸出することが放送されていた。

と思いきや、NHKの録画をエンドレスで放送している。ここのスーパーはセブン-イレブンと深い関わりがあり、台湾1部上場の企業である。最近、食品の小売業に事業を拡大して店舗を構えている。チラシを見ると日本各県の物産展を常時開催し、無添加、天然、を全面に出して日本の商品を販売している。

特に北海道産大豆から製品化された商品がズラリと並ぶ。値段は高価だがお客さんの多さに驚く。10㌧の本別産大豆が台湾でこのように消費されている。さすがJA本別町です。台湾のセブン-イレブンが本腰を入れれば更に本別の大豆が消費されるでしょう。羨ましい。

利益は少ないだろうが、豆どころ本別町の豆の美味しさと安全性が定着すれば良いではないか。2200万の台湾人に支持を受けるよう祈りたい。

2014年12月19日

In Taiwan 一人で新幹線に乗る

Filed under: 趣味、旅行、アウトドア — 管理人 @ 12:08 PM

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昨夜、台北支店と別れを告げ台中に向かって新幹線に乗ることになった。大の大人が乗るので大丈夫だよと、心配する従業員に向かって言ったのだった。

台北からは台中への便しかないので寝過ごさない限り大きな間違いは起きない。

ホテルから台北駅までは徒歩10分位のところにあり、日曜の朝とあって交通量は少ない。台北駅で朝食をとることにした。あさ8時なのに気温はすでに25度と蒸し暑く、駅の構内に逃げ込む。

Mcd、モスバーガーは長蛇の列で並ぶ気がしないので、他を探す。空いているセブン-イレブンで日本式&台湾式のおでんと日本直輸入と明記している明太子おにぎりを購入する。日本式はあっさり出汁で台湾式はピリ辛の出汁。まずまずの味だ。しかし、明太子おにぎりは明太子がわずかばかり入っている程度で遠慮したい味だ。

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新幹線の発車時刻まで余裕があるので乗り場を確認後、椅子に座って前記の朝食をとる。行き交う台湾の人々を観察する。全く日本人に巡りあうことがないのは不思議だ。大きな荷物を抱えて移動している日本人は我一人。通り過ぎる人種を判別するが、だんだん区別がつかなくなってきた。家族連れ、恋人のカップルなど得意の妄想で、彼らの歩んできた人生を瞬時にして読む。

台北から台中まで756元(約2300円)と安い。都市間バスだと260元(約800円)と新幹線より3割程度の料金で行くことができる。

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そろそろ30分前になったのでプラットホームに降りる。1番と2番の乗り場があり、とりあえず1番に行ってみる。30分前だと誰も待っている乗客がいないので、駅員にチケットを見せてここで良いか訪ねる。そうすると駅員に引っ張られ隣の2番乗り場に行くことをすすめられる。エレベーターに一緒に乗ってくれて、2番にいる女性駅員さんにバトンタッチする。

すると彼女、早口の中国語で説明するので『不明白!』(分からない)と言うと黙りこんでしまった。どう見ても吾輩は中国人には見えないはずだが・・・。日本人だと理解したのかジェスチャーでこちらから乗りますよと案内された。ニコッと笑って『謝謝!』と言って軽く礼をした。

かくして新幹線の初乗りは無事に台中に向けて乗車することができたのだった。まる。

 

2014年12月17日

北海道は数年に一度の暴風雪

Filed under: 従業員の話,農場生活について — 管理人 @ 9:00 AM

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昨夜から降り続いた雪は70〜80cmほど積もる。半地下の窓にも3分の一ぐらいの深さに雪が迫る。今までこんなに一気に積もったのはめずらしい。

あさ6時頃に雪は止んだが、今度は猛烈な吹雪。4棟あったビニールハウスのうち1棟(甜菜用)が雪の重みで倒壊する。築20年でまだまだ使用できるが諦めるしかない。

来年のビートは直藩にするしかなくなった・・・。

昨夜は鹿追で吹き溜まりに車が立ち往生して死者が出た。こんな日は外出するのは危険なので家で大人しくしていなければならない。しかし、アルバイトのある従業員は吹雪のなか出勤して行った。帰りは帰れずバイト先に泊めてもらうことになった。それが一番安全。なかには乗用車を廃車にした方もいる。恐ロシア。

 

2014年12月16日

In Taiwan 突然ですがお宅訪問!の実施

Filed under: インターンシップ,趣味、旅行、アウトドア — 管理人 @ 5:31 AM

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学生3人と屏東市美術館、、公園、セブン-イレブンのよつ葉乳業のソフトクリームを食べながら散策した。

予約しているレストランが午後6時半と1時間ほど余裕ができる。どこ行こうかと? と悩んでいたら。TV番組でもあったような『突然お宅訪問!』をしたいとおねだりした。『いいじゃないの?』彼女たち曰く、『ダメよ、ダメダメ!』と頑なに拒否される。理由は『汚くて、お父さんには見せられないから・・・』 『じゃあ、片付ける間待っているから行こう!』ということになって随時回ることになった。

まずはカメの部屋、約5分の待ち時間後入室許可が出る。6畳ほどの部屋にバス、トイレが付いて家賃4000元(約12000円)と3人の中では一番高くダブルベットもありゆったり生活できる構造になっている。アルバイトはモスバーガーで朝6時から8時間位で、1100元〜1200元(約3300円〜3600円)だそうだ。おおよそ日本と同じレベルである。約10ヶ月の兵役で頑張っている彼の写真がたくさん壁に張っている。兵役の期間でもある程度自由に会うことができるらしい。交際に支障がないとのこと。

日本では考えられないことが普通に実施されている。身近に仮想敵国があるからこそ強制されてしまうので仕方がないか。隣国と危険な状態になったら日本へどうぞ来たら。と、ある男性に言ったことがあるが、そのときは迷うこと無く台湾を守りますと、愛国心に満ちた言葉が返ってきたことがある。さすがです。

学生3人とも待ち時間を作って見させてもらったが部屋は綺麗でした。アリの部屋の家賃は3000元、メイの部屋の家賃は2000元と部屋の大きさとフロアーの階段数に比例して家賃が設定されていた。メイの家賃は格安だが、4階なのと部屋の大きさが2畳ほどだがバストイレ付きなので安いと思う。4階だと蒸し暑く感じたが夜間は冷え込むので、意外と涼しいとのこと。極力エアコンは使用しないようだ。

2014年12月14日

In Taiwan 生まれて初めての・・・を見た!

Filed under: 趣味、旅行、アウトドア — 管理人 @ 6:23 PM

屏東市のホテルロビーにてバッグの中を捜しものをしていた。バッグを床に置いたところ不覚にも訳の分からない大きい虫が中に入った。

驚いてフロントの女性に変な虫が入ったから取ってくれる?とバッグを渡した。そうするとバッグから素早い動きでその虫が逃げたではないか。フロントの女性二人が『きゃー』と叫んで大騒ぎになった。

バッグを戻してもらい付近を見渡す。玄関ドアーの付近に茶色の大きな虫がウヨウヨといるではないか。これがゴキブリか?日本のゴキブリ(見たことが無い)は黒くて時々飛ぶと聞いていたが、台湾のゴキブリは茶色で羽がついている。

これはまさしく「ゴキブリだ!』ついに生まれて初めてゴキブリに巡り会えた。しばし見とれたのだった。北海道では見ることができないので、ゴキブリを見ないで死ぬ北海道民が多いなか、ラッキーにも外国で初めて見ることができた。と喜んでいると、フロントの女性陣に飽きられてしまった。

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2014年12月13日

In Taiwan Jのお宅訪問

Filed under: 従業員の話 — 管理人 @ 6:31 AM

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6月からワーキングホリデーを利用して農場従業員となっている屏東市出身のJの自宅を訪問する。Jは現在も農場で香港出身の彼女と滞在中。従業員の家族の方が国内外問わず、村瀬ファームを訪れてくれる。来てくれない家族は、こちらから訪問することにしている。子を見れば親がわかる。想像と一致することが多い。

さて、塗装会社を経営しているお父さんが忙しいなか、仕事を休んで対応してくれた。無口で心優しいJは台湾でも同一人物であった。『Jは皆が嫌がる仕事でも真っ先に手を上げて作業をしてくれる、意欲のある若者ですよ!』『日本人女性にも人気がありましたよ!』と伝えると、『うちの会社でも文句も言わずモクモクと仕事をこなす子だよと』と自慢できる息子のようだ。

現在、香港出身の彼女とファーム内で交際が始まっていることは両親もご存知であったが、『写真を見せてくれないのです』というので熱々の写真を見せる。ご両親食い入るように彼女との2ショットを眺める。てっきり日本人の彼女ができると期待していたが・・・。香港の彼女も可愛いくてしっかりしてますよ!と伝える。

5月にワーキングホリデーが終了した時、台湾へ連れてくるように私と約束ができているので、『楽しみに待っていてください』と伝えた。

お父さんの会社を引き継ぐ前に、ワーキングホリデーで一年間日本の事情をゆっくり勉強して、帰ることを了解したと言われていた。かなり仕事が忙しいそうで台北など全国どこまでも泊まりこみで出張するそうだ。

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11月に開催された農機具展示会で笑顔の二人です。

2014年12月12日

In Taiwan よつ葉乳業ソフトクリーム初ゲット

Filed under: インターンシップ,趣味、旅行、アウトドア — 管理人 @ 5:27 AM

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念願だったよつ葉乳業(十勝主幹工場製)のソフトクリームを台湾でゲットする。台湾では絶大な支持を受けているソフトクリームの味を堪能してみた。

感想は、『薄い!これが人気?』明らかに何かで薄めているのは確かだ。白いのはミルク味で35元、約100円と安い。まあ100円だから仕方ないか・・・。

一方新しく販売されたキャラメル味は45元で10元高く、キャラメル味と甘さで薄かった味を隠している。こちらもヒット商品である。

北海道のソフトクリームを知っている人は物足りない感触になるだろう。インターンシップを終えた3人も、やはり北海道が最高に美味しいと言っている。

現在は冬なので売上は落ちていると思うが、夏場はかなりに売上に貢献していることでしょう。よつ葉乳業十勝主幹工場もソフトクリーム原料工場を増設して対応する。

ここ台湾で、地元十勝産の牛乳を原料にしたソフトクリームが確たる支持を受けたのだから、偽物は?いやこれは失礼。本物の味を台湾でも味わいたいものだ。

IMG_5174彼女たちが好きなのはキャラメル味、私はミルク味、セブン-イレブンが提供しているがどこでもというわけではない。台湾ではセブン-イレブンについで多いコンビニがファミリーマートなので、こちらも試食してみたかったが・・・次回にしてみましょう。こちらも日本産の原料を使用している。聞く人によってはファミリーマートのほうが美味しいという話だ。よつ葉さんしっかりしてくださいよ。

2014年12月11日

In Taiwan 国立屏東大学で講演

Filed under: インターンシップ — 管理人 @ 10:13 AM

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講演の前日、インターンシップに参加した3人と講演について夜遅くまで打ち合わせをする。私の日本語を3人で交代で通訳するため、綿密に準備をする。質問タイムには想定される質問事項に対して返答も考慮する。おおよそ2時間の持ち時間をフルに活用せねばならない。

予めPPT (TPPに似ているが全く別物)にムラセファームのHPから写真を取り込んで制作してもらう。応用日本語科の生徒なのである程度は日本語が理解できると思うが、農業専門用語もあり、1年生はまだ駆け出しの学生なので通訳が必要となる。

質問タイムの時間になると、想定外の質問が飛び出し通訳に一苦労する場面もあった。講演後、通訳がダメだったよと厳しい指導が入ったそうです。1年生だと日本語での質問は無理なようで、最初日本語で話すが途中から中国語になってしまい混同する場面もあった。たまりかねた教授が壇上に来て通訳するハプニングも。私は何しゃべっているのかちんぷんかんぷんでしたが・・・。通訳する3人は立派に仕事をこなしていました。はい、本当です。

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最後に参加した学生たちと記念撮影をする。商業系の大学なので女子学生が圧倒的に多い。来年この中の学生がインターンシップで我がファームに来てくれる予定です。

講演は成功のうちに終わり、今回最大の仕事をやり遂げた。打ち上げは学科主任の張先生のおごりで、原住民のレストランで美味しい昼食となった。ありがとうございました。

 

2014年12月10日

In Taiwan 職業体験は人生を左右する

Filed under: 体験付き修学旅行,従業員の話 — 管理人 @ 9:38 PM

 

 皆さんは、農業についてどんなイメージを持っていますか。

私は今年の夏休みに、北海道の鹿追町で、二ヶ月の農業実習に参加しました。実は、実習への参加は北海道へ行く手段でした。それまでは農業は、おじさん、おばさんたちの仕事というイメージで、自分が畑で働くことなど、考えたこともありませんでした。

 その農場では、経営者である「お父さん」「おかあさん」以外に、9名の若者が働いていました。ワーキングホリデーでの台湾人2名と香港人1名、そして農業を志す日本人の若者6名です。

農場での二ヶ月間で、私たちがした仕事は、キャベツを植えること、青汁の原料となるケールという野菜の収穫、ジャガイモの収穫小豆の畑やビートの畑の雑草取りなどです。

北海道に行く前に、母が「農業はすごく大変だよ、ほんとうに大丈夫なの」と何度も聞いて、私はそのたびに「大丈夫だよ」と軽く答えていましたが、実際に畑に立って「全然大丈夫じゃない」と心の中で叫んでいました。ゴールが見えないほど広い畑、四方八方、緑ばかりで、どこまでやるのか、いつまで続くのかわからず、精神的にも肉体的にも辛い作業でした。

でも、いっしょに仕事をしている、私よりちょっとお姉さんの日本人は、まるで仕事を楽しんでいるように、ニコニコしながら、草取りをしていました。

彼女は三重県の出身で、大阪の教育大学を卒業し、北海道に来て、農場の従業員になったそうです。どうして若い女の子が畑で働きたいと思ったのか、初日から、ずっと疑問に思っていたので、思い切って聞いてみました。彼女は「農業の魅力かな。」と答えてくれましたが、そのときは、私はその答えに戸惑うだけでした。

 彼女だけでなく、農場の日本人従業員は、みんな、ここで働くことを自分で決めて来たそうです。どうして自分から農業という、こんなに大変な仕事をしたいと考えるのか不思議でした。

 私たちの二ヶ月の実習期間の最後の仕事が終わったとき、日本人のお姉さんが言った一言が、今でも忘れられません。「見て、雑草がない畑きれいでしょう。達成感感じた?」そのとき、私はようやく農業の魅力がわかったような気がしました。仕事の達成感、仲間といっしょにがんばったこと、見上げるだけで疲れが吹き飛ぶ青空、収穫の喜び、そのすべてが、彼女が言った農業の魅力です。

 

どんな仕事もやってみないと、その魅力はわかりません。私が将来、農業の仕事につく可能性は、いまのところ高くはありませんが、この農場で学んだ二か月間の経験を自信に変えて、いつか、その魅力を人に伝えられるような仕事に出会いたいと考えています。

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今年、7月〜8月にかけての2ヶ月間、国立屏東大学(応用日本語学科)の学生3人が職業体験を我農場で行った。その中の一人が、職業体験を題材にして日本語スピーチの全国大会に出場した。

全国から選抜された20名によって決勝戦が行われ、その時に発表した原稿である。本人の了解を得て掲載します。

村瀬ファームに来る若者たちのほとんどが農業経験がない、初めての農作業を体験する。最初は戸惑いがあるが、やがて慣れると積極的に自ら進んで作業を行うようになる。やらないと周りから目立つ存在になり、自然と身体が動くようになってくる。原稿にもあるように慣れてくると笑顔にもなれば余裕のある顔つきにもなってくる。

特に今年から参加の三重出身のKさんは、誇りを持って農作業に打ち込む姿勢に対して、大学生が共鳴したことが書かれている。私から見ていても意気込みが違うのが解る。何事にも探究心を維持して農業についての魅力を探り、その魅力を他人に伝えていく。農作業は大変だが仕事が終わった時の達成感と満足感を日々の活力に変えて、農業の営みを継続する意欲を湧き出させる。彼女にはやがて素晴らしい人生が待っていると思う。北海道農業の地位向上に一役買っていることになる。

Kさん曰く、『一般的に農業の社会的地位は低く見られている!』と言うが『私達、農業経営者の責任であって、私達自ら改革していかなければならない事柄である』異業種の経営者などとの交流で視野を広める必要があると認識している。我々の年代は農業関係者だけの付き合いが多いように感ずる。それでは固い卵の殻を破ることはできないのではないか。このグローバルな時代に直面しても気づかない農業関係者が居るのも事実である。TPPは来年締結するというのに・・・。

 

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Filed under: 体験付き修学旅行,趣味、旅行、アウトドア — 管理人 @ 2:00 PM

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台湾で初めてバイクの後ろに乗ることになった。何処に移動するにも台湾ではバイクは無くてはならないものだ。彼女たちがバイクに乗れることを台湾に来るまで知らなかった。(1回ぐらいは聞いてはいたのだろうが・・・)

写真のメイは大学に来てバイクを新車で購入したそうだ。およそ4万元、日本円で12万円と乗用車やバイクの値段は日本と大差はない。乗用車は日本製や外国製がが圧巻しているが、バイクに至っては台湾製ばかりが目につく。ヤマハ、ホンダに乗っている台湾人はわずかばかりの人たちである。日本にも輸出されているので、今度は買ってみることにしましょうか。

インターンシップで農場体験してくれた国立屏東大学生の三人と、屏東市内を散策することになった。メイとカメのバイクに二人づつ便乗して軽快に走り回った。ここ屏東市は台湾南部に位置し夜間でも22度位と暖かいので、バイクの後ろに乗るのはすこぶる気分が良い。

速度計を見ていると50キロをオーバーしてビュンビュン飛ばす。怖くなって思わず往復ビンタを覚悟しながら彼女のお腹に手を回す。『ぴったりしがみついているのはカップルぐらいですよ!』と言われたが、高校生の時にバイク事故で死ぬ一歩手前までいったことがあるので手は離さなかった。

彼女らの運転と台湾の人々の運転を垣間見ると、日本人では慣れるまで非常に危険な乗り物であることが理解できる。停車している車の間の割り込みや追い越し等は頻繁に行われ、見ていて「うまいもんだな〜、なれているなあ〜」と感心するばかり。バイクの事故で亡くなる方が多いそうだが、この交通事情を見ると納得せざるを得ない。

2日後、交通事故を目の前で目撃すことになるとはこの時点で予想だにしなかった。

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2日後の朝、台中市にて朝食前にホテルの付近を散歩する。近くに国立小学校があって、日本で言う緑のおばさんが交差点に立って横断する子供たちを誘導している。

と、次の瞬間、交差点の中央でガシャ〜ンとバイク同士が出会い頭に衝突、写真のナンバーがフェンダーごと我に向かって一直線に飛んできた。このままではぶつかると思い車の陰に逃げ込むが、目の前でその物体が失速して落ちた。危なかった〜と驚いていたところ、衝突した2台のバイクは、接触した程度なので何事もなかったように走り去っていった。

唖然としてナンバーを持っていたところ、緑のおばさんがにこやかに私に任せなさいと言わんばかりに持ち去っていった。

2014年12月8日

一年ぶりに台湾に降り立つ

Filed under: 趣味、旅行、アウトドア — 管理人 @ 2:57 PM

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今回は7割ほどが仕事中心の旅となる。昨年の台北は寒くて震え上がったが・・・。

ー3度Cの世界から真夏の世界へ飛び込む。着ていた冬物のベストや下着をトイレで着替える。台北国際機場の出口に来たところなんとも言えない湿気と熱気が伝わる。

一週間の予報では、明日からぐっと冷え込むが、その時は南部の暖かい高雄市に隣接する屏東市に3日間滞在する。

空港には今年の4月まで在日していたティンとアン夫妻(まだ入籍していないが・・・)が迎えに来てくれる。すぐに高速に乗って皆が待っている居酒屋に直行する。

皆とは一年ぶりの再会。まず台湾に来ると台北支店の彼らと食事会である。先月まで農場に在籍した面々もいるが、異国での再会なので新鮮味はある。

これから台中〜高雄市〜屏東市と新幹線で一人旅である。何とか乗れるでしょう・・・と思ったが。

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