2014年9月30日

事件ファイル No2

Filed under: 体験付き修学旅行,従業員の話 — 管理人 @ 10:27 PM

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お父さん!**から電話がありました・・・。と慌てた様子で従業員の一人が家に上がり込んできた。

「その瞬間、事故があった」と理解できた。

「お願いだ、事故があったとは言わないで!」と思いつつ「嫌な予感。変なコト言わないで・・・。」とは言ってみたが。

「その嫌なことです。」タイヤが取れてないそうです。と写メールを見せられた。見ると排水口の反対側にタイヤが飛んでいる。車の写真がないので一体どうなったか理解できず車を走らせた。

あまりスピードを出していなかったので最悪の事態は免れ、タイヤとディスクがとれただけの事件だった。その後JA整備工場に引取りに来て頂いて修理と相成った。良かった!

2014年9月27日

秋季農村ホームステイ始まる

Filed under: キャベツについて,農場生活について — 管理人 @ 6:29 AM

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秋の修学旅行生の受入が始まった。今回は大阪の府立高、女子学生3人がやってきた。

1泊2日の日程で農家に宿泊して農作業や夕食の準備、家族と従業員全員で食卓を囲む。夕食は定番の農場で生産されたジャガイモ、人参、鹿追産の豚肉、玉ねぎを使用したカレーライスを家族とともに料理する。従業員14人と家族6人、N牧場と合同で夕食を囲んだため、総勢25名ほどの大人数となった。台湾、香港へ帰国するワーホリの送別会も兼ねたので15坪の居間は熱気でムンムンとする。

農作業体験は倉庫内でジャガイモの箱詰めとゆうパックに発送するためのラベル貼りなどをする。

町内施設の視察は町の協力を得て、無料で神田日勝記念美術館、環境保全センターなどを見学させてもらっている。

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瓜幕ライディングパークで馬を見学した後の帰り道、キャベツ収穫を見かけたので体験をさせてもらう。K農場の親方に収穫について軽く説明をしてもらい、包丁を持って一人1個を収穫した。1ケース10キロ、8玉入りを、夫婦二人で500個ほどを収穫して地元Dスーパーへ出荷します。その場で生のキャベツの試食をする。「甘〜い!」「美味しい!」と感激の言葉を発する。

 

2014年9月22日

小麦の播種始まる

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今日はケールの収穫(週に2日前後)、夕方からジャガイモ掘り(毎日)と14人の従業員とともにフル稼働状態です。明日からはキャベツの収穫作業(10日で3日前後)もあり3班(6人前後のチームを組む)体制で進む。ケールとキャベツは全員で作業をする場合が多い。

一年で一番の繁忙期を迎え、小麦の播種が始まった。今年は息子に初めて播種作業を伝授した。まずはパン用小麦の「ゆめちから」から始め、次に麺用小麦「きたほなみ」を播種する。

播種機は牽引式ユンカリ(フィンランド製)3mを使用。肥料は約2・5トン、種子は1トンほどを積載し、ひたすら肥料がなくなるまで畑を往復する。肥料は燐安を使用し10a当たり約50キロを投入するので、1回の補給で約5haを播種できる。種子は10a当たり14キロと、直装の播種機と比較して発芽率の違いから、多めに設定している。

2014年9月20日

ジャガイモ収穫が難儀しています

Filed under: ジャガイモについて,農産物の収獲作業 — 管理人 @ 10:44 PM

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8日ほど続いた長雨の影響で、片輪だけが軟弱な溝にはまり車輪が浮いてしまった。ジャガイモが約2トン、石が2トン満載していたため片荷となって傾いたのだった。

仕方がないので満載していたジャガイモを手でコンテナに移し、石は畑に一時保管する。ショベルで引いてみたがビクトもしないばかりか、製品タンクや油圧ユニットが地面に付いているため破損のおそれがあって一時中断してして考えてみる。

21歳の女子従業員が「車体の傾きを直したら良いのでは?」と忠告され、「それはごもっとも!」ということで浮いているタイヤに牽引ワイヤーをかけ、横に引いてみると見事に復元できた。あとはスンナリ溝から脱出可能となった。皆で解決すれば結論は早急に見いだせる実例でした。

ハーベスターの左の車輪が細いので、圃場条件が悪化するとこのような事態に遭遇することになる。左側だけ一軸3輪に改造しなければ車体の安定感は得られない。

何事も無く無事だったことは不幸中の幸い。片輪が浮いたのは生まれて初めての経験でした。ジャガイモ掘り取りの残りは9haほどになる。焦らず作業を進めよう。

2014年9月18日

修学旅行生のジャガイモ堀体験はじまる

Filed under: ジャガイモについて,体験付き修学旅行 — 管理人 @ 6:29 AM

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雨天決行のため倉庫内で実施する。ここの中学校は毎年来て頂いて晴天に恵まれていたが、今年は長雨に遭遇して畑では実施できなかった。

雨天でも十分楽しめるメニューを用意して、喜んで帰ってもらうようにしている。

まず農場主の自己紹介からから始まり、農場スタッフ全員の自己紹介(出身地、農場や北海道の感想など)、年齢当てクイズ(本人の了解を得ています)などで笑いと驚きを引き出す。と言うのも台湾や香港のスタッフは実際の年齢より3〜10歳程度若く見られることが多い。30歳だと23〜25歳程度に見られることがあるので、本人達のご機嫌は絶好調に達する。だから年齢当てクイズは止められない。

農場の説明では、実際に栽培している8品目の農作物を見せて「これはなんですか?」。加工されると「こんなもん」になります。と進行する。この栽培品目に小麦、行者にんにく、さつまいも,

イチゴ苗を加えると12品目にもなり、自分で言うのもなんですが、あらためて品目の多さにて驚く。

旅行生の自宅へ送る10キロのジャガイモを箱詰めすると、ジャガイモの塩煮によつ葉バターを添えて試食。更によつ葉牛乳で喉を潤し、十勝の美味しいジャガイモを味わって頂く。

最後に香港式、台湾式のジャンケン大会をしてチャンピオンを決め、「鹿追のゆるキャラ、くてくう」のグッズをプレゼントする。今度「くてくう」に参加を要請しようか。

日本のジャンケンと何が違うか?グーは石もしくは叩く(ハンマー?)の意味、チョキはハサミ、パーは布と少し意味合いが違う。言葉はもちろん違うが、台湾は言葉が長くて覚えるのが大変なので、日本語に似ている香港(広東語?)を採用している。親しみやすくて中学生はすぐ覚えることができる。ここの中学は今後、香港式のジャンケンが暫くの間流るでしょう。

今年も「来年も来ますから!」と先生方と約束ができたのだった。

2014年9月15日

8日ぶりに天候が回復

Filed under: 農産物の収獲作業 — 管理人 @ 10:56 PM

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毎日の悪天候のなか、キャベツ、イチゴ苗、修学旅行生の農場体験、ケールの収穫作業で休む余裕もなく作業が進む。

9月は収穫するものが多くて、雨降りでも関係なく作業をする。写真は愛知県の経済連に向けて苺の苗を出荷している風景です。

ダンボール箱に7・5cmのポット苗を75本詰める。一日で116箱、約8500本の苺の苗を出荷した。うどんこ病に罹病している苗を取り除いたり、選別に時間を必要として思うように作業が進まない。出荷前日まで連続でうどんこ病対策で薬剤散布をしたが・・・。野菜センターの低温倉庫にギリギリに間に合って運搬できた。キャベツの収穫も同日に進行していたのでトラック3台で運ぶ。あたりは暗くなりヘトヘトにながらの帰宅だった。

夕食をとりながら居眠りをする状態だった。休みたいがキャベツは収穫遅れで割れてきている状態のため何とか頑張れねばならない。

 

2014年9月14日

キャベツ収穫も終盤を迎える

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今週は機械取りと手取りの併用で収穫が進行する。540mの畝を半分に分割して、面積にして50aを3日間で挑戦している。これを10日程おきに繰り返して収穫作業を行う。本日の収穫量は約15トンに達した。この加工用キャベツは大手コンビニチェーン(ロー**)や餃子の王*などの加工キャベツの原料として利用されている。

ヤンマー製の収穫機の操作はほぼマスター仕掛けているが、なかなか難易度の高いマシーンだ。4キロほどのキャベツになるとほぼ真横に倒伏していて、機械の先端部分で傷をつけてしまい製品にはならなくなってしまう。よって拾い上げる前に人力で起こす作業が重要である。また、隣の畦のキャベツにも傷をつけてしまい、66cmの畝幅で良いものか再考しなければならない。

聞くところによると倒伏に耐えうる新品種が登場したそうで、2年後に実用化できそうとのこと。倒伏がないと機械収穫の弊害が解除される日も近いかもしれない。今のところ機械収穫と人手による収穫のスピードはほぼ拮抗している状況である。

ここにきてやっと何とか来年の目処が立ってきたが。6haの面積のうち、5ha強の収穫が終了した。一年を通して栽培を経験した結果、来年に向けての課題は把握できたかもしれない(課題だらけだが)。鹿追のキャベツ栽培は初年度から大きな壁が立ちはだかり、来年の面積は1〜2割は減りそうな気配だ。

石の上にも三年。畑の上にも三年。散々な年だったが、三年は頑張ろうと決意を新たにしている・・・。

2014年9月10日

ある日の休日

Filed under: 趣味、旅行、アウトドア — 管理人 @ 11:19 PM

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毎日仕事がんばっていることだし、明日「ラフティング」に行こうか?ということで、十勝川にてラフティングをする。

台風の後で十勝川の水量も十分にあり最高のコンデション。台湾、大阪の大学生のインターンシップも終盤にさしかかり、帰国が目の前に迫っていたので急遽予定を繰り込む。私以外は初めてのラフティングの経験で相当楽しかったようだ。台湾でもラフティングはできるようだが、十勝川のスリルは比較にならないようだ。

2014年9月7日

大学生のインターンシップ修了

Filed under: インターンシップ,農場生活について — 管理人 @ 10:50 PM

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珍しい朝もやのなか、台湾国立屏東大学3人と大阪大学1人(広島大1人もすぐ終了予定)の計4人の学生が、インターンシップを終えて農場を離れた。彼らは一度も遅刻、早退無しで実習を務めた。

彼らに実習態度について評価をしなければならなかったが、100点からマイナス減点する材料が見当たらなかった。しいて言うならば日本人との会話が少なかったぐらいであろう。北海道の農場でありながら台湾人。香港人がたくさん在籍していて思う存分日本語を話せなかったように感ずる。仕方がないか・・・。

台湾の大学とは初めての産学協定のため、全く畑違いの農場の体験に不安があったようだ。受け入れ側としては何とかものに出来る自信があったので心配はしていなかった。仕事中は厳しく指導することもあり、驚かれたことであろうが終わってみれば、ある程度美化されて「良かった良かった」と感想を言ってくれた。商業専攻の応用日本語科なので言葉は障害もなく充分会話が成立していた。

12月にこのインターンシップの成果を大学で講演するので3人に会うのが楽しみである。3人は通訳を担当する。

大阪大の彼は法学部の現役であるが、農業に興味があり将来農業に関係する仕事につきたく、北海道の農業に触れていた。女性陣から滞在延長を懇願されていたが、「また来ますから!」とあっさり農場を後にしたのだった。

彼らの流した汗と涙は決して無駄にはならないはずである。インターンシップを通じて彼らの将来は大きく前進したはず。何年後かに成長した姿を見せてくれるでしょう。

2014年9月3日

好天に恵まれ収穫作業が順調

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2週間近く晴天が続き昨日まで5haのジャガイモを収穫できた。一日30〜38トン前後を掘り上げる。同時に加工キャベツの収穫(3日間)も行ない12トン前後を取り上げる。

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今日からは3日連続でケールの収穫が続き一日6トンのケール葉、3日合計で18トンを集荷し、千歳のキューサイファームまで運搬をする。今年の契約数量は昨年の約半分で、週に2日前後の収穫日程である。昨年の今頃は、週に6日の収穫で9トンを出荷していたことを考えると非常に仕事の面ではゆったりできる。

終了次第ジャガイモの収穫を1時間でも行う。

一日、約180万円の水揚げになるが手元に残るのはわずかばかりの金額になる・・・。

2014年9月1日

平成元年製ハーベスターがご臨終

Filed under: ジャガイモについて,農業機械の話 — 管理人 @ 1:09 PM

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H元年製造の東洋農機ポテトハーベスター7型が26年の生涯を終えた。MF135トラクターのフロントアクスルを利用した一軸4輪に改造して、だましだまし使用していたが。ハブを支えるテーパーベアリングがどうしても重量に耐え切れず破損する。MF165なら耐久性があるが・・・。いずれにしてもあちこちガタがきて退役となった。26年間ご苦労様でした。

あとはTOP-1、2台で掘り取りを続行する。

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