京都の披露宴が一段落したので、村瀬家の出身地である揖斐川町小島に足を伸ばした。(祖祖母方は静岡県菊川町出身で実家はお寺) 開拓で十勝に渡った4代先の祖先が寄贈した鳥居を目指した。
前日、隣町の温泉に宿泊した。そこで働いている方との話のなかで先に述べたことを話すと、そこの神社の近くに娘さんが嫁いでいるので案内ををしてくれることになった。娘さんの義父の方のまた従兄弟になる方が神社について詳しいとのことで家にお邪魔させてもらった。30数年神社の総代をしていた方で説明をしてくれた。
大正9年に村瀬家の先代が鳥居を寄贈し柱に名前が刻印されていた。他の方が狛犬などを寄贈している。詳しい資料が残っていないことを知らされた。揖斐川町は芽室町に開拓者が多い事からソフトボールなどで交流があるそうです。
鳥居の前には樹齢数百年の杉の大木が立つ。村瀬家の祖先はここの上野(桐野)地区の出身だと聞かされた。現在残っている村瀬を名乗る家は2〜3戸しかないそうだ。一族になる芽室の村瀬杉男さんはこの杉の大木にちなんで杉男と名前を付けたそうだ。家の孫にも名前を貰おうかな。例えば杉太郎、杉の助、杉太、杉也、どれをとってもおもしろくない。いっそのこと『おすぎ』なんてどうかな・・・・・。杉にこだわるのは辞めた方が無難です。
今回の訪問では初めての訪問地で電車を無事に3回乗り換え、古希野球をしているTさんが親切に案内してくれた。Tさんの親戚が近くに住んでいて神社の総代を務めていたりと土地勘もなく足もないのに気持ち悪いぐらいに小島地区の日吉神社に行けることができた。きっと先祖が案内してくれたと思う。こんな事があるのだなあと今しみじみと感じている。
明治30年代に北海道へ開拓で渡り故郷に鳥居を寄贈(金品を送付だけ)したが凱旋する事はできなかった。4代後の子孫でやっと実現する事ができた。
わかりずらいが村瀬興吉と彫ってあります。我が家の北海道開拓の父です。