2022年1月25日

行者にんにくの出荷が始まる ⑵

Filed under: 行者にんにくについて — 管理人 @ 12:51 PM

社長の作業工程の紹介

1)6:45~起床、牛乳、豆乳、ヨーグルト、バナナ等を摂取。

2)7:00~マイナス20度の気温のなか作業場となるビニールハウスで温風ボイラー&廃油ストーブを点火する。8:00からスターとする作業に合わせハウス内(-8度)を暖める。職員が来た頃にはぽかぽか陽気となっている。

3)7:30~新聞、FAXを読み、歯磨き、トイレなどを済ませ7:55ごろ社長出勤。ハウス内はプラス⑩~⑮度ほどに気温が上昇している。晴れていると11:00ごろには30度を超える暑さとなって玄関ドアーを開放する。使用する灯油は年間200Lほどで以外と消費しない。もちろん廃油は無料。

4)9:45~午前の休憩。地元マス屋のパン、皆さんが送ってくれた東京・白金の洋菓子、群馬の七福神あられなどが並ぶ。

5)16:30ごろ作業が終了して宅配便が待機している道の駅に商品配達する。翌日の朝には札幌に到着している。

休日は札幌みらい中央市場の休みにあわせて週休2~4日で作業を行う。ちょうど良い疲労感がある。

それでは詳しい作業工程の紹介をします。

1.葉がある程度展開してきた行者にんにくをピックアップしてトレイに集積。おおよそ5人で45分。

2.一本一本鱗茎と根の部分をはさみを使用して切り離す。1日約3万本を5~6人で作業するので一人5000本を手作業で行う。手間暇かかります。

3.根を切り取った行者にんにくを一本一本薄皮、古い袴部分を指で除去する。手間暇かかります。

4.洗浄して乾燥したものを根元部分を綺麗に切りそろえる。手間暇かかります。

5.トレイに50g以上にパックしてできあがり。このままスーパー、デパートに陳列されて販売される。一日100~250パック、平均200程度を5~6人で作業する。

*種を播種してから露地栽培で7~8年の歳月を経過して出荷される。行者にんにくは計り知れない自然界の栄養素を蓄積している。規格外を毎年「天ぷら、おひたし、醤油ずけ、キムチずけ、餃子、卵とじ、レバにら、鍋、ジンギスカン、チャーハン、パスタなどで食する。」ほぼ風邪などはひかないが「コロナ」にも相当な効力があると思う。そう信じたい。

*札幌を中心にイオン系(MaxVなど)のスーパーなどで販売されているそうです。お試しあれ。

*土壌凍結情報、1月25日の調査では27cmと昨年並みになるが、積雪が40cmあるのでこれ以上の数値にはならない。

2022年1月22日

行者にんにくの出荷が始まる ⑴

Filed under: 行者にんにくについて — 管理人 @ 12:40 PM

2022年1月16日

令和4年度の営農計画を練る。「新規就農、インターンシップの学生の募集」 

Filed under: 未来へ向かうこれからの農業 — 管理人 @ 10:39 AM

例年1月、2月は営農継続のため栽培計画などをJAに提出する。同じ農作物を栽培していると大きな変動はなく同じことの繰り返しになる傾向がある。おおよそ200戸ある町内の農家戸数で長芋を栽培しているのは3戸だけである。今年から1戸増える予定。

十勝地方で長芋栽培が始まって約50年が経過している。村瀬ファームは6年目を迎え中古やその場しのぎで集めた作業機が更新の時期を迎え、合計1000万円前後の新規機械を導入する計画を立案する。

また、隣の農家(離農済み)が住宅、車倉、倉庫、山林を譲って頂くことになり、職員に無料で住んでもらうために打診中。住宅は築30年だがまだまだ住むことができる。ハンドメイドの我が家と同じです。

将来、職員は新規就農も視野に入れて無料で移譲をする。農業機械、作業、農地等はシェアリングで使用して連作障害などを回避して、徐々に独立も可能とする。今年から全般にわたり職員と相談を重ねながら令和4年度が始まろうとしている。

新規就農を目指す若者たち、私たちと一緒に挑戦してみましょう。遠慮なく連絡をください。現在数件が検討中です。併せてインターンシップの学生も一年中募集しています。https://agri.mynavi.jp/2018_07_10_30970/

職員住宅は男子寮2室、女子寮2室(独身向け)、6LDK1戸、2LDK1戸(家族向け)が空室となっています。住むところは心配ありません。家族向けは有料ですが安価だと思います。

2022年1月12日

やっと?雪が50cm降る

Filed under: 農場生活について — 管理人 @ 7:01 PM

今年度はじめての除雪作業ができることに感激です。雪のない正月を迎えた十勝地方はいきなり50~70cmのドカ雪になる。観測史上最多の積雪量(24時間)だそうです。

湿った雪なので昨夜はビニールハウスの倒壊防止のため3時間おきに点検した。温風ボイラーを温度10度にセットして朝方までONにする。点火してから30分程度でビニールの屋根部分に積もっている雪は地面に落下する。鹿追町では6棟のビニールハウスの倒壊があったそうである。

2022年1月10日

今月末の出荷に向けて準備です

Filed under: 行者にんにくについて — 管理人 @ 11:33 AM

1月6日、今年の仕事始めとして幻の山菜「行者にんにく」の伏せ込みが行われた。

また、廃油ストーブ、電気ストーブ、温風ボイラーなどの暖房器具を設置して燃焼試験をする。後は行者にんにくが春が来たと勘違いして、芽吹いてくるのを待つだけとなる。

屋外におかれた行者にんにくはカチカチに凍っていて、徐々に解凍していくと冬眠から覚めるパワーを秘める。普通の農作物であれば凍死するところだが。行者にんにくはそんなことでは参りません。天然物より2ヶ月ほど早く味わえる。最近の天然物は熊、鹿と競争しないと先に食べられてしまうので、業者さんも集めるのに大変だとか。冬眠から覚めたヒグマが申しておりました「天然の行者にんにくが少なくなりクマったなあ・・・」

2022年1月1日

謹賀新年

Filed under: 畑の様子 — 管理人 @ 1:11 PM

今年も雪のない正月を迎えた。日本海側は大雪にもかかわらず、太平洋側の大地はほとんど積雪は見られない。最低気温は-15度、土壌の凍結深度は約20cm。前回の12月21日は10cmなので1日1cmの早さで凍結が進行している。この状態だと今月中に凍結深度が50cmに達するかもしれない。

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