2013年2月27日

最後のホームステイー

Filed under: 山村留学生 — 管理人 @ 5:18 PM

今日は初めてのクレープ作り。焦がさないように薄く両面を焼きます。若嫁の指導で上手に焼けました。

クリーム、イチゴ、バナナ、チョコレートをのせて四つ折りにします。Rさんはクリームが大好きなのでたっぷりとのせる。もう一人の中学生Yさんは部活があるので午後7時頃帰ってきますのでクレープ作りには参加できません。

私は飲み会があるのでここで失礼しました。彼女達は明日はSさんのところでホームステイをします。一年間楽しい話題をありがとう。

これで最後のホームステイになりますが2人とも実家に帰ることになりました。長い人生の中で瓜幕の生活はどうだったでしょうか? きっと若い二人には一生忘れることのできない経験になったことでしょう。

地元の学校へ元気に通う姿が想像できます。 加油!

山村留学生制度を利用して参加する子供達は中学生にして人生の岐路に立つ。今年の彼女達のように一年で帰る子。中学、高校と鹿追に通い帰る子。家族で移住する一家(数えきれないほどの家族が居ます)。

専門学校、大学等で最後まで十勝に残り十勝に就職するなど色々なパターンがあります。今年は専門学校から産業機械メーカーの大手に就職するなど毎年地元に残る子が増えてきています。(昨年は農協に就職)

来年度は新たに5名ほどの子供達が期待と不安を胸に瓜幕にやってきます。

 

2013年2月23日

TPPについて考える

Filed under: 体験付き修学旅行 — 管理人 @ 10:52 AM

日米首脳会談で安倍首相が『聖域なき関税撤廃を前提としない』のを確認できたと発表された。実質的に参加を表明したととらえられても仕方がありません。
しかし、TPPについて詳しい情報が開示されておらず国民的議論がなされたうえで国民の理解が得られるのが先決です。
『聖域なき関税撤廃を前提としない』のを確認できたととしても交渉のテーブルの中で24全分野の関税撤廃が決定される可能性もあり曖昧な表現になっています。
今日は某放送局の取材があり、安倍首相の日米共同声明に関しての考えを北海道の畑作農家としての話しをました。

2013年2月19日

行者にんにく出荷終了

Filed under: 行者にんにくについて — 管理人 @ 11:25 AM

約1ヶ月続いた行者にんにくの出荷が終了した。写真のようにまだ少し出荷分が残っていますが市場価格も底値になってしまい出荷しても赤字になるため取りやめた。

あとは自家消費と知り合いにプレゼントすることにした。

来年の販売に向けて対策を講じなければなりません。まずネット販売に向けてネットショップを開設する撮影等の準備をしています。初期はなかなか売れないだろうが地道に頑張らねばならない。また初競り(1月5日頃)に間に合うように加温を早めていかなければなりません。さらに価格が底値になる前に早めに集荷を終える必要があります。今年は遅れに遅れて1月23日が初出荷になってしまったためずれ込んでしまった。また契約栽培に向けて本州や香港、台湾へ販路を拡大する必要があります。

7〜8年かけて栽培して利益率が悪ければ栽培意欲がなくなるのが必然だ。栽培技術を改善することも生産者で行わなければならないがー30度Cの厳しい環境での栽培では限界がある。冬期間南半球や台湾での栽培も考慮すべきだろうか。

今回は消費者が身じかに感じたことと、流通のシステムを理解できたことが今年最大の収穫である。生産者組合や農協の存在が大きいことを再認識することができた。個人の生産者では流通のなかに飲み込まれてしまうリスクがあり、生産から販売まで一環して行わないとだめなことも判った。

一年の行者にんにくの栽培工程を終えて自信を持って取り組もうと意欲が沸いてきた。高級食材ではなくたくさんの方に村瀬ファーム産の行者にんにくを食卓に届けたい。またホームページを見た方で今年から行者にんにくの栽培を始めたいと相談を受け、是非一緒にやりましょうと栽培実現にむけて複数の方が取り組む予定です。

パック詰めは時間に追われ大変だったが農閑期に親子の会話が増えたのだった。TPPなんかに負けるもんか!

2013年2月12日

鹿追町ウィンターキャンプ2

Filed under: 体験付き修学旅行 — 管理人 @ 6:21 PM

晩ご飯は鹿追産豚肉を利用したハンバーグと鹿追産野菜(ジャガイモ、人参は村瀬ファーム産)を使用したスープカレー。まず豚肉、タマネギ、パン粉をこねて好きな大きさにした。

今日は一日外で雪遊びをして疲れているのでこれでお手伝いは終わりにする。Sくんは初めて包丁をもちハンバーグを手ずくりした。T君は包丁さばきの基本ができていました。

家族と従業員とともに美味しく頂きました。北海道名物スープカレーは「少し辛いです」と感想もらしながらも頑張って食べていました。

2013年2月10日

鹿追町ウィンターキャンプ

Filed under: 家族の話題 — 管理人 @ 7:06 PM

(写真は本人の了解を得ています)

東京都より10人の小学生が来町した。冬の北海道鹿追町を体験するため6戸の民泊家庭で受け入れをしている。昨日は然別湖コタンで遊び温泉に宿泊した。全員ではないらしいが氷の家(イグルー)に体験宿泊した子供達もいたそうである。

今日は民泊のため我ファームに小6と小3の二人が来た。さっそく農作業体験ということで行者にんにくの出荷作業を手伝ってもらう。行者にんにくの根元を奇麗にカットして1パック50gに重さを量ります。

今年は雪が多く除雪した雪山を利用してかまくらを掘った。黙々と長女の玲菜と3人で1時間ほどをかけてトンネルを掘る。

両側から掘り出し約1時間で開通する。騒ぎにかけつけた野良猫のヤンがちゃっかり写真に納まる。今年は寒さの厳しい生活環境だが野良猫ヤンは外でたくましく生きています。無邪気に雪遊びをする都会の子供達を見て親近感が沸いたのでしょうか。S君が雪の上に猫小屋を作ってもらい野良猫ヤンは感激していました。

 

2013年2月7日

呉さん再び来る

Filed under: 従業員の話 — 管理人 @ 7:33 AM

昨年5月から1ヶ月半ワーキングホリディーで滞在した呉さんが友達3人連れて来てくれた。

呉さんは1月から然別湖コタンで製作ボランティアとして活動していました。厳寒の環境での体験は少なからずとも台湾の若者達には多大の影響を与えたようだ。4人揃ってまた北海道へ来たいと決意を述べていた。

今後4人は2月5日から始まる札幌雪祭りを見学して次の仕事場にそれぞれ散ってゆく。呉さんは稚内方面で酪農関係の仕事をするそうである。加油!

2013年2月3日

行者にんにく店頭に並ぶ

Filed under: 行者にんにくについて — 管理人 @ 6:45 PM

札幌のあるスーパーに村瀬ファーム産行者にんにくが売られていました。消費者は収穫するまで7・8年も栽培されていることはほとんど知られていないと思います。

天然物が出回る4月までに出荷しなければならず燃料代、農業資材代の値上がり、後継者不足など手間もかかり、市場価格が安ければ栽培農家も栽培を諦める農家が出てきます。また民主党が推進した農業者戸別所得補償制度により所得がアップしさらに豊作も重なり面倒な新規作物や野菜等に気持ちが進まない事情があります。

むずかしい問題ですが解決の方向に進んでくれれば栽培農家も増えていきそうですが。

鹿追では4戸で栽培されていますが上記の理由により我がファームだけになりそうです。今後新規就農者(我がファームの従業員を含む)などで栽培仲間を増やしたいのだが・・・。町でも日本最大級バイオガスプラント建設に向けて新規作物の研究を充実していかなければなりません。きっと近い将来には新規作物に取り組んで良かったと思える時代が来ることを確信して頑張ろうと思います。最近は家族(息子)や従業員も少しずつ理解をしてくれてきたなと感じています。

今年も新規作物の試験栽培が増えます。これから意欲のある新規農家を増やさなければなりません。ビニールハウス1棟あれば一年中仕事があります。農水省では新規就農者に対して最大7年間の(一年で150万円)の助成金(何に使用しても良い)がありますが地元の農業委員会で認可されないと給付されません。農地は買わなくても賃貸契約で助成してもらえます。国では新規就農者を年間1万人から2万人へ、農家所得をそれぞれ2倍に増やす計画である。

意欲がわかない、なくなる風潮は農業者、農協職員を含めて憂慮すべきことである。中島みゆきの歌の歌詞にある『戦う君の歌を戦わない奴らが笑うだろう! ファイト!』 かな?・・・

 

2013年2月2日

然別湖コタン(2)

Filed under: 趣味、旅行、アウトドア — 管理人 @ 10:54 PM

今晩は然別湖コタンへカミさんと出かけた。柳月のシュークリームと冬のショコラシュー30個をお土産に持参した。

チャイニーズブルーのカクテルを氷のグラスで飲んだ。元従業員の呉さんがたと談笑していたところミヤネ屋の取材を受けたが・・・カットされずに放映されるだろうか。2月5日の放送予定だそうです。(1秒程でました)

明後日は呉さんと友達3人が遊びに来てくれることになり行者にんにくの臭いが充満した部屋に泊まります。なぜかというかと行者にんにくのパックを部屋の中でしているためニラとにんにくの合わさった匂いがしています。

コンサートホールではハワイのフラダンスが披露されていた。ダンサーの笑顔と楽しそうに踊る姿が印象的でした。

自宅に帰って眠りについた頃、震度5の地震が発生! 鹿追は震度4でテーブルに置いていた安定性の悪い鏡等が床に落ちた程度であった。久しぶりの強い地震でした。

 

2013年2月1日

行者ニンニク出荷最盛期です

Filed under: 行者にんにくについて — 管理人 @ 4:50 PM

最近のぽかぽか陽気で行者にんにくがすくすく育ってきた。あまり葉が開いては賞品価値が落ちるため収穫適期になった苗は全部収穫しなければならない。1月18日から休日なしで作業をしています。(従業員は休んでいますよ)さすがに今日は疲れがたまってきたので明日は休日にした。

80歳の母親もゲートボールをキャンセルして手伝いをしてもらっています。収穫量が多くなると規格外品も大量に出るためお世話になった皆様に届けています。

何がなんだか解らずスタートした行者にんにくの栽培もあと少しで一年の工程を終了しようとしている。一年目は明らかな赤字になりそうですが今年は苗をすべて購入したので仕方がありません。来年は苗も少し購入しますが自家苗も使用できるので黒字に転換できると思います。だいたい栽培方法を熟知できたので失敗と反省を繰り返して収入を増額する計画です。I師匠が生きているうちに栽培技術を習得せねば・・・

ちなみに次男(左端)の名前はI師匠に付けてもらいました。感謝しています。

朝8時半から仕事が始まりますが外はー10度くらいあります。ビニールハウス内はジェットヒーターを点火して30分後にはプラスの10度〜15度になり快適になります。

今日は苫小牧のりえママのために下ちゃん(右端)が箱詰めして発送をしていました。居酒屋をしているのでおひたしとジンギスカンに使用するそうです。きっと居酒屋の室内が行者にんにくの匂いで充満したでしょう。

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