2011年5月31日

馬鈴薯の早期倍土はじまる

Filed under: ジャガイモについて,畑の様子,農業機械の話 — 管理人 @ 11:26 PM

昨年より5日早く馬鈴薯の倍土が始まった。萌芽がはじまり倍土の適期となっています。土が湿気っており機械に負荷がかかっています。

ここの圃場は畝の長さ298m、幅201mの台形型で面積は約4.2ha 使用トラクターヰセキTJ−105

ベーゼリーロータリーリッジャーは砕土性に優れ、石に強いタインは7年使用してもわずかしか摩耗しません。またステンレス製のカバーは石が当たるとへこみますが、ある程度へこみが自然にもどります。しかしこのステンレスに穴をあけようと電気ドリルで挑戦しましたが全く国産のドリルでは歯が立ちません。柔らかい上に堅い!このような材質は国産では存在しません(というよりも高価になるため使用しないのかもしれない)。日本より優れた技術は海外にたくさん存在します。倍土板のスリックとクラッチ板(クレーム)を交換しただけで対石用タインは7年でほとんど交換していません。柔らかく土を盛り表面だけを締めているので風雨にも倍土の形は崩れずらくなっています。

ヨーロッパでの長いジャガイモ栽培で培われた技術はまだ農耕民族として歴史の浅い日本では追いついていない状況です。

2回目ケールの定植が始まる

今朝はマイナス気温の予報でしたが2〜3度くらいだったでしょうか、キツイしばれはありませんでした。これくらいの気温ならほとんど植えたばかりの苗でも影響は少ない。多少葉の色が変化しますが。3人体制で作業をします。写真のAさん、O君は初めての作業ばかりですが機械操作も慣れ順調に苗の定植が進みます。

ヰセキ野菜移植機ナウエル ハナ(H18年製)を使用。苗を満載すると540mの畝を往復することができます。2往復すると2キロですからなかなか足にはこたえます。

元気に育ってちょうだい! ここの圃場は長さ298m、幅121m、面積3,6ha

 

2011年5月29日

すずめ専用の巣箱、HP開設一周年

Filed under: 体験付き修学旅行 — 管理人 @ 5:22 PM

雨で3連休です。

今月で村瀬ファーム、ホームページを開設して一年が経ちました。約1000人の方にお気に入りに登録をしていただきありがとうございます。これからも北海道農業について鹿追から発信しますのでどうぞよろしくお願いします。

この巣箱は長男が小学生の頃夏休みの工作で制作し15年ほどたっている。一度止めている釘が抜けてバラバラになった巣箱だが防腐剤を塗りもう一度再生した。一年に数回巣ずくりに活躍しこの世にたくさんのすずめが巣立ちしている。 巣穴の直径が30mmですずめが入れる大きさです。

昨日は瓜幕小中合同運動会があり、留学生の家族が応援に来ていて我が家に挨拶に来てくれました。その時留学生の一人がうずらの卵がある!と言うので見ると巣穴のふちにあり落ちそうでした。 おそらくふ化せず親に見捨てられたのでしょう。巣箱の中では親を呼ぶひなが鳴いていました。

道産杉で建てた従業員住宅 2008

IMG_11022008年、ログハウス用輸入材が手に入らず悩んでいたところ、建築会社の社長から割高だけど北海道産杉が手に入ることを知らされ初めて使用することにした。輸入材の2倍もする価格でしたが材質は柔らかく加工しやすくすっかり気に入ってしまった。杉独特の赤みとあらくきれいな木目はしばし見とれるほどだった。

ログビルダーは壁板を張るとき横に張り上から下へする。大工さんは板材を縦に張り下から上に張っていく。

IMG_1176

壁材に防腐剤(シッケンズ)を塗るかみさんです。シッケンズは光沢がありガードラックより長持ちするらしい。ベランダ用として主に使用されている。

12月1日から完成した翌年3月14日まで短い工期で仕上がった。中国研修生が千歳に降り立つ寸前に完成した。突貫工事であった。総工費750万で町からの補助金100万円と浄化槽が進呈される。

従業員を増員するため今年の冬にログハウスを建てなければならないことになりそう。 安く建てるためにはセルフビュルドがベターです。 もう建てるのは大変だからやめようと思っていたががんばろうとする意欲がわいてきた。よしやるか!!!

 

2011年5月22日

iMac入手

Filed under: 体験付き修学旅行,趣味、旅行、アウトドア — 管理人 @ 6:42 AM

新型が発売されるまで待っていたiMac・・・・・をさっそくネット販売で購入した。速度(約15秒~20秒で立ち上がる)、画像は鮮明(グラフィックはきれいだ)、使いやすさ(煩わしいアップデ−トが少ない。ウイルスバスターなどセキュリティーの更新が不必要)どれをとってもオーバーな表現だと異次元な感覚になったかもしれない。 今まで使っていたvistaは・・・・・さわる気力がなくなってしまった。 これからソフトボール大会now

2011年5月20日

イチゴ苗の定植(馬鈴薯播種が終了後)

Filed under: 農産物の播種、移植作業 — 管理人 @ 8:19 PM

昨日、ジャガイモの播種が終了し畑が残っていたため農協から男爵の種芋を全部買い取って播種しました。面積は17haぐらいになり久々に多くなりました。

明日雨の予報(乾燥に弱いので雨の前日に定植するのが最良の作業方法)なのでイチゴの苗を引き取りに農協の育苗ハウス施設に出向きました。

今年は愛知産と埼玉産のとちおとめ、紅ほっぺ、ゆめのかの三品種で1748株を定植しました.

農作業の中で重労働に分類されるランナー止めの作業のため、昨年より500株少なく面積も10a減少しました。

5日連続で晴れ、農作業が順調に進んだため明日から連休にしました。ゆっくり休みたいところですが日曜にソフトボールの大会があるため帯広に向かいます。

2011年5月15日

花見の前に芝生刈り始まる

Filed under: 体験付き修学旅行 — 管理人 @ 6:17 PM

今年の芝生刈りが始まる。 幅1m刈ることができるトラクターですが約40分かかります。農場では私の担当みたいでこれから1週間おきに頑張るとするか。

昨日は桜がつぼみの状態で農場の花見をしてたくさんの方がお見えになりました。 ふた会場掛け持ちの方がたくさんいて出入りが激しく何人来たかわかりません。夕方4時頃より11時半ごろまで楽しい一時を過ごせました。(写真は2009時のもの)

2011年5月13日

全自動カッテイングプランターとスクラップ

Filed under: 農業機械の話,農産物の播種、移植作業 — 管理人 @ 10:29 AM

30年使用した全自動カッテイングプランターが引退(まだ十分使えます)したため260万円の新品を補助事業で購入した。 ジャガイモが1個づつカップに入れてカッテイング装置へ送られていく。 そのカップにジャガイモが入ってない場合人手で補充していきます。

これが30年ほとんど変更されていないカッテイング装置だ。 中央にある刃で二つに切り一個はそのまま地面に落とし残りの一片はタイミングをずらして地面に設置していきます。30年前、これを開発した方に敬意を表したい。

30年使用のトラクター(クボタ9550、S57年製)はハンドルやあちこちにガタがあり真直ぐ畝を切るのが大変です。「トラクターのせいにしていますが実は腕が悪いんです。」 プランターの横に張り出しているマーカーで次に播種する目安の筋をつけます。

このようにマーカーの筋を目安に運転します。このトラクターは20年くらい前にペッシャンコの状態で農場に拾われた。 聞くところによると50mほどの崖から転がったそうでエンジンは大丈夫とのことで我が家で再生した。 雑品屋より多少高値で買い取りヒッパッタリ、伸ばしたり、たたいたりして何とかトラクターらしくなった。 計器類はほとんど表示しませんがエンジン、足回りがしっかりしているので見かけは悪いが使用できます。

今までウォーターポンプ、ダイナモを修理した程度で今でも現役で活躍している。クボタトラクターは古くなっても故障が少なく長く使える。また故障したとしても部品の在庫があるので安心です。他の国産メーカーも在庫がありませんでは困るのだが・・・

あまり文句は言えないがスクラップになるところを助けてあげたんだから頑張ってもらわないと。

ジャガイモ(馬鈴薯)の播種が始まる

Filed under: 農産物の播種、移植作業 — 管理人 @ 9:34 AM

3月の末から4月の初めに農協から運んだ640俵の種イモの播種が始まった。 種イモが入ってるミニコンテナをトラックに積み込みます。今年購入した全自動カッテイングプランターに種イモ850キロ、肥料300キロを満載します。 540mの長さを一往復しますが重くて30年使用のトラクター(クボタ9550、95馬力、S57年製)では力がなく苦しがっていますが引退はまだまだ早くあと20年くらいは稼働してもらいます。 クボタは耐久性があり古くなっても部品があるそうで修理して使用できますが、日曜祭日に故障するとサービスがないので心配です・・・・・

雨の日は窓の張り紙を見よ!

Filed under: 未来へ向かうこれからの農業 — 管理人 @ 8:55 AM

昨年あみだした方法だ。 雨が降ると仕事が休み(ケール収穫以外は)で電話をするのが大変である。 寝ている従業員もいることから母屋の窓に張り紙をして各自見てもらうことにした。 今年は雨ふりが多く休みばかりで威力を発揮している。 雨降りに仕事着を着て出てくる従業員がいたので「なぜ?窓を見ないの?」 と言ったがこのシステムを説明していなかった。 4月の従業員は全員新人さんでした。

それから雨降りは安らかにお休みなされています。

2011年5月10日

ダチョウの卵

Filed under: 中国人研修生,体験付き修学旅行 — 管理人 @ 8:16 AM

原ダチョウ牧場から貴重なダチョウの卵を頂いた。 見るのも触るのも初めての中国実習生がカッターナイフやドライバーなどで四苦八苦しながら穴をあけた。 直径2センチほどの穴をあけボールに移した。おおよそ鶏の卵の20個分あり、素材の味を確かめるべく卵焼きで食べた。 鶏よりわずかに淡白だが教えないで食べるとダチョウの卵だとは気ずかないと思う。 インフルエンザにかかりずらくなったかも知れない。

ダチョウの羽は静電気防止に役立ち、テレビなどの画面のほこりを払いながら静電気を取り除く効果があるとのこと。 一度お試しを! 瓜幕道の駅でお求めできます。ついこの間かってきました1500円なり。

2011年5月8日

屋外でソフトボールの練習始まる

Filed under: 体験付き修学旅行,趣味、旅行、アウトドア — 管理人 @ 1:52 PM

IMG_5668待ちに待った?屋外での練習が始まり参加した。 私は帯広のチームに所属しており毎週日曜日に芽室町で練習をしている。 所属している帯広のチームはそれぞれ40代、50代、60代の三チームがあり年代別にチームを構成しており総勢60名近い部員を誇る。 各年代別に全国大会、ネンりんピック、国体などに出場している北海道では強豪のチームのひとつである。

野球と両方兼ねている部員もおり自他とも認める野球バカと呼ばれる面々だ。 特に60代のチームは北海道大会で六連覇を成し遂げ継続をしている。

ほとんど公務員が中心でチームが構成されており農家のおやじは私一人でなかなか練習に参加できず迷惑をかけている。 毎年、休部、引退の文字がちらつく。 体力が続く限り頑張りたいと上さんには言っているが相手にされていない・・・・・。仕方ない?今年も頑張るか!

青汁の原料、ケール苗の移植始まる

Filed under: 畑の様子,青汁ケール — 管理人 @ 1:31 PM

最近の不順な天候にはまいってしまう。 二日・三日晴れて雨や雪、この繰り返しで畑がなかなか乾きません。 そんななか昨日は朝6時から夜6時までケールの移植を敢行。 午後より雨の予報だったため雨が降るまで頑張ろうとしたところついに夜まで降らず。 パンをかじりながら休んだのは15分だけで約12時間ノンストップで作業をしてしまった。今までに7haに移植を済ませた。

雨の後はお決まりで強風が吹き荒れ、移植したケールは何とか耐えていますが私は疲れから寝込みそうです。

ここの圃場は長さ540m、幅約90mあります。 畝幅66センチ、株間平均60センチです。

2011年5月4日

チーズ工房 白糠酪恵舎

Filed under: 従業員の話,未来へ向かうこれからの農業 — 管理人 @ 5:56 PM

先日、従業員がおいしいですよ! と買ってきてくれた白糠町酪恵舎のイタリアンチーズがこれだ! 今までお目にかからなかった味で簡単に表現すると美味しいの一言だ。 また産業廃棄物だった製造過程に出るホエーを使用していることに感心する。 私たちが子供の頃良く食べていた牛乳豆腐の独特な臭みがなくなったような味である。(あくまでも個人の感想です)  あまりにもおいしい!を連発したら当農場に私が製造していますとわざわざ足を運んでくれました。  こんな美味しいチーズにめぐり会えたのも何かの縁と話が弾みました。 Aさんありがとうございました。 

 一度食べてみてください、驚きますよ!

寒さや雪にも負けず・・・・

Filed under: 畑の様子,野菜、食べ物の話 — タグ: — 管理人 @ 4:26 PM

定植して3年目のグリーンアスパラがぼちぼち出てきました。 自家用で700株定植し3年目なので毎日食卓にのる予定ですが、低温でなかなか勢いよく出てくれない状態なのです。 従業員一同楽しみに待っている食材なのだが・・・・・・

ビート移植が終了するとまた雪!

Filed under: 未来へ向かうこれからの農業 — 管理人 @ 4:17 PM

5月3日にようやくビートが終了。と同時にまた雪です。 雪が降っていますがすぐ融けている状態です。

2011年5月2日

枯れずに頑張るビート

Filed under: 畑の様子,農産物の播種、移植作業 — 管理人 @ 4:32 PM

4月20日に移植したビートは雪の下になりながらも懸命に生きています。 昨日、今日と雨にぬれさっぱり成長していませんが、気温が上昇すると一気に大きく成長します。 ビートの移植が始まって10日のうち4日が雨や雪,強風で今年もスタートから不安材料ばかりです。

ここの圃場は長さ270m、幅約240m台形がたなので約6haの面積があり、畝幅66センチ、株間23センチです。

H23年度は平均で6900キロ/10a当たりの収量があった。(町平均5900キロ、糖分15.7%) H23年度は早い時期にビートの移植を終えた農場が好成績を残したようである。16haあると移植する日数がかかるため多少土壌条件が悪くてもスタートを早めないと小規模農家並みの収量は得られない。

2011年5月1日

本葉が出始めたケール

Filed under: ビニールハウスの仕事,青汁ケール — 管理人 @ 2:26 PM

4月4日~6日に播種したケールが本葉が出始めいよいよ畑へ移植する準備をしなくてはなりません。 2回目の播種作業も始まりビートの苗が移植し終わった後にケールが育成されます。 ビニールハウスの2期作で有効に使用していきます。

 

ビート移植の準備作業

ビート移植も終盤になりましたが移植の準備作業を紹介します。 ビニールハウスに設置しているビートに二日前から充分潅水して、写真の苗分割機で2分割して苗箱に移し畑に運びます。

苗箱の重さは25~35キロあり重量があるため二人で持ちます。パレットに38個のせトラックで畑まで運搬します。  870冊を2分割しますから1740個の苗箱を扱います。 14.5ha分の苗で約16ha移植する予定で、今日現在15haの畑に移植を終えています。

 

 

 

畑起しの後は砕土、整地作業

ビートを移植する前に土を砕き畑を平たんにする作業が必要になる。 二プロのロータリハローは全幅3.8Mで作業幅は3.6Mあります。 「これ以上大きいのはないのですか?」 と尋ねたところ「ありません」ということで2年前に購入しました。

以前使用していた3.3mのものは作業幅も狭く、旧式で爪の摩耗の激しさや、耕うん軸受けのシールからの油もれなど耐久性に問題があり3年使用して売却しました。 しかしこのEXEシリーズはすべて改良がほどこされ150馬力のトラクターでも対応できるようになりました。 すべてにおいて性能がアップされ、価格も大幅にアップされ200万円を大きく超えるようになりました。 さすがに春耕しの畑は1回がけでは土塊も細かくならず2回がけか、3.5m(特注品)ニプロのアッパーロータリーを使用します。

使用トラクターヰセキ BIG-T-1355(H12年購入)

 

 

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