2015年10月30日

最後の加工用キャベツの収穫が続く「2」

Filed under: キャベツについて,農場生活について — 管理人 @ 10:32 PM

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キャベツ収穫班は毎日頑張っています。7月15日にスタートした収穫作業は、6.7haの総面積からあと0.2haまでになった。のこった0,2haは8月上旬の定植で出荷できるサイズまでになるか微妙な線となる。1週間ほど収穫を待つことにした。

 

キャベツ収穫が5日程連続したので、回転寿司を食べに出かける。マレーシアと台湾の彼女たちは生物が食べれないのでザンギ、玉子など火の通っているものに限定される。それでも『もうお腹いっぱい!食べれない』と言うほど食材は豊富である。

 

帰り際、1時間だけカラオケを楽しむ。バラエティーに富んだ言語による懐メロから現代の曲を一人3曲前後を歌う。徹は家族でよくカラオケに行くそうである。私は人前で歌うのは苦痛なのか恥ずかしいのか、どうも好きになれない。カラオケを聞くだけや雰囲気は好きなので同席したいが、無理に歌わされるのがどうも気にかかる。

今回は珍しく2曲も歌い、ものすごくスッキリしたような気分になって帰宅した。カラオケもいいもんだなあ・・・と思ってきた。キャベツ収穫機を運転しながら『最後の雨』、『青春時代』『嵐』などを口ずさみ脱線する事がしばしば・・・・。仕事頑張りましょうか!

2015年10月28日

最後の加工キャベツ収穫が続く

Filed under: キャベツについて,従業員の話 — 管理人 @ 9:53 PM

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一昨日の朝は-3度cになり、例年より早く初雪も観測する。水溜りは約10mmほどの厚さが凍結する。日中は10度近くになり暖かいので作業には支障をきたさない。夕方はさすがに寒いので、早めに4時過ぎに終了するようにしている。4時半過ぎになると辺りは薄暗くなる。

連日、加工用キャベツの収穫が続き、あと40a程を残すまでになった。現在収穫している圃場は6月末播種、7月末定植で約3ヶ月近く管理している。8月上旬に定植した20aはあと10日ほど様子を見て収穫できるか判断しようと考えている。

収穫機は最後の追い込みに人間以上に疲れを見せてきている。油圧ポンプ駆動ベルト切断、駆動チェーン破損及びテンション調整などで少々時間を浪費する。40番のチェーンが摩耗してテンションがついてる箇所は調整できるが、テンションがついていない箇所は山越えをして空回りのたびに振動が激しい。そのためネジ類がゆるんで故障の原因となる。チェーンを詰めればよいのだが面倒なので、木製のテンションを応急で組み込む。後2〜3日頑張ってもらわねばならない。

84歳になる父親(写真左端)が烏骨鶏の餌になる、出荷できないキャベツの収集を手伝ってくれている。いまだに現役です。タイヤショベルの作業を心配そうに見守る。

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海外からのワーキングホリデーで参加している若者たちが、一人づつ次の職場へ去ってゆく。寂しさを感じる季節を迎えた。

残った3人もキャベツ収穫が終了してから、11月上旬にそれぞれ卒業式や日本語学校などのため旅立ってゆく。

2015年10月26日

来年度の従業員&ワーキングホリデー募集します

Filed under: 従業員の話 — 管理人 @ 10:35 PM

村瀬ファームでは来年1月〜5月(3〜4名)、6〜7月(5〜7名)、8月〜10月(7〜10名)から11月頃まで働いてくれる従業員&ワーキングホリディーの参加者を募集しています。従業員は全員独身で構成されています。農業について初心者の方がほとんどですので未経験者でも遠慮なく申し込みをお願いします。

参加できる方に一点お願いがあります。従業員の人数が多いので協調性のある方、団体行動ができる方に限らさせていただきます。昨年の反省をふまえて喜んで働いていただくよう努力したいと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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詳しくはホームページで参照ください。たくさんの応募お待ちしております。

2015年10月24日

H27年度 社員旅行 in 知床、厚岸牡蠣祭り No2

Filed under: 趣味、旅行、アウトドア,農場生活について — 管理人 @ 9:04 PM

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午後1時半頃に知床五湖に到着して散策を始める。地上遊歩道(入場料250円?)は先日の台風の影響で倒木等があり、五湖のうち三湖まで閉鎖されていた。二湖で記念撮影。

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雲ひとつない秋晴れのなか、遠くに知床連山を望み一湖の前で記念撮影する。最高気温20度Cを超え、寒さ対策で着込んだものを脱がなければならなかった。

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説明はいらないかもしれないが・・・・。宿泊先のクリオネキャンプ場に向かった頃には日が沈みかけ、ムードは最高潮になる。モデルは村瀬ファームの従業員ですよ!この場限りなのか本物なのか、さてどちらでしょう。秘密です。 No3につづく。

2015年10月22日

大豆の収穫も始まる

Filed under: キャベツについて,農産物の収獲作業 — 管理人 @ 10:54 PM

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最近は晴天続きで圃場は乾燥気味である。1回目のビートの出荷が終了したので、息子が整備をしていたクボタAX85で大豆の収穫を始めた。写真のように白く綺麗な大豆がトランスバックに収められる。

ジャガイモ用のバッグに間違って収容してしまい強度不足で、畑に撒き散らしてしまうハプニングも発生した。今月中はビート収穫(またはキャベツ収穫)と2班に分かれて最後の収穫作業を進める。

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明日からは最後のキャベツ収穫が始まり10月中に終了する予定。400キロ入りコンテナで、1車に8基積んで農協の予冷庫に運搬する。多い人では1日70基ほど収穫すそうである。我が農場は8時間でせいぜい40〜50基ほどである。それ以上スピードを早めるとブーイングが気になるので、程々にしている。

2015年10月20日

いよいよビートの出荷が始まる

Filed under: 農産物の収獲作業 — 管理人 @ 6:51 AM

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19日に鹿追町でビートの出荷が始まる。3班体制で1班に9台のダンプトラックの編成で、12月末頃まで運搬が行われる。ここの圃場は概算で10当たり5500㌧〜6000㌧の収量を見込めそうだ。発芽障害の圃場もあり平均すると5000㌧〜5500㌧前後に収量が見込めそうである。初めての直播栽培としてはまずまずといった作柄になりそうである。

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***の頭より大きなビートもある。***の頭にはいっぱい脳みそが詰まっているが、このビートにはいっぱい砂糖が詰まっているだろうか?今年は期待できるそうだが・・・。

2015年10月17日

ビート(甜菜)の収穫始まる

Filed under: 農産物の収獲作業 — 管理人 @ 10:45 PM

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10月15日よりビートの収穫が始まる。今年から初めて直播栽培に挑戦してあまり期待はしていなかったが・・・。当初に予定していた収量ではなく、意外と期待が持てることに安心した。直播といえども大きなビートが多くマレーシアの大学生イーエンが『お父さん〜重たいです!』とやっと持てるようなものもある。

キャベツ収穫はあと1.4haとなり今月中に終わる予定であるが、朝晩の冷え込み(0度C近くになる)が厳しくなり成長も頭打ちとなる。まあ、張り切って収穫作業(行者ニンニク、山わさび)等に頑張ることにしますか。

2015年10月16日

修学旅行でサツマイモを収穫する&農業体験

Filed under: サツマイモについて,体験付き修学旅行 — 管理人 @ 8:32 PM

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6月3日に定植したサツマイモ(品種ベニアズマ、安納芋)を収穫する。今年は定植してから干ばつや低温で萌芽が遅れ、成育期間や積算温度が充分でなかったようだ。昨年に続き小ぶりの出来となった。

気温10度前後の寒さのなか、大阪府立北千里高校の4人の生徒にも農業体験として収穫をしてもらう。冷たい西風が強いなか震えながらの作業となり、北海道農業の厳しさの一端を体験できた。マレーシア、台湾からの若者達と交流も親密にできたようで、中身の濃い修学旅行になったと思う。

当農場で働いている京都大、慶応大、マレーシア理科大の現役大学生との楽しいカードゲームで夜も更けていった。罰ゲームは壁ドン?・・・だそうです。勉強頑張って京都大でも目指しましょう。

2015年10月15日

H27年度、社員旅行in知床、厚岸牡蠣祭り No1

Filed under: 農場生活について — 管理人 @ 3:34 AM

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従業員が楽しみにしていた『社員旅行』で、知床、厚岸牡蠣祭りを目指していざ出発する! 明日の天気が雨の予報なので、予定を変更して1日目に知床五湖周遊を強行することになった。

出発時間を1時間繰り上げて午前6時とする。5時半から前日仕込んだ(もちろん農場長の私がします)自家産サツマイモご飯のおにぎりを30個ほどを皆で握り、車中でおにぎりを頬張りながら向かったのであった。

まっすぐ阿寒湖に行く予定であったが、途中で阿寒富士と雌阿寒岳に『おいで綺麗よ!』と誘惑され、オンネトーに15分程度立ち寄る。ここは常緑樹が多いのか目立った紅葉が少ないが、朝日を浴びて楽しい旅行の幕開けだ。遠くに見える阿寒富士が『今の時期のオンネトーもいいでしょう!』と必死に訴えているようだった。綺麗でしたよ。

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阿寒湖はアイヌコタンに立ち寄るだけにして先を急ぐ。早朝なこともあっておみやげ店も開店前であった。ほとんど車中で過ごすことが多いので、食べて飲んで歌って?寝て笑って寝て食べるの繰り返しになる。女性陣は体重の増加を気にしているが・・・その割には『バクバク』と今日は仕方がないと言ってスウィーツ類を暇なし頬張る。内緒だが2ヶ月で2〜3キロ太った方もいるようだ・・・。

ナンヤカンヤで午前11時頃には霧の摩周湖に到着する。雲ひとつない快晴に心は踊る。エメラルドグリーンに変化した湖面を眺め、伝説にもあるように晴れ渡った摩周湖を見ると、婚期が遅れると心配している面々が多かった。メンバーには30代が数人在籍しているがそれなりに気にはしているようである。

昨年は趣向を凝らして裏摩周の展望と神の子池に行ったが、今年は正規のルートで走破した。

No2につづく。

2015年10月13日

行者ニンニク栽培を考える

Filed under: 行者にんにくについて — 管理人 @ 7:02 AM

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行者ニンニクは種を播種してから7〜8年栽培して収穫期を迎える。気の遠くなるような栽培期間を持つことから、途中で挫折したり、栽培意欲が減退する栽培農家が多い。

1個の種子から大きな株となって写真のように親指より太い葉茎となる。例年収穫しているものは太くても親指程度あったが、今年は異常に太いものがぞろぞろと収穫されている。

堀取られた行者ニンニクは株分けして、古い根をハサミ等で取り除き専用のコンテナに収容する。土とバーク堆肥を混和したものをコンテナの高さと同じくらい上にまぶす。この土の量によって軟白の長さが決まる。好みがあるが、食する時は軟白の部分が甘みがあり、滋養強壮の成分が豊富で美味しい。

行者ニンニクは強い生命力を持ち、凍結しても新しい根が発根して、春の季節の到来とともに冬眠から目覚めるのである。よって滋養強壮としての成分が作物自体に備わっている。

例年、株分け時に年数不足の細い行者ニンニクは再び圃場に戻されるが、今年はほとんど見かけられない。暑さを嫌う山菜なので、朝晩の寒さが厳しかった天候が好影響しているようである。

現在はほとんど北海道で消費され、『幻の山菜』としての位置づけになっていることを打破したいが・・・。7〜8年かかる栽培期間がネックとなってゆっくりしか栽培面積を増加させることができない。これでは商品の供給(年300〜400キロ出荷)もままならぬ現状である。単年度の換算で10a当たり30〜40万円程度の収入があり、仕事のない冬期間に作業が確保できることが魅力でもある。何とか頑張って、栽培意欲をかきたて拡大してゆきたいと考えている。

2015年10月8日

秋季の農村ホームスティ始まる

Filed under: 体験付き修学旅行 — 管理人 @ 6:49 AM

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今回は大阪府の天王寺高校の男子5人でした。府立では有名な進学校で5人とも目標は京大を目指す。だったかなあ?

農業体験は収穫作業が始まったばかりの『行者ニンニク』を従業員9人と一緒に行う。彼らが目指す京都大学、大阪教育大学や慶応大学の現役の先輩たちと農作業、カレー作り、トランプを楽しむ。

昼休みを利用して『福原山荘』で綺麗な紅葉に感嘆する。また全員で初めて十勝名物『豚丼』の大盛りを味わう。寝付けない夜を過ごしたようだが、農村ホームスティは内容が盛りだくさんで何事にも感激することばかり。農作業は辛そうな面も感じられたが、国産農産物の生産現場の大変さを少しは理解できたようだ。

丁度、NHKのNEWSでTPPが大筋で合意された報道がありTPPについて理解をしているか質問してみた。、ほぼ自由貿易になっている現状からさらに一歩進んだ自由貿易(関税撤廃)になることを大筋?で理解をしている。今回の農業体験で農産物生産現場の経験から、安心安全な国産農産物の大切さをわずかだが理解してくれていると確信している。消費者の一員としての応援をお願いした。

前述したことが修学旅行の真骨頂であり意義でもある。受入農家、農協もそこを理解して事業を推進していただきたい。

2015年10月6日

幻の山菜『行者ニンニク』の収穫始まる

Filed under: 行者にんにくについて,農産物の収獲作業 — 管理人 @ 6:55 AM

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満を持しての行者ニンニクの収穫が始まる。7〜8年経過して1本の直径20〜30mmに成長した株をデガーと呼ばれる機械で掘り上げる。滋養強壮に効果抜群の行者ニンニクは7〜8年の歳月をかけてゆっくりアリシンを蓄積する。どんな高価な強壮剤やニンニクよりも安価に摂取できる『幻の山菜』である。初めて食する従業員は寝れない夜を過ごすことになる。(個人差があり食べた従業員の感想です。)

堀取られた塊茎は株分けされ、年数不足の細い行者ニンニクは、再度圃場に戻されて太く成長させる。コンテナに収容されたものは、一度12月まで外に放置して凍結させます。その後12月中旬頃に順次ビニールハウスに運び込んで加温を施し、春化作業を行い1月上旬より出荷を始めます。

今月はこの作業が中心にすすめられる。あたりは行者ニンニクの香りが漂う季節となった。匂いだけで元気が出そうである。

2015年10月4日

ポテトハーベスターを考える(東洋農機TOP-1)

Filed under: ジャガイモについて,農業機械の話 — 管理人 @ 10:42 PM

IMG_1645IMG_166170haのうちこのような男3人でやっと持てるような大きな石が出ることもある。輸入車には装備されていない石バケットがあるので便利である。IMG_1816IMG_4322

2年前に導入した東洋農機ポテトハーベスターTOP-1は後ろから見て左側のタイヤを320-24インチにしてどこからでも掘りとり可能にした。

芋の収量が多い場合少々タイヤで露出したり畝の谷間に落ちたりするので注意しなければならない。また、以前装備していた20インチのタイヤでは径が小さく、多雨の時と軟弱な場所では写真のようにタイヤが溝などに埋まって、片輪が宙に浮いたこともあった。しかし、24インチの大径タイヤにするとほとんど問題なく使用できるようになった。

ポテトハーベスターを2台使用しているが、既存式の幅広タイヤ(500-22.5)TOP-1が枕地を掘っている間に、長い畝を3本掘り取れば、幅広タイヤでも作業を開始できることができ順調に進むことができる。

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