2022年3月23日

キャベツ収穫機のメンテナンス自主整備中

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 4:40 PM

H25年製ヤンマー、R3年製イセキ(ヤンマー製)収穫機の整備中。1台1000万円します。

特に10年使用の25年車はキャベツを挟んでいく搬送部のテンションプーリーのベアリングが錆びて動かなくなる。毎年、上下1個づつあるベアリングのうち、下部の交換が必要になる。1万円するベアリングプーラーを使用して、内径15ミリであれば15ミリ用のアンカーを差し込み外すことができる。

プラスチック製のテンションプーリーは2年ほどでつばの部分がスリ減ってしまう。価格は22000円で16個あるので35万円なり。ガイド駆動プーリーは1個6万円。搬送するベルトは1本29万円で4本あるので116万円なり。数年で100~200万円の修理費、維持費(消耗部品)などが必要となる。金食い虫である。

そこで仕方なく、搬送ベルト、プーリー等は上下反対にしてベアリング交換の時に付け替えている。そうすればベアリング(1個500円前後)だけの交換で安価である。メーカーでは反対にして使用できないように設計している。旋盤があれば簡単に自作が可能なのだが・・・。広域で農協が協力して部品を調達してほしいと地元農協には要望しているが・・・。

農協が所有している収穫機の使用料は10a当たり25000円で10ha使用すると250万円の使用料となる。4年で収穫機械が買えます。あまりにも部品代等が高価で常軌が逸していると思う。いずれも支払いは組合員の我々農家である。

2022年3月20日

大雪のなか長芋の種切りが始まる

Filed under: 長芋について — 管理人 @ 9:25 PM

融雪が進みほとんど雪がなくなりかけていた。また、冬に逆戻りである。気温が高いので今月末には融けてしまうでしょう。

さて、貯蔵庫に保管していた約22トンの長芋の種切りが始まる。一本一キロ前後の長芋を100~120gの大きさにカットする。作業は4月はじめまで続く。

2022年3月10日

加工用キャベツが発芽する。63年前の温度計

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 2:37 PM

3月4日に加工用キャベツを播種して7日目になり発芽が始まる。順調に生育すると4月24日頃に定植できる。7月13日頃には収穫可能となる。

「YR天空」は一般的寒玉品種「おきなSP」よりも10日ほど早く収穫でき、極早生で生育旺盛である。収量はおきなよりも劣るがチップバーンの症状になるよりはましである。昨年は好成績であった。「おきな」は干ばつ、高温の影響で、内部障害が多発して大量に圃場廃棄した。(金額にして1500万円相当)

本日は最高気温7度(最低気温は-5度前後)と暖かくなり、付近の雪は融けてきている。ビニールハウス内は20度~25度くらいになるように外気を取り入れ、かみさんと交代で協力して管理する。加工用キャベツを栽培するようになってから10年が経過して最近は余裕も持てるようになった。そんな時は危険なので、ふんどしの紐を締めなければ。

使用している温度計はデジタル1台と昔ながらの安価な温度計3台で管理する。写真右の温度計は昭和34年、鹿追町農協が貯金1億円突破を記念して製作した品である。今から63年前の骨董品だが・・・どうも年代が合わないような気がする。10億円かもしれない。10億円だと昭和44年なので現実的かもしれない。ちなみに100億円を超えたのは昭和61年、200億円は平成7年に。

いずれにしても正確に現代の温度計とともに活躍している。赤い液体は灯油だそうだがガラスに閉じ込められているので60年過ぎても大丈夫なのでしょう。

2022年3月4日

加工用キャベツの播種が始まる。新兵器が現る

Filed under: キャベツについて — 管理人 @ 7:20 PM

恒例の3月4日に加工用キャベツの播種が始まる。今年は新兵器、全自動野菜播種機を購入して「るんるん」の気分で「取扱説明書」を片手に作業を始めた。あ~~~わからんを繰り返しながら各部を調整する。やっと2時間後には完璧に仕事をこなせるようになる。「ふう~~~疲れた・・・。」

1時間に128穴のトレイ300枚(100a/380枚使用)できる能力がある。従来の手動で行う播種作業では二・三日ほどかかるところ、数倍の早さで終えることができる。「100万円」の価値はありますね。

正月を挟んで2ヶ月前後の冬休みで五キロも太った職員がいるなか、いよいよ始まりました。夏場は一生懸命作業してダイエットしてもらいましょう。これから7月中旬まで10ha分を10回にわけて順次播種する。

4月からは新しい従業員や研修生が3カ国から働きに来てくれることになっている。全員が日本で働いていますのでOOOは大丈夫です。

2022年3月3日

行者にんにくの出荷が終了する。予定の70%と不作

Filed under: 行者にんにくについて — 管理人 @ 7:27 PM
  • 昨年の強烈な干ばつの影響が大きく作用して不作となった。暑さ、水分不足に弱い「山菜の王様」なので被害が多かった。農作物、北海道民は暑さに弱いことが理解でたが、作物別や地域によっては干ばつになると豊作になることがある。適度な干ばつが好まれるが・・・。

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