2018年10月29日

今年度最後の「長芋」収穫準備と下町ロケット

Filed under: 農業機械の話,長芋について — 管理人 @ 2:47 PM

10月26日にビート、加工用キャベツの収穫が終了して、最後になる長芋の収穫準備に取り掛かる。弦を支えていた強化軽量ポール4000本を手作業で抜いて通路のタイヤショベルまで運ぶ。新規に導入した青森県の機械メーカー製つる巻機で520mの長さをネットごと巻き取る。最後は岡山県の機械メーカー製のマルチ回収機で同じく520mのビニールマルチを巻き付けて回収する。畑の畝が長いですが問題なく作業できることに感心する。ここは北海道ですが研究されていますね。両メーカーの機械に共通することは安価で能力があるということです。

11月1日からは青森県の機械メーカー製堀取りプラウで長芋の堀取りが始まる。近くの農家さんも新規導入されているので聞いてみる。「調子いいよ!」K社製クローラートラクターは下町ロケット?製ではないので無理だそうである。車体が軽くて前輪が浮いてしまうとか。欠陥があるわけではありません軽いだけです。下町ロケットは冗談ですが・・・。後日談、K社クロラートラクターで問題なくできました。牽引力、水平機構があり便利で長芋作業に適していました。申し訳ありません。

日曜劇場「下町ロケット」はロケットの技術がトラクターにも応用され、理不尽な大企業(M重工)に臆することなく中小企業が挑戦するというストーリー。庶民の心をつかみ、興味津々で面白いですね。実話に基づいていると思うが「トラクターは動けばいいんですよ!」のセリフを聞いたとき「ドキッと」したが・・・。「トラクターは振動が強いので耐久性がなければだめ!」のセリフを聞いて一安心した。イモト、ピーターの熱演にも感激!、長男の友人のご兄弟(徳重聡)も熱演されているので尚更である。

日曜21時からのドラマ「下町ロケット」からは目を離せない今日このごろである。大ヒットした「半沢直樹」のスタッフが制作している。だからドラマに土下座は不可欠条件か・・・なるほど。ちなみにスポンサーは技術のKUBOTA、スバルさん等です。

2018年10月25日

ある日の休日(あちこち行きました)

Filed under: 従業員の話,農場生活について — 管理人 @ 10:52 PM


2018年10月21日

甜菜(ビート)、行者にんにくの収穫始まる

Filed under: 畑の様子 — 管理人 @ 6:59 AM

4月24日に播種した直播ビートの収穫が始まる。今年は少々小ぶりの作柄で、(キャベツ以外)すべての主要畑作4品は平年作以下のようです。加工用キャベツは7月の干ばつ時期以外は豊作または平年作であった。主力商品なのでキャベツ様様です。経理上キャベツに感謝することができない肩身の狭かった作物であったが、苦節5年の栽培でやっと本領を発揮する場面が登場。

おっと、ビートでしたが、長芋が始まる前に全量掘り上げる予定です。長芋収穫が始まると集中して対応するためビート収穫を急ぎます。

遠く大雪山系の山々は白く雪化粧。長芋は黄色く葉が仕上がりを見せて収穫を催促してきている。

2018年10月9日

ジャガイモ収穫終了する。即、手伝いへ

Filed under: インターンシップ,ジャガイモについて — 管理人 @ 3:31 PM

10月5日までの掘りとり期限だった品種名「きたひめ」が先日、猶予期間内(5日間)に終了する。合計20haのジャガイモ収穫をして、農協の貯蔵庫に出荷を終えた。

疲れがドットcom.やれやれですが・・・すぐに親戚のジャガイモ掘りへ手伝いに、総勢12名と収穫機2台で向かう。まだ4haほど残っており、圃場に到着すると「これは大変だなあ〜〜!」とつぶやいた。がんば〜る! がんば〜る!と孫がつぶやいたセリフを思い出した。

写真下、じゃがいもの収穫風景ですが。6人の作業員のなかで一人だけ男性とハーレム状態。東京農大からインターンシップできているAくんは楽しいのかと思いきや、顔はニヤついているが緊張の連続らしい。5人の女性は台灣、香港、マレーシア、日本の4カ国で構成しているので何事も複雑らしい。無言でテキパキと作業は進行する。今月は東京農大から6人ほどのインターンシップ生を受けれしたが、全員男性である。なかには和歌山の梅農家の跡取りもいる。後に美味しい「南高梅」を頂いた。

Aくん達はは9月6日の地震と2日間の停電(ブラックアウト)も経験して、一生忘れられない北海道の農業体験ではなかったかな。こちらにまた戻ってくることを期待して来年もドンドン受け入れしましょうか。

2018年10月1日

ジャガイモ収穫が1ヶ月を経過する

Filed under: ジャガイモについて — 管理人 @ 6:17 PM

掘りとり期限内に何とか生食用の「男爵」、「キタアカリ」11haを終了して、ポテトチップス用品種「きたひめ」9haの圃場に入る。6月のドローンでの防除も的確に行ってくれたおかげで、病害虫に侵されず粒の揃った「きたひめ」が収穫されている。予想を大きく上回る収量で、輸送するコンテナに貼る生産者名のラベルが260枚位不足する。久しぶりに歩留まりの良い、収穫が容易な作業を進行できる。(注1)圃場を交換してくれた隣の酪農家に感謝です。

さあ、あと1週間頑張りますか!キャベツの収穫もあと3haほどになり並行して収穫作業を進める。どちらも豊作で忙しさが倍増して嬉しい悲鳴である。

写真はM社の40万円のカメラ式自動操舵システムを搭載して、無人のトラクターで作業をしている。GPS不要なため圃場の起伏が激しいとカメラが感知しなくなる。畝の裾部分やタイヤ跡を認識して自動でハンドルを操作することができる。開発中のため時々自由になりすぎてあらぬ方向へ進行するので注意が必要だ。もう一息です。

(注1)畑作農家ではジャガイモ作付の輪作年が近くなると、そうか病などが発生して著しく生産性が低下する。よってジャガイモを作付けしていない酪農家の圃場と交換耕作を実施して、高品質のジャガイモが生産できる。約40年前ころから当地鹿追町では盛んに実施されていたが、最近は減少しているようである。酪農家はあまり圃場の石を除去する習慣が少なく、まずは石の除去からサービスを行う。ジャガイモの植え付け前に9haの石を拾うのに5〜6人で5日間を要したが、高品質のジャガイモ生産には欠かせない作業となる。写真のように収穫時に300〜500mハーベスターが堀取りを進めると、多い時には石はバケットいっぱいになる。明らかに石レキが減少した実感がわく。何かスッキリした気分にもなる。

苺の苗出荷始まる。X’MASには食べれるでしょう

Filed under: その他農産物について — 管理人 @ 5:37 PM

9月18日、苺の苗が愛知県、埼玉県、静岡県に向かって旅立った。5月に親苗をビニールハウスに搬入して4ヶ月間、育苗して子苗を増殖した。品種で大きく増殖率に差があり、40倍から90倍前後の子苗が生産される。毎日500L〜800Lの水やり、ポリポットへの定植などの管理作業をしてきた。

香港、マレーシア、台湾の従業員が育苗管理した苗で3県のイチゴ農家が香港、台湾などにイチゴを輸出している。香港の消費者は香港人が管理したイチゴだとは認識しないで「美味しい!」と食べていたいている姿を想像すると、面白く感ずるこのごろである。長芋も同じことだが・・・。時代も大きく変遷したということです。

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