2023年9月13日

半月以上早くキャベツ収穫が終る。

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 8:39 AM

8月の猛烈な残暑の影響で、半月以上の速さでキャベツの収穫がおわってしまった。35℃前後の猛暑日のヒートショックで、ダメージを受けた加工用キャベツは病害のオンパレード状態。放置するには非常に危険なので収穫適期の前に作業を終えた。

掘り取り期限が迫っていた馬鈴薯『男爵』の収穫を1週間ほど待って、2台のキャベツ収穫機で作業を急いだ。本年も約10haの面積を栽培し、約800トンの加工用キャベツを全量JAに出荷した。

収穫作業の過程で体調を崩した1名以外は事故もなく無事に出荷を終えたことで安堵する。頻繁に発生した収穫機の不具合は自前で処理できたが、排気フイルターの強制制御には参ってしまった。R3年に導入した収穫機はこの装置があり、今までは作業しながら再生していた。使用時間が約700時間を迎えた時点で突然、強制制御によって作業不可になり駐車再生モードに突入。販売店のIに相談するが点検修理の経験がないのでわからないとの返答。Y社に相談したところ』『私どもが販売したのではないので、、、』との返答。Iの営業さんにあちこちに聞いていただいたが問題が解決しない。

私がやむなくY社のサービスに聞いたところ、I本社(岩見沢)からY本社(江別)に整備依頼をすればY社で来てくれることが判明する。その後は敏速にY社のサービスさんに来てもらい、約1時間程度で駐車再生モードが作動してエンジンが復活した。こんな事もありました。

排気フィルターはPM(スス)の除去装置で交換すると約60万円の高額の費用が必要だと言われ驚く。今回は交換しないのでホッとする。こんな装置は誰しも必要としないし、外したいところだが・・・。装置に詳しい方は作動できないようにすることが可能と聞いている。

2023年8月5日

今回は下部搬送ベルトのテンションローラーを修理

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 12:49 PM

最初の写真、キャベツを挟み搬送するベルトとそれを支えるテンションローラーの不具合が発生する。

ベルト、ローラーが摩耗してくると、挟んでいるキャベツの根がローラーに当りアームごと反対に持っていかれる。3キロほどのキャベツの根は大きく、その度に運転を中止して直していた。

改善策としてローラーの直径を小さくするため、サンダーで削る。新品(約2万円)は最初から直径が小さく対策されている。削ったあとは不具合はあまり発生しなくなる。


2023年8月2日

今回は作業コンベアーの交換をする

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 8:16 AM

7月12日から週5日に渡り加工用キャベツの収穫を13人前後のスタッフ(平均年齢20代)で頑張っています。カットキャベツの需要増にともなって原料の不足にならないよう、連日の猛暑のなか早め収穫を心がけている。JA野菜出荷センターでは出荷するトラックトレーラーが、収穫したキャベツを待っている状態だそうです。今までこのような状況は初めてではないでしょうか。今日で381トンを出荷する。面積にして約4ha、あと6.5haになった。

11年使用のH25年車(JAで二番目に導入した創成期の収穫期である。全町で新旧10数台が稼働している)、作業用コンベヤー(約13万円)がついにベルトの繋ぎが剥がれ交換しなければならなくなった。販売店に修理を依頼したが2・3日必要(部品在庫がない)と言われた。派遣、1日バイトを5・6人決定しているので、断ることは失礼になるため最善の方法を探る。

自分たちで交換するのが早道で、JA野菜センター機械担当者に修理方法を教えていただく。野菜センターでの仕事が終わる7時近くにこちらから出向いて収穫機の説明を受ける。在庫している交換部品を借用して自分で修理交換することにした。もう残された道はひとつしかなかった。慣れれば2時間で交換可能と言われたので、素人の我々なら最低でも4時間は必要になると予想した。ピッタリでした。

当初、ゴリラ修繕テープを貼り、凧糸で縫うのがひらめいた。縫うことが得意な93歳の父親に相談したところ『朝4時に起きて縫ってやる!』と力強いお言葉をもらった。しかし、テンションでコンベアーを張るので長持ちしないのは明らかで断念する。

早朝、機械を眺めながら腕組みして作業工程を模索する。ボルト・ナット・ベアリングなど錆びていて難儀する。7時ごろになると職員が来てくれ作業スピードが一気にアップする。派遣、デイワークの皆さんには機械修理が終わるまで包丁持って手作業で収穫してもらう。『社長もうそろそろ治りますか?』と炎天下の手取り作業の大変さを実感して、収穫機の『ありがたさ』を痛感する。たまには手作業で収穫すると機械収穫での不満が収まるかもしれない・・・。

修理後は皆『ニコニコ顔』で作業が再開された。機械ってもう離せません。今振り返ると、JAでコンベアーの在庫が無かったら3日は収穫機が使用不可能であったことを考えると『ゾッとしている・・・』 圃場には破裂しそうなキャベツの球体が収穫を待っている。何せ今年は生育が良く早く仕上がる。

2023年7月29日

危険⚠な暑さ36℃のなかキャベツの収穫を頑張っています。

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 12:24 PM

🥵熱中症警戒アラートが発表された十勝地方です。仕事を休みたいところですが・・・。

キャベツが収穫適期を過ぎているため、これ以上放置すると出荷できなくなる危険性がある。休憩は1時間おきに水分補給、おやつに自家製トマト、スイカと雷電スイカ🍉、苫前、新十津川メロン🍈、夕食には生ビール🍺と馬刺し、唐揚げザンギ。本日は煮込みジンギスカン。

やっと収穫作業が追い付き明日からはゆっくり出来そうである。気温も32度くらいと涼しくなり?夏バテも回復しそうである。

収穫時、強風の影響で土が飛散してキャベツが泥だらけになる。仕方なく見た目は悪いが、肥料袋を張り巡らしているが効果があまりない。また、雨天時の駆動プーリー(58000円)と搬送ベルトの滑り解消に既存のねじ山を利用してボルトを差し込む。かなり効果はあり滑らなくなる。H25年車は6mmのドリル穴にしてロールピンを入れる。これも効果抜群であった。スクライパーは外したがあまり土やゴミはつまらない。

また、高温の日が続くと石灰不足、微量要素不足などで内部障害(葉枯れ等)が発生する恐れがある。葉面散布においてはJA推奨のカルシウム剤の他、今年から商社2社からカルシウムを10%程度含有の葉面散布剤を同時散布している。経費はかかるが病害が発生するよりはマシである。今の所、効果は絶大だと信じている・・・・。

JA野菜センター等から質問が・・?『村瀬さんのキャベツは大きくて病気がないのですが、教えてください!』今年からコーティング肥料と同時に苦土生石灰を施肥、成形培土で仕上げ後に硫酸カルシウム等を散布する。結球が始まると微量要素を含有しているカルシウム剤を毎回散布しているが、効果は今のところ絶大である。『腹が減っては戦はできぬ』最善を追求すべきであろう。

2023年7月2日

キャベツの収穫が迫り収穫機の整備を急ぐ

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 9:16 PM

依然、旱魃傾向で☔️雨が欲しい。直径20cmほどになった加工用キャベツは、あと10日程度で出荷を迎える。

H25年、R3年製ヤンマーキャベツ収穫機2台を半年かけて分解点検していた。やっと本気モードになり急ピッチで整備をする。収穫機の心臓部、かき込みホイールから上下搬送ベルトを支えるテンションプーリー、ブラケット、駆動プーリーシャフトなどあらゆるベアリング,ナット類が動かなくなっている。雨の日も作業するので仕方がない。収穫終了後に分解清掃してオイルを添付いておくのがベターである。また錆ないステンレス製の部品に交換している。

下部の搬送ベルトプーリーは10個全部がオイルシール内に土が入り込んでいる。清掃して隙間にグリスをぬる。土を呼び込むと言われているがどちらにしても土が入り込む。グリスが入っていれば錆びずらいと判断している。ナットも錆びて回せないのでステンレス製ナットに交換している。

R3年製の芯を切る合わせ刃は、一年もしくはシーズン途中で錆びてシャフトが上下しなくなる。ステンレス製にするか分解して清掃する必要がある。またオイルシール部からオイルを注入しなければならない。

私は全くの素人でやる気を持ってしているだけで、できる限り自分で修理交換している。。製造、販売店にも協力していただきパーツ表などとともに技術指導を仰いでいる。機械の構造を理解でき、作業時不具合が発生しても対応できる能力を有したい。また少しでも経費削減に繋げられるよう努力せねばならない。

                     

2023年5月2日

今回はポテトカッテイングプランターの修理

Filed under: 農業機械の話 — 管理人 @ 6:46 AM

12年使用の十勝式ポテトカッティングプランターの駆動輪のタイヤがバースする。昨年は駆動輪のシャフトが折れたが今回はタイヤが左右二本がパンクした。『社長!プシューと大きな音がしたので機械を止めて原因を探っていますがわかりません・・・』と連絡が来る。『バツー!』だと種芋を2分割するカット部の安全ピンが切れた可能性が大きいが。今回は『プシュー』なのでタイヤだと思うよ。と伝えて現場に駆けつけた。

やはりそうであった。タイヤのラグがひび割れて一本はパンク、もう一本もダメであった。さて従業員の勉強を兼ねてタイヤを取り外す。駆動輪には四本の動力用チェーン、2個のベアリンングユニットがある。機械が土まみれなのでエアーインパクトレンチを使用すると身体中土ほこりが・・・。組み立てもチェーンの順番を間違えて最初からやり直すなど3時間ほど苦戦して修復する。ジャガイモ、肥料を満載して540mを往復するので無理がかかってしまう。

毎日のように不具合や故障、事件?があり対応に忙しい。そうこうするうちにキャベツ定植班からクボタ野菜全自動移植機が調子悪い情報が入る。じっと作業を見ると確かに調子が悪い。植え付け部のセル苗をつかんで植え付けカップに落とす部品が折れて無くなっている。クボタに連絡するとすぐに現場に来てくれた。助かります。15分程度で復旧して作業を再開できた。そうこうするうちにジャガイモ班が圃場の移動に伴いGPSのセットに向かう・・・。忙しい日々は連休明けまで続く。

2023年4月26日

今回はスタブルカルチのディスクを修理する

Filed under: 農業機械の話 — 管理人 @ 9:24 AM

5年使用しているポーランドマンダム社製、スタブルカルチのディスクが徐々に固くなって全く動かなくなった。グリスアップはしていたのだがベアリングに土が詰まり錆びて重たくなったと判断した。販売店の美幌町T農機に相談してベアリングなどのサイズを聞く。今までに初めての事例だそうでわからないということで、中古のディスクアームを売ってもらう。

中古品を装着して動かなくなったベアリング部をバラしてみた。*素人なので未知の世界です。

シールキャップを外してベアリングナット、ワッシャーを取り、ギアプーラーでベアリングを外してみたが、何も問題がない。ポーランド製はテーパーベアリングで挟んで締めていく構造になっている。カラーなどがないため、作業をすればするほど固くなって動かなくなっていた。こんなのアリかな〜〜。

ディスクはジンギス汗鍋のような構造なので片方に力がかかるため締め上げてしまう。テーパーベアリングを固定するためカラーを製作しなければならない。

2023年4月23日

国産自動操舵システムの応援キャンペーン

Filed under: 未来へ向かうこれからの農業,農業機械の話 — 管理人 @ 7:16 AM

国内では外国産の高価なGPSが普及している。

安価な国産品のGPS機器を昨年からなんとか導入したいと調整していた。定着させて、手頃な価格で我々一般人でも操作できることを探っていた。今年は3台のトラクターに取り付けて始動する。最初不具合があったがすぐに復帰して順調に稼働している。

ビート、馬鈴薯などの播種作業は従業員に任さられるようになり、喜ばしい限りで胸を撫で下ろした。残りのトラクターに取り付けるメドがつく。手持ちのAndroidの端末が使用可能で大きなモニター画面は必要ない。他のトラクターを使用する場合、接続機器で登録しているトラクター名、受信機をチェックするだけで簡単である。

複数のトラクターで作業したが問題はなく使用可能であった。また鹿追町を網羅できるマイ基準局(おおよそ半径20kmの距離)があるので電波は良好である。時々受信状態がH/FIXにならない時があるがスマホ、GNSSデバイス等を再起動で解決している。(防風林のふちもOKであったが、防風林の位置、向き、大きさによっては不具合が生じる。)国産GPSを応援して普及させましょう。

専門家に要望します。操作マニュアルを整備してほしい。

2023年4月16日

トラクター、🚜作業機をFIX UP

Filed under: 未来へ向かうこれからの農業,農業機械の話 — 管理人 @ 12:12 PM

36年使用しているトラクターキャビンのガラスが外れる。吾輩では上手に修理できずに数年が経過していた。トラクターディーラーに修理依頼して出張修理してもらう。ガラス同士接着するコーキング剤は市販物でできることに驚いた。修理作業を最初から見て覚える。今度は自分でできる自信が湧く。

晩御飯は焼肉でも食べに行こうと農場住人で帯広市へ出かける。生ラムジンギスカン、牛サガリ、牛シマ腸(味付けは塩だれなど)一人前700〜900円を25人前ほど平らげた。生ラムは美味しいですねえ。5人で3万円食べて飲みました。『生ラム、ホルモン・いなみ』さんご馳走さまでした。

2023年4月7日

台湾からJJが来訪する

Filed under: 従業員の話,農業機械の話 — 管理人 @ 10:27 AM

JJは7年前に約1年間ワーキングホリデーを利用して働いていた。その時一緒に働いていた香港出身のEVAと意気投合して国際結婚をする。当農場では2組目の国際結婚であった。その後台湾へ帰り塗装会社を経営する父親の元、修行を積んで社長として現在は頑張っているとのこと。公共事業なども請負、順調に事業は継続しているそうで安心した。日本人の夫を持つJJの妹夫婦は、コロナの影響で台北で経営した日本式居酒屋を閉めて日本で生活をしている。

JJの長男は5歳になり、EVAのお腹には二人目が宿っているそうで久々に香港に帰郷している。

JJが好きだった『トスカチーナ』のパスタ、居酒屋『初音』の料理を懐かしく堪能した。

音更では農業機械展があったので全員で出かける。価格が高くなったことに驚いたが2台目の中古防除機を購入する。新品は約1500万円しますが30年くらい?使用したものは100万円で契約した。(現物は見ていませんがお任せしました。)

台湾からは続々と『遊びに行きます!』と連絡が来て楽しみな年になりそうです。職員とは社員旅行が『台湾』になるよう仕事や生活頑張ろうと励まし合っている。台湾プロ野球『中信兄弟』チアガール『チュンチュン』を日本男児は見てみたい!  豊作の年になりますように!

2022年10月21日

TE RRADOSが恋しい!20年、22年使用、2台のニチノ-510ビートハーベスターで頑張ります

Filed under: その他農産物について,農業機械の話 — 管理人 @ 9:57 PM

JAではドイツ製多茎収穫機テラドスの導入を断念したので、H14年製、H16年製ニチノー510ビートハーベスター2台を整備、辛抱して大切に使用している。(二チノー51oを使用している付近の農家は少な苦?なった)当然、長年の使用で壊れることもある。今年はロータリバケットを回す、駆動ゴムローラーのゴムが剥がれる。更に畝合わせセンサーが壊れる。

昭和61年製(39年前)の410ビートハーベスターが倉庫に眠っていたので、駆動ローラーが共通で使用できるということで取り替える。20年くらい前に一度経験があったが、方法はすっかり忘れてしまった。二チノーの営業の方に電話で教えていただき一人で半日を要した。

今年のビート掘り作業は直播ビートが小さいのに浮いてこぼす(移植ビートも同じだそうである)、国産GNSS(GPS)未使用(諸事情により使用不可だった)のため困難を極める。硬い土壌、軟弱地、傾斜地など、掘り取り深さが微妙に影響して掘り残しや畝を脱線することもある。更に畝合せセンサーのバネが外れて機能していないことにしばらく気づかなかった。これではうまく掘れないはずである。20年長きに渡って使用すると思いがけない所が壊れる。二チノーのサービスに来てもらうことにした。これだけは新品(35000円と妥当な価格)に交換する。

サタナス製の播種同時カルチャーを装備すれば真っ直ぐ掘ることができるとお思うので買うことにした。

掘り取り深さ目盛(アナログ式)が装備されている新型680ビートハーベスターがほし〜〜いと思ったが・・・・。我慢我慢です。実は在庫を聞いてみたら二チノーに無かったので一安心でした。あったら買った?かもしれない。700万円だそうです。

1回目の出荷実績は糖分17.1%,予想収量4トン強〜4.5トン/10aでした。意外と糖分は高く収量は予想以上であった。かっぱん病、黑根病は微小の発生で済んでいる。

2022年10月6日

小豆の収穫が始まる。新車のコンバインです

Filed under: 農業機械の話,農産物の収獲作業 — 管理人 @ 5:45 PM

農水省の補助事業(取得価格の50%補助)により、28年ぶりにIseki豆用コンバインを新規更新する。至る所が自動化になり使いやすさが盛りだくさん。慣れていない職員でも運転(これが大切)ができそうである。来年からは大幅に小豆の面積を増やさなければならない。

現在、小豆の相場価格は23500円/60kとまずまずの値が付いている。さらにJAから500円/60kの出荷加算金、事業分量配当金1000円前後/60K,特別栽培契約小豆600円、出荷奨励金、運賃助成など合計2000円弱〜2500円前後/60kが相場価格に加算される。

小豆の主産地「十勝」は収穫最盛期を迎え、相場が下がらないと言うことは収穫量が期待できない表れ。莢数が多いが粒が小さくて収量に影響している。これから収穫をする山麓地帯は期待を込めたい。さあ頑張りますか!

写真①は左右チップソーの負荷計、5以上になると位置が低すぎるので上げる。ヘッド全体の刈高さセンサーがあるので、車体を左右に傾斜させて刈り高を調整する。一目でわかるので便利である。

写真②はS農場バージョンのゲージ輪付きデバイダー。タイヤがダブルであるのでデバイダーが地面に刺さらない。皆無である。左右のデバイダーにも装着したい。ロークロップベルトの爪は他社と比較して材質が柔らかく長いので、小豆のロスが少なく、石を抱えないのが最大の良さとなっている。石の多い畑は推奨します。

運転していても眠たくなる仕様?になっている・・・。と思ったがそんなことありません。直径20cm以上の石のある畑はチップソーの軸に挟まるので緊張の連続です。大豆と同じく培土はしない方が良いかもしれない(石の多い畑は) 。収穫作業が全部終了後にコンケーブを点検したが全く茎が詰まっていなく、回転するコンケーブのバー(ロールパイプ)が作用している。多少シーブに詰まっている程度である。

小豆は思ったよりも大粒で5俵近くはありそうである。と思ったが・・・。町平均3.7俵/10a、当農場は4.3俵/10aでした。

 

 

2022年9月19日

キャベツ収穫機の搬送ベルト&ガイド駆動プーリー交換

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 3:20 PM

昨年取得のキャベツ収穫機の重要部分、キャベツを挟んで回転刃に運ぶ下部の搬送ベルト、それを動かすガイドドライブプーリーが摩耗して交換しなければならなくなった。今年は雨の日が多く、小雨の中収穫をしなければならない。湿気があるとベルト類が滑りやすく不具合が生じる。

ベルトのテンションはこれ以上張れずに交換が必要になり、約1日を要して自分で交換する。今回は部品は余らなかった・・・。下部の搬送ベルトは一年もしくは10ha程度が交換の目安となる。プーリーは1年〜2年、10〜20ha程度が目安となる。当社は10ha以上栽培しているのでシーズン途中での交換は勘弁してほしい。摩耗が早すぎます。

摩耗したプーリーは上側のテーパーが摩耗している。ベルトはヒビが入るまで使用したいがその前に磨耗の方が早い。最後の写真はクボタ汎用コンバインの割プーリーで、内径の幅を摩耗に合わせてボルトで調整できるようにしている。この装置にしてくれれば4〜5年は使用可能ではないか。広域の農協(農協連)で製作していただきたいとJAが要望しているが、実現できないそうである。資材等、生産費が高騰している中で修理代や機械の構造の理解等のために自ら修理することが必要不可欠ではないでしょうか。

馬鈴薯の収穫はあともう少し(3ha)までになる

Filed under: ジャガイモについて,農業機械の話 — 管理人 @ 1:05 PM
    1. 8月26日から始まった馬鈴薯の収穫は終盤を迎えた。13haの生食用「男爵」が終わり、ポテトチップス用の品種「きたひめ」5haに切り替わる。加工用キャベツの収穫と並行しながらの作業なので、1日農業バイト(Daywork)や派遣社員数名の応援を得て、毎回10名前後で収穫作業をする。
    2.  
    3. 2008年製東洋農機Top-1は15年目を迎え疲労が蓄積してきた。40g以下の小玉の芋が収穫機から溢れるので原因を探る。最終にじゃがいもが運ばれてくる選別コンベアーが原因だと突き止める。ロッドを被覆しているゴムが長年の作業時間のため徐々に片方にずれて、隙間が生じていた。主に小玉が乗ってくる場所なので症状が顕著に現れていた。
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    5. 新品を注文しようとしたが・・・待てよと思い、二十万円の出費を節約できないかじっと眺めて考える。ひらめいた!コンベアーを反対に取り付けると解決することを発見。石取りロッドも反対に取り付けたら問題なく作動した。数年は大丈夫でしょう。ヘクス皿ねじがサビなどで緩みづらいので専用工具を自作する。
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    7. そういえば以前鉄ロットに後付けできるゴムがあったなあ。どこを探しても見つからないので諦める。灯油の燃料ホースを1本おきに接着剤で付けるのも有効。接着剤を使用しないと簡単に取れてしまうので。今まで何度も新車を買おうと思ったが・・・・1600万円するそうでとても買えません。だがそろそろだなとは感じている・・・・。
    8.  
    9. 2013年製(写真3枚目)はまだ10ミリほどズレている程度なので問題ない。
    10.  
    11. 今年の収穫序盤は雨の影響が多く、軟弱な土壌にトラクターが動けなくなる農家が続出した。しかし、クローラートラクターは威力を発揮してスイスイと進むことが可能だった。こんなことは5年に一度くらいでしょうか・・・。クローラーで良かったと思うのは。



2022年8月17日

ポテトハーベスターを全員で整備する[準備OK]です

Filed under: ジャガイモについて,農業機械の話 — 管理人 @ 12:45 PM

昨日(16日)の総降水量は120ミリを超える大雨となった。17日は晴れ間となったが畑のなかを雨水が流れている状態。

倉庫に格納していた2台のポテトハーベスターをトラクターに装着する。職員6人でグリスアップ、故障箇所の修復等の収穫に向けた準備を行う。昨年はベアリング類、コンベアー等を徹底的に交換したので今年度は大丈夫なようである。

2022年8月14日

キャベツ収穫機をセルフで整備(挑戦です)

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 6:35 PM

昨年導入したキャベツ収穫機のキャベツと根を切断する合わせ回転刃があるが、上下調整ができなくなる。自分で修理しようと挑戰する。パーツリストをもらっていなかったので、オサダ農機に連絡してFAXで送ってもらう。写真の合わせ回転刃が土やサビで固着して上下しなくなる。キャベツの芯が残ったり深く切り過ぎたりとクレームの原因となる。ハンマーで叩いて上下していた。

日曜日なので意気揚々と挑戦と思い分解作業に入る。まず回転刃を固定しているトラスビスのネジロックが強力で焼いても外れない。ビスの上に重ねてナットを溶接して外す。駆動チェーン、スプロケット、4個のスナップリングを取り、搬送ベルト、ドライブプーリーを外して中心にあるガイドシャフトを抜いてみる。

土やサビなどで固着しているのを発見する。紙ヤスリでサビを取り油を塗ってスムーズに動くようにする。ガイドシャフトの上部とベアリングにはグリスを「これでもか」と塗りたくる。専門家は土、ゴミを呼ぶと言うが、こうしないと一年スムーズに動いてくれない。

一年作業すると新品でも錆びるので分解整備が必要になる。ディーラーに依頼すると高額になるので自らすることが、機械を理解することと共に安価にできる。一石二鳥である。

整備後はスムーズに動くようになり問題は解決された。なんと一日を要したが、整備代無料と心地良い気分になった。

2022年6月25日

自走スプレーヤーの竿が曲がる

Filed under: 農業機械の話 — 管理人 @ 4:24 PM

日曜日に仕事をするとトラブルになる。自走式スプレイヤーの15mの竿を曲げてしまった。考え事をしていたり、居眠りをしていたりして隙を作ると「見事に」機械類を壊してしまう。それも日曜日に限って・・・。

仕方なく日曜日でも営業しているJA鹿追町車両整備工場で修復していただいた。「アルミの竿」は修理できません!と言われた。がしかし4300Lのタンクには薬液が満タンにあり、一刻も早く修理を終えたかった。藁にもすがる思いのような表情を浮かべ、竿が真っ直ぐになれば「文句は言わない」と約束してアルミ溶接をしてもらう。特殊な技術が必要で、ディーラーならすぐ新品と交換する。

スライド竿なので溶接で膨らんだ部分はサンダーで削りレールなどがスムーズに動作できるようにした。さて、これからが難しい。外した部品類を組み立てるのに四苦八苦する。何せはじめての経験なので2時間ほどを要して、組み立て、やり直しを繰り返して完成した。ボルトが一個残ったが。2週間ほど使用しているが問題は起きていない。10万円くらい節約できたかなと思う。ディーラーの出張料、加工料、部品代は驚くほど高くなってきているので。

日曜日に営業しているJA鹿追町車両整備工場に感謝です。


 

2022年4月28日

まもなく新型長芋播種機が登場か?

Filed under: 農業機械の話,長芋について — 管理人 @ 10:04 AM

昨年、遊び心で手作りした長芋の播種機です。H元年製十勝農機の馬鈴薯播種機を改造した。株間が不揃いだが、畝付近に施肥が可能ため、試験区では2~3割は増収したと感じている。施肥量も3割ほど節約でき、コート肥料を使用しているので追肥も行わない。

今年は芽出しが例年より上手に出てきたので、これ1台で全面積を播種する。農業機械ディーラー3社や農家の方が視察に来られて「これだよ!これ!」と感想を述べられ、「真似して作るけどいいかい?」「価格の設定はどのくらいがいいかな?」と相談されたりと構想を褒められたような気がした。(来年あたり改良された播種機が登場間近と感ずる)

なんと言っても椅子に座って作業できることと、畝付近に施肥が出来、施肥量が3割ほど節約できるのが最大の特徴である。

株間は替えギアで18cm、20個のミニコンを搭載して540mの畝を播種できる。施肥は半分が全層、半分をこの施肥機でやってみるが、全部でも問題ないと思う。

2022年4月17日

加工用キャベツの定植が始まりました

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 9:14 PM

4月16日、平年より6日も早くキャベツの定植が始まる。圃場には凍結の影響が残るが、気温の高い日々が続きキャベツの苗がすくすく育ってしまった。17日の早朝は-4度まで気温が下がったが定植した苗は根の張りが良好なので無事であった。

畝の長さが540mあるので職員3人が交代で運転と歩行を繰り返す。一日4キロ前後歩きながら作業をするので、ダイエットにはなったのでは・・・。今回の定植分は極早生品種なので7月13日頃に収穫期を迎える予定。

写真の畝立て施肥機は培土の高さ15cm,幅66cm、作業全幅266cm、施肥タンク最大積載量600kg(300間540mを往復可能)、適応トラクターは100馬力以上が望ましい。中古ロータリー(260cm)をホクレンアルーダで購入してJA鹿追町で製作していただいた。畝幅60cmの場合はロータリー幅240cmを使用する。

基準施肥量は140kg/10a(1反)で、20kg/2100円として約15000円を支払います。製作した畝立て機を使用すると5000円を節約でき、10haでは50万円も肥料代が得!をする。一年で機械制作費を還元できる。いいじゃないですか!

畝立て機は国産で存在しているが、本州向けで施肥タンクも小型、畝が3本など北海道では適応力が無い。JA鹿追町製は使用してみて素晴らしいエコで作業効率が高い機械である。技術力が高く感心している。

 

 

 

 

 

 

2022年4月12日

キャベツ苗の定植が間近にせまる

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 9:12 PM

4月12日、本日の最高気温23度Cと初夏の陽気になる。ビニールハウス内で育苗している加工用キャベツが準備万端となった。例年22日過ぎに始まる定植作業が早まることになりそうである。

明日は最高気温が12度の予報なので10度以上さがるため、身体の管理が難しい。

写真は施肥、整地、培土が一度に可能な機械をJA鹿追で制作していただいた。Youtubeに投稿されたものを製作依頼した。JAでは2台目の製作となる。4本の畝に部分施肥が可能で肥料を3割ほど節約できエコで環境に優しい。3回の工程を一度にでき燃料節約や収量増も期待できる。

使用してみて大成功でした。キャベツの成育が楽しみである。

2022年3月23日

キャベツ収穫機のメンテナンス自主整備中

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 4:40 PM

H25年製ヤンマー、R3年製イセキ(ヤンマー製)収穫機の整備中。1台1000万円します。

特に10年使用の25年車はキャベツを挟んでいく搬送部のテンションプーリーのベアリングが錆びて動かなくなる。毎年、上下1個づつあるベアリングのうち、下部の交換が必要になる。1万円するベアリングプーラーを使用して、内径15ミリであれば15ミリ用のアンカーを差し込み外すことができる。

プラスチック製のテンションプーリーは2年ほどでつばの部分がスリ減ってしまう。価格は22000円で16個あるので35万円なり。ガイド駆動プーリーは1個6万円。搬送するベルトは1本29万円で4本あるので116万円なり。数年で100~200万円の修理費、維持費(消耗部品)などが必要となる。金食い虫である。

そこで仕方なく、搬送ベルト、プーリー等は上下反対にしてベアリング交換の時に付け替えている。そうすればベアリング(1個500円前後)だけの交換で安価である。メーカーでは反対にして使用できないように設計している。旋盤があれば簡単に自作が可能なのだが・・・。広域で農協が協力して部品を調達してほしいと地元農協には要望しているが・・・。

農協が所有している収穫機の使用料は10a当たり25000円で10ha使用すると250万円の使用料となる。4年で収穫機械が買えます。あまりにも部品代等が高価で常軌が逸していると思う。いずれも支払いは組合員の我々農家である。

2021年10月24日

直播ビートがでかい!10a当たり7トン級の大きさだ!

Filed under: 農業機械の話,農産物の収獲作業 — 管理人 @ 1:00 PM

直播を栽培して苦節7年、こんな大きなビートを生産するのは初めてのこと。鍵付きの包丁でビートを抜くのが大変、大きいので持つのも大変とうれしい悲鳴が従業員から聞こえる。播種してから雨が大量に降り、発芽障害が発生して、一時は廃耕しようかと悩んだことが「うそ」のようである。発芽障害がなければ大豊作でした。

多畦(66cm4畦)収穫機「テラドス」で収穫するので機械が畑の端で展開できるように、まくらの部分を1畦のハーベスターで掘っています。試験を始めて3年目になりほぼ完璧に作業が進行している。早く農協かホクレンで購入してほしいのですが・・・そろそろ実現しそうです。

試験堀の結果は完璧でした。時速4~6キロ、☂後にもかかわらず、1時間に0.7~1.0haほどの作業能力がある。4畦の播種機通りに掘ると、ほとんどビートがこぼれないのでビート拾いを中止した。跡拾いが省略できるのは魅力である。あとは総堀など様々な畝幅に対応できるヘッド部分を国産化したり、高性能の茎葉チョッパーなどの開発が急務である。製品タンクは13トンの収容力があるので540m畝でも余裕の収穫作業が可能。今年は全面積をテラドスで堀とる。

今年はビート堀の結果が楽しみとなりそうです。国産2畦ハーベスターも登場するのでこちらも楽しみ。

 

2021年8月30日

馬鈴薯(ジャガイモ)の収穫始まる

Filed under: ジャガイモについて,農業機械の話 — 管理人 @ 12:22 PM

5月4日に播種して3ヶ月半後の8月26日に馬鈴薯(品種男爵)の収穫が始まる。ここの圃場は約10haあるのでハーベスター2台でも10日程度を必要とする。

今年7月の干ばつや高温の影響があり、小粒の傾向ではあるももの多めの個数が確保できたので最小限の影響で収まる。昨年は300間540mの畝を往復できなかったが、今年度はギリギリ往復が可能となった。つまり収量が少ないということです。(品種男爵)町平均反収48俵/10aを見込んでいる。我が家は50俵/10aであり平年作であった。

2008年製東洋農機Top-1ハーベスターは14年目を迎え、毎年のように消耗部品や故障部品の交換をする。営業さんにはそろそろ新車との入れ替えを進められるが、まだまだ頑張ってもらいます。

今回は横送りコンベアーが、一昨年は第三コンベアーを交換する。それぞれ60~65万円の出費となるが、安定作業を確保できるので仕方ありません。遊車、受けプーリーなどのベアリング類は自分で毎度交換する。新品に交換すると気分が一新してモチベーションは最高となる。

2021年7月6日

自走式スプレイヤーのタイヤを太くする

Filed under: 農業機械の話 — 管理人 @ 9:28 PM

現在、幅12.4のタイヤを16.9に履き替える。タイヤはインドから輸入したそうで、タイヤ幅が31cmから43cm になった。義弟がタイヤを太くして畑地での安定性が改善したことを伝えられて、早速実行した。

まだ使用していないが写真で見ても明らかに安定走行が得られそうである。

2021年5月28日

平年より遅れて長芋の定植が始まる

Filed under: 農業機械の話,長芋について — 管理人 @ 10:08 AM

5月26日昨年より1日遅く、帯広川西長芋の定植が始まる。貯蔵庫で平均気温20~25度、湿度80~90%でゆっくりと芽出しをしていた。種芋から5mmほど芽が出てきたのでGOサインを出す。

今回試作した馬鈴薯の種芋播種機を改造した定植機を試験する。株間が多少ばらつくが300間540mをミニコン20個を搭載して、ノンストップで作業できる。乗用型で種芋をカップに置くだけなので作業が簡単。腰にも優しい。鋼材の強度が不足していたので補強する。自作としては成功したのではと感じている。来年は駆動輪を一回り大型にして2畦を製作することにした。制作費はおよそ2万円程度に抑制できた。

青森から導入した定植機「らくちゃん」2台と3台で稼働している。女性陣は初めての作業にもかかわらず、2日で1.5haの面積を終える。今年は5haの栽培を予定している。

2021年5月22日

クボタ全自動野菜移植機について

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 10:15 AM

新鮮なカットキャベツを全国に届けるため、新人女子職員3名に定植を担当してもらっています。

ビニールハウスで40日前後育成したキャベツ苗を使用している。今まで全自動野菜移植機は鹿追(全国でも)で使用されていたのは1社のみで独占されていた。独占の弊害のため機械の改良や整備等が遅延され、使用年数がかさむと一日満足に稼働することがすくなかった。

今回、国の補助事業で思い切って新発売(昔々に販売されていた)されたクボタ全自動野菜移植機を導入する。ベースは田植え機に野菜定植機を後付したものであろう・・・。

この機械の特徴は?

①操作が簡明なので女性でも充分作業が可能。彼女たち非常に楽しいらしい。

②不具合がほとんど皆無で着実に苗を定植できる。よって収量アップが期待できる。

③価格は高めだがそれだけの価値が存在する。補助がなければ買えなかった。

④根張りの良好な苗であれば1日、約1haの面積を定植する能力がある。作業が早いため他の仕事ができる。

⑤褒めすぎかもしれないが、問題があるとすれば燃料の補充を忘れるくらい調子が良い。たびたび燃料切れする。

2021年4月25日

暑いのか?寒いのか?と感じつつ。これが北海道なのだ!

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 2:35 PM

毎朝、氷点下2~3度。昨日は最高気温は20度、本日は雨のちみぞれのち雪。一日の温度差は20度以上。よく考えるとこれが北海道の気象条件なのだ。

新商品「クボタ全自動野菜移植機」を前にクボタのサービスマンの方々に使用注意、説明を丁寧に受ける。従業員はわかったかわからないかは別に置いといて、年間10ha以上(今年は小豆を減反してキャベツを増反したので13ha)使用する機械なので頼りにしなければならない。

順調に1haキャベツの定植が終了するころから「セル苗を引き抜いてピンから苗がうまく抜けません!」と職員が言うので、定植機の心臓部「植え付け部」をじっと見つめ点検する。スプリングの「へたり」が原因であることが判明。スプリングの効果を強にして少し改善するが完璧ではないので、プライヤーで伸びたワイヤーを曲げてみる。えっ簡単に曲がるんかい。これでは耐久面積はせいぜい1haであった。従業員は半日くらい悩んだそうである。

Fix upした定植機はまた絶好調の状態に復帰して、作業を再開した。

2021年4月22日

今年度の加工用キャベツの定植、ビートの直播が始まる

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 8:52 PM

毎朝のように冷え込む十勝(山麓地帯)の大地。今朝は氷点下2度まで下がり、バケツの水がカチカチに凍る。最高気温は10度~15度程度。やっと畑が乾いてきたので加工用キャベツの定植を始める。マイナス2~3度くらいまでは定植したキャベツは葉が黄色く変色するが凍害の影響は少ない。強風が吹き荒れると枯死する場合があるが、霜が降りると風は弱いのが普通である。

石灰欠乏症の対策として融雪苦土炭カル、カルシウムの粒剤を全面散布、施肥時にカルシウムの粒剤もさく状に投入して石灰飽和度を基準値に引き上げる。さらにカルシウム液体を1週間おきに葉面散布する。それでも石灰欠乏症が発生する圃場は作付けは回避しけなければならない

補助事業で導入したクボタ全自動野菜移植機(約300万円)を、職員とともに取説を片手に作業をこなす。半日の試運転で50aほどの面積を定植した。すこぶる調子が良いので驚いている。作業員一同感心する。

加工用キャベツは農場収入の主力作物なので、真剣に取り組まなければならない。3月4日に播種し、47日間育成した自家苗を使用する。おおよそ7月中旬までキャベツ苗の定植作業がつづく。2台目のキャベツ収穫機(約1000万円)をIsekiより補助事業の資金で購入予定で、7月中旬から始まる収穫には間に合いそうである。

2021年4月11日

長芋播種機を試作

Filed under: 農業機械の話,長芋について — 管理人 @ 1:30 PM

アルーダにて検索していると探していた掘り出し物を発見した。直ちに写真だけで判断して購入希望のメールを送信する。相手方は骨董品みたいな古い機械を高めの価格設定で心配したのか、見に来てください!すぐ引き取りに来てください!と熱烈に商談成立を済ませようとした。

そんなことで希望通り元年式の中古種芋プランターを11万円(適正価格は2万円程度)で購入する。配達されたこの機械を前にして、腕を組みながら何時間も脳内で設計図を書く。新品の長芋プランターは400万円の価格なのでとても買えません。買えないなら安価に自作してしまえと何でも挑戦してしまうのです。

肥料タンク、駆動輪などはそのまま使用、株間は替えギアで18~21cmに設定する。作業員は座ってできるため喜ばれること間違いなし。芽は多少取れてしまうのは仕方ないか。試作機なので各種トラブルは覚悟しなければならない。

あとは種芋の荷台などを製作して完成するが・・・どうなることやら。

2020年6月18日

2020/06/14 事件ファイル「自走式スプレイヤー編」

Filed under: 農業機械の話 — 管理人 @ 11:40 AM

防除作業も30年経験しているが、初めて排水路にスプレイヤーを落としてしまった。

普段、使用しない通路を後進したところ、もうそろそろ「限界かな?」と思うまもなく車体が傾く。「あっまずい」とつぶやいた・・・。運転席は打ち上げロケットのごとく晴天の空が視界に入ってしまった。

排水路の深さは約1.5m、直角に落ちたので横転だけは免れ安堵の気持ちと「やってしまった」と後悔の念が交差する。農場で一番大型のタイヤショベルを持ち出した。「ダメ元」で牽引してみたところ、すんなり成功する。スプレイヤーはどこも破損すること無く、作業に復帰できたのは幸いであった。新車は3000万円の価格と高額なので、今後は注意しましょう。良かったあ。

後日談。15mの片竿を支える根元部分の溶接が剥がれ、16万円の出費となってしまった。

2020年4月27日

野菜定植機がついに壊れた。が部品が来ないの巻 

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 10:19 AM

台湾、香港、日本の3カ国混成部隊で加工用キャベツを定植している。8年ほど使用している乗用型キャベツ移植機が断末魔の叫び声を上げてエンジンが急停止する。

たまたま現場に居合わせたので「これはただ事では無い・・・」と感じてJA整備工場の専門整備士を呼ぶ。予想通りエンジンカバーを開けると排気バルブのナット(ロッカーアームというらしい)が折れていた。年間10ha近く使用しているので金属疲労か、オイル交換をしたので少なかったのが原因だろうと推測された。吸気、排気バルブ室には少量のオイルが循環している。知らなかった。

すぐさま、販売元に部品を発注するが、東京本社からの発送とコロナの影響ですぐには到着できそうそうも無いと。せめて北海道支社に部品ぐらい保管できないものかと思ったが・・・。仕方なくJA整備工場で折れたボルトを溶接してもらった。

JAの整備士の方大変忙しく、気の毒なので自分で組みたてることにした。ところが、ネジがが1本余る、部品が一個余る。専用の工具を手作りするなど四苦八苦して組み立てる。不安な気持ちでエンジンスターターの紐を引くと、見事エンジンが復活して作業できることとなった。我が農協整備工場の技術は素晴らしく未だに健在で動いている。神は見捨てなかった。

そうこうしているうちに、今度は排気バルブ自体が摩耗してスプリングがすっぽ抜ける。さすがにこれには参ってしまった。首を長くして部品を待ち続けることとなった。

キャベツ苗はすくすくと育ち定植した苗より頑丈になったかもしれない。ビートの直播が24日より始まり30日にようやく終了する。

2020年4月9日

鎮圧ロラー凹凸の制作

Filed under: 農業機械の話 — 管理人 @ 11:06 AM

田端播種機の鎮圧ローラーの凹凸を安価に制作する。3年ほど前、芽室のB農場がFBで発表していたものを教授していただいた。

ビート、豆類の種子の播種面を強く鎮圧することによって、凸の部分が周囲より低くなり、霜や風の被害から守り発芽率向上に役立つ効果を発揮する。

田端式の純正だと1個6万円ほどと高価のため自作することにした。ホームセンターでラバーシート(ラバークッション)厚さ20mm3x6尺1枚2948円、一般両面テープ1628円、100mm布粘着テープ1078円、合計5654円で購入。4個で24万円がこの金額で同等に近い効果を得れることになる。

およそ3~5年の耐久性があり、幅広のビニールテープを補強すると長持ちする。種子タンクも大型のものと、センターマーカーを大型円板に(カメラ式自動操舵システムに対応するため)交換する。

2020年3月19日

トラクターのオイル交換と点検整備始まる

Filed under: 農業機械の話 — 管理人 @ 9:52 PM

例年より早く、所有している15台のトラクターの点検整備を始める。職員のコウダイは昨年、大型特殊の免許を取得したので、指導がてら作業に取り組んでもらう。指導のたびに初めての整備とあって「ほほう~」と感心される。教え甲斐もあると言うところかな。

さて所有しているIseki3,Kubota3,Mitubishi1,MF100・200・3000シリーズ7台、自走式農薬散布機1台、「MF7台」は使用頻度が少ないので3年~5年の間隔でエンジンオイル交換をしている。今のところ問題は起きていない。

毎年交換している写真のトラクターはエンジン、ミッションオイル、エレメントを交換すると8万円前後の経費がかかる。エンジンオイルは毎年交換だが、ミッションオイルは節約して3年~4年に一度にしている。そうすると7万円あまりが節約できる。20年使用しているが調子は良好。ミシュランの扁平タイヤは少々割れてきたがいまだに健在である。

2019年5月26日

長芋の定植、キャベツの手取り除草始まる

Filed under: キャベツについて,農業機械の話,長芋について — 管理人 @ 6:29 AM

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5月23日より始まった川西長芋の定植は28日に終了する。青森T社製定植機2台を使用、2名乗車して作業をする。540m(畝幅132cm、株間18〜20cm)の畝を1日5本(35〜40 a)ほど定植する。干ばつで土埃と石灰が舞うなか6日間で4.2haの面積をこなした。

例年、植え付け前の芽出しが上手くできず苦労する。ビニールハウス内でのキュアリングが終わって倉庫(雪室)に戻すと芽が出てくることを発見する。ビニールハウス内ではいつまで経っても芽が出ない。来年は雪室に雪を入れずに長いも優先で考えなくてはならなくなった。通気が悪いので入れっぱなしと言うわけにもいかないなあ。

4月23日から加工キャベツの定植が進行しているが、乾燥しすぎてるにもかかわらず雑草は元気に育つ。長芋の定食作業の合間を縫って手取り除草も始まる。長芋のポール立て、ネット張りなど仕事がたくさんあり猫の手も借りたいくらい・・・。そんな時従業員の友達が2人応募してきてくれた。良かったー。

 

2019年5月22日

長芋のトレンチャー作業始まる

Filed under: 農業機械の話,長芋について — 管理人 @ 1:58 PM

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長芋の定植前には地面から1m程をトレンチャーと言う作業機で掘削します。時速200m前後の作業速度なのでオペレーたーは睡魔との戦いに明け暮れるが・・・。

300万円近くする高額なGPS装置は買えないので、安価なM農機製カメラ式自動操舵(GPS未使用、維持費なし)でマーカーを目標に真っ直ぐ進行することが可能となった。これならある程度寝ることができます。時々石レキ地帯に遭遇すると安全シャーボルトが切れて目が覚める。住宅跡地、道路跡地など散在していて気が抜けないこともある。

マーカーは自作でフインランド製ドリルのマーカーを転用する。アームの長さは3mにもなったが意外と強いもので曲がったりはしない。

 

2019年5月1日

馬鈴薯の播種と新元号「令和」の時代はじまる

5月1日に令和の新時代始まる。気持ちも新たに生きることを誓いましょう。ところで「令和」はレイナとも呼ぶことができる。はい、レイナは私の長女の名前ですが。命名は私です。どうでもいいかも知れませんが・・・。

4月28日、暖かい陽気のなか20haのじゃが芋(馬鈴薯)播種が始まる。一日3〜4haの面積をゆっくり確実に種子芋を植え付けする。今年からSNSで発見した新兵器「iseki製仮培土機」を装着して、早期培土機がずれなく畝を確実に培土していくことが可能となる。培土がずれると、収量に大きく影響するが、三菱農機製カメラ式自動操舵システムを併用して収量アップを目指す。仮培土で湿った土を露出させ地温が上昇する効果もある。今年のような地温が上がりづらい状態の時に威力を発揮すると思う。鹿追町では種芋農家を中心に普及している。こんな良いものがあるとは知らなかった。SNSでしか発見できない情報ではないのだが・・・。

写真最後は1週間ほど前、−2〜3度の氷点下の気温になった。「行者にんにく、キャベツ」などは葉がしおれて寒さに耐えているが、日が昇ると葉がシャッキと立って元気を取り戻す。定植後の「キャベツ」は−5度前後になると枯死してしまう。−2〜3度の温度差が明暗の分岐点となる。

2018年10月29日

今年度最後の「長芋」収穫準備と下町ロケット

Filed under: 農業機械の話,長芋について — 管理人 @ 2:47 PM

10月26日にビート、加工用キャベツの収穫が終了して、最後になる長芋の収穫準備に取り掛かる。弦を支えていた強化軽量ポール4000本を手作業で抜いて通路のタイヤショベルまで運ぶ。新規に導入した青森県の機械メーカー製つる巻機で520mの長さをネットごと巻き取る。最後は岡山県の機械メーカー製のマルチ回収機で同じく520mのビニールマルチを巻き付けて回収する。畑の畝が長いですが問題なく作業できることに感心する。ここは北海道ですが研究されていますね。両メーカーの機械に共通することは安価で能力があるということです。

11月1日からは青森県の機械メーカー製堀取りプラウで長芋の堀取りが始まる。近くの農家さんも新規導入されているので聞いてみる。「調子いいよ!」K社製クローラートラクターは下町ロケット?製ではないので無理だそうである。車体が軽くて前輪が浮いてしまうとか。欠陥があるわけではありません軽いだけです。下町ロケットは冗談ですが・・・。後日談、K社クロラートラクターで問題なくできました。牽引力、水平機構があり便利で長芋作業に適していました。申し訳ありません。

日曜劇場「下町ロケット」はロケットの技術がトラクターにも応用され、理不尽な大企業(M重工)に臆することなく中小企業が挑戦するというストーリー。庶民の心をつかみ、興味津々で面白いですね。実話に基づいていると思うが「トラクターは動けばいいんですよ!」のセリフを聞いたとき「ドキッと」したが・・・。「トラクターは振動が強いので耐久性がなければだめ!」のセリフを聞いて一安心した。イモト、ピーターの熱演にも感激!、長男の友人のご兄弟(徳重聡)も熱演されているので尚更である。

日曜21時からのドラマ「下町ロケット」からは目を離せない今日このごろである。大ヒットした「半沢直樹」のスタッフが制作している。だからドラマに土下座は不可欠条件か・・・なるほど。ちなみにスポンサーは技術のKUBOTA、スバルさん等です。

2018年5月13日

昔からあるが新兵器を発見する

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 5:56 PM

キャベツを定植するための作業工程として。

1,畑を起こし、整地をする。

2,肥料を施肥する。写真前側のタンクの部分で化学肥料など100〜140キロ/10a当たり散布する。

3,培土器で高畝を作る。場合によってはその後鎮圧ローラをかけて植付部分を平坦にする。

4,これだけの作業をこなしてから野菜移植機でキャベツのセル苗を定植していた。(一日10a~30a)

5,定植後1ヶ月目頃より手取り除草、殺虫剤、殺菌剤などを散布して品質維持につとめる。そうしないとJA、加工業者、消費者等に受けいれてもらえない。

6、定植して75日後くらいから収穫機(約1000万円もします)を使用して5人から7人の人員で収穫が始まる。なぜこんなに沢山作業者が必要なのか? 収穫したキャベツのコンテナ(1基約360キロ)をJAの予冷庫に運搬する運転手が1人。収穫機の運転手が1人、キャベツをコンテナに収納するのに3〜5人、コンテナを運搬トラックに積み込むショベル運転手が1人を必要とする。

キャベツ栽培には多くの手間、労働力を費やして大手コンビニのカット野菜などとなって店頭に並ぶ。4年前から新型収穫機がJAで導入され大幅に収穫労力が軽減されたが・・・。まだまだ農家の皆さんに敬遠され面積が増えない要因がある。我が農場では主力作物のひとつとして捉え推進している。でJAでは・・・?

最近SNS,で2と3を同時に作業可能なアタッチメントがあることが判明して、すぐに機械メーカーに注文する。すこぶる調子が良くあっという間に高畝が形成できた。聞くところによると昔から機械は存在していたそうで、カタログにもひっそりと明記しているそうである。キャベツ栽培が盛んかつ推進しているJA鹿**町でも普及しておらず、省力化できる安価な機械があれば少しはキャベツ面積が増えるかもしれない。少しですが・・・。

何かウキウキした気分で畑に向かうこの頃です。今までの失った時間13年を返してほし〜〜〜い!まあそんなことを考えながら作業をしている。

2018年4月25日

作物の植付前の準備『カメラ式自動操舵』

Filed under: 農業機械の話 — 管理人 @ 4:46 PM

カメラ式自動操舵(GPS不使用)の操作方法の伝授があり、息子に担当してもらう。本州ではGPSと比較して簡単操作で安価のためかなり普及しているそうである。GPSと比較して価格、維持費、操作性など全てにおいて魅力が満載である。開発を担当された方が直接指導にあたってくれる。彼曰く『540mの畑の長さは試験したことがなく戸惑いました?』だったかな?と感想を漏らしておりました。

すべて本州仕様のため、北海道仕様にしなければならないようです。0〜4.2kmの車速対応で4.2km以上になるとセンサーが切れるようにしているそうで高速には対応していない。しかし、トレンチャー、じゃがいも収穫など低速に対応しており上手にGPS付きの自動操舵と使い分けを促している・・・。商売としてはお上手です。今年一年使用データをもとに改良する予定だそうで、来年あたりは北海道仕様のカメラが登場するようである。(個人的に申しております)

2016年6月13日

油圧コントロールバルブを考える

Filed under: 農業機械の話 — 管理人 @ 10:21 AM

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ク*ダ農機自走式スプレーヤー4300Lのことです。最近、油圧モーターで伸縮するスライド竿が不調である。竿が伸びるが縮まらないことが度々起こるので、サービスの方に出張していただいた。

まず電気系統から調べる。ジョイスティックや油圧バルブの配線をお隣と変えてみるが動かないので油圧バルブがおかしいとなる。不調のバルブを外し洗浄して動くようになったので、バルブ内にゴミ等が詰まったか、固着して動かなくなった可能性が強い。一般の作動油を使用すると発症するようである。作動油はグレードが二つのタイプがあって、一般作動油と劣化しにくい耐摩耗性作動油はこのようなトラブルは発症しづらいとのこと。一般を使用の場合オイル交換を早めにしなければならない。

油圧オイルタンクには140L(ペール缶7個)ほど入っており交換は大変である。寿命の長い耐摩耗性作動油を使用するのが良いでしょう。定期的に3年で交換はどうでしょうか。毎年は大型のエレメント交換も3個あり不経済ですね。

装備されている油圧コントロールバルブユニットは緊急時には中央部分をドライバー等で押すと、手動でも可能となる。知らなかった・・・。不調時には作業を途中で諦めていたが、このことを知っていたらもう少し頑張れたのにと。断っておきますが油圧関係は素人に近いのであしからずです。

サービスの方、また不調になる可能性がありますと言って次の農家に足早に去っていった。『今年は点検整備で農家に要請されて忙しい』と嘆いていました。

案の定、次回も同じ症状になるが、手動で動かし自宅まで帰ってきてバルブを両面洗浄すると症状は現れなくなった。サービスを呼ぶと出張料、部品代、技術料などかかるが、整備している方法をつぶさに観察して次回は自分でできるようにすると安上がりになります。皆さん試してみましょう。以上です。

2016年5月7日

金属探知機の威力を思い知った瞬間

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 4:18 AM

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キャベツの定植前の培土に活躍しているのが小橋ロータリーカルチ。このままでは培土が高いのでたる木を引いて表面を均しながら低くしていた。

鉄工場に依頼し200mmのエスロンパイプで鎮圧機を制作した。程良い鎮圧で表面も平らになりすこぶる調子が良い。ただ土が湿気っていると意外とパイプに土が付着するので、スクレイパーを装着しなければならないことがわかった。暇を見て自作することにしましょう。

さて、本題です。20年以上使用しているロータリーカルチなのであちこちガタがきている。ロータリーのフランジのナットが緩んで圃場に落ちることもある。培土をしてしまうのでどこに落としたか探すのに苦労する。そこで7〜8年前くらいだろうか金属探知機があれば発見することができるだろうと思い輸入品だが購入した(価格16000円位)。専属の電池式だが未だにバッテリーが優れていて動いてくれる。深さ30cmくらいに埋まっていても感知する能力がある。農薬の袋にも反応するので優れ物だ。

今回はお母さんに使用方法を教えて探してもらった。すると物体を落とした畝は判るので集中的に検知すると、あっという間にフランジは発見すことができた。また諦めていたボルトまで発見でき、金属探知機の威力をまざまざと見せつけられた。今までキャベツ用包丁、ボルトナット類、作業機の部品などの回収に活躍して感謝です。

2016年5月3日

ジャガイモ播種始まる

Filed under: ジャガイモについて,農業機械の話 — 管理人 @ 12:55 PM

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5月1日よりジャガイモの播種が始まる。まずはポテトチップス用品種『きたひめ』から始まり、生食用のキタアカリ。メークイン、男爵と順番に約24ha播種する予定。さあ頑張りましょう。

農協では種芋をサイズ別に玉わけ区分して販売をしている。主に一番高価なM,L玉を使用しているが、L玉以上になると300軒(540m)の畝を往復することが困難でM玉と半々に混ぜながら使用している。最初から混み玉でお願いしたいくらいである。L玉だとプランターのタンク内で空洞になり、写真のカップに乗ってこないことが頻繁に起こる。種芋の自動供給装置を装着するか悩んだが・・・。

このカップに2個乗ってくると半分に切るカッテイング装置に不具合が発生して株間が一定しないこともある。種芋がはじけたりしてローラーなどに挟まり不具合が発生することもある。株間の正確な播種は収量にも影響してくるので人力で1個にするのが良いように感ずる。

総合的に判断して、種芋は希望者へ混み玉でも販売してもらいたい。

2015年11月22日

まだ畑の耕起をしています

Filed under: 農業機械の話 — 管理人 @ 8:48 PM

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14年使用しているスガノ4連プラウは2回目の新しいスリックの張替えの時期にきている。1回目の張替え時は8mmのスリックボードを使用したがあっという間に減ってしまった。売却する予定だったが価格が折り合わず、修理してサブ的に使用することにした。

純正品を購入するとおよそ60万円の高額な修理費に膨れ上がる。スリックだけでも一枚45,000円ほどする。社外品のものだと4分の一の金額で済むが。今回もスリックだけ社外品を購入して経費節減する。O農機さんはシャコ万力まで貸し出しして、交換方法を詳しく教えてくれます。感謝!

中古で売却するとなれば、売却価格はそれより数十万円上乗せになるため簡単には売れないでしょう。農機具ディーラーに依頼すると更に手数料が上乗せになる。

交換方法はスリックを締め付けている錆びた皿ボルトはガスで焼き切る。その後厚さ14mmの新しいスリックをシャコ万力で締め付ける。気温が低くても、ジェットヒーターで温めるとプラスチック製なので見事に反ってくれる。右側よりハンマーで叩いてシェアーとシンにピタリと付ける。11mmのドリルで裏から皿ボルトの穴を開け、ナットで締め付けると一枚が完成となる。ナットの締め付け順番はシェアー、シンの角から順番に後部に向かって締め付ける。厳寒期だとスリックが固く皿ボルトがなかなかスリックにめり込んでくれないので、スリックを温めるのが面倒である。

慣れない仕事なので2人で作業しても一枚交換するのに半日程度は要する。5〜6年前作業したことを思い出しながらだが、だんだんと作業スピードが早くなる。スリック8枚を交換するのが面倒になって半分の4枚で終了して、来年残りの4枚をすることにした。

あと10haほど耕起する畑が残っているので、間近に迫った根雪の前に終わらせたい。

2015年11月8日

雪のなか畑の耕起始まる

Filed under: 農業機械の話 — 管理人 @ 9:26 PM

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雪がちらつくなか畑起こし作業がやっと始まる。13年使用したスガノ4連プラウが満身創痍になったため退役してもらい、新品のスガノ4連を購入する。旧型のRQY204はプラウを反転するときゲージホイルが地面にぶつかることがあったが、さすがに新品は改良がされている。旧型は部品やスリックを交換して2台で耕起する予定。交換代金は自前でやっても純正(スリック1枚4万円以上x8枚)だと30数万円掛かりそうである。O農機製だと4分の1の価格で交換できる。格安である。

30羽前後のカラスの集団がネキリムシを餌にしようと飛び交う。よーく見ていると白っぽい虫が地面に結構出てくるのがわかる。

2015年10月4日

ポテトハーベスターを考える(東洋農機TOP-1)

Filed under: ジャガイモについて,農業機械の話 — 管理人 @ 10:42 PM

IMG_1645IMG_166170haのうちこのような男3人でやっと持てるような大きな石が出ることもある。輸入車には装備されていない石バケットがあるので便利である。IMG_1816IMG_4322

2年前に導入した東洋農機ポテトハーベスターTOP-1は後ろから見て左側のタイヤを320-24インチにしてどこからでも掘りとり可能にした。

芋の収量が多い場合少々タイヤで露出したり畝の谷間に落ちたりするので注意しなければならない。また、以前装備していた20インチのタイヤでは径が小さく、多雨の時と軟弱な場所では写真のようにタイヤが溝などに埋まって、片輪が宙に浮いたこともあった。しかし、24インチの大径タイヤにするとほとんど問題なく使用できるようになった。

ポテトハーベスターを2台使用しているが、既存式の幅広タイヤ(500-22.5)TOP-1が枕地を掘っている間に、長い畝を3本掘り取れば、幅広タイヤでも作業を開始できることができ順調に進むことができる。

2015年9月23日

キャベツ収穫機を考える(ヤンマーHC-141、イセキ-VHK-141)

Filed under: キャベツについて,農業機械の話 — 管理人 @ 6:12 AM

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 昨年、農協から貸し出されているキャベツ収穫機である。一番最初にキャベツと接触するゴム製ディスク部。昨年は星形のディスクの上部に半円形のキャップがかぶさっていたが、傷を付けたり土が付着するため勝手に外して使用した。そのうち5台ある収穫機のキャップは使用されなくなる。ディスクを駆動するチェーンケースが下部に張り出し、雨天時は土を押し出しキャベツの汚れの原因となる。もう少しスリム化しないといけない。

このディスクで倒伏している3キロ以上のキャベツを起こしながら根と結球部の中間に当たる茎を挟んで搬送ベルトに送る。運転者の技量もあるが至難の作業になるのは必死だ。結球が大型化すればするほど収穫ロスは大きくなる。一日運転すると作業に集中するため肩こりや疲労感に襲われる。対策として倒伏しているキャベツを手で起こすとスムーズにディスクでキャッチして搬送ベルトで姿勢を正して送ることができる。なかなか手で起こす作業は腰も痛くなり大変であるが、現在は仕方がないのである。

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雨天時に作業ができることが利点の作業機だが。搬送されてきたキャベツが固定刃もしくは回転刃で根が切断されて機上に送られる。結球がが3キロ以上になると上段の搬送ベルトがうまく挟むことができず、根を切断時に結球部も斜めにカットしまい廃棄しなければならない。また機上に搬送中にベルトから外れることもある。土が湿気っていると写真のように搬送ベルト駆動部に茎葉、根、雑草等が詰まり障害となる。現在は改良されているが雨天時の作業はなるべく遠慮したい。400キロ入り鉄コンテナを交換するたびに清掃する必要がある。

製造元のO社の社長さんと現場で懇談したことがあるが、この周辺の残渣物の滞留を改善してもらいたい趣旨を伝えた。しかし良く良く考えてみると『もう手作業の収穫体型』には戻れないくらい『頼りになるキャベツ収穫機』なのは間違いないことである。完成まで後もう一息!この収穫機を開発したO社に感謝したい。なので『価格を500万円ぐらいにしてもらえないかな!』

9月24日現在、キャベツ反収は9㌧〜10㌧あり、3キロ以上のキャベツがたくさん収穫されている。収穫機が約50m進むと400キロ入り鉄コンテナが一杯になり、従業員も忙しさと個体の重量に悲鳴を上げかけている。腕全体が腱鞘炎になりかけるぐらい豊作である。

2015年4月27日

事件ファイル『軽油タンク』編

Filed under: 農場生活について,農業機械の話 — 管理人 @ 10:02 PM

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490リッターの軽油タンクを3個連結しているが、誰かがトラクターの給油時に作業機を接触してスタンドを曲げてしまった。

製造年を調べると何とS47年製で44年も使用している。従業員曰く『私達生まれていません!』そりゃそうだ。下手すりゃ私自身生まれていない・・・。ん・・?そりゃないかあ。

スタンドの根本が錆びて取れかかっていたため軽く溶接して元に戻す。しかしスタンドのアームが曲がっているため収まりがが悪くタイヤショベルで曲がりを直そうと押し付けたところ軽油タンクが倒壊してバラバラになってしまった。幸い軽油がほとんどタンク内に残っておらず再使用は断念した。

朝からほぼ一日作業していたが無駄になってしまった。新品の1000リッター軽油タンクを緊急注文する事になった。この球形のタンクは吊って運ぼうにも具合の悪い形をしていて呆れ返ってしまった。

S47年頃といえば、30〜40馬力クラスのトラクターか農耕馬の時代であった。国の補助事業で70馬力クラスの大型トラクターが普及し、どこの農家もマッセイファーガソンやFORDのトラクターを購入している。それに伴いこの燃料タンクも普及したのでしょう。長い期間お役目ご苦労様でした。

2015年4月24日

ビート直播を始める

Filed under: 農業機械の話,農産物の播種、移植作業 — 管理人 @ 8:14 PM

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今年からビートの直播を始めた。播種機は30年前の旧式しか所有していないので、30年ぶりに新品を購入する。

30年前の機械と見比べてもそれほど変更された箇所もなく、ツインローラー、ローラーゴムカバーぐらいだろうか。昔のままといったところである。完成された機械なので変更する必要性もないというところかな。

株間はきちんとセットされたとおりに播種でき安心した。これなら真空播種機は必要ないように思うがどうだろうか。

ホクトウの鎮圧輪は完売されて購入不可のため、全自動移植機の鎮圧輪2個を転用する。今年は直播を始める農家が多いそうでホクトウでは2度鎮圧輪を追加生産したがすぐに完売したそうである。私が注文した頃には来年生産になりますと言われた。そこで試験も兼ねて2個だけで播種してみることにした。

 

2015年4月23日

山わさびの春堀り

Filed under: 山わさびについて,農業機械の話 — 管理人 @ 6:08 AM

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写真のゴボウ堀取り機を1万円で購入する。おそらく10年以上ほど外で雨さらしにあっていたようでサビだらけであった。シリンダーのホイストも錆びて使用できるか心配だったが、紙やすりで磨いて無事に動く。売主の方、使用不可かもしれないのでクレーム無しでお願いされたが、こちらから感謝の言葉を返したい。シェアー、スリック等を交換して修理が完了。

掘りとり作業は機械に慣れていないが、何とかスムーズに収穫できることが判明する。いずれにしても1万円なので使えなくてもあまり影響はないと考えた。

難易度の高い作業機だが、アルーダで掘り出し物を発見できラッキーだった。昨日より近所ではビートの移植作業がスタートしている。ビートの直播も急がなければならないが、ライムケーキ(スウィーツではありません)石灰の散布と心土破砕(補助事業)の施工を待っている状態である。

2015年4月17日

ロータリーハローの爪交換

Filed under: 農業機械の話 — 管理人 @ 6:53 AM

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今日の作業は20年ほど使用している、小橋ウルトラハロー270cmの爪を100本近く交換する。作業しやすいように作業機を反対にひっくり返す。ミッションオイルが垂れてしまうので空気穴を塞がないと、ほとんどなくなってしまうので注意する。あとでオイル交換すればいいことですが。

今まで爪の交換は一度もしていなかったかもしれない。補助的に使用していたため爪の減り方が少なかったようだ。なかにはナイフのように鋭利な刃物に変身した爪もある。純正品は高価なので安価なO農機製を使用している。価格は純正品の半額に近いのではないかな。

2014年11月12日

トラクター油圧3点のリンクボール紛失

Filed under: 農業機械の話 — 管理人 @ 11:05 PM

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トラクターに作業機を装着するときに必要なのが、油圧3点の備品リンクボールだ。遠隔地の畑にトラクターを置いて帰ることを繰り返していたら、いざ別な作業機を付けようとしたところ、リンクボールがないことに気づく。いくら探しても見つからない。どうも盗まれたようだが(他に軽油の盗難にあう)、リンクボールだけ盗むかな?仕方なしに買うことにした。

盗人の心理として工具箱から根こそぎ盗むと、明らかに発覚するから少しづつ持参?していくかもしれない。

左側が紛失した同型のものと、右側が新品を購入したが・・・上の2個がトップリンク用、下の2個がロワーリンク用。

クボタM135-Aトラクターは国産最大級の135馬力もあるのにリンクボールはカテゴリー2を使用している。135馬力クラスの輸入車であればカテゴリー3を使用している。「3」になれば一回り大型になるのではっきり違いが解る。「2」であれば何処のメーカーも同じと思ってFORDトラクター用をクボタに使用したがわずかにサイズが合わない。おかしいとノギスで直径を測ると1mm違うことがわかった。これでは合うわけない。

JA整備工場ではクボタ用が売っていなかったので、サイズの合うリンク品を購入した。FORD用は価格1700円、リンク品は2300円と同じもので600円も価格が違うのはどういうことなのかな・・・。汎用性があるので高価なのか。

リンク品を購入する前に、クボタの部品課に問い合わせたところカテゴリー2であれば何でも合うはずです。と伝えられていたが、ボールリンクのサイズは万国共通ではないことが初めてわかった。

2014年10月12日

大納言小豆収穫始まるが・・・

Filed under: 農業機械の話,農産物の収獲作業 — 管理人 @ 10:42 PM

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写真は新しい型式の豆用コンバインK**430ですが。中古のK**350を手に入れ、さっそく収穫作業を始めた。

少々、「豆が詰まって苦労するよ」とは聞いていたが。あとは何とかなるだろうと思い挑戦してみた。クボタが開発した専用機でできないはずがないと思った。

まず驚いたのは説明書をいくら読んでも操作方法が理解できない。こぎ胴は回るのだが刈刃とフロントオーガ、ロークロップが回転しない。ベルト、プーリー類を調べ、1時間ほど悩んだが解らずクボタのサービスにTELをして聞いてみた。

「それ、もしかして車速連動じゃないですか?」「えっ!そんなのあるの。リールなら理解できるが・・・?」

まずヘッドを下ろすと刈刃が自動でONになり、コンバインが前進するとゆっくりフロントオーガ、ロークロップが回り出すことが判明した。しかし、大納言は茎水分があり倒伏しているので刈刃の高低が適切で無いとロークップに詰まり、そしてオーガに詰まり、ついには両方詰まって10m進むのに30分も要する。20m進んでついにギブアップ宣言。

10万円弱で車速連動の部品を外せますがと言われたが、機械を返却することで決着した。

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既存の機械(クボタAX-85と三由ピックアップビーンスレッシャー)を引っ張り出して作業を再開した。今年はAX-85のフィンガの上にガイドリフターを3本取り付けてみる。倒伏している大納言をある程度起こしながら刈り取ることができる(培土の深さに合わせてバーを延長して使用)。収穫ロスが減少してすこぶる調子が良い。

あとは培土の深さ等を一定にしなければ。できれば培土はしないほうが良いが、ダイレクト刈はある程度の培土をしないと石を拾い機械の故障の原因となる。培土を施すと低い畦に石が逃げてくれる。

 

 

2014年9月22日

小麦の播種始まる

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今日はケールの収穫(週に2日前後)、夕方からジャガイモ掘り(毎日)と14人の従業員とともにフル稼働状態です。明日からはキャベツの収穫作業(10日で3日前後)もあり3班(6人前後のチームを組む)体制で進む。ケールとキャベツは全員で作業をする場合が多い。

一年で一番の繁忙期を迎え、小麦の播種が始まった。今年は息子に初めて播種作業を伝授した。まずはパン用小麦の「ゆめちから」から始め、次に麺用小麦「きたほなみ」を播種する。

播種機は牽引式ユンカリ(フィンランド製)3mを使用。肥料は約2・5トン、種子は1トンほどを積載し、ひたすら肥料がなくなるまで畑を往復する。肥料は燐安を使用し10a当たり約50キロを投入するので、1回の補給で約5haを播種できる。種子は10a当たり14キロと、直装の播種機と比較して発芽率の違いから、多めに設定している。

2014年9月14日

キャベツ収穫も終盤を迎える

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今週は機械取りと手取りの併用で収穫が進行する。540mの畝を半分に分割して、面積にして50aを3日間で挑戦している。これを10日程おきに繰り返して収穫作業を行う。本日の収穫量は約15トンに達した。この加工用キャベツは大手コンビニチェーン(ロー**)や餃子の王*などの加工キャベツの原料として利用されている。

ヤンマー製の収穫機の操作はほぼマスター仕掛けているが、なかなか難易度の高いマシーンだ。4キロほどのキャベツになるとほぼ真横に倒伏していて、機械の先端部分で傷をつけてしまい製品にはならなくなってしまう。よって拾い上げる前に人力で起こす作業が重要である。また、隣の畦のキャベツにも傷をつけてしまい、66cmの畝幅で良いものか再考しなければならない。

聞くところによると倒伏に耐えうる新品種が登場したそうで、2年後に実用化できそうとのこと。倒伏がないと機械収穫の弊害が解除される日も近いかもしれない。今のところ機械収穫と人手による収穫のスピードはほぼ拮抗している状況である。

ここにきてやっと何とか来年の目処が立ってきたが。6haの面積のうち、5ha強の収穫が終了した。一年を通して栽培を経験した結果、来年に向けての課題は把握できたかもしれない(課題だらけだが)。鹿追のキャベツ栽培は初年度から大きな壁が立ちはだかり、来年の面積は1〜2割は減りそうな気配だ。

石の上にも三年。畑の上にも三年。散々な年だったが、三年は頑張ろうと決意を新たにしている・・・。

2014年9月1日

平成元年製ハーベスターがご臨終

Filed under: ジャガイモについて,農業機械の話 — 管理人 @ 1:09 PM

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H元年製造の東洋農機ポテトハーベスター7型が26年の生涯を終えた。MF135トラクターのフロントアクスルを利用した一軸4輪に改造して、だましだまし使用していたが。ハブを支えるテーパーベアリングがどうしても重量に耐え切れず破損する。MF165なら耐久性があるが・・・。いずれにしてもあちこちガタがきて退役となった。26年間ご苦労様でした。

あとはTOP-1、2台で掘り取りを続行する。

2014年6月6日

十勝地区中古農機具フェアーに出店

Filed under: 農業機械の話 — 管理人 @ 8:43 PM

IMG_328320年ほど頑張ってくれた東洋農機ポテトハーベスター7型にお別れをする。新天地で活躍の場を求めて身売りをします。プロ野球で言うと金銭トレードでしょうか? 製品タンクと巻き上げシュートは昨年交換して一年使用したのみで、あとは現状で出荷した。

我ファームには安物の洗車機しか存在しない。丁寧には洗ったつもりだったが・・・。洗車不十分という結論で中古市会場にありながら販売停止を告げられた。厳しいお言葉です。

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ここは除草機のブースですがほとんど売れていません。2日目の午後でこの状態だと値段が高いということでしょう。概ね新品の価格より半額程度で販売しています。昨年までなら希望者が殺到して抽選をしなければ買うことができなかったが・・・。

今年は成約する農機具が例年より少ないような気がする。消費税が8%になり昨年の農作物の不作と安値、TPPの不安要素などが影響しているのでしょう。私自身、売る方は考えますが買う意欲がわきません。

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ランチは平日でも40分待ちでトスカチーナにてパスタ、スウィーツ、ワインを頂く。

http://www.ryugetsu.co.jp/toskachina/

2014年5月6日

事件ファイル「脱落したドア」

Filed under: 農業機械の話 — 管理人 @ 6:16 AM

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JA 鹿追町種子馬鈴薯貯蔵庫へ不足になった種子馬鈴薯を運搬するために出向く。貯蔵庫前に到着してトラックのドアーを開けた途端「バリッ」と聞きなれない音ともにドアーが地面に落ちた。グシャーとバックミラーとウィンカーが割れた。

唖然!としたが笑うしかなかった。ドアーヒンジが長年の開閉に金属疲労をおこし取れてしまった。昭和56年製で30年間も使用しているため仕方がないか。

隣にあるJA鹿追町車輌整備工場に徒歩で来てもらい、溶接して15分ほどで修理完了した。ふう・・・。出来る限りあと10年は使いますよ。

2013年12月25日

小麦用コンバインの修理が終了

Filed under: 農業機械の話 — 管理人 @ 12:35 PM

8月の小麦収穫時に破損した箇所を修理に出していました。

今年はデバイダー(最先端の突起した部分)を地面に刺してしまったり立木と押し合いをしたりとコンバインが活躍しました。農閑期となる冬期間に修理を依頼してコンバインが綺麗になって帰ってきました。

来年は大切に使わしていただきます。写真の2台のコンバインは支払いが昨年済んでいるのでオイル交換や消耗部品の交換などの維持費だけで済むようになり10a当たり1500円程度の負担になった。昨年までは10a当たり6000円位であった。

今年の小麦の成績は? 鹿追町全体で3.7億円(前年比)の減収であった。1戸平均300万円以上である。

じゃがいもは? 男爵で1俵(60キロ)で前年比ー900円安、キタアカリで前年比ー1100円安の単価となった。仮に反収が40俵あれば10a当たり40000円減の収益となる。10haあればじゃがいもだけで400万円の減収となった。

豆類は? 鹿追街全体で1・5億(前年比)の減収であった。軒並み今年は良い材料が見当たらない。

2013年8月24日

ポテトハーベスター新車導入

Filed under: ジャガイモについて,農業機械の話 — 管理人 @ 11:09 PM

現在3台使用している東洋農機ポテトハーベスターのうち、最古の平成元年式が長年の無理が祟り金属疲労によるヒビ、タイヤハブの損傷、コンベヤー類の摩耗などの理由で退役となった。修理を行うと軽く100万円を超えるため「25年」の生涯を終えた。が後々「サツマイモ」の収穫に使用できるよう改造する予定。

今回は2台目の東洋農機TOP-1で、後ろから見て左側のタイヤを細くして畝またぎを可能にしどこの圃場でもいきなり掘ることができるようになった。

鹿追町ではポテトハーベスターを導入すると町から100万円、農協より100万円が助成される。また国からの補助もあり新規導入される方は思い切って買われるようである。他人事のように言っている本人が買ってしまった。消費税が上る前の駆け込み需要もありますが払込ができるのでしょうか・・・・。

ジャガイモの栽培品種は農協が取り扱っているもので14種類ある。品種毎に受入期間が設定されていて「キタアカリ」は9月15日まで、「男爵」が9月25日までと生食用品種は早めに締め切られる。一方加工用品種は「きたひめ」で10月5日、「スノーデン」で10月14日までとなっている。3日に一日程度しかジャガイモ掘りができないので3台所有も仕方がありません。

2台並んでいる東洋農機TOP-1を見ながら今年(8月25日頃より)初めてジャガイモ堀の作業をする従業員の腕にかかっていると・・・他力本願の念仏をつぶやいた。南無阿弥陀仏。

ポテトハーベスター改造

Filed under: 農業機械の話 — 管理人 @ 9:58 PM

昨年中古で買った3台目の東洋農機ポテトハーベスターは製品タンクがロングシュートのため、巻き上げシュートが装備できなかった。そのため製品ジャガイモに傷が多く付き障害芋の発生が多かった。

収入が数十万円減収になるため、それならば少し自己資金を出してキズ対策のために巻き上げシュートを装備することにした。

2013年8月13日

小麦刈り取り後は牛堆肥散布

Filed under: 体験付き修学旅行,農業機械の話 — 管理人 @ 8:57 AM

JAコントラのスラリータンカーで牛の糞尿を散布しています。この辺りは小麦刈が終了すると糞尿を散布する酪農家が多い。

4000万円の340馬力のクラース製トラクターで24トンのスラリータンカーを牽引して作業進める。まもなく340馬力のフェンツトラクター(緑色のトラクターより100馬力級のトラクター分安価だとか)が納入されるそうでコンボイのようなエンジン音が圃場に響く。10a当たり10トン位を目処に糞尿を散布する。

2013年7月23日

セキレイの巣がエンジンルームに

Filed under: 農業機械の話 — 管理人 @ 8:49 PM

自走式スプレイヤーのエンジンルームに多分セキレイの雛が3羽孵っている。途中で気がついたので何時からかのかは判明していないが厄介なところに巣を宿したものだ。

仕事が終わるとそっと覗く。物音に反応して親鳥が来たと感ちがえして、雛が大きく口を開けて背伸びをする。きっと腹が空いているのだろう。

外を見るとセキレイの親鳥が心配をして様子をうかがっている。何とか無事に大きく育ってもらのを願うばかりだ。

以前卵の時に巣を倉庫の片隅に移動したことがあったがその後卵が消えていた。巣を移すと気に入らないようで、何処かに引越しをしてしまう。今回はそのままにしておいた。どうなることやら。

2013年6月28日

貴重なブロアーをゲット

Filed under: 農業機械の話 — 管理人 @ 10:47 PM

知り合いの方に依頼していたブロアーを見つけていただき車で2時間の距離にある街に出かけた。

雪室に雪を入れるために使用するブロアーを2台買うことができた。探してもなかなか見つからず中古市にも出品されることがないので見つかってホッとしている。

例年タイヤショベルで雪を搬入していたが、今年は初めてブロアーを使用して雪を入れて見ることにしよう。

 

 

2013年6月7日

小麦に除草剤散布

Filed under: 農業機械の話 — 管理人 @ 9:22 PM

遅くなったが小麦に除草剤を散布する。最近はジャガイモ、小豆の除草剤散布が終わり小麦後はビートで終了する。

体には良くないと思うが畑が雑草だらけにはなりたくないので仕方がありません。

今年から農薬庫は2階に移設して直接に農薬投入できるようにした。今まではフォークリフトで農薬投入口まで荷揚げして大変だったが、現在は格段に便利になった。

写真のマシーンはクロダ自走式スプレーヤーハッピー4000、タンク容量4350L(オプション)、散布幅最大33m、散布高さは最大3・8m,畝幅油圧可変トレッド2m〜2・3mまで約30秒で設定可能。タイヤは36ー12.4を装着(オプション)。

2013年4月4日

Work shop

Filed under: 体験付き修学旅行,農業機械の話 — 管理人 @ 9:03 AM

murase  farm   work shop  にてトラクター類のエンジンオイル交換等をした。

所有している12台のトラクターのうち重作業をする8台のエンジンオイル・エレメント交換、エアーエレメントの清掃、冷却液の補充、グリス注入などの作業をした。軽作業をするトラクターは2年に一度にしている。ミッションオイルの交換は整地作業をするトラクターは3年に一度、それ以外は5年から15年に一度くらいでしょうか。以前と変化がないが今まで大きな故障は発生していない。

息子と従業員にトラクターのエンジンオイルを交換しよう! と言って今年は任せることにした。任せたが時々様子をうかがう。説明が悪かったか本当にトラクターのオイルしか交換しないで作業が進む。トラクターの春作業まえの整備点検はタイヤの空気圧、バッテリーの状態など多岐に渡る。エアーエレメントを清掃しないとだめだぞーと言うとあわせて始めたが・・・。グリースを注入しないとだめだぞーと言うとそれを始める。今度は冷却液を点検しなさいと言おうかと近寄ったら自主的に始めてくれた。

タイヤショベル2台とフォークリフトは農協に整備してもらうことにした。

ミッションオイル以外はホクレンのオイルを使用している。通常の店頭価格はエンジンオイル(ch-4クラス)で9000円くらいですが予約すると2〜3割安の7000円弱になり大変お得です。今年は申し込み期限が過ぎると安価なオイルを使用することができなくなりました。同じ値段もしくは安価であればディーラーのオイルを使用しようかと思ったがそこはぐっと我慢して高価なホクレン製オイルにした。

 

 

2012年12月3日

ポテトハーベスターを考える

Filed under: ジャガイモについて,農業機械の話 — 管理人 @ 3:35 PM

鹿追町とJA鹿追町による鹿追単独のオフセットポテトハーベスター助成事業が始まって2年目を迎える。おそらく北海道では鹿追だけでしょう。初年度は6台が導入されたそうで、Top-1が4台でグリメが2台のようです。2年目はTop-1が5台でグリメとサンエイで2台計7台の申し込みがありそうだとの情報。

東洋農機Top-1やグリメ、サンエイなどのサイド掘りハーベスターを購入すると200万円を鹿追独自に助成をしてくれる。機械価格はそれぞれ900万円、1400万円、1200万円位するそうです。条件は至って簡単でジャガイモの面積を過去5年間の栽培した平均を3ha増反すれば良い。つまり毎年60aづついつもより多く栽培すれば良いことになる。他の町村の方々は鹿追って何でいつも進んだことができるのか教えてほしい、っと嘆かれる。『鹿追の組合員になれば!』と言ってみるが簡単なことではない。

また古いハーベスターを1*0万円くらいで下取りをしてくれるので実質600万円位で購入することができる。他のディーラーもトラクターとセット販売などして安く提供するところもあるようです。鹿追の農家にとっては願ってもないチャンスなのは間違いない。

村瀬ファームも2台目を検討中で消費税が8%になる前に購入しようと計画。条件として畦またぎができること、タイヤを1軸3輪(2輪は販売中)にすることを要望している。つまりサイド掘り、通常掘り兼用機種を希望している。

10年以上前に東洋農機7型(ウルトラセブン)で20インチ(15インチは発売済み)タイヤの1軸4輪を製作してほしいとお願いしたことがあった。しかし開発に経費がかかる、構造上問題がある、第一コンベアーの角度がきつくなるなどの理由で断られた。東洋農機の開発部門では農家の人では絶対できないだろうと言われたが、そこでめげない村瀬親子はMF135トラクターのフロントアクスルを利用して1軸4輪を2ヶ月で製作してしまった。少々耐久性に欠けますが未だに現役で頑張っています。その2年くらい後に商品化されて発売された。村瀬ファームも1台購入させてもらい次の年にTop-1も購入する。

長所は悪条件でもタイヤが沈まなく安定性がある。畝またぎもできるため作業員が不足する時も色々対応できる。家族労働で高速作業ができるなど。

短所はステアリングの切れ角が小さくなる。機械を改造しなければならない。悪条件にならないと威力が発揮できないなど。

 

2012年11月24日

畑起こしを再開

Filed under: 畑の様子,農業機械の話 — 管理人 @ 9:16 AM

休止していた畑お越しを始める。あと20haほど残っているのでしばらくは仕事がありそうです。今年は凍結もあまりなく根雪が遅いので今月一杯はできそうな気配。鹿追は珍しく積雪0センチです。

現在ビート跡を起こしていますが地面がズルズル滑ります。何とか7キロの車速で作業することができます。隣りの緑肥畑は推定で10トン以上/10a当たり牛堆肥を散布しています。緑肥のエン麦は堆肥の下敷きになってしまいました。

この圃場は約10ha(長さ540m、幅185m)ありダラダラ仕事を進めていたら4日ほどかかってしまった。二日後に20センチの積雪で根雪となり今年の畑起こしは終了することになった。

2012年11月17日

ヘリコプター散布

Filed under: 体験付き修学旅行,農業機械の話 — 管理人 @ 8:00 AM

一日おきに降る雨についにギブアップ宣言! 17haは何とかできたものの自走式スプレヤーが小麦畑に入れず断念した。

ケール収穫終了後に農薬散布しなければならないケール畑と隣接する小麦の冬枯れ防除を専門業者に依頼しました。

6haを僅か30分で終わってしまいました。料金は1ha当たり1100円位ですが価値があります。

ヘリコプター1機の値段は1200万円だそうだがヘリコプター散布が身じかにできるようになると多少の湿地にジャガイモの栽培が可能だと思う。収穫は天気の良い時にサイド掘りで一気にすれば良い。っと何年も前から考えているのだが・・・・

羽は取り外しができコンパクトになるためワゴン車に簡単に収まる。機体の重量は60キロあるそうです。二人で持ち上げることができる。

胴体の横に8リッターの薬液タンクが両脇にあり16リッター積載可能でおおよそ2ha分散布可能である。30分で6万円稼ぐことができる。時給12万円。儲かるなあー。

指をくわえて見てるしかないのが辛い気持ちになる。どうにかならないものかな・・・・

鹿追だけで300ha〜400haを散布する。十勝で請負をしているので仮に1200ha請け負うと1年で元が取れる計算になる。こんなおいしい商売はないなあ。ッと思ったが現実はそんなに甘くないそうである。

 

2012年9月30日

パン用小麦「ゆめちから」播種はじまる

Filed under: 農業機械の話,農産物の播種、移植作業 — 管理人 @ 9:17 AM

じゃがいもが掘り取り後にニプロパラソイラーとアマゾーネパワーハローのセットで整地をします。ある程度雨が降っても雨水が停滞しなくなります。

えツ!今頃? と思う方がいられると思いますが、混麦を避けるため「きたほなみ」の後作では連作ができないのでどうしても播種時期が遅れています。つまりじゃがいもの掘り取りが終わってからでないと播種できません。あと2haほどで掘り取りが終了します。今後可能なかぎり10ha播種しなければなりません。

今年は「ゆめちから」を10ha前後播種予定です。鹿追町では小麦面積1600haのうちの3割に当たる550haにパン用小麦「ゆめちから」を作付けする予定です。

昨日は台風が来る前に予定圃場の整地を夜9時頃までかかって行い、今日は晴れの予報だったので朝から播種するはずだった・・・・。何と!朝起きると無情にも雨が降っているではないですか!

 

 

2012年9月10日

手掘り隊が畑のなかを行進

現在、3台のポテトハーベスターでジャガイモを収穫しています。最新の東洋農機Top-1はサイド掘りタイプのため最初は畑のなかに入る事ができません。防除畝を4本(3m)ジャガイモを植え付けしていないとすぐに掘り取りが可能ですが・・・

防除畝を作付けしないと約1割近く粗収入が減収します。何度計算しても隙間なく畑は利用した方がお得です。

よって隙間なくジャガイモを植え付けしているため大型機械が入れません。ある程度畝の最初の部分を手掘りしてトラクターが入りやすい状態にします。

傷がついたり規格外の芋が多少ありますが畑を有効に使用する事が大切だと思います。

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これが東洋農機TOP-1の掘りとり。鹿追ではサイド掘りハーベスターを導入するとJA鹿追町から100万円、町から100万円あわせて200万円が助成されます。条件は5年でジャガイモの作付けを3ha増反すれば良い。あまり無理な条件ではないので導入を考えていた方は願ってもないチャンスです。村瀬ファームはもう1台増車するか検討中。5年間の猶予(補助期間)があるのでゆっくり考えましょう。

今朝の週間天気予報で晴れのマークが消えた。これだけ晴れ間が続くと必ず恐れていた曇りと雨が続く天気になる。ジャガイモはあと11ha残っているが1週間はまともに掘り取り作業ができないだろうと思う。

2012年5月7日

乗用式半自動ケール移植機

Filed under: 農業機械の話 — 管理人 @ 9:59 PM

ケール用ISEKI半自動野菜移植機を購入した。4年使用した全自動野菜移植機を下取りで出そうとしたが価格が折り合わず2台所有して能率をアップすることにした。

全自動は歩行型で発芽率が悪い苗は後で補植が大変なので半自動にすることにした。半自動にすると機械に乗りながら健全な苗のみ移植ができる。

10数ヘクタール移植するので2台使用しても大変です。

昨日は試運転をするため畑にトラクターを畑に入れたところいきなり動けなくなり断念した。二日間晴れ間が続きぼちぼちトラクターを畑に入る方が近所で見受けられた。またビート移植をできる農家もあり驚きましたが。

またまた昨夜はせっかく乾きかけた畑の土は雨に洗礼を受けた。今日は晴れそうだが明日から3日間雨が降りそうな予報。

ゆっくり待つしかないが晴れてきたのでケールの定植をはじめた。少々湿気っているが新車の試運転をかねた。全自動移植機よりも丁寧に苗の植え付けをできるようだ。明日は雨が降る前にひょろひょろに伸びた苗を定植する予定だ。

2012年3月23日

井関農機、春の展示会フェアー

Filed under: 農業機械の話 — 管理人 @ 8:58 AM

今日は井関農機帯広営業所の春の農機フェアーにでかけた。丁度今年からスタッフとして参加予定のWさんが視察に来ていたので付き合ってもらった。

最近は中古市場も出展数が減り、それに伴い中古販売価格が高騰して新品価格も値上げされてきている。今年の機械導入予定はあまりないが小物を買った。従業員用住宅と控え室を建築するため控えめにしなければ・・・・・。

村瀬ファームの小物ってな〜に? と聞かれそうなのでここには明かしません。

このトラクター(200馬力)の定価2100万円します。通常は定価から25%ぐらい値引きするので実際の売値は1600万円前後かな。

ミシュラン社のタイヤは井関農機が日本で最初に採用した。H12年に購入したBIG-T1355 の扁平タイヤは今でもほとんどひび割れがなく良質のタイヤである。

井関農機は作業機部門では海外の先進的に活躍している農業機械を輸入している。どちらかと言えば価格は高めだが耐久性、実用性に優れている機械をピックアップしている。他の農機具メーカーの一歩前を進んでいる。我がファームの作業機はほとんど井関農機から購入することが多い。

 

 

2011年11月29日

「機械格納」今年の農作業がほぼ終了です

Filed under: 体験付き修学旅行,農業機械の話 — 管理人 @ 10:03 PM

畑耕しを終わり12台のトラクターと作業機を隙間なく倉庫に収めました。4カ所の機械格納庫におさめきれない機械は野ざらしになっています。来年格納庫を建設する計画ですべての農業機械が収納できる。倉庫に置いていたかぼちゃ、大根、タマネギ、長ネギ、ニンニク、サツマイモ、ジャガイモなどの自家生産物を貯蔵庫に移し冬ごもりの準備ができた。一冬かけて消費していく。

結婚式の準備で息子夫婦は忙しそうに毎日出かけているが私たちは以外と何もすることがない。こんなんでいいのだろうかと思うくらいだ。結婚式があと5日後にせまった。

おっとそうだ『両家謝辞を練習せねば!』 本日はお忙しいなか。。。。。。。。。

2011年11月5日

秋播き小麦の冬枯れ防除、クロダ農機

Filed under: 未来へ向かうこれからの農業,農業機械の話 — 管理人 @ 12:35 PM

秋播き小麦は冬期間に雪の下で雪腐れ病にかかる。そのため根雪前に殺菌剤を散布する必要がある。今時の農薬散布機(スプレイヤー)はGPSで塗り絵のごとく散布したところが色がついてわかるようになっている。次に散布する場所を指定してくれるので長さを測ったり目印などをする必要がなくなった。便利になったものだ。

来春に雪が溶けて青々した小麦が見れることを祈って。昨日はスプレイヤー本体製作会社のイギリス『ナイト社』の社長がクロダ農機の社長の案内で当農場に訪問されました。奥さんが隣町の出身で里帰りしたついでに様子を伺いに来たようです。

将来、長芋作付けも視野にいれハイマスト仕様にした。最大3m50までスライドブームを上げることができる。型式はクロダ農機ハッピー4000、スイッチだけで簡単にズームで車幅を変えられる。最大2・3mで最小は2.0mが可能。薬液タンクは最大で4350Lが可能。タイヤは32インチから36インチに変更。ここに挙げたのは特注でお願いした。ただひとつの失敗は車重の増加でエンジン馬力が少々足りないかもしれない。(今のところ大丈夫です)

2011年10月29日

来年のケール畑の準備

Filed under: 農業機械の話,青汁ケール — 管理人 @ 3:44 PM

Ja鹿追町のコントラ課による堆肥散布の様子。隣の酪農家との麦わらと堆肥の交換で毎年300トンから700トンくらいの牛堆肥を散布しています。

この圃場は小麦刈り取り後にエン麦と液状糞尿を散布し、緑肥として生育させています。また緑肥エン麦は堆肥だけで十分3〜5トンの収量があります。耕起前に堆肥散布をして根雪前に耕起します。そうすると来年は化学肥料を使用(使用できません)しなくても有機肥料だけで5〜7トン(10アール当たり)の収量を見込めます。他では生産できない健康で立派なケールを育てることができます。

2011年10月15日

忘れていた小豆の収穫だ!

Filed under: 農業機械の話,農産物の収獲作業 — 管理人 @ 12:27 PM

すっかり忘れていた小豆の収穫に汎用コンバインを2日がかりで整備して向かったが。ダイレクト刈りするのは初めてだ。ある程度刈り取りロスするが目をつぶればうまくできる。しかし子実水分があり雑草の水分が追い打ちとなり昇降機が詰まりVべルトが燃えてしまった。石や湿気に弱いチャチな構造なのだ。

おっとこれは失礼。もともと米麦用を豆用に使用しているため貧弱な機械構造になっている。しかし1000万円以上する機械なのだからそれなりの活躍はしてもらわないと困る。最近は自分で改造して使わないとこのコンバインでは収穫作業は難しい。

小豆の品質は1粒重は大きいものの色が黒ずんでいる。暗くなったので雨あとに再開することにした。今日も雨。明日も雨の予報。どうなっているのでしょうかこの天気。従業員は4連休となりました。その後2連休プラスして6連休となった。

ジャガイモの収穫が終わるとほっとする間もなく次から次とほかの収穫に追われます。小豆が終わるとビートが始まり11月中旬までかかり、ケールが11月下旬まで続きます。その後は畑の耕起や作業機の収納などして長期休暇に入ります。

クボタAX-85(平成7年導入豆用ピックアップ付き)をクボタM135A(平成22年導入)で牽引してクローラー2台で畑へ出発です。

2011年10月1日

ジャガイモ跡の整地作業

Filed under: 農業機械の話 — 管理人 @ 10:06 PM

ジャガイモの掘り取り後に小麦を播種しますが、その前に堅くなった土壌を柔軟にして整地するのがこの機械です。普通は赤色の長い爪状のサブソイラーを引きその後パワーハローで整地します。この機械は二工程を一度にすることができます。

赤い方はニプロ社製パラソイラー(約100万円)、後部の方はドイツ製アマゾーネ3Mパワーハロー(約150万円)石に強く他社と比較してタインの摩耗が少ない。パワーハローの特徴である石の抱え込みが少なくパワーハロー下部や後部に石が逃げていく。

 

2011年9月29日

In china 年収の10年分します。

Filed under: 趣味、旅行、アウトドア,農業機械の話 — 管理人 @ 5:52 AM

中国産の代表的なコンバイン。汎用的に稲、小麦、大豆などに使用できる。価格は約100万円で一般農家の年収(約10万円)の10年分だ。一般農家の非所有者は賃刈りをしてもらう。詳しく聞けなかったが1ム(6、7a) 200円から300円くらいだと思う。中国実習生の話だと1200円だと主張するが高額だと思う。中国では手刈りは倒伏したものをのぞきほとんど見受けられなくなった。

3年くらい前にこのコンバイン輸入できないか考えたことがあったが。。。。。日本産だと同等なクラスで800万から1300万円はする。おおよそ円と元の為替レートと比例する。中国産コンバインを買うのに価格の30%位が政府から補助金が出るそうだが普通の農家は手が出せない。さらに高額なのが日本製で湖北省鐘祥市では一台も見たことがない。見た感じ構造は簡単である。耐久性はないと思うので故障しても我々素人でも修理できそうだ。

2011年8月17日

ポテカルの表紙

Filed under: 体験付き修学旅行,農業機械の話 — 管理人 @ 5:33 AM

ポテカル(ジャガイモの専門誌)8月号の表紙に我農場の古い方の自走式スプレイヤーが掲載され,表紙の説明文には従業員とともに畑で撮影をしたものを掲載されました。

今年は初めてポテカルの専門誌と出会い、興味深く拝見させていただいています。日本にはたくさんのジャガイモ栽培農家が存在することを知り大規模農家は北海道だけではないことを認識された。このような情報誌を今まで知らなかったを反省しています。

クロダ自走式スプレイヤー、型式ハッピー5000、散布幅33m、薬量タンク5000L、年式1999年、価格約2000万円(新車なら)、車体はイギリスHauseham社製でスライドブーム竿、タンク、ポンプは国産。ハイマスト仕様。夜間も使用可能。

2011年6月18日

ケールにロータリーカルチ入れ2011.6.18

Filed under: 畑の様子,農業機械の話 — 管理人 @ 7:32 PM

二度目の小橋ロータリーカルチ(H9年製、価格70万円)を入れています。 昨日に続いて下ちゃんに運転を伝授してまかせました。これ以上生育が進行するとトラクター(クボタM1−75使用、H4年製)のタイヤで葉を踏んで軟ぷ病の発生の原因になるためこれが最後になります。 下ちゃん緊張の毎日です。

クボタM1−75トラクターは前50シリーズの7950、9550と比較して格段に小回りが改善され(前部タイヤの切れ角)管理作業に適した倍速ターンなるものも装備された。片ブレーキでターンすることが得意な私はどうしても苦手である。ヰセキのフロントアクスルに慣れた人はどうもなじめない。しかしほとんどが機械式のため長く使用できる機種なので外部油圧の弱さなどに目をつぶれば、中古市場では人気の機種である。6年前に130万円で中古ディーラーから購入したがいまでも同等もしくはそれより高値で取引できると思う。

ほかに所有しているヰセキ8020(S63年製、価格360万円)は前部タイヤの切れ角は十分あり、前10シリーズよりも足回り(フロントアクスルのシール油漏れ)、油圧ポンプ等の耐久性が強化された。外部油圧揚力は3トンほどあり当時としては外車より強力だったかもしれない。8000時間を超えているがケール収穫機を専門に装着していまでも元気に現役だ。ヰセキとしては耐久性などに目をつぶれば20シリーズは国産の名機だと思う。(使用者の感想です)

2011年6月10日

全員で中古農機具展示即売会に参加

Filed under: 従業員の話,農業機械の話 — 管理人 @ 7:25 PM

日本で最大級だと思う十勝地区の中古農機具展示販売会に出かけた。お目当ての農機具に100人近くの希望があり抽選が行われた。10人で抽選に挑んだが最終選考に残ったのはマーベン一人でしたが残念ながら当たりませんでした。9人の従業員は初めての抽選にはらはらドキドキの気分で抽選のひもを引いていた。

柳月スウィートピアガーデンで胡麻ソフトクリームを食べて、ホームセンター、100円ショップ、本屋などに寄り道して帰ってきました。

2011年5月31日

馬鈴薯の早期倍土はじまる

Filed under: ジャガイモについて,畑の様子,農業機械の話 — 管理人 @ 11:26 PM

昨年より5日早く馬鈴薯の倍土が始まった。萌芽がはじまり倍土の適期となっています。土が湿気っており機械に負荷がかかっています。

ここの圃場は畝の長さ298m、幅201mの台形型で面積は約4.2ha 使用トラクターヰセキTJ−105

ベーゼリーロータリーリッジャーは砕土性に優れ、石に強いタインは7年使用してもわずかしか摩耗しません。またステンレス製のカバーは石が当たるとへこみますが、ある程度へこみが自然にもどります。しかしこのステンレスに穴をあけようと電気ドリルで挑戦しましたが全く国産のドリルでは歯が立ちません。柔らかい上に堅い!このような材質は国産では存在しません(というよりも高価になるため使用しないのかもしれない)。日本より優れた技術は海外にたくさん存在します。倍土板のスリックとクラッチ板(クレーム)を交換しただけで対石用タインは7年でほとんど交換していません。柔らかく土を盛り表面だけを締めているので風雨にも倍土の形は崩れずらくなっています。

ヨーロッパでの長いジャガイモ栽培で培われた技術はまだ農耕民族として歴史の浅い日本では追いついていない状況です。

2回目ケールの定植が始まる

今朝はマイナス気温の予報でしたが2〜3度くらいだったでしょうか、キツイしばれはありませんでした。これくらいの気温ならほとんど植えたばかりの苗でも影響は少ない。多少葉の色が変化しますが。3人体制で作業をします。写真のAさん、O君は初めての作業ばかりですが機械操作も慣れ順調に苗の定植が進みます。

ヰセキ野菜移植機ナウエル ハナ(H18年製)を使用。苗を満載すると540mの畝を往復することができます。2往復すると2キロですからなかなか足にはこたえます。

元気に育ってちょうだい! ここの圃場は長さ298m、幅121m、面積3,6ha

 

2011年5月13日

全自動カッテイングプランターとスクラップ

Filed under: 農業機械の話,農産物の播種、移植作業 — 管理人 @ 10:29 AM

30年使用した全自動カッテイングプランターが引退(まだ十分使えます)したため260万円の新品を補助事業で購入した。 ジャガイモが1個づつカップに入れてカッテイング装置へ送られていく。 そのカップにジャガイモが入ってない場合人手で補充していきます。

これが30年ほとんど変更されていないカッテイング装置だ。 中央にある刃で二つに切り一個はそのまま地面に落とし残りの一片はタイミングをずらして地面に設置していきます。30年前、これを開発した方に敬意を表したい。

30年使用のトラクター(クボタ9550、S57年製)はハンドルやあちこちにガタがあり真直ぐ畝を切るのが大変です。「トラクターのせいにしていますが実は腕が悪いんです。」 プランターの横に張り出しているマーカーで次に播種する目安の筋をつけます。

このようにマーカーの筋を目安に運転します。このトラクターは20年くらい前にペッシャンコの状態で農場に拾われた。 聞くところによると50mほどの崖から転がったそうでエンジンは大丈夫とのことで我が家で再生した。 雑品屋より多少高値で買い取りヒッパッタリ、伸ばしたり、たたいたりして何とかトラクターらしくなった。 計器類はほとんど表示しませんがエンジン、足回りがしっかりしているので見かけは悪いが使用できます。

今までウォーターポンプ、ダイナモを修理した程度で今でも現役で活躍している。クボタトラクターは古くなっても故障が少なく長く使える。また故障したとしても部品の在庫があるので安心です。他の国産メーカーも在庫がありませんでは困るのだが・・・

あまり文句は言えないがスクラップになるところを助けてあげたんだから頑張ってもらわないと。

2011年5月1日

畑起しの後は砕土、整地作業

ビートを移植する前に土を砕き畑を平たんにする作業が必要になる。 二プロのロータリハローは全幅3.8Mで作業幅は3.6Mあります。 「これ以上大きいのはないのですか?」 と尋ねたところ「ありません」ということで2年前に購入しました。

以前使用していた3.3mのものは作業幅も狭く、旧式で爪の摩耗の激しさや、耕うん軸受けのシールからの油もれなど耐久性に問題があり3年使用して売却しました。 しかしこのEXEシリーズはすべて改良がほどこされ150馬力のトラクターでも対応できるようになりました。 すべてにおいて性能がアップされ、価格も大幅にアップされ200万円を大きく超えるようになりました。 さすがに春耕しの畑は1回がけでは土塊も細かくならず2回がけか、3.5m(特注品)ニプロのアッパーロータリーを使用します。

使用トラクターヰセキ BIG-T-1355(H12年購入)

 

 

2011年4月27日

今年80歳の会長出撃す!

Filed under: 農業機械の話,農産物の播種、移植作業 — 管理人 @ 9:58 PM

当農場の三代目会長(今年誕生が来て丁度80歳です)が毎年担当している肥料の施肥をしてくれています。 おれがこの仕事をできなくなったら死ぬ時だ! と言いつつビートの移植機に追いかけられて頑張っています。 おおよそ30トンのビート肥料を施肥します。 たぶん私も死ぬまで仕事をさせてもらうことになるでしょう。 父親には負けられませんが80歳までできるかなぁ・・・・・・40年使用のマッセイファーガソントラクターMF165(S48年製)ですがまだまっすぐ運転できます。機械式のトラクターは耐久性がありほとんど故障がありません。それに比べてコンピューター搭載の最近のトラクターは古くなった時どんなことになるか今から不安です。

やっと本格的に仕事ができる

Filed under: 農業機械の話,農産物の播種、移植作業 — 管理人 @ 9:06 PM

27日はやっと晴れ間が続きビートの移植を本格的に行い、今日一日で6haの畑に移植をできました。 (朝7時~18時まで)合計12haを移植済み。苗箱を満載すると機械の自重1.5トンに苗のおもさが1.6~1.9トン計3トン以上になります。 540mの圃場を一往復するためトラクター前部にフロントウェイト1トン装着しています。 トラクターも可哀そうですがそこは近代的トラクターですから時速3k強のスピードで軽快に作業が進みます。 タイヤも半分ほどつぶれていますがミシュラン社製だから大丈夫でしょう。

使用トラクターはヰセキT-JAPAN105ズームトレッド仕様(2尺〜2尺5寸まで車幅が簡単に調節できる)

ビート移植機はホクエイ4畦全自動移植機(H13年製)3年前に中古で60万円で購入し、整備に40万円ほどかかった。きちんと整備にお金をかけると作業をスムーズに行う事ができる。

 

 

2011年3月21日

クロダ農機、最新油圧可変トレッド自走式スプレイヤー

Filed under: 農業機械の話 — 管理人 @ 10:21 AM

クロダ農機(隣の芽室町)の2台目の自走式スプレイヤーが届いた。 コンピューター搭載でGPS付き。車体、エンジン、キャビンはイギリス製。ポンプ、スライドブーム、タンクなどは国産。

今回大きく違うのは、日本で初めて前後輪油圧可変トレッドを装備してもらい、タイヤサイズを32から36インチに大型化してもらった。 これを購入する条件にもした。 つまりタイヤの車幅が自由に変えられることだ。 ヨーロッパのディーラーなどでも数社が販売しているが日本では販売しておらず、日本の数社のディーラーに輸入してほしいと依頼していた。 なかには前金をほしいなんて危ない会社もあり、50~60台の販売実績のあるK社に依頼した。 価格は割高になったが納得した上の決断で2?00万円を超えた。

2010年10月20日

てん菜(ビート)の収獲はじまる

Filed under: 農業機械の話,農産物の収獲作業 — 管理人 @ 9:45 PM

10月17日、てん菜の収穫がはじまりました。4月27日にビニールハウスで45日育成した苗を畑に移植し、半年後に収獲の時期をむかえます。今年は病気が多発し収量、品質はあまり期待できません。

2010年10月11日

ケールの収獲最盛期一日13トン出荷

Filed under: 農業機械の話,青汁ケール — 管理人 @ 8:56 PM

今日は13トン出荷契約なので16人のスタッフで作業を行いました。ケールの葉だけで13トン。一人800キロのケール葉を手もぎします。手もぎしたケール葉を写真の7メートルのコンベアーにのせると中央にあるフレコンに集め、約200キロ詰めます。現在は虫、病気も少なく一番の収量があるときですが雑草が大きく成長してきたので雑草抜きも一緒にします。 今週は52トン出荷契約ですがケールはまだ余裕があります。

左右のコンベアーと立ち上がりのコンベアー3台は油圧モーターで駆動する。簡単な設計図を書いて地元の鉄工所で製作してもらった。細かいところは自分で改造して使いやすくしている。ものすごく重宝している収穫機だ。おそらく世界でonly oneの機械だと思う。

2010年10月3日

本日、じゃが芋の収獲が終了

Filed under: 農業機械の話,農産物の収獲作業 — 管理人 @ 7:17 PM

8月26日から始まったじゃが芋の収獲が終わりました。暑さのため史上最悪の成績となり北海道も暑さに強い品種を育成するかサツマイモにシフトするかそろそろ考えなければ・・・・・午後からサツマイモの試験掘りをしましたが収量はまずまずで甘みも十分でした。これからはケールの収獲に集中します。40俵入る製品タンクで540mの畝を男爵なら一往復することができます。加工用は収量があるため一往復は無理です。

明日、降雨の予報の時は電気をこうこうと昼間のように照らしてジャガイモの収穫作業をします。 どこの農場もハーベスターに発電機や変圧器を装備しており夜間にも作業できる体制をとっています。 このような風景がみられるのも秋の風物詩でしょう。

2010年9月26日

一年で一番の農繁期を迎える

Filed under: 農業機械の話,農産物の播種、移植作業 — 管理人 @ 8:34 PM

 

今日は午前中はケールとソバの収穫、午後はじゃが芋の収獲。一日中小麦の播種作業と13人がフル稼働しています。写真はフィンランド製の小麦播種機(ドリル)です。肥料は2.5トン、種子は1.5トン入り3時間ほどノンストップで播種しつづけることもできます。二日間で22Haの小麦を播種しました。 疲れました。もう10日くらいつづけて12時間労働ですが、毎年の事なのでなれているつもりですがもう年なんだなあ・・・・・・

写真は小麦播種が終了し余った種子をかたずけているところで来年使用します。 中国研修生曰く、中国で小麦を5反ほど作付してるけどそれに使用する種の量より多いと驚いていました。 ほしかったらあげるよ! と冗談言ったら、笑って「もらう!」と言っていたが本気でほしかったようです。中国の小麦生産は世界一で、EUの生産量とほぼ同じである。麺類を多く消費するお国柄なのでほとんど国内で消費する。日本の小麦消費量は米国の約10%しかない。

中国研修生は機械の大きさに驚いていました。中国では種を手で振りまいて播種しているそうです。

2010年8月29日

主力生産物のひとつ馬鈴薯の収穫はじまる

Filed under: 農業機械の話,農産物の収獲作業 — 管理人 @ 8:19 AM

8月26日、いよいよ馬鈴薯(品種、男爵)の収穫がはじまりました。 10月の中旬まで2台の収穫機(ポテトハーベスター)を使い10人前後で収穫作業をします。  掘り取ったジャガイモがコンベヤーにのってあがってきます。土は畑に捨て、石、規格外の芋は所定のタンクに納めます。 生産された製品ジャガイモは1.2トンのコンテナに入れ、10個単位で農協へ出荷します。 このハーベスターは国産のオフセット式、東洋農機TOP 1で約900万ほどします。ある程度ジャガイモと土塊、石などを自動で機械が選別してくれます。 あとは最終的に人間の手で選別を行います。しかし、機械の自重があるため雨の多いときはぬかって動けないという欠点も有りどうするか悩んだすえに、セミクローラ式のクボタトラクター(国産最大級の135馬力)約900万円を買うことになってしまいました。 いつまでたっても農業機械の投資がつづきます。 今年も頑張らねば・・・・。 ということで学生がいるA班の写真を掲載します。彼女たちの感想は次々とコンベヤーにあがってくる芋、土、石を選別するのは大変ですね!!! 農作業になれるまではきっと大変でしょうが1週間程度で慣れると思います。

2010年8月3日

小麦の収穫はじまる

Filed under: 農業機械の話,農産物の収獲作業 — 管理人 @ 8:56 PM

小麦の収穫に使用しているコンバインはニューホーランドCS640(H17年製)とTX-34(S63年製)の2台で作業をしています。Tx-34はH9年に中古で700万円で購入しましたが、農業博物館に展示していたものを分けてもらいました。見た時はピカピカで本当に売却するのか心配でしたが、すんなりと話は進み安心したことを思い出しました。CS640は試験販売的要素があり2050万円と格安に購入することができた。

7月27日、平年より早く小麦の収穫が始まりました。三戸共同でコンバイン2台を使って共同作業を行います。 朝方まで作業をすることもあり収穫適期をのがさないように最善の注意を払います。 ここの麦作組合は面積は85haありますが、おおむね5日ほどの日数で収穫します。

2010年6月13日

てん菜(ビート)の除草カルチ

Filed under: 未来へ向かうこれからの農業,農業機械の話 — 管理人 @ 9:52 AM

4月28日に移植したてん菜に除草機を入れています。5月の長雨と大型機械で土が硬くなっているので25cmの深耕爪などを使って土壌を柔らかくします。これによっててん菜の根の発育をうながし、地温の上昇や排水対策などの効果があります。もちろん雑草もほとんどなくなります。

ここの畑の長さ540m、畝幅66cm、株間23cm、面積6.0haで、畑を20分くらいでゆっくり一往復します。一時間に0.7~0.8haの能力があり16ha終わるのには3日ほどかかります。ゆっくりしたスピード(4km) なので 睡眠不足だと居眠り運転をして雑草とともにてん菜までひっかけてしまいます。 最初に畑に入った時は緊張していますがそのうち飽きがきてしまいボーッとして居眠りが出てきます。 意外とつらい作業です。 贅沢な悩みかなぁ・・・・・・。

前方にうっすらと見える山が登山をした東西ヌプカウシヌプリです。

2010年6月2日

馬鈴薯の倍土

Filed under: 畑の様子,農業機械の話 — 管理人 @ 10:39 AM

平成15年にオランダ製の倍土機を約200万円で導入して鹿追でははじめて本格的に早期倍土を実施しました。 当初、農協や周りの方々に心配されましたが、作業能率、収量、規格内歩留まりなど優秀なことがわかり最近はほとんどの大規模農家が採用(国産倍土機が主流)するようになりました。特に強く批判していた方が最近おとなしいと思ったら機械を購入してちゃっかり早期倍土をしています。 早期倍土は芋の緑化防止、ふんわりと倍土の山を作り表面は適度な締りで雨や大風に強く、芋の奇形の減少にも効果があります。 ただ品種適応性や土壌条件を誤ると逆効果になることがあるので注意しなければなりません。農業機械も使い方次第です。

ここの圃場の面積は畝の長さ540m、幅は100mで5.4ha(5400a,16200坪)あります。

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