2022年10月21日

TE RRADOSが恋しい!20年、22年使用、2台のニチノ-510ビートハーベスターで頑張ります

Filed under: その他農産物について,農業機械の話 — 管理人 @ 9:57 PM

JAではドイツ製多茎収穫機テラドスの導入を断念したので、H14年製、H16年製ニチノー510ビートハーベスター2台を整備、辛抱して大切に使用している。(二チノー51oを使用している付近の農家は少な苦?なった)当然、長年の使用で壊れることもある。今年はロータリバケットを回す、駆動ゴムローラーのゴムが剥がれる。更に畝合わせセンサーが壊れる。

昭和61年製(39年前)の410ビートハーベスターが倉庫に眠っていたので、駆動ローラーが共通で使用できるということで取り替える。20年くらい前に一度経験があったが、方法はすっかり忘れてしまった。二チノーの営業の方に電話で教えていただき一人で半日を要した。

今年のビート掘り作業は直播ビートが小さいのに浮いてこぼす(移植ビートも同じだそうである)、国産GNSS(GPS)未使用(諸事情により使用不可だった)のため困難を極める。硬い土壌、軟弱地、傾斜地など、掘り取り深さが微妙に影響して掘り残しや畝を脱線することもある。更に畝合せセンサーのバネが外れて機能していないことにしばらく気づかなかった。これではうまく掘れないはずである。20年長きに渡って使用すると思いがけない所が壊れる。二チノーのサービスに来てもらうことにした。これだけは新品(35000円と妥当な価格)に交換する。

サタナス製の播種同時カルチャーを装備すれば真っ直ぐ掘ることができるとお思うので買うことにした。

掘り取り深さ目盛(アナログ式)が装備されている新型680ビートハーベスターがほし〜〜いと思ったが・・・・。我慢我慢です。実は在庫を聞いてみたら二チノーに無かったので一安心でした。あったら買った?かもしれない。700万円だそうです。

1回目の出荷実績は糖分17.1%,予想収量4トン強〜4.5トン/10aでした。意外と糖分は高く収量は予想以上であった。かっぱん病、黑根病は微小の発生で済んでいる。

2022年10月18日

ビート(てん菜)の収穫が始まる。新規作物を考える。

Filed under: その他農産物について,長芋について — 管理人 @ 10:18 PM

今年の直播ビートは小粒で、収量、品質、糖分量は期待できそうもありません。ホクレンでは町平均の収量は5トン強/10a,当農場は4トン強(全面積、直播)前後を見込んでいる。久しぶりの不作となる。長雨の影響を一番に受けた作物となった。

更に国ではビート交付金の対象となる生産枠(産糖量)を段階的に64万トンから9万トン削減する事を発表。一割以上の大きな数字となる。小麦、大豆も交付金単価が引き下げられる。困りましたね。

新たな作物を栽培するにも、急激な栽培面積の増加は単価の下落、生産物の過剰供給を発生させる。引く手数多であった『加工キャベツ』は豊作も相まって苦戦の連続であった今年度。長芋栽培を新規に始めると多大な投資が伴う。

種芋貯蔵庫(坪10万円以上)、専用コンテナ(1基24000円)を140基/ha(5haであれば1700万円)、専用3.5mポール(1本700円)を150本/ha(5haであれば約500万円)トレンチャー(300〜500万円)、種芋播種機(400万円)、マルチャー(60万円)、マルチ回収機(90万円)、農薬散布、追肥管理機(110万円)、ネット回収機(90万円)、収穫プラウ(200万円)、収穫用台車(150万円)、トレーラ−(150万円)、自動操舵システム付きトラクター(1000〜1500万円)などの作業機を買い揃えなければならない。

長芋作業には最大7台のトラクターが必要となる。6年前に買い揃えた時は補助金もなく資金も借りなかったので厳しい経営になった。しかし、金利等考えると資金返済額は安く済ませるが冷や汗もんでした。みなさん新規に取り組むときは投資額は控えめにしてください。

しかし、現在振り返ると、体力、気力がある6年前に約5000万円の投資をしていて正解だったと感じている。

2021年12月12日

最後の農作物ビートの出荷が終了する

Filed under: その他農産物について — 管理人 @ 9:52 AM

畑に堆積していた200トンのビート(甜菜)の出荷が終了した。職員は全員自宅に帰省中で、かみさんと二人で被覆していたシートを片付けた。今年も積雪がないので比較的作業がスムースに進んだが、足もとがふらつき呼吸が荒くなる年頃になる。

少々2次成長でビートの葉が青々と伸びていたが、どのくらい糖分にに影響するか心配である。今年は気温が下がらず凍結が進まないので、運送会社の方は土場が軟弱で苦労するようである。

2021年7月13日

7月13日畑の様子、15日より加工用キャベツの収穫が始まります

Filed under: その他農産物について — 管理人 @ 7:20 PM

4月22日定植した翌日に霜の影響を受け葉が変色した。その後30cm前後に成長した加工用キャベツ「YR天空」は順調に出荷を待つ。今日、JAとの生育調査により、内部障害もなく少し早めだが15日に初出荷が決定した。

いよいよ13haの加工用キャベツの収穫が始まる。国内のスーパー、デパート、コンビニの千切りキャベツとして、お好み焼き、餃子、とんかつ屋さんなどに利用されます。10月末までの3ヶ月間を頑張ります。

甜菜(ビート)はやっと畝が塞がり10月末の収穫に向けてエンジンをフル回転する。砂糖?のように甘くなってもらいましょう。

 

2021年3月21日

甘~い台湾産パイナップルを食べた~い!

Filed under: その他農産物について — 管理人 @ 1:59 PM

近くの超大国が香港の次にターゲットにしたのが台湾。まずは台湾総統の出身地の特産物「パイナップル」を全面禁輸措置にする。数十年前頃は台湾産バナナ、パイナップルが日本国内では頻繁に売られていたように思う。甘くて美味しいのに、最近は量販店では売られてないことが日常的になっていた。

これからは酸味の強い他国産の物より、甘~い台湾産が食べれるのを、応援を込めて楽しみにしている。JA川西産長芋と交換しましょう。

2020年10月22日

ビート(甜菜)の収穫はじまる。残るは長芋のみ

Filed under: その他農産物について — 管理人 @ 12:55 PM

10月19日、スティックシュガー、ビート糖などの原料となるビートの収穫が始まる。4月23日に種子を播種(直播)して約6ヶ月間の栽培期間を経て収穫時期を迎える。

株間を間違えて2倍の種子を落としてしまい、茎葉の成育は旺盛になったものの根重は小ぶりになった。基肥が100キロと少ないので、追肥をチリ硝石25キロ、硫安20キロを散布する。

しかし、数に物を言わせて5.5トン/10a当たりの収量は見込めそうである。 

2018年10月1日

苺の苗出荷始まる。X’MASには食べれるでしょう

Filed under: その他農産物について — 管理人 @ 5:37 PM

9月18日、苺の苗が愛知県、埼玉県、静岡県に向かって旅立った。5月に親苗をビニールハウスに搬入して4ヶ月間、育苗して子苗を増殖した。品種で大きく増殖率に差があり、40倍から90倍前後の子苗が生産される。毎日500L〜800Lの水やり、ポリポットへの定植などの管理作業をしてきた。

香港、マレーシア、台湾の従業員が育苗管理した苗で3県のイチゴ農家が香港、台湾などにイチゴを輸出している。香港の消費者は香港人が管理したイチゴだとは認識しないで「美味しい!」と食べていたいている姿を想像すると、面白く感ずるこのごろである。長芋も同じことだが・・・。時代も大きく変遷したということです。

2018年4月25日

馬鈴薯、甜菜、キャベツなど植付の準備作業が始まる

Filed under: その他農産物について,ジャガイモについて — 管理人 @ 4:18 PM

愛知県、埼玉県のイチゴ農家向けにイチゴの育苗が始まる。9月出荷を目指し、一株から40〜80個の子苗を育てる。イチゴ専用の養土を使用してプランタに2〜3株を設置する。農場所有のビニールハウスに空きが出る5月中旬になると、JAに引き取りにくる。それまでJAに預かって頂くことになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

約900俵の種芋を25キロのミニコンに入れる。昨年度産(特に男爵)は小粒なので面積が大幅に増えそうだ。21haぐらいの面積はいけそうである。

じゃがいも価格の大暴落で始まったH30年度は明るい材料が見当たらない。種芋も敬遠されたのか、JAでは余剰の種芋が3000俵を超えるまでになった。しばらくは昨年のじゃがいもの大豊作だった影響がありそうである。と言ってもいつもの面積を栽培しなければ・・・・と思っている。

2017年12月18日

すべての農産物の出荷が終了する

Filed under: その他農産物について — 管理人 @ 9:48 AM

12月17日にビート(甜菜)の出荷があり、今年度最後の農産物の出荷が終了した。出荷する前日に被覆していた専用テントを剥がす。出荷は朝の6時半からトラックの積み込みが始まるので、当日準備するとなればまだ暗い朝の5時頃からしなければならず、大変な作業となり農業者にも負担が多かった。

10数年ほど前、前日にテントを剥がしたところホクレンに通報され農業者間では社会的問題となった。ー10度を超える気温のなかビートが凍結して品質に影響するなどが要因だったが・・・。写真のように堆積した表面のビートはテントの被覆の有無にかかわらず凍結済みである。徐々に前日に作業する農家が増えていった。今ではテントを剥がさない農家が珍しいほどである。

前日に作業を終えると『ドット』疲れが。カミさんと二人でお昼寝が長くなる最後の農産物出荷の作業であった。

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2017年5月4日

イチゴ苗のプランター植え

Filed under: その他農産物について — 管理人 @ 6:32 AM

 


愛知県、埼玉県のいちご農家向けに、イチゴ苗の育成が始まる。

JA野菜センターでポット育苗された苗をプランターに移植する。まだランナーは出てきておらず、成育が旺盛になる5月中旬に農場のビニールハウスに引き取る。9月出荷に向けてランナーから伸びた子苗を増殖して販売する。

北海道は予想気温30度Cになり、多分日本で一番暑い夏日を迎える。農作業は直播ビートが終了してジャガイモの植え付けが始まった。

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2016年12月22日

何も知らずびっくり

Filed under: その他農産物について — 管理人 @ 10:28 AM

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全道版の新聞でJA鹿追町で長芋を生産することを初めて知った。鹿追では長らく長芋は生産されてはいなかった。十勝管内でも耕作可能な地域でありながら新規作物に選定はされていない。当農場でもしびれを切らして出荷先を確保しながら、来年は10 aほどを試験栽培する計画であった。関連の作業機を中古で取得している。

ところがである。一昨年から個人的だと思うが違う隣の農協に集荷している農家が現れた。だが今回は距離的に遠い川西農協であり初期投資も多大になる。1ha栽培で専用機械や生産資材等の調達で約1000万円が必要である。3haなら3000万円かあ。中古の機械などで半分以下には抑えることが可能だが。町内の農家でチグハグな出荷先となる。どうしたら良いのでしょうか・・・?

今月のJA懇談会では全く知らされていなかったので新聞を読んで驚いた。シャープが台湾企業への身売りを社員に知らせないこととは全く違う話しである。インサイダー取引など関係してない。どうしましょうと思ったが、やっと長芋栽培に取り組んでいただけるJAに感謝したいと思った・・・。とりあえず10aだけでも試験栽培を認めてもらいたいですね。当農場の長芋栽培可能面積は50ha近くある。

JA川西の担当者に相談したところ、今年の作柄は不良で需要(製品、種子等)に供給が追いつけないそうである。種芋は自家産をある程度使用するそうで他のJAとは栽培法が違って割安だ。現在、長芋市況は高額(山ワサビと同等、加工キャベツの2倍、行者にんにくの35%くらい)で推移している。収入が良いと止める農家は少ないということだ。

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販売好調な長いもは連日のように新聞に掲載され川柳やコラムまで登場する。JA鹿追町は統一ブランド『川西長いも』の一員となり参加する。長いも運営協議会の管内9番目のJAとなった。

 

2016年11月24日

農協改革&最終のビート(史上最悪)が集荷される

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今朝は今年一番(-11度C)の寒さとなった。寒さに震えながら早朝7時に畑に集合して最後の出荷準備をする。堆積していた約200トンのビートを被覆していたシート5枚をたたむ。ここの圃場は直播としてはまずまずの10当たり4.3〜4.5トンの収量がありそうである。

写真の傭車として他町村から応援に来ている運送会社は知り合いだったので少しの間談笑する。昨年ビートが大豊作で今年は新車を導入してビート運搬に対応したところ、大凶作となってしまった。もう会社は大変ですよ・・・。とポツリ。地元の運送会社、鹿追**運輸は100%農協出資の会社なので業績が悪化しても銀行には頭を下げなくても済みそうだが、他の会社は銀行に管理されて大変だろうなと思う。我々農民は農産物を生産するだけでかなりの労力と時間を必要として販売、資材調達、金融については農協に委託するのがベターである。

大凶作となった農家も大変だが農家経済に関係する業者さんも多大な影響を受ける。そんなおり自民党からの農協改革。タイミングが悪すぎるし北海道農業の惨状を把握していない証拠である。自民党を選挙で勝たせすぎるとこんな事になる。自民党議員さんに-11度Cのなか職業体験をしてもらいたいものである。

 

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NHK大河ドラマ『真田丸』がいよいよ最後の大詰めであるが。さながら自民党が推し進める農協改革で真田丸に相当するのが『農協の金融事業』ではなかろうか。

豊臣家にとって大阪城(農協)に突出した真田丸(金融事業)は無くてはならない牙城である。天下を握る徳川家康(自民党)は有利な和議に持ち込んで牙城を崩そうとする計画であろうが、真田幸村に頑張って頂いて徹底抗戦を貫かなければならない。歴史上の教訓を生かすべきである。

40年前にNZで酪農実習をした事がある。そこの牧場主が乳業メーカーの社長をしていた。世界最大の農協『フォンテラ』が結成される20年以上も前の話である。彼は『日本の農協は農民自らの組織で素晴らしい。NZにも農協を作らなければ我々農民のためにならない!』と常に話していたことを思い出す。半年の実習期間を終えて彼は日本の農協を直接見たいとホクレン、よつ葉乳業、農協などを意欲的に私と一緒に回った。当時よつ葉乳業の紙製牛乳パック『テトラパック』を初めて見て深く感心していた。NZへ持ち帰りを熱望して機密文書を入手したこともあった。海外に進出している乳業メーカー『フォンテラ』の根幹には日本の農協が手本になっていることは事実である。NZの牧場主はフォンテラ結成に尽力して執行役員を長らく務めていたと聞いている。

当時のNZでは全国的に網羅する農協が存在していなかった。農業経営を規模拡大する時などは当然ながら銀行との取引を行っていた。当時の貸出金利は30%を超えていたと思う(貯金金利も高額である)。離農跡地が発生すると銀行から高金利で資金調達をしなければならず簡単には規模拡大ができなかったようである。日本でそんなことが起こると思うとぞっとする。銀*マンに農場の畑のなかで頭を下げなければならないと思うとやるせない気持ちになる。

数年前にこんなことが現実に起こったのである。あまり詳しく書くと迷惑がかかるのでまわりくどく書くが・・・。現在は農協が一手に金融事業を農家のために展開しているので銀行に行くことなど考えたこともなかった。ある投資事業で数百万を農協に借りに行ったことがあった。農協では貸出実績がなく対応できなかったが、検討してもらえることになる。農機具、乗用車、などではクレジット会社とローンを組むことがあるが金利が高いので一番安い金利を探すと、ある銀*が安いことが判明する。

気が進まなかったが仕方がないのでお願いに銀*へ出向く。管理職の方が対応してくれる。『取引が初めてなので過去5年間の財務状況を知る必要があるので関係書類を提供していただきます。それから審査をして決定させていただきます。』このようなやりとりがあったと記憶している。かなり威圧的(こちらも引け目を感じていた)な態度で椅子にのけぞって座りこちらを見おろしていた。農協から見放されて仕方なく銀行に来ているのだろうと言わんばかりであった。とりあえず3年間の確定申告書などを提出するかどうか熟考してから結論を出すようにして帰ってきた。もう二度と行きたくないと感じた。農協に金融事業がなかったらと思うとまたまた『ぞっと』する。今も**銀*の管理職の方の顔が浮かぶ。

再度農協に相談すると、この投資事業に対して農協が低金利で対応してくれることが理事会で決定された。おそらくJA*追町が管内農協として初めてこの事業を認定したと思います。同時期にJA*室町も認定する。

海外の農家がモデルとした日本の農協。地域に密着した農協があればこそ安心して農業を営農していける環境が整う。利権が絡む国会議員に農協が弱体化されては日本農業の将来は見えてこないような気がする。農協の金融事業は真田丸にあるように大阪城のアキレス腱なのだ。

先祖が苦労して開拓した農地を銀*に奪われないように農民は一致団結して『真田丸』を守らなければならない。あなたは銀*マンに頭を下げたことがありますか? もう二度と銀*で頭を下げるのは御免被りたい。農協改革の第一歩は『組合勘定』であるが、真の目的は金庫に眠る莫大な貯金とともに『金融事業』の取り上げとお家取り潰しである。

2016年9月11日

イチゴ苗の出荷始まる

Filed under: その他農産物について,農産物の収獲作業 — 管理人 @ 6:17 AM

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5月からJAより引き取った親苗を4ヶ月かけて育成していた。これから2〜3回に分けて愛知県、埼玉県、静岡県などのイチゴ農家に出荷をする。

クリスマスころには真っ赤な甘〜いイチゴを実らせることでしょう。

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愛知県のイチゴ農家では鹿追産の苗で元気よく花を咲かせていた。(昨年の愛知県視察から)

2016年8月18日

9年ぶりの台風が上陸

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めったに上陸しなかった台風が十勝を直撃した。物凄い雨と風が吹き荒れる。

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我家の真上を台風が通過していったなか、イチゴのランナー止めの作業をする。

ランナー(へその緒)は親株から10本前後出て、太郎、二郎、三郎、四郎・・・と苗が増殖する。太郎苗からもランナーが複数伸びるので、1株から100個以上の子苗が育成できる品種もある。9月出荷に向けてまもなく親株と繋がているランナーを切り離す。その前に7・5cmのポリポットへ根を活着させるため、ミニペーパーピンで固定をする作業を急ぐ。

台風が来ていても、ビニールハウスの中なので問題なく仕事ができる。ビニールに叩きつける雨音が賑やかですが。

2016年5月22日

朝4時風ビュン・ビュンなので・・・予想最高気温33度

Filed under: その他農産物について — 管理人 @ 5:32 AM

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除草剤のシーズンを迎え朝早く目覚めるようになる。目は覚めるがなかなか体が起きてくれません疲れていますね・・・。

最近は風が弱く小麦の除草剤散布を済ませ、2回目のビートの除草剤散布を予定していたが風が強いのでブログ更新に切り替えです。そんなことより仕事優先ですね・・・。

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昨日最高気温30度を超えるなかやっと大豆播種が終了する。最後の1haは枝豆用の大豆を試験播種した。特別栽培契約ではないが、えだ豆ではなく他の用途に販売するようである。

本日の予想最高気温は33度Cと暑くなるので休日とした。縦に長い日本で北海道が一番高い気温になる。沖縄より暑いのです。

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除草剤効果などを発揮させるため大豆播種後は鎮圧をします。大地は乾燥して凄まじい砂塵(土埃)が舞う。風より早くトラクターを走らせないと呼吸するのに苦労する。お母さんに担当してもらいましたが気の毒な作業なので感謝です。

 

2015年12月20日

最後のビート(甜菜)を出荷する

Filed under: その他農産物について,農産物の収獲作業 — 管理人 @ 4:14 PM

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11月6日に掘りとって土場に保管していたビートを出荷した。気温ー2度Cのなか保温のため被覆していたシートを剥いでいます。北側の法面は凍結してビートがシートに張り付いている状態。一個一個足で蹴ってシートから剥がす。

この一連の作業は前日の暖かい時間帯に行っている。以前は朝5時頃より暗いなか作業をして大変だったが、最近は皆さん前日にシートを片付けるようになったようである。

2015年11月29日

愛知県のイチゴ苗を視察 Vol.2

Filed under: その他農産物について,キャベツについて — 管理人 @ 5:25 PM

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愛知県といえば味噌煮込みうどん、名古屋コーチン、きしめんなど数々あるが、何と言っても『ひつまぶし』の美味しさには衝撃を受けた。5〜6年前初めて愛知県の視察で食した『ひつまぶし』のお茶漬けは『この世にこんな美味しいものがあったのか!』と感じたぐらいだ。最後の締めにだし汁を使用したお茶漬けは、十勝名物『豚丼』にも応用できるのではないかと思った。柔らかくした豚肉であれば昆布だしを使用しただし汁で、美味しさも倍増するのでないかな。3種の薬味ではわさびの代用に、やはり村瀬ファーム産『山わさび』が活躍する場面がありそうである。豚丼はどんぶりにまぶしてあるので『豚のまぶしどん』で商標登録がいいのではないかなあ・・・。

以前、一色町のブランドで有名だった愛知県産うなぎは、一色町が平成の大合併で西尾市に編入されて消滅した。現在は豊橋産うなぎとしてもブランド名を売り出しているそうである。割烹のお姉さん?が食べ方、うなぎについて詳しく伝授してくれた。

また、愛知県といえばキャベツ、トマトの生産量が全国トップクラスである。北海道と競合する品目だが生産時期をずらして北海道産が枯渇する10月頃から出荷が行われるようである。11月16日に豊橋市を訪れたがキャベツの出荷最盛期を迎えているそうだ。

豊橋市だけでキャベツの出荷量はおよそ6万トンあり(愛知県全体では23万トン)、北海道全体の生産量に匹敵する。鹿追町はわずか4000㌧にも満たない数字である。スケールが違いすぎる。これでは市場での評価は低い位置に甘受するしかないであろう。北海道でキャベツ栽培が定着しない原因がここにある。挑戦しては跳ね返され、農家・農協が潰されていく。

村瀬ファームでは11月16日に最後のキャベツ収穫をしているが『ささやかな抵抗』に過ぎないのである。日本での農業生産は北海道だけでは成り立っていないことを痛感したのであった。

儲からない作物は栽培が衰退する。 農協も内部留保をしないで野菜農家にきちんとした収入を確保して欲しい。

2015年11月27日

村瀬ファーム産イチゴ苗を視察 Vol. 1

Filed under: その他農産物について — 管理人 @ 2:17 PM

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先日、鹿追町イチゴ苗生産組合で愛知県豊橋市にあるJAひまわりにおいて視察を行う。4戸のイチゴ苗利用農家に案内された。どこも5000本前後の苗を利用していただいている。ここの農家は全量、鹿追産仮植苗(露地栽培の苗)を利用されている。花が咲き始め年内には実をつけるそうだが、クリスマス用に出荷できる規格にはあまりならないそうである。

しかし、例年より開花が早く、うどんこ病、害虫の発生が少なくて喜ばれているようでした。集荷時、段ボール箱一つに200本以上の苗を入れることになっているが、時々少ないことがあるので注意してほしいとのことでした。5000本だと25箱使用しているので、全体で何本不足しているのか聞くのを忘れてしまった。

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こちらの農家はポット苗(ハウス栽培の苗)を5000個利用していただいている。ここはムラセファーム産の苗を見させていただいた。仮植苗より高価だが、根の活着が早く開花時期も早いとのこと。どこでもうどんこ病、ハダ二の発生がなく良い評価をしてくれている。ちょうど開花時期を迎え、ついつい可愛いくなって『立派なイチゴになれよ!』とつぶやいた。

『鹿追で苗を生産できなくなれば、イチゴ栽培をやめます!』と励ましの言葉をかけてくれた。ハンカチを出して涙を拭こうと思ったが、幸せの黄色いハンカチがどこにいったか見つけられず最大のパフォーマンスを逃す結果となった。『ん〜これからも頑張って良質のイチゴ苗を愛知県のために生産しよう!!』と決意したのであった。

愛知県外に委託して生産されているイチゴ苗は北海道、鹿追しかないことも知らされた。以前、「ひまわり」繋がりで北竜町で生産されていた時期もあったそうだ。

忙しい時期に、JA愛知経済連のMさん、JAひまわりのNさんSさんに案内していただきありがとうございました。この3人は我家のビニールハウスでしか会ったことがなく、愛知県では仕事人としての緊張感のある現場視察となった。北海道でも同じですが!・・・。Vol.2につづく。

2015年9月13日

苺の苗出荷始まる

Filed under: その他農産物について,農産物の収獲作業 — 管理人 @ 9:17 AM

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4月21日に農協の育苗施設で親株をプランタに設置し、5月14日に農場のビニールハウスに移動をした。その頃はランナーがすこし成長しており、その後元気な太郎苗は親株としてプランタにペーパーピンで固定される。元気の良い親株は10本前後のランナーを伸ばし子株を増殖する。約330本の親株から14000〜15000本の子苗を生産する。

ほとんどの畑作農家はビートの苗作りが終わると、ビニールハウスは使用されていない。と言ってもイチゴ苗の育苗は簡単なものではない。毎日の灌水(自動ですが)、やランナー止、追肥、防除などある程度気配りをしなければならない。雨天時に仕事ができる、ビニールハウスの有効利用、儲からないが損もしないイチゴ苗のハウス栽培と捉えるしかないであろう。

8月21日に親株と子株をハサミで切り離し、親離れして約20日経過して出荷となった。写真の太郎、次郎、三郎苗は徒長気味だが設置スペースを有効に使用するためにはやむを得ないと思う。

愛知県のいちご園の農家に引き取られ、12月のクリスマスには甘くて美味しいイチゴをたわわに実ることを願って出荷を見送った。元気でな!

今年の11月には我農場の生産されたイチゴ苗を視察に訪れることになっているので、不安と期待が交差しながらの愛知の視察となりそうだ。『ひつまぶし』が楽しみだ・・・。

2015年5月17日

イチゴ苗搬入

Filed under: その他農産物について — 管理人 @ 7:06 AM

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品種とちおとめ228本、紅ほっぺ96本、ゆめのか8本をビニールハウスに設置する。これから小苗を1株から40本以上増殖して9月に愛知県や静岡県に出荷します。

 

2015年5月5日

直播ビート発芽する

Filed under: その他農産物について,畑の様子 — 管理人 @ 11:56 AM

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昨日の雨をもらい4月24日から播種したビートが発芽を始める。おおよそ10日が経過している。降雨ごはお決まりの強風が吹き荒れる。霜でも降りると昨年と同じ憂き目になる。

先祖代々伝承された『カラスの巣が低い位置にあるときは風が強い年になる』

毎年のように農場付近のカラマツの樹木に巣を作るカラスの家族がいる。1羽だと思うが家族が増えている。昨年は低い位置に巣を作ったが、今年は更に低い位置に作った。巣立ったカラスが低い位置にしか作れなかった可能性もあるが。『誰かが言った』『今年は昨年よりもっと風が吹き荒れるぞ!』

17haのビートが被害を受けないことを祈るしかない。外は湿った土壌にもかかわらず早くも土嵐が舞っている。

2015年4月16日

イチゴ苗のプランター準備

Filed under: その他農産物について — 管理人 @ 11:06 AM

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今年も14000本のイチゴ苗の設置に向けてプランターを洗浄して消毒する。128個のプランターをJA野菜センターに持込み養土を入れ、一つのプランターに3本の苗を定植する。キャベツやビートなどの苗がなくなり次第、農家が引取ってビニールハウスに設置する。その間、約1ヶ月間JAで預かってもらうことになる。

写真の2棟のコテージではベッドの組み立てなど、6月に一般開放するコテージに向けて準備が進行する。新品の木製Wベッドがドン〜と置かれていた。

2014年11月23日

本年度の収穫作業が終了

Filed under: その他農産物について,農産物の収獲作業 — 管理人 @ 8:39 PM

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最後の3回目のビートの出荷は大型ダンプで37台。おおよそ370㌧を一日かけて委託業者が運搬してくれます。

朝6時より、毎日運搬しているそうで一番先に配車がある農家は5時半頃から覆っているテントを片付けなければなりません。

当農場は7枚のシートをたたんで収納する。昨日は降雨があり少々湿りがちで重たかったような気がする。しかし、降雪がないので一時間ほどで作業終了することができた。

滞り無く本年度の畑での作業が終了した。今晩はプチ慰労会かな・・・

2014年10月23日

ビート(甜菜)の収穫始まる

Filed under: その他農産物について,農産物の収獲作業 — 管理人 @ 9:08 PM

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10月25日に原料輸送の配車があるので、それに間に合うようにビートを収穫する。

年間3回の配車があり、今回は大型10㌧ダンプに43台。面積にして約7haを収穫する予定。圃場には雑草のシロザがはびこり作業に支障があってスムーズに進まない。

H元年製のビートハーベスターを整備して2台で掘っているが・・・。PTOジョイント(レモンパイプ)がレモンの形がなくなり空回りで交換。石が多い畑なのでコンベアーに詰まり暇なしに停止する。シロザがクリーナー(ビートの葉を除去する装置)に絡まるのでクリーナーの位置を高くするとビートの葉が第2コンベアーで詰まる。機械後部にあるロータリーバケットの駆動ローラーが破損。2日で2haほどしか収穫できずにいる。

そのうちキーキーとベアリングが唸りだす。使用した26年間の疲労で、悲鳴を上げているようだ。来年は楽にさせてあげようか・・・。ちなみに修理作業は業者に任すと出張料、整備代が高価なため、全部自分が行ないます。難しい箇所や電装とお手上げの時はディーラーに依頼する。

 

2014年10月13日

秋播き小麦が発芽する

Filed under: その他農産物について,畑の様子 — 管理人 @ 6:18 AM

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9月22日に播種した麺用小麦「きたほなみ」が発芽した。今年は、息子に初めて播種作業を任せたが、綺麗に生えそろった。除草剤の適期になり、風もないことからスプレイヤーで散布を行う。終了した頃にはあたりは暗闇に包まれていた。小麦を連作すると雑草が多くなるため、連作する圃場だけ除草剤を散布する。

2014年8月24日

イチゴ苗ランナー切り離し

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8月19日、大雨のなかイチゴ苗の出荷の準備段階となる、ランナー切り離しを行った。まず親苗を撤去して子苗に連絡されているランナーを切ります。このままだと混み合っている状態なので、苗が徒長し伸びすぎてしまうため、一定の間隔を開けて設置します。数にして約14000本のランナーをハサミで切り取る。14〜5人で作業をしているので、一人1000個あまりを担当することになる。

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写真のように苗の密度が程よく、風通しが良好になり過ごしやすくなる。品種別に7・5cmポットを色分けしているので、異種混合を回避している。丁度、愛知経済連の視察があり大人数で作業していることに驚かれていました。「こんな場面に遭遇することが初めてです!」

9月中旬頃出荷予定のイチゴ苗が終盤を迎え、愛知県のいちご農園に引き取られるのを待つのである。

 

2014年8月19日

台風の前日に防除

Filed under: その他農産物について,畑の様子 — 管理人 @ 6:05 AM

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8月11日に襲来した台風のあとは病害虫が多発するため、すべての作物の予防処置として防除を徹底する。

この圃場は大納言小豆ですが畝が全くわからず、感で走っています。今年は元気に着莢し天に向かって花を咲かせている。従来、小豆は生育が旺盛になると「ボケル」と呼ばれる症状になり草丈ばかり伸びて着莢不良になりやすいが、大納言は花がドンドン咲き、着莢するように思える。初期に着莢した莢はわずかだが地面に落ちているのが気になるが・・・

昨年は殺菌剤散布は一度だけで病害虫の発生は少ないが、今年は昨年より生育旺盛なので2回は散布しないと6俵/10a当たりの収量は見込めそうにない。

台風が去ったあとは案の定倒伏したが、防除効果で病害虫の被害は最小限に抑えられと思う。野菜畑は意外と倒伏などの被害が少なかった。

2014年6月5日

大納言小豆発芽する

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5月20日から大納言小豆を播種始めて26日に終了した。今年は雨不足だがちゃんと発芽した。今年は次男に作業を任せて全部播種してもらう。自家種なのでうまく播種、発芽するか心配でしたが大丈夫なようです。普通小豆だと9mmの穴の種板を使用しますが、大納言は大粒のため11mmの種板を使用します。正確にするなら10・5mmぐらいが丁度良いかもしれません。

2014年5月16日

イチゴ苗の引取り

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JA鹿追町野菜センターへイチゴ苗の引き取りに行った。

品種とちおとめ288本、紅ほっぺ52本、ゆめのか4本合計344本をビニールハウスに設置する。ビートの苗がなくなった135坪のハウスで育苗を開始して、9月には14000本に増殖して愛知県と埼玉県の経済連に出荷します。1本から約40本の小苗が出来る計算になる。雨降りなどの外の作業ができない時にイチゴ作業をすることにしている。イチゴ娘よ今年も待っているよ。

最近は30度近くの最高気温になったが、今日は久々に多量の恵みの雨が降っている。すべての作物が元気を取りもどした。明日の北海道は夕方から雪の予報。これが北海道です。

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