2024年11月22日

長芋の収穫が終了する。また来年4月もよろしく。

延べ18日間の収穫日で約200トン弱の長芋を収穫する。残り1.6haは来年4月に収穫する。今年の作柄は、昨年よりも小ぶりながら折れたり傷が少なく、歩留まりの良い個体が生産できた。早速、選別結果の第一報が入る。今までに一番良いA品率となって安心した。

夜には『鳥せいの炭火焼き』『熊酒場の唐揚げ』『鹿追牛の胡椒鍋』で長芋作業と今年の仕事納めを兼ねてお祝いをした。

次の日は約束していた、青い池、白鬚の滝のライトアップ、クリスマスツリーの木🌲、男山酒造🍶など旭川、美瑛に出かける。

毎年、仕事納めになると感ずることがある。今まで200人近くの国内外(外国人が8割〜9割ほど)のワーキンングホリデー等の若者を受け入れてる。全くマニュアルが存在せず失敗を繰り返しながら、試行錯誤して事業を推進してきた。

ワーキンングホリデーは最高一年間の滞在可能で、労働で得た報酬で旅行などをする制度である。農場では仕事優先にしてもらうように意思統一を図り、要望の多い休暇を与え、国内旅行などをさせている。ただし、交通事故防止のため、車を使用する場合はなるべく日本人職員と一緒に行動をするように推奨する。交通事故が起きてからは取り返しがつかないため。

農場で一緒に仕事、生活をして仲良くなり、自国に帰ってもいまだに付き合いのある面々も多い。彼らにとって異国での生活を一生の思い出となるように心がけている。なかには当然、農場の雰囲気や仕事内容などが合わなく、僅かであるが去っていく若者も存在する。

これから農場は冬休みに入るが、4月からの長芋作業に、戻ってきてくれる若者がいることは心強くありがたい。再会を約束して涙を流しながら農場を去っていった・・・。

年々老いていく自分を見つめながら、そろそろ終活に取り組んでいかなければならないと準備に取り掛かっているが・・・。

2024年11月15日

小豆,間作小麦栽培に初挑戦です

Filed under: 小麦について,未来へ向かうこれからの農業 — 管理人 @ 4:38 PM

すでに行われている大豆では、収穫時に葉が混入して『汚粒』の原因になるということで小豆に初挑戦した。ほぼ落葉した8月30日に、種子小麦約20キロ/10aをブロキャスで散布する。基準は15キロだそうだが、落葉したので多めにした。しかし基準量で問題なさそうである。2筆のうち1筆の畑は収穫後の10月2日に播種したが、全く生育に問題がなかった。播種時期は9月上旬が良いと思う。

通路は発芽率が悪く、9月に通路のみショートディスクを施行する。施肥は行わいが充分成長しているようだ。10月上旬に収穫可能であれば、収穫後に整地して播種した方が良いことがわかった。が、収穫時期は予想できないのが難点である。

 

 

2024年11月11日

風速8mの強風で臨時休業

Filed under: 長芋について — 管理人 @ 9:04 AM

今日は風速8mの強風が予想されているので、体力回復、ストレス軽減のため休みとした。風が強いと砂塵が舞い目が開けられない、長芋を収納する鉄コンテナの緩衝材やビニール袋が飛んでしまうなどで煩わしいことが多くなる。

よって臨時休業にする。遠くに望む鹿追町の象徴『夫婦山』が『頑張ったから休みなさい!』と呟いているようだ。

休みにすると不機嫌になる人はおりません。明日は何か美味しいもの食べに行こうか?パスタ、寿司🍣、デザート🍰ラーメン🍜焼肉、ショッピング🛍️など楽しい会話が弾む。

今日は最高気温15度Cと暖かく、今週は10度以上の気温が予想されて暖かい日々が続く。

写真の長芋畑は540mの畝の長さがあり、1日3.5本、面積25 a前後を8時間で掘りとる。ワーキングホリデーの若者は全員初めての作業なので、通常の2倍のメンバーを募集して無理なく作業する。長芋を仮に1000本持つところを500本なら初心者でも楽しくできるのではと考えている。時給は1650円を日本人と同じ金額を支払う。

2024年11月7日

積雪となった北海道、十勝、鹿追、−4度

Filed under: 未来へ向かうこれからの農業,長芋について — 管理人 @ 6:58 AM

今日は長芋収穫を諦め臨時休業となった。外国人は白く降り注ぐ『初雪』にとびはねて大歓声を上げる。何事かと!窓を開けて見てみる。初めて見る雪に感激して写真を撮ったり、舞い落ちる雪を掴んだり大騒ぎになっている。

雪遊びの基本は時代が変わっても、雪だるまと雪合戦。子供にタイムスリップして無邪気に遊ぶのは万国共通。

十勝地方では山麓地帯(鹿追など)だけの現象だと思うが、平地の帯広市より2度Cほど気温が低いので雪になる。キャベツなど野菜栽培には適地とされる最大の要因である。温暖化になった昨今、2度の温度差が活きてくる。これからは高原地帯の時代かな・・・?と初雪を見ながら『ふ〜う』とうなずいた。

2024年11月4日

作業メンバーの14人が揃い、長芋の収穫が始まる

Filed under: 長芋について — 管理人 @ 8:20 AM

長芋の収穫が始まる前に、14人のメンバーが集合する。台湾7人、マレーシア1人、日本人6人の構成で平均年齢20代後半と若いメンバーで作業を行う。ワーキングホリデーの若者はサッカーU23台湾代表候補や京都大卒など様々な経歴をもつ。全員大卒で全てにおいて意欲があり一生懸命働いてくれる。溢れた方は来年の4月に、春堀の収穫に来てもらう事にした。ありがたい事です。

作柄は昨年より小ぶりながら、成熟して折れづらく丸々太った個体が生産されている。ただ1m近く長さがあるため傷には細心の注意が必要である。青森T社製の新型プラウになって、軽く牽引できトレンチャーの最深部(約90cm)の5〜10cm下を掘ることが可能となる。

堀取鍬のスリック部分がコンベアー式にもなり、土の移動に合わせてコンベアーが回るようになった。そのため昨年から比較すると傷物の割合は極端に減少した。また、サイドシフト(左右に鍬を移動)が改良ワイドになって、170馬力クラス650の幅広タイヤを装着していても、次の畝を踏まずにできるようになった。

新型プラウは非常に軽く牽引でき長芋にやさしい機械構造になっている。T社社長も研究熱心で最高の完成されたプラウであることが理解できる。素晴らしいことは現場に足を運んで『我々農家』の意見を取り入れてくれることである。

 

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