屋外で凍結させていた行者ニンニクを1月末から順次ハウス内に搬入する。電熱線と廃油ストーブで加熱すると、写真のように約3週間前後で出荷できるようになる。
一日収穫を休むと成育が進行するので、休日あとはどっと行者ニンニクが収穫できる。テレビ放送が終わった瞬間1時間ほど注文の電話が鳴りっぱなしで、テレビ放送の威力の凄まじさを体感する。
行者ニンニクの客層は年輩の方が多く、インターネットショップで申し込みをお願いしてもできない方がほとんである。また、テレビを見ましたと直接農場まで足を運んでくれた方も数名いた。私の顔を見るなり『テレビに出ていた方ですね!』と嬉しそうに語りかけてくれます。
気分がイイので行者ニンニクを少しサービスさせてもらった。
今回のテレビ出演でネットショップを利用できない客層が多いことが理解できた。放送1日後にはぴったり電話は鳴らなくなったので一安心。
余談ですが。行者ニンニクのなかにはたまにこんな大物もあります。すでに蕾を持っていてネギのように花が開花して種子がたくさん実ります。この種子を8月に収穫して圃場に播種すると、7〜8年後に収穫することができる気の長〜い栽培する作物なのです。7〜8年かけて栄養素タップリと貯めこみ、私達の元気の源となっている。気軽に摂取できる高麗人参の代用に匹敵するかもしれない。
収穫作業は昨年と同時期の3月中旬まで続く予定。