2015年2月14日

牧場体験 In Shikaoi

Filed under: 従業員の話,農場生活について — 管理人 @ 10:35 AM

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サンディは牧場体験もしたいというので近くの牧場に出向く。

午後3時半から6時半頃まで3時間に渡り、除糞、哺乳、搾乳などを体験する。サンディに体験どうだった?と聞くと、『とても楽しかった!お産の場面に立ち会えたよ。』見学も兼ねているのでそれほど労働はハードではなさそうでした。サンディも牧場で働ける自信が少しついたようだ。

ここ十勝、鹿追町は農家戸数200戸強で、大きく分類してホルスタイン種を飼育して牛乳を生産する酪農が半分。ジャガイモ、小麦、甜菜、豆類を生産する畑作が半分になる。

村瀬ファームはS49年まで酪農専業農家であった。S44年に40頭収容できる牛舎と、牛の餌となる牧草やコーンのサイレージを貯蔵するサイロを新築していた。当時はいち早くパイプラインミルカー搾乳システム、バーンクリーナー(除糞する機械で共にオリオン社製)を導入して労働時間の短縮などをはかった。その後、ジャガイモ、小豆を栽培するようになりしばらくは混合経営であった。S50年代に入ると畑作物が豊作、高値で取引されることが多く、休日のない酪農から畑作への転換をはかり、S57年に畑作専業農家となった経緯がある。

今もあの場面を思い出す。最後の集乳車が来てバルククーラーから最後の牛乳を出荷した。『今日で最後になります。長い間ありがとうございました。』『ご苦労様でした』と集乳車の運転手と言葉を交わした。

走り去る集乳車を見えなくなるまで見送った。虚しさがこみ上げその場に座りこんでしまった。明日からどうしよう・・・。寝てられないと思った。

次の日の朝、いつもの時間に目が覚めたが起きるのを躊躇した。明日からどうしよう・・・。寝ていられると思った。

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