今年受け入れしている山村留学生が最後のホームスティとなった。おおむね1ヶ月ごとに2泊3日の日程で、寮が休日の時に受け入れをする。ほとんどが本州の出身者で構成されており、親元から離れて寮生活を10人の仲間で送っている。
山村留学生の受入を始めて10年が過ぎ、小学4年生から中学3年生までの子供を20名前後預かる。そのうち7〜8名が、地元鹿追高校に進学し、うち2名が農協、産業機械ディーラーに就職した。彼らは月1回のホームスティを指折り楽しみに待っており、なるべく手料理を食べさせるように心がけている。また普段食べれないスウィーツなども用意する。
今年の中学2年生二人は来年度も残留して鹿追高校に進学を予定している。高校進学後も寮が休日の時、受入をしてサポートしている。『中学3年生になるんだから、後輩の見本にならないとな!』と言うと、『ハイ!わかっています。』とこころ強い返事が返ってきたので安心した。きっと頑張ってくれるでしょう。
今晩は奮発して、豪華な手巻き寿司とおでん、デザートは『ROKU』のロールケーキでした。写真にあるように都会の子供たちは家族全員で食事をとることが殆ど無く、家庭の絆を再認識させることが大切となる。彼らは表情には出さないが愛情にも飢えている。彼らお父さんの職業は大きく分けて医者、教師、自営業で占められ、共稼ぎか、両親のどちらかが帰りが遅いなどの理由で一緒に食事をする事ができない。彼らは家族で食事を楽しむことによって、家庭の絆の大切さを学ぶ。我々も一緒に学ぶことがあり極力演じる?ことは避けている。
来年の活躍を祈念して従業員、家族とともに最後の晩餐を惜しみ乾杯をした。