2015年3月7日

『分散したホテル』イタリアに学ぶ

Filed under: 農場生活について — 管理人 @ 7:36 AM

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牛舎のなかはシュッシュッと搾乳機の音が響く。搾乳が終わりパイプラインミルカーの自動洗浄が終わる頃、牛舎の北側に座り込んで物思いに耽るのが好きだった。

漬物石を大きくした石があって、そこに座り考える人よろしく北の星空を見ていた。夫婦山から視線を上げると北極星をすくいあげようとしている北斗七星が綺麗に見える。

午後7時半頃に搾乳機の自動洗浄が終わると、あたりは静けさを取り戻す。夜空の星空を眺めて観賞にひたるにはもってこいのロケーションになる。サッサと乳牛達が乾燥の牧草をはむ、ガリッとかみ反しをする音が牛舎内に響く。時には9時頃まで見入ることがあった。

そんなことも26歳の時に酪農を廃業してからできなくなったのは寂しくもあり懐かしい思い出でもある。今から30年前の情景だが・・・。

 

今朝は雨の滴る音で目が覚めた。雨ではなく雪が降っているのだが屋根から融けて落ちている。玄関にある温度計を見るとー2度Cなので路面などは氷結している。何か変な朝だと思いつつ考えてみた。昨夜は異常に暖かくプラス気温で推移して朝方急に冷え込んだが、夜間の蓄熱の効果で降っている雪が溶けているようだ。昨夜は暑くて寝苦しく毛布を1枚剥いで布団1枚で寝た。

今日はT旅行社北海道ツーリズム協会北海道グリーンツーリズム協会と今後の鹿追観光のあり方について懇談会がある。現在注目されているゲストハウス(1泊3000円程度)の需要に答えるため、当農場もできるだけ空いている従業員住宅を最大で20名程度の定員を開放する予定。

当農場に取材に来ていただく国営放送の番組制作会社はいつも感心されて帰られる。鹿追町はアウトドアーと農業、行政と農協など農業を基本に行政、観光がしっかりしていると。鹿追町を拠点にしてアウトドアーの体験メニューが盛りだくさんですねと言われる。

IMG_6115IMG_0006コテージの1戸を皆さんに視察してもらう。住人は長期出張中で了解を得て居間だけ片付けさせてもらった。最初居間だけのつもりがすべての部屋をチェック。ロフトにも登ってチェック。『これ自分で建てられたんですか?』『ハイそうです。家ぐらい建てられなきゃ男じゃないです?』と変な自慢をする。

今年11月に鹿追にて全道グリーン・ツーリズムフォーラムの開催が決定しており、このログハウスで取り組みの成果を発信する予定である。基調講演は在イタリア日本大使館1等書記官のYさんが決定されている。

フランスでは年間8600万人の観光客が訪れるそうである。日本はやっと1300万人。東京オリンピックでは2000万人、3000万人の観光客を見込んでいる。そのためにはいかに田舎に宿泊施設を整備するかが重要になってくる。フランスでは田舎の整備が整っているため、自国の人口(*注1,6300万人)よりも多くの観光客(8600万人)を処理できることになる。これから地方に観光客を呼ぶ、また都会から流れる人々をいかに受け止めることができるか、鹿追ジオパーク認定と合わせて鹿追の観光は重大な局面を迎えている。

ちなみに北海道ツーリズム協会、北海道グリーンツーリズム協会の理事長は鹿追の方が活動され、北海道では先進地として位置づけされている。

*注1、フランスは主要先進国の中での出生率は米国、NZ,についで2.0で第三位(2011年推計)。隣のドイツは1.4で日本と同じ。出生率は男性のS度?指数と比例するという。基本的にしなければ子供はできないということである。ちなみにHIV感染者はヨーロッパではトップの15万人(日本は1万人)、米国は120万人。世界1位の南アフリカ共和国は人口の10%以上に当たる560万人にものぼる。

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