我がファームのパン用小麦「ゆめちから」はほとんど倒伏していませんでしたが、もう一つの圃場は冬枯れがひどく雑草に覆われてしまいました。ここの圃場は乾燥麦推定重量は9俵/10a当たりの収量でした。もう一つは悲惨な状態で教えたくありません。我が麦作集団の「ゆめちからは」悲惨な結果になってしまいました。原因は早期播種による茎数過多と多量の追肥(硫安で約100キロ)、冬枯れ防除をヘリで行い効果が薄くヘリで行ったところだけが冬枯れを招いた。
「きたほなみ」は乾燥麦推定重量11俵/10a当たりの収量でした。「きたほなみは」はほとんど倒伏も少なく素晴らしい近年にない出来高となった。「きたほなみ」の追肥は多いところで硫安を100キロ、尿素は防除のたびに1〜2%散布して生育調整剤は一切使用していないのに倒伏がすくなかった。要因はよくわからないが播種時期が遅くて(最後の播種が10月8日、播種量15キロ10a当たり)草丈が短く短稈であったこと。元肥は燐安20〜30キロ、BV酵素、亜リン酸を3回散布。蛋白が上がろうとも収量がなければはじまらない。なぜ倒伏しなかったのか? わかりませんので一冬考えます。