山村留学生のホームステイもあと来年2月を残すまでになった。部活が終了する午後6時半に中学校へ迎えに行く。車に乗り込んだ彼ら二人に語りかける。
今日の晩御飯は鹿追牛のステーキだぞ!300gの大きさだよ!
学生二人『沈黙・・・』おそらく驚いて声が出ないのだろうと思った。暗いので表情がわからない。
さらに、温かい自家産かぼちゃのポタージュとクリスマスケーキもあるよ!
学生A,『僕、クリームがダメです。チョコレートだったら食べれます』。学生B,『沈黙・・・』そうだったか・・・。今晩はチョコレートではなかったのだ。しかし、チョコでもクリームには違いないのだが・・・家に到着するまで沈黙の時間が過ぎた。なんか元気がない・・・。学校で辛いことがあったのかもしれないと思ったが聞かなかった。
家族6人が待っている食卓へつく。心配はどこえやらで学生Bはライスを3杯おかわり、ステーキは3年ぶりかなと笑顔で喜んで平らげたのだった。その後は察しの通りで楽しい会話が続いたのであった。