2013年7月7日

北大法学部2年生 視察&調査

Filed under: 中国人研修生,従業員の話 — 管理人 @ 12:44 AM

「外国人労働者の現状と実態について」北海道大学法学部学生5人が村瀬ファームに1泊2日で実態調査に来た。当ファームは中国、台湾。香港8人の外国人の労働者がおり聞きとり調査と懇談が行われた。

ケールの収穫を体験する予定だったが配車がなかったので草取りを行う。外国人に除草鍬(通称ホー)の使用法を指導してもらい一緒に農作業を体験した。最高気温34度Cのなかの農作業はどうだったでしょうか? 無農薬の栽培は雑草との闘いです。わざわざ札幌から長靴持参で来て意欲満々の農作業体験となりました。

帰り際の昼食時の懇談で。「私達学生に何か伝えたいことはありませんか?」という質問に。

まず第一に農業を理解してほしい。今回のように現場に踏み込み農業の実態を見て感じ体験すると、あなた達が毎日食べている食材が身近に感じ興味を持つようになると思います。私達も農薬を少なくしたり無農薬栽培をして安全な美味しい農産物を提供していく努力をしなければなりません。一日3回の食事をするたびにこの食材はどこで生産されたものか興味をもつようになります。そして国産農産物の大切さを理解してほしい。そのために我々農業者も農業体験付き修学旅行生の受け入れ等「食育」の事業を展開する必要がある。TPP対策の一つにもなりうるが国産農産物に理解とファンを増やすために絶対必要なことであると。また、国家、地方公務員だけが目指す職業ではないと話した。

彼ら学生は勉強ばかりして農業に触れるのは今回初めてだそうである。十勝が日本農業の一大生産地なことや外国人労働の実態について誤解があったようでさわやかな顔で帰ることができたようだ。来年はゼミの後輩に来ていただくよう約束して別れたのであった。

OKをもらったのでメールを紹介します。

おとといから二日間、お世話になった
北海道大学法学部2年のゼミリーダーのHです。
忙しいなか、僕たちのフィールドワークを
引き受けていただきありがとうございました。
なんの面識もない僕たちのことを家族のように
迎えてくれた村瀬ファームのひとたちを見ると
とても安心したのを覚えています。
帰りに5人で話していたのですが、村瀬ファームは
単なるフィールドワーク先ではなく、
自分たちの生き方を考えさせられた場だと
口ぐちに言っていました。
このような貴重な機会をいただき
ありがとうございます。
ゼミの発表内容などについては
発表内容ができしだい、報告したいと
思います。
暑くなってきて、体調を崩しやすい時期に
なってきているので、みなさん
お体に気を付けて、すばらしいファームを
作っていってください!

北海道大学 法学部2年  H

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