毎年9月上旬の時期に関東の修学旅行生が体験に来てくれる。あいにくの台風の影響で小雨模様の天候となる。このため倉庫の室内で自宅に郵送する男爵いも10kgを箱詰めをする(晴天時は畑で、土の中から手で掘り出す)。
その後は掘りたての男爵いもの塩煮(よつ葉バター付き)、よつ葉牛乳の試飲をして北海道、十勝の旬のじゃがいもの味を堪能してもらう。レクレーションはじゃがいも重量当てクイズ、マレーシア式と台湾式のジャンケン大会などを行い、チャンピオンにはこれまた採れたてのミニトマトをプレゼントする。
さらに農場で生産されている作物、小麦、じゃがいも、キャベツ、イチゴ苗、ビート、山わさび、行者ニンニク、サツマイモ、大豆、小豆などのサンプルを見せて、どこで消費されどのように加工などされているかを学習する。学生たちの視線が集中してくれているのが感じられる。意外と身近なところで食べられていることに興味津々なのであろう。
例1,チューブに入っているわさびのほとんどが『山わさび』である。
例2,コーヒー、紅茶を飲むときに入れるスティックシュガーはビートからできている。
例3、本州(愛知県)のイチゴ園の苺の苗は北海道産が多い。
せっかく北海道に来たのであるから食育も大切な事柄、農業を理解してもらうことが私達に課せられた使命だと思う。
お腹いっぱいになったら各国の大学生やワーキングホリデーの来日者との懇談交流をして時は過ぎてゆく。
彼らは然別湖温泉ホテル風水に宿泊して、AirTrip、カヌー、釣り、サイクリング、ラフティングなどのアウトドアを目一杯体験する。満足度100%で、観測史上最大の降雨となった関東に帰る。ここ北海道は台風の影響があるが、台風が上陸することが少ないので安心である。