2016年12月22日

何も知らずびっくり

Filed under: その他農産物について — 管理人 @ 10:28 AM

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全道版の新聞でJA鹿追町で長芋を生産することを初めて知った。鹿追では長らく長芋は生産されてはいなかった。十勝管内でも耕作可能な地域でありながら新規作物に選定はされていない。当農場でもしびれを切らして出荷先を確保しながら、来年は10 aほどを試験栽培する計画であった。関連の作業機を中古で取得している。

ところがである。一昨年から個人的だと思うが違う隣の農協に集荷している農家が現れた。だが今回は距離的に遠い川西農協であり初期投資も多大になる。1ha栽培で専用機械や生産資材等の調達で約1000万円が必要である。3haなら3000万円かあ。中古の機械などで半分以下には抑えることが可能だが。町内の農家でチグハグな出荷先となる。どうしたら良いのでしょうか・・・?

今月のJA懇談会では全く知らされていなかったので新聞を読んで驚いた。シャープが台湾企業への身売りを社員に知らせないこととは全く違う話しである。インサイダー取引など関係してない。どうしましょうと思ったが、やっと長芋栽培に取り組んでいただけるJAに感謝したいと思った・・・。とりあえず10aだけでも試験栽培を認めてもらいたいですね。当農場の長芋栽培可能面積は50ha近くある。

JA川西の担当者に相談したところ、今年の作柄は不良で需要(製品、種子等)に供給が追いつけないそうである。種芋は自家産をある程度使用するそうで他のJAとは栽培法が違って割安だ。現在、長芋市況は高額(山ワサビと同等、加工キャベツの2倍、行者にんにくの35%くらい)で推移している。収入が良いと止める農家は少ないということだ。

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販売好調な長いもは連日のように新聞に掲載され川柳やコラムまで登場する。JA鹿追町は統一ブランド『川西長いも』の一員となり参加する。長いも運営協議会の管内9番目のJAとなった。

 

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