2012年7月12日

フードECサミット in 十勝帯広

Filed under: サツマイモについて,体験付き修学旅行 — 管理人 @ 1:06 PM

表記のOSMC帯広実践会に出席してきた。ECの勉強会は初めての経験でしたが生産者以上にEC実践者の講演を聴いて熱意が感じられた。

最高級霜降牛肉を売って利益を追求していてはいずれ『疑問符?』という壁にぶつかる。牛本来の姿、野草を食み野山を自由に駆け巡り、国産自給飼料を食べ、ストレスのない健康な肉として出荷されることを!

北海道でも忘れられかけた飼育法である。多頭化飼育になり実施困難になりかけてきた。

写真のサカエヤの新保さんは共感してくれる農家さんと契約して国産自給飼料のみで近江牛を生産して販売して行く計画である。もう霜降りではなく本物の健康な牛肉である。本物とは本来の飼育方法の原点に返り環境に優しいエシカルな牛を育てる事だと感じた。

私たちも既存の農作物を含め新規の農作物を考えたとき、利益を追求するなら『たまねぎ』を第一に選定した。しかし、農薬を大量に投与するため断念した。

エシカルなもの(無農薬栽培)を中心に選定したところ『ケール、サツマイモと行者ニンニク』になった。先日、全国展開している食品問屋さんとの商談で北海道産のサツマイモが欲しいと言われた。というよりもこちらからお願いしたのか・・・。スイートポテトを販売するとき主原料のサツマイモだけが本州産なのだと。北海道産となれば何でも売れる訳ではないと思うが、安定した生産以外は無農薬栽培、甘さ等は本州産に劣るとは思わない。かえって害虫が少ないのでしばらく無農薬、無化学肥料で栽培できると確信している。

鹿追産のサツマイモが全国に出荷できるのは夢ではなくなってきた。

新規作物は環境に優しい無農薬を基本にした作物でなければと今日は強く感じた。それは『エシカルな作物』なのだ。このことを消費者に理解してもらえるよう生産者、流通業者、販売店が食育などを通じて努力しなければと感じた。

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