4月21日に農協の育苗施設で親株をプランタに設置し、5月14日に農場のビニールハウスに移動をした。その頃はランナーがすこし成長しており、その後元気な太郎苗は親株としてプランタにペーパーピンで固定される。元気の良い親株は10本前後のランナーを伸ばし子株を増殖する。約330本の親株から14000〜15000本の子苗を生産する。
ほとんどの畑作農家はビートの苗作りが終わると、ビニールハウスは使用されていない。と言ってもイチゴ苗の育苗は簡単なものではない。毎日の灌水(自動ですが)、やランナー止、追肥、防除などある程度気配りをしなければならない。雨天時に仕事ができる、ビニールハウスの有効利用、儲からないが損もしないイチゴ苗のハウス栽培と捉えるしかないであろう。
8月21日に親株と子株をハサミで切り離し、親離れして約20日経過して出荷となった。写真の太郎、次郎、三郎苗は徒長気味だが設置スペースを有効に使用するためにはやむを得ないと思う。
愛知県のいちご園の農家に引き取られ、12月のクリスマスには甘くて美味しいイチゴをたわわに実ることを願って出荷を見送った。元気でな!
今年の11月には我農場の生産されたイチゴ苗を視察に訪れることになっているので、不安と期待が交差しながらの愛知の視察となりそうだ。『ひつまぶし』が楽しみだ・・・。