延べ18日間の収穫日で約200トン弱の長芋を収穫する。残り1.6haは来年4月に収穫する。今年の作柄は、昨年よりも小ぶりながら折れたり傷が少なく、歩留まりの良い個体が生産できた。早速、選別結果の第一報が入る。今までに一番良いA品率となって安心した。
夜には『鳥せいの炭火焼き』『熊酒場の唐揚げ』『鹿追牛の胡椒鍋』で長芋作業と今年の仕事納めを兼ねてお祝いをした。
次の日は約束していた、青い池、白鬚の滝のライトアップ、クリスマスツリーの木🌲、男山酒造🍶など旭川、美瑛に出かける。
毎年、仕事納めになると感ずることがある。今まで200人近くの国内外(外国人が8割〜9割ほど)のワーキンングホリデー等の若者を受け入れてる。全くマニュアルが存在せず失敗を繰り返しながら、試行錯誤して事業を推進してきた。
ワーキンングホリデーは最高一年間の滞在可能で、労働で得た報酬で旅行などをする制度である。農場では仕事優先にしてもらうように意思統一を図り、要望の多い休暇を与え、国内旅行などをさせている。ただし、交通事故防止のため、車を使用する場合はなるべく日本人職員と一緒に行動をするように推奨する。交通事故が起きてからは取り返しがつかないため。
農場で一緒に仕事、生活をして仲良くなり、自国に帰ってもいまだに付き合いのある面々も多い。彼らにとって異国での生活を一生の思い出となるように心がけている。なかには当然、農場の雰囲気や仕事内容などが合わなく、僅かであるが去っていく若者も存在する。
これから農場は冬休みに入るが、4月からの長芋作業に、戻ってきてくれる若者がいることは心強くありがたい。再会を約束して涙を流しながら農場を去っていった・・・。
年々老いていく自分を見つめながら、そろそろ終活に取り組んでいかなければならないと準備に取り掛かっているが・・・。