2022年7月21日

日本にとって農業は大切な産業なのに働きますか?

おとなり韓国の学生を対象に行なわれたアンケート調査の結果。「農業は大切(重要)か?」との問いに9割の学生が「重要だ」との返答があったそうだ。しかし、実際に農業関係の職に携わる学生は数%に過ぎない。重要だと回答した学生が実際に農業に就職するのは0.6%とわずかである。

日本もそれほど数値は変わらないと思う。農業は大切な職業であるが、農業では働きたくない!というのが本音であろう。あえて触れたくない、興味が無いのが現実的かもしれない。おいしい食材があれば危機感は希薄だと思う。

昨年、インターンシップの東大生として当農場で研修をした「農水省職員」のこうせいが連休を利用してキャベツの収穫を体験していった。前日の夜に歓迎を込めてBBQで楽しく懇談する。堅い話は抜きにして楽しい話題で盛り上がった。

次の日の朝。昨夜は20代の普通の若者だった女性陣(従業員)が仕事モードに切り替わる。テキパキと動き回る姿を見て、昨夜の20代の女性の容姿とのギャップに驚いたそうだ。こうせい曰く「格好いい!」農業に汗する女性に感動したと言うことだ。農場の自家野菜の昼食を食べながら「しみじみ」と話していた。頬に土をつけて逞しく働く姿は「格好良く」都会には皆無に近い「魅力がある姿かもしれない」

霞ヶ関での仕事と、一日一人約1000個のキャベツを収穫する仕事。どちらも大切(重要)な農業もしくは関連の仕事。

土にまみれ、たくましく農業で働く彼女たちを見て「かっこいい!」と感じるのはこうせいだけではないのは確かなことである。はたしてこの事に、彼女たちは気がついているだろか・・・。

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