2023年1月16日

行者にんにくの出荷準備Ok! 脱炭素『MIRAI』を考える

今年は作業場の変更に伴いビニールハウス設置機器等の引越しが始まった。

まず、灯油式温水ボイラー、廃油ストーブ、出入りするアルミドアなどを設置する。燃料を供給する灯油管を地面下20cmに6m埋設する。5cmほど土が凍結しており、ツルハシで表面を無心に砕いた。ツルハシとは鶴の嘴(くちばし)に似ていることから由来している。

設置業者さんが来てくれていたので頑張りすぎてしまった。その代償は大きく夕飯が食べることができずダウンする。11時間の睡眠を必要とし、年老いていたことに今頃気付かされた・・・・。(各種年金受給資格3年目)

写真の温水ボイラーは燃料が灯油だが、2030年ごろまでには燃料は水素になっていることでしょう。

当地鹿追町は北海道で唯一の定置式商用水素ステーションが昨年オープンした。原料は家畜の糞尿。町内に3万頭の乳牛、肉牛から無尽蔵に産出される。乳牛1頭でFCV水素電池自動車が一年動かせる水素がまかなえる。ということは3万頭いるので3万台の水素電池自動車が運用(単純計算)できることになる。今後技術が向上すると安価に供給できることも可能ではないか。

昨年は官民一体となって19台(町公用車10台、民間企業9台)の水素電池自動車が導入されて稼働している。これとは別に農家の方がトヨタディーラーから水素電池自動車を導入したと情報を得て、興味津々で色々教えていただいた。最初は従業員用に中古車を考えていたが問題が噴出。新車を勧められた。

1、本州にある中古車が売ってもらえない。北海道にはほとんど在庫がない。海外への技術流出を防止するためか?

2、製造から15年で水素タンクを交換しなければならない。*15年乗れれば残存価格もなく廃車にできますね。

3、寒冷地仕様(4輪駆動)がない。初代ミライは前輪駆動でほとんど問題がないらしい。新型は後輪駆動になったが横滑り防止、空転抑制装置がどのくらい威力を発揮できるか未知数である。冬は雪の少ない十勝地方だがセカンドカー的になってもらうかな。

4、中古は国の補助金が適用されない。鹿追町の最高50万円が適用されるが2017年製以降に生産されたものに限る。新車なら国から140万円、鹿追町から最高100万円の補助金が支給される。

などの諸事情から新車を導入すことにした。マイカーが19年目を迎え税金も高額、ハイオクガソリン使用、燃費も悪いなどを理由に更新する。初代ミライは車体ベース、内装等(プラットフォーム)がプリウスだったのが、新型ミライはレクサスLSやクラウンだと聞いてお得だと思った。車両本体であれば補助金で500万円を切りレクサスLS級に乗れる。さらに税金は減免により格安である。自動車税は5年間無料。  

そこで初めて気がついたことが。FCVはエンジンがないのだ。ず〜と水素エンジン電池車だと思っていた・・・・。いずれにしても私が生きているうちに水素エンジンもしくはFCのトラクター、トラック、ボイラー、合成燃料などが登場してくれるでしょう。えっ、いつまで生きるつもりか? 『せめて平均寿命ぐらいはと願っている・・・』

こんなこと晩酌しながら考察していると、鹿追に生まれ生活していることに喜びを感じた瞬間であった。

コメントはまだありません

No comments yet.

RSS feed for comments on this post.

Sorry, the comment form is closed at this time.

このページの先頭へ