7月12日から週5日に渡り加工用キャベツの収穫を13人前後のスタッフ(平均年齢20代)で頑張っています。カットキャベツの需要増にともなって原料の不足にならないよう、連日の猛暑のなか早め収穫を心がけている。JA野菜出荷センターでは出荷するトラックトレーラーが、収穫したキャベツを待っている状態だそうです。今までこのような状況は初めてではないでしょうか。今日で381トンを出荷する。面積にして約4ha、あと6.5haになった。
11年使用のH25年車(JAで二番目に導入した創成期の収穫期である。全町で新旧10数台が稼働している)、作業用コンベヤー(約13万円)がついにベルトの繋ぎが剥がれ交換しなければならなくなった。販売店に修理を依頼したが2・3日必要(部品在庫がない)と言われた。派遣、1日バイトを5・6人決定しているので、断ることは失礼になるため最善の方法を探る。
自分たちで交換するのが早道で、JA野菜センター機械担当者に修理方法を教えていただく。野菜センターでの仕事が終わる7時近くにこちらから出向いて収穫機の説明を受ける。在庫している交換部品を借用して自分で修理交換することにした。もう残された道はひとつしかなかった。慣れれば2時間で交換可能と言われたので、素人の我々なら最低でも4時間は必要になると予想した。ピッタリでした。
当初、ゴリラ修繕テープを貼り、凧糸で縫うのがひらめいた。縫うことが得意な93歳の父親に相談したところ『朝4時に起きて縫ってやる!』と力強いお言葉をもらった。しかし、テンションでコンベアーを張るので長持ちしないのは明らかで断念する。
早朝、機械を眺めながら腕組みして作業工程を模索する。ボルト・ナット・ベアリングなど錆びていて難儀する。7時ごろになると職員が来てくれ作業スピードが一気にアップする。派遣、デイワークの皆さんには機械修理が終わるまで包丁持って手作業で収穫してもらう。『社長もうそろそろ治りますか?』と炎天下の手取り作業の大変さを実感して、収穫機の『ありがたさ』を痛感する。たまには手作業で収穫すると機械収穫での不満が収まるかもしれない・・・。
修理後は皆『ニコニコ顔』で作業が再開された。機械ってもう離せません。今振り返ると、JAでコンベアーの在庫が無かったら3日は収穫機が使用不可能であったことを考えると『ゾッとしている・・・』 圃場には破裂しそうなキャベツの球体が収穫を待っている。何せ今年は生育が良く早く仕上がる。